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うわさごと
梅田俊作 文・絵
汐文社
戦争がおわって、時はたち、原爆症についても
今原子力発電の問題で、放射能についての知識も
まだまだ理解されていない気がします。
兄ちゃんのクラスに広島から転校生のケンゴが
やってきた。
ケンゴの親は原子爆弾でなくなったらしい。
「ゲンシ病はうつる」
うわさにふりまわされたことで、ケンジと交流が生まれます。
2012年6月の発行です。
ケンゴはよく宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を
くちづさみます。
転校するとき先生が教えてくれた詩でした。
いろいろな不幸の中で生きているケンジの支えだったのかもしれません。
重いおはなしですが、救いもあり、そのなかで
しっかり良心をもった親の対応や、
ケンジをひきとった遠い親戚のガラクタ屋さん夫婦。
とてもいい作品ですので、
みんなに読んでほしいと思います。
中高学年以上にお勧めします。
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