のんびりオバサンの読み聞かせ日記

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February 13, 2006
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テーマ: お勧めの本(7334)
カテゴリ: その他の本
  しのびよるネオ階級社会

       “イギリス化”する日本の格差

                   平凡社新書

             林信吾
                       平凡社


 今日は 珍しく三冊目の日記です。

 いかにばらばらに好きな本を読んでいるか 自分でもあきれますが、

 面白そうだとなんでも読むのです。

 これは本当にお薦めです。

 この頃書いた『希望格差社会』と『下流社会』それぞれ読み応えがありまし

 た。この本もそうです。

 この本のほうが より いまの日本の現状に対応していると 私は思います

 子ども達の就職事情を見ていたから よけいこの本に書かれていることが

 納得できるのです。

 ゆとり教育から もとに戻ろうとしたのですが、そこは教育を選択する社会

 に変わりつつあるようです。

 ただ 社会の流れとは 別に 子ども達の教育に対する考え方に危惧を覚え

 るのです。

 知ることの楽しみが いまの子ども達に育っているのでしょうか?

 勉強すること=いい成績をとること=いい大学に行くこと

 この式に こんなことを勉強したい こんなことをしていきたい。

 どこにあるのでしょうか?

 自分は何をしたいのでしょう?

 そのためになにをしたらいいのでしょう?

 自分の意思で行動していって欲しいと思います。

 でも いろいろな情報は全体の一部かもしれないので

 自分の道を進んでいる若い人達も沢山いると信じたいのです。

 この作家はいろいろな角度から物事を見ているのです。

 だから その広い視野で社会を見ているのが 内容に重みを持たせていると

 思います。

 先日 見た映画『リトル・ダンサー』の父親の涙のシーン その重さを改め

 て考えた一冊でした。


しのびよるネオ階級社会







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Last updated  February 13, 2006 04:32:32 PM
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