つれづれなる徒然奇行

日々シネマ 2008.4~


☆☆完全ネタバレですので、お嫌な方はお戻りください。
<厳選シネマ>とは違いますので、毒舌があるかと思います。大人な気持ちで読み流しをお願いいたします。




3/18 ファニー・ガール 1968年作品
主演 バーブラ・ストライサンド  ファニー・ブライス
(内容)流行している美女の条件に当てはまらないことから、中々芽の出ない踊り子ファニーが、チャンスをつかみスターダムにのし上がる。。
笑いと喝采を一心に浴びるミュージカル女優ファニー。彼女はギャンブラーのニックと恋に落ち、結婚。
が、ニックはギャンブルの失敗が重なり借金にまみれ、成功しているファニーとの差にプライドを傷つけられる。
(感想)現在にも通じるテーマですね。奥さんの成功を失敗した旦那はどう感じるか? 手放しでは喜べない人が多いんじゃないかな。

ファニー(おかしい)という名前のファニー。
自分が美人でないことを知っていて、舞台で観客を笑わせることが何よりも生きがいの彼女。

彼女を演じるのはこの映画でアカデミー主演女優賞を得たバーブラ・ストライサンド。この作品がデビュー作品でもあります。

で、彼女の演じたファニー・ブライスは1920年代の実在のミュージカル・スターなんだそうです。

「美人じゃない」とファニーは作中よく言いますが、すごくチャーミングでキレイな人だと思う。ちょっと垂れ目で鼻が鷲鼻かもしれないけど、彼女のパワーの前では魅力的な個性。

元気がでる映画です。
歌もキレイで楽しめました♪


3/9 オーストラリア 2008作品
主演 ニコール・キッドマン
ヒュー・ジャックマン
(内容)英国貴族レディ・サラ・アシュレイ(ニコール・キッドマン)は、夫の残したオーストラリアの土地から牛1500頭を連れて大陸横断することに。
アボリジニと白人のハーフの少年ナラや、ドローヴァー(ヒュージャックマン)との恋愛模様を絡めた壮大な歴史映画。
(感想)舞台が1939年のため、第二次世界大戦真っ只中。オーストラリアと日本は敵対関係ということもあり反日的雰囲気から日本では酷評を受けているのですが…。そこまで言うほどのものか?と私は思いました。
でも、戦争モノは感情的に割り切れない人もいるでしょうし、酷評は仕方ないのかな?
私はどっちかっていうとアボリジニと白人の関係がウソ臭く感じましたけど。もっと根深いものがあるのではないかなーと。最後にフォローが入りましたが。そこに焦点を当てるとストーリーが変わるし、書いて何ですが、まあこんなもんじゃないかな、と思います。

この映画の最大の見所は、「オーストラリアの美」でファイナルアンサーです。
<美>の中には、オーストラリア出身の女優ニコール・キッドマンも含まれます。

前作「ライラの冒険」でも圧倒的雰囲気の美貌を存分にアピールしていましたが、所詮脇役。
人間臭さがない為に美貌が抜きん出ていた感があったので、今作は主人公だし、どんなカンジかな?と思って観たんですが。

美人は美人。

何頭身あるんだヨ! てきなスラリとしていてなおかつメリハリのあるその美貌。年齢を感じさせない彼女は40代です。42.3じゃなかったかな、確か。
面白かったです。


3/3 大統領の理髪師 2004年作品
主演 ソン・ガンホ
ムン・ソリ
(内容)孝子洞で床屋を営むソン・ハンモ(ソン・ガンホ)は、妻のミンジャ(ムン・ソリ)と息子のナガン(イ・ジェウン)と平和に暮らしていた。だが突然新大統領(チョ・ヨンジン)の専属理髪師に任命され……。
(感想)息子視点で父親の怒涛の半生?
特に華はないですなぁ。(笑
でも特に賢くもなく口がうまいわけでもない父親のサクセスストーリーに、なんとなく引き込まれました。そしてなんとなくあっという間に観ちゃった、みたいな。笑い・涙・感動の作品らしいですが、そのあたり私のツボではなく「なんだこりゃ!」的な終わり方だったなー。と。


3/2 さらば愛しき女よ FAREWELL, MY LOVELY 1975年作品
主演 ロバート・ミッチャム フィリップ・マーロウ(私立探偵)
(内容)40年代初頭のLA。私立探偵のフィリップ・マーロウは巨人のように大きな男からの依頼である女を捜していた。そんな彼の前に殺人事件が起き、重要参考人としてマークされる。さらには謎の人物にも命を狙われ・・・。
(感想)けだるげな映画でした。ダルイという意味ではない(笑
自由の女神のように大きな男
巨人のような手
彼女はリンカーンの肖像を愛している(お金のことだ)
バーボンで仲良くなれる(アル中?)

こういう例えがシャレていた(死語)時代(笑
いいんだよ、これがフィリップ・マーロウだよ。
キザでニヒルで気だるげなんだよ!

ストーリーは男の純愛です。
戦時中(ヒトラーとか言ってるし、多分1940代)のモノクロな雰囲気とか、心憎いほどキマっている。
マーロウ役のロバート・ミッチャムがハマり役ですよ。格好いい!!
あと良く観るとチンピラ役でスターロンが出ていた。若いけど、彼の顔はインパクトあるからすぐにわかるね。


3/1 女相続人 1949年作品
主演 オリヴィア・デ・ハヴィランド
監督 ウィリアム・ワイラー
(内容)内気で刺繍が得意な娘キャサリン。
華やかで社交的な叔母につらられ、社交界でモーリスという男性に会い恋に落ちる。
が、父親は「母親に似ず刺繍以外の何のとりえもない娘だ」「財産目当てに決まっている」と言い、従順であったキャサリンに父への憎悪が芽生える。
「財産なんかいらない。駆け落ちしましょう」とモーリスを誘うが、彼はいつまで待っても来ることは無く、やはり財産目当てであったと嘆くキャサリン。
そして父も亡くなり、父母両方からの莫大な遺産を得たキャサリンのもとへ・・・。
(感想)アカデミー賞5部門受賞したこの作品。
キャサリンの変貌が怖かったです。従順な娘→懐疑的な女相続人。出会いって良くも悪くも人間を変えるんだなー、と。
モーリスもアホだよなー。
駆け落ち→財産が手に入らない ってことでキャサリン捨ててさ。
彼女が財産を相続したらホイホイ現れてさ。
そんだけ自分に自信があるんかね。「まだ彼女は僕を愛してくれているはずだ」みたいな?
恨まれている可能性は考えなかったんかねぇ~。
などと思いつつ観ていました。
しかし、キャサリンはいずれホンワカしたカンジの金持ちな男の人と上手く行ってほしいです。


2/23 少年メリケンサック
レコード会社に勤めるかんな(宮崎あおい)は、動画サイトでイケメン4人組のパンクバンド“少年メリケンサック”のライブ映像を発見。彼らと契約すべく会ってみると、メンバーは50歳過ぎのオヤジで、彼女が見つけた映像は25年前のものだった。予想外の事態に困惑するかんなだったが、バンドの全国ライブツアーに同行するはめになり……。
主演 宮崎あおい
監督 宮藤官九郎
(内容)レコード会社に勤めるかんなは動画サイトでパンクバンド「少年メリケンサック」を発見。契約すべく逢ってみると、メンバーは50過ぎのおっさんだった。動画は25年前のものだったのだ。
が、すでにPRも済んでおり、無しの方向に持っていけず、おっさんたちとライブツアーに赴くかんなだが・・・。
(感想)一言で言うとタイプの映画じゃなかった。イマイチ!ってところか。
クドカンとフィーリングが合わなかったってことになるのかなぁ~。
シモネタはあまり好きじゃないのですよ。リアルでも映画でも★
篤姫ブーム→メリケンサックという流れだったので、宮崎あおいの現代の演技は新鮮でした。佐藤浩市はとことん下品演技でしたねー。おつかれ!
残念ながら、それだけ。


2/16 ピノッキオ(2002年)
主演 ロベルト・ベニーニ  ピノッキオ
ニコレッタ・ブラスキ 青い髪の妖精
(内容)妖精の青い蝶が止まった丸太は動き出し、それはジェペットじいさんの手に渡った。じいさんは丸太で人形をつくり「ピノッキオ」と名づける。
いたずら大好きのピノッキオはイタズラが過ぎて鼻が伸びたり木につるされたりする。
(感想)かなりキビしい、ベニーニの扮するピノッキオであるが・・・。心の目で見てほしい。躁なおっさんとかじゃないから!元気なピノッキオだから!
ビジュアルはさておき、ピノッキオの所業にはイライラさせられっぱなしでした。ジェペットじいさんの無償の愛を酌んでやろうとはおもわんのか!みたいな。
この作品は数年前のイタリア語講座の教材だったので、思い出しつつイタリア語を聞きたかった・・・んだけど日本語吹き替えだったぜ、ガッデム!
ともかく、トスカーナの風景は美しい。ベニーニの故郷です。


2/11 マンマ・ミーア!(2009年)
主演 メリル・ストリープ・・ドナ
   アマンダ・セイフライド・・・ソフィ
   ピアース・ブロスナン・・・サム 他
(内容)エーゲ海に浮かぶギリシャの小島。そこに住むソフィは結婚間近。彼女の願いはまだ見ぬ父親とバージンロードを歩くこと。彼女は母ドナの日記を読み、父親の可能性のある3人の男性を結婚式に招待する。
(感想)お母さん、アグレッシブすぎる。同時期に3人の男性・・・ってのもだけど、M・ストリープの身体を張った演技に乾杯☆です。体力勝負ですなぁ。
全編アバの曲に彩られたこの作品は、観終わったあとアバのベストアルバムを買いたくなります。私MDしか持ってないんだ・・・(しかもMDを聴けるプレーヤーが今ないんだ)。
この映画は女性向きですね。すごくウキウキした気分で観れました。


2/8 007 慰めの報酬(2009年)
主演 ダニエル・クレイグ 007
   オルガ・キュリレンコ カミーユ
(内容)「カジノ・ロワイヤル」続編。愛する人を失ったボンドは、彼女を操っていたミスター・ホワイトを追及するうち、新たな悪の組織の陰謀を知る。それは謎の組織の非情な男、ドミニク・グリーンが南米のある政府の転覆と同地の天然資源を手にして、世界を支配しようとするものだった。(感想)
(感想)歴代のボンドの中で一番好きなダニエル・グレイグの新作。
オープニングムービーで鳥肌立つくらいセクシーで格好いい☆
その後、アストンマーチンでのカーアクションがあり、フルボッコになる二台の高級車に戦慄を覚える。イギリスの名車が!!!
キュリレンコもエキゾチックな美女で私好み。強いボンドガールではないが、死亡しない良い女でした。
しかし、この映画は「カジノ・ロワイヤル」から観ないとボンドの行動がよくわからないと思いますので、ここからの鑑賞はオススメしませんね。
でも、ダニエル・クレイグはいいですね!


2/8 L change the WorLd (2008年)
主演 松山ケンイチ L
(内容)キラの野望を阻止したL。その代償は彼の命。Lの最後の23日間に立ちはだかる難事件。
(感想)大変残念な映画。この映画は松山ケンイチでもっている。本当に残念。もういっそやらなきゃよかったんじゃ?と思うほど事件も残念。なにこの荒唐無稽さ。
逆に残念すぎて「観てみっか」って思う人もいるかもしれない。本当に残念ですね、これは。
細菌兵器が登場する映画は色々みましたが、残念度は1.2を争いますね、コレ。
違う松山ケンイチで禊をしたいです。もしくは違う細菌兵器映画。


1/26 X-MENファイナルデシジョン(2006年)
主演 ヒュー・ジャックマン ウルヴァリン
   ハル・ベリー ストーム
   パトリック・ステュアート プロフェッサーX
(内容)X-MENシリーズ第3弾。人間との共存を願うミュータントの組織「X-MEN」が弱体化する中、仲間を救うために死んだジーン・グレイ(ファムケ・ヤンセン)が復活。その一方、ミュータントを人間に変える新薬“キュア”が開発され、ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)、ストーム(ハル・ベリー)ら、ミュータントたちは究極の選択を迫られることになる。(シネマトゥデイ)
(感想)前作二本をいい加減に見ている上にブランクがあると、なんだか分からない作品。復習してから観ようぜ!
ミュータントは人間から突然変異で変化する。なので、人間として生活していた記憶をもっていたりする。今の迫害されて閉ざされた世界から昔に戻れるのなら・・・と揺れるミュータントもいれば、ストームみたいにミュータントに誇りを持つ者もいる。
前作で活躍していようがいまいが、原子に戻したりするジーン・グレイが登場するなど色々多彩でした。


1/22 メイド・イン・マンハッタン(2002年)
主演 ジェニファー・ロペス
   クリストファー・マーシャル
(内容)シングル・マザーのマリサは、五つ星ホテル、ベレスフォードの優秀な客室係。ある日、同僚とスイートルームの清掃をしていた彼女は、宿泊者で社交界一のプレイガール、キャロラインのブランドものの服を同僚に進められ、遊び心で試着する。そこへ突然、息子タイと共に何故か上院議員候補のクリスが現われる。行きがかり上キャロラインに成りすましたマリサは、タイとクリスと3人で散歩に出掛けることになってしまい・・・。
(感想)メイドを「Mede」だと思った作品。実際は「Maid」。直訳で「マンハッタンのメイド」である。「マンハッタン製」ではない(笑
学歴もなくシングル・マザーで奮闘するマリサ。が、上司は良く見ているもので出世の道が開けるほど頭の回転の速い女性。
そんなことろにクリスも惚れたんだろうなぁ。もちろん、美人ではあるんだけど内面も見てくれた!っていうのが同じ女性としてうれしいよね。
すごく好きなタイプの映画でした。また放送されたら観てもいいくらい!


1/12 ラスト・アクション・ヒーロー(1993年)
主演 アーノルド・シュワルツェネッガー
(内容)映画のヒーロー、“ジャック・スレイター”に夢中の少年ダニー。彼は映画館館主から不思議なチケットを手に入れ、スレイターの活躍する映画の中へ入りこんでしまう。そして、スレイターを狙う殺し屋は、ダニーの持つ魔法のチケットに目を付けた。殺し屋はチケットを使って現実世界にやって来たが……。
(感想)今後増えないシュワちゃんの主演作品の一本。
当時、人気全盛期だったシュワちゃんで、ムリヤリ作った一本・・・なカンジ。少年は映画の中に入り込み、大好きなヒーローと共に悪を追う!
映画のヒーローなので、半不死身。が、現実世界にやってくると普通の人間になるので、車のガラスを素手で叩き割れず「アレ?」っていう。そこはなんか好きです。


1/12 ワールド・オブ・ライズ
主演 レオナルド・ディカプリオ
   ラッセル・クロウ
(内容)ヨルダンを拠点に大規模なテロを計画する首謀者の手がかりを得たロジャー・フェリス(レオナルド・ディカプリオ)は組織に潜入しようと試みる。そのためには狡猾なCIAのベテラン、エド・ホフマン(ラッセル・クロウ)らの協力が必要だった。味方とはいえ過信ができない不安定な状態の中、潜入作戦実行の期限が迫っており……。(シネマトゥデイ)
(感想)すごく眠くなった。体調万全の状態で見ることをオススメする。
テロ組織の中への潜入を行うフェリスと、アメリカで指示を出すホフマン。
二人の温度差(現地⇔アメリカ)に裏切り・嘘・真実が交錯するスリルあるスパイ映画。
ちょっと拷問シーンがキますので、その点ご注意してください。


1/8 ギャング・オブ・ニューヨーク

主演 レオナルド・ディカプリオ…アムステルダム
(内容)19世紀半ばのニューヨーク。移民同士の抗争で父を殺されたアムステルダムは、16年後、復讐のためにこの地に帰ってくる。素性を隠して、父を殺したギャング団に入り込むが…。
(感想)こういうのを「無法地帯」というのか? リンカーン大統領時代。南北戦争が終わり、身分差別はなくなった…ということはなく、黒人はやはり迫害され、移民間抗争は終わりが見えない。
復讐が復讐を呼ぶのだが、アムステルダムは父の仇を許すことができずに移民間の戦争勃発。
あまり好きなタイプの映画ではなかったなぁ~。


1/4 JFK

主演 ケヴィン・コスナー
監督 オリバー・ストーン
(内容)J.F.ケネディ大統領暗殺事件の容疑者としてリー・ハーヴィー・オズワルドという青年が逮捕された。しかし、地方検事のジム・ギャリソンは、どこか納得のいかないものを感じ独自に調査を開始する。
(感想)ケネディ暗殺の裏側はいまだ不透明。オズワルドは逮捕の翌日殺され、検死結果の発表は無し。閉ざされたケネディの死の事実を数年を経て調査するオズワルド検事。目撃者はある者は口を閉ざし、ある者は偽りの証言、ある者は口封じで殺される。
調べれば調べるほどおかしい調査結果。この謎は2038年に本当に明かされるのか?やはり謎のままなのか。
38年は(多分)生きているので、是非結果を知りたい。ていうか、38年とかいわず公開できんのか!!(怒)


1/4 サーカスの世界

主演 ジョン・ウェイン サーカスの団長マット
(内容)去っていった女性リリーが忘れらないマット。彼女を追って欧州へと興行に向かうが、トラブル続発。苦しい中での興行中、ニュースを知ったリリーがマットと、おいていった娘の前に現れる。
(感想)マットと娘は赤の他人です。リリーは夫も子もある身でマットと恋に落ちるんですが(精神的つながりだったらしい)、夫がブランコから転落して死に、罪の意識からサーカスから逃げ出してしまうわけですよ。
色々後ろめたいので娘にも母親であることを名乗らないんですが、悪意から実の母親であること。マットと恋人同士だったこと、父がそのせいで死んだということ(これはウソ)を知り娘激昂。
が、サーカスが火事になったとき命を掛けた母親を見て和解する。で、親子で空中技を披露してエンド。親子愛の映画ですが、ジョン・ウェインの見事な乗馬テクニックなど迫力もあります。


12/25 ドラゴンへの道

主演 ブルース・リー タン・ロン
(内容)香港からイタリアへやってきた青年タンは中華レストランで働くが、そこを買収しようとしていたヤクザと闘うことに……。製作・監督・脚本もこなしたブルース・リー主演の3作目
(感想)これってジャッキー・チェンもリメイクしているんですね。見たことないですが。
ブルース・リー向かうところ敵なし!状態作品の中の一本。
内容で語ったとおりで、他に何を説明したらいいのかわからないですが、前半はよくリーがトイレに行っていたです。
あとイタリアの風景がちょっとおかしかった気がするんだけど・・・どうなんだろう?
ヤクザが律儀に一人ずつけしかけていくシーンを見て「全員でかからんか!」と思わず言ってしまいました。
東洋人らしく、マッチョではない絞られた筋肉はやはりブルース・リーがダントツだな、と思うのです。プロテイン未使用、みたいな(笑)


12/23 地球が静止する日

主演 キアヌ・リーブス クラトゥ
   ジェニファー・コネリー
(内容)※リンク商品は旧作になります。
ある日、マンハッタンに巨大隕石が落ちてきた。そこから現れたのは宇宙人クラトゥと彼を守る巨人。クラトゥは「地球を人間から救う」ために遣わされた使者だった。
(感想)巨大球体にノアの箱舟のごとく人間以外の生命体を取り込んでいき、灰のような何かが人間とその建築物を無にしていく。
人間味のなかったクラトゥ(地球外生命体だし)が科学者母子と触れ合うにつれ、少しずつ人間味を帯びていく。「どうしようもない生き物だと思うが、それでも彼らが好きだ」と言った同僚。
地球温暖化・戦争・異常気象の多発。…人間以外の知的生命体が見たらたしかに「どうしようもない」ところにまで来ているのかもしれない。
リアルタイムのリメイク化といえるんじゃないかな。


12/18 旅情

主演 キャサリン・ヘプバーン
監督 デヴィット・リーン 
(内容)アメリカ人の熟年女性が、旅先で孤独な銀髪の紳士に切ない恋心を抱く。水の都ベニスを舞台に、はかない大人の恋を描いた美しいラブ・ストーリー。
(感想)書くことがたくさんある。1955年のアカデミー主演女優である名女優キャサリン・ヘプバーンの演技が秀逸であること。彼女は主演女優賞最多獲得女優でもある。
ちなみに監督は「第三の男」「アラビアのロレンス」のデヴィット・リーン。彼もまた幾多のアカデミー賞を受賞している名監督。
音楽も有名。だれしも効いたことのあるゆったりとした耳と心にのこる曲「サマー・タイム・イン・ベニス」だ。
映像も美しいベニスをこれでもか!と映している。ああ、行きたいよベニス。

銀髪の壮年の男と、熟年女性のひと夏の恋。
あとで男が既婚者としり女は苦悩する。結局「いい思い出」だけを胸に去ろうとするわけですが、身が引き裂かれそうなほどに男が愛しい。
男も駅まで女を追うが、タッチの差で間に合わず、想い出の品すら渡すことができなかった。

テーマが不倫ということで、ぜんぜんダメっていう人も居るかもしれないけれど、キャサリン・ヘプバーンの苦悩の演技は秀逸だし、映像も美しいので是非見て欲しい名作。


12/13 ハドソン・ホーク

主演 ブルース・ウィリス
   ダニー・アイエロ
(内容)怪盗“ハドソン・ホーク"は刑務所から出所した早々、マフィアに脅迫され、ダ・ビンチの“スフォルツァ"を盗み出す。しかし、翌日のオークションで盗んだはずの“スフォルツァ"が競り落とされることに。不審に思ったハドソンはオークション会場に出向くが、居合わせた謎の美女に声をかけた瞬間、会場は大爆発。そこにはダ・ビンチの秘宝をめぐる世界制覇の罠が仕組まれていた・・・。
(感想)B級コメディって言えばいいの? C級かもしれない、ウルトラ~。
おしゃれなカンジを出したかったのだろう、ハドソン・ホークが大好物のカプチーノを中々飲めず、ようやくラストで飲める。エスプリが効いているといえるかもしれないけれど、エスプリ自体、ちょっと死語。
怪盗の盗みの技も「・・・マジでか」と言いたくなる大雑把なもので、そのあたりがコメディなのかもしれません。
つくりは大雑把なくせに、爆破シーンとかお金をかけている感がハリウッドです。
ダニー演じる友人と仲良しこよしなところが和ませてくれる一本。


12/13 ゴースト・シップ

(内容)1962年。イタリアから希望の国アメリカに向けて出港したアントニア・グラーザ号。贅の限りを尽くしたこの豪華客船は、航海中に突然その消息を絶った。それから40年後の現在。海難救助用のタグボート"アークティック・ウォリアー"のクルーたちは、謎の男からベーリング海に浮かぶ巨大漂流船のサルベージ依頼を受ける。その船こそが40年前に消息を断ったゴーストシップ=アントニア・グラーザ号であることも知らずに……。
(感想)ディズニー映画にしてはいきなりすごいシーンから始まる。紐で一刀両断。ちょっとビビリますね。
で、40年後に飛んでトレジャーハント的なことが行われるわけですが…。40年前なら犯人は死んでいるか、もしくは世代交代しているんじゃ?と考えるのが当然。が、ファンタジー要素を入れることで犯人は今でもピチピチなわけです。が、残念なのは総大将が名前しか出てこなかったこと。
「サタンに献上する命だ」とか言われてもさぁ~。点数稼ぎなのか、本当に望んでいるのか、そこんところもう少し突っ込んでほしかったかなぁ~。
娯楽映画としては楽しめますが、王道なので生き残りは主人公のみ。
もうすこしがんばりましょう、かな。


12/10 ブラインドネス
監督 フェルナンド・メイレレス
主演 ジュリアン・ムーア、マーク・ラファロ、アリシー・ブラガ、伊勢谷友介、木村佳乃
(内容)日本人の男がいきなり目が見えなくなった。診察した眼科医が失明した。伝染病として隔離される夫に「私も見えない」と収容所に共に向かう医者の妻。患者は強制的に隔離され、脱出しようとすれば射殺される。狭い建物の中で失明した人々は格差社会を築いていく。
(感想)「いきなり見えなくなったら人間はどうなるか?」ということで、こうなるかもしれないという一例。強制収容された失明者のなかで唯一見ることができる主人公(ジュリアン・ムーア)は、健勝者・失明者それぞれの汚い部分を見聞きすることになる。はっきり言って収容所での生活には希望がない。ただ、生きるためだけに食べ物を争い、人を押しやる。
収容所を出てから、収容されていない人々も失明したと知る。町はまるで廃墟。人々はうろつきながら食べ物を探す。
日本人役として伊勢谷・木村両者もメインで登場。ハリウッド映画で日本語聞くってやっぱり不思議。
希望の光が差してきたところで映画は終了。このあとどうなるかは誰もわからない。


12/7 吸血鬼ノスフェラトゥ

主演 マックス・シュレック ノスフェラトゥ
監督 カール・ドライヤー
(内容)ブラム・ストーカー原作の吸血鬼映画の古典。1922年作。
不死者ノスフェラトゥがブレーメンの町に現れ、病をばら撒き、吸血行為を行う。サイレント映画。
(感想)ルーマニアに商談でやってきた主人公はノスフェラトゥの正体を知り、城から逃げ出す。主人公の美しき妻に狙いを定めたノスフェラトゥ(吸血鬼)はブレーメンの町にねずみと共に降り立つわけですが・・・ねずみっつったらコレラ。大流行して人がどんどん死んでいく。夫にノスフェラトゥのことを聞き「吸血鬼の書」を読んだ妻は、「穢れなき心をもつ女が一晩惜しみなく血を与え朝日を浴びさせると不死者は消滅する」と知り、苦悩しながらも己の身を差し出す。
なんというか、古典美です。ノスフェラトゥの奇形的恐ろしさ。影の動き。道路の反対側の建物から妻を見つめる不気味さ…。この作品がお蔵入りしなかったことは行幸です。たとえ50年ばかり行方不明だったとしても!!
たまーに観たくなる作品。


12/2 プレデター2

主演 ダニー・グローバー
監督 スティーブン・ホプキンス
(内容)ロサンゼルスに大量殺人事件が勃発。無残な死体を作った犯人が人間ではなく、肉食宇宙人プレデターだった。
(感想)密林のシュワちゃん(笑)から都会のダニーに主役を変更して、再びプレデター登場。しかし名乗っていないというのに彼らの名前は「プレデター」なんすね。英語の意味知りませんよ、私。
どこに居るのか分からない上、密林ということで、登場にドキドキした前作。今回はどこに居るか分からない上、どういう基準で人を殺しているのかが分からない。悪人を狙ったように殺すプレデター。
以前AVPを見たとき「こいつらは強者には敬意を表しているな」と思いましたが、今回仲間を殺した刑事(ダニー)にも悪意を示すことなく「勝者の証」みたいなものをくれる。気が向いたら次回作も出来るだろうけど、どうでしょう?


11/1  雨に唄えば
主演 ジーン・ケリー (ドン・ロックウッド)
デビー・レイノルズ (キャシー・セルドン)
ドナルド・オコナー (コズモ・ブラウン)
(内容)サイレント映画のスター、ドンとリーナ。が、トーキー出現により、リーナの金切り声がガンとなりピンチに。そこで吹き替えとしてキャシーが抜擢される。ドンとキャシーの恋。キャシーの出世を阻むリーナ。名作ミュージカル。
(感想)「シーンキングザレインー♪」と口ずさみたくなる。ようするにそれだけ心を捉えた映画だったってことだ。
ちなみにステップを適当に踏んでいたら翌日筋肉痛になりました。すごいよ、あのタップダンス!
今の世ではリーナの声は「ファニーフェイス」ともてはやされるかもしれないけれど、トーキー時代に突入してすぐにあの声はちときついかもしんないなぁ。
演技力や声のせいで消えた女優・男優は結構いると思います。そこはリアル。
映画は勧善懲悪的で観やすいです。


10/29  デイ・アフター 首都水没
主演ロバート・カーライル
ジェサリン・ギルシグ
(内容)100年に一度もないといわれる悪天候によりイングランドは大水害に遭っていた。が、自体は深刻化。このままでは首都は完全に水没してしまう! 停電により自動制御に頼らざるを得ない水門の開放のため、親子が危険を承知で水門に向かう。
(感想)うん・・・。内容が完全ではありません。
とにかく、大!水害で家はまるでダムの中のように沈んでしまい、逃げ遅れた人々が命を落とします。水が当然ですがCGなのでちょっとわざとらしい勢いがありましたし、水の脅威を表現するため、冒頭は人死が多いです。が! まだ生きている!希望を捨てるな!ってことで親子(名前・・・なんだっけ?)や副大統領以下のメンバーががんばります。
自然災害が多い昨今、こういう被害が都市部に出てもおかしくないでしょう。


10/10  白夜
監督 ルキノ・ヴィスコンティ
主演 マルチェロ・マストロヤンニ (マリオ)
マリア・シェル (ナタリア)
(内容)マリオは夜の散歩中に運河の橋で泣く女性と出会い惹かれる。彼女の名前はナタリア。一年前に「戻る」と約束した恋人をずっと待っているという。三日目の夜、ダンスホールで楽しいひと時をすごす二人。マリオは愛を告げ、彼女も受け入れてくれたが・・・。
(感想)ご存知ドストエフスキーの名著の映画化。この映画自体名画である。
マリオがナタリアに声を掛けるシーンはナンパである。昔からあるのだな、ナンパは。そして「なにこの男」と逃げるナタリア。当然だ。
が、このナタリア。ばあさんに育てられたせいか、警戒心があまりなかった。すぐにマリオになつく。マリオも下心があるもんだから、聞いていてつまらない恋人とのなれそめとか聞いちゃう。余計に「いいひとね」とか言われるわけだ・・・。
まあ、マリオはいい人なだけじゃないから、「恋人に手紙を」と渡されても捨てるわけで、ナタリアは泣くわけです。が、悪いヤツでもないもんだから「渡していない」と白状しちゃう。
ナタリアも「もうあの人のことは忘れてあなたと・・・」って雰囲気になり夜二人でルララ~♪と散歩していたら・・・・。

ああ、やっぱりね。

というオチです。もうわかるよね?
マリオがかわいそうです。一週間程度の恋でした。


10/8 ガリレオ 容疑者Xの献身
原作 東野圭吾
福山雅治 (湯川学)
柴咲コウ (内海薫)
堤真一 (石神哲哉)
(内容)惨殺死体の容疑者を捜査する刑事・内海。容疑者候補としてあぶり出てきたのは元妻。彼女の住む部屋の隣はガリレオこと物理学者・湯川(福山雅治)の大学時代の友人石神がすんでいた。
湯川曰く「天才数学者」である石神。彼が事件の裏にいるのでは?と湯川は勘繰るが・・・。
(感想)好きなんです。
「天才VS天才が!」
今回、「天才」物理学者VS「天才」数学者なんですな~。
好みから言えば数学者です(聞いてない)
今回、湯川主人公というより石神主人公ですね。堤真一熱演ですね。
格好いい俳優さんなのに、ブサ上等!な役作り。うだつのあがらない数学教師しています。でも天才なんだな。
「ボヘーっとした天才」設定は好きなので、刑務所の中からも活躍してくれるとうれしいです。まるでレクター教授のように!(大好き!)


9/17 ハンコック
主演 ウィル・スミス
(内容)ヒーロー・ハンコック。だが、酒好きで乱暴モノの為嫌われ者。
だがある日、事故を未然に防いだハンコックはPRマンのレイに感謝され、「真のヒーロー」としてのPRを不条理ながら教わることになる。
(感想)手に負えない感じのヒーローを想像していたけれど、孤独を感じ、迷い、不安がるヒーローでした。一種の強がりとでも言えるのかな?
が、レイの奥さんがああいう設定なのはどうか、と思うんだけど。ハンコックだけで十分だったんじゃないかなーと素人ながら思いました。
が、迫力あって面白かったです。


9/15  ゴッドファーザー PART III
(内容)コルレオーネ・ファミリー最終章。
ファミリーのドンであるマイケルは犯罪から手を引くことをバチカンに宣言するが、後継者争い・内部抗争・自身の病と問題が続出。そしてオペラ劇場で彼は代償を支払うことになる。
(感想)観たはずなのに思いっきり忘れていた映画でした。オペラのシーンとか「え?こんなんあったっけ?」でございます。もうぜんぜん覚えていないほうが救いようがありました。半端に覚えているもんで新鮮さが・・・。
が、名作ですね、これは。でも観るときは1からどうぞ。3から観てもよくわからないですよ。


9/7  トスカーナの休日
主演、ダイアン・レイン フランシス
(内容)突然の離婚ですべてを失ったフランシスは友人からトスカーナ旅行をプレゼントされる。そしていつもの彼女ではありえないことに・・・旅行先で家を衝動買い。
家の補修にやとった職人たちと親しくなり、町で出会った男性と恋に落ち、再び元気を取り戻したかけたところに・・・。
(感想)あいたたたた。私の年齢にはキツい設定だぞ、こりゃ。「女性的魅力が無くなったから浮気された=もう恋してくれる人なんて出てこないかも!」という設定が痛い。がんばれフランシス(自分もな)
しかも友情を優先していたら、男が別の女とイイカンジになっているというパンチ付。あいたたたた。


5/28 ナルニア国物語 カスピアン王子の角笛
主演 ベン・バーンズ カスピアン王子  
   ジョージー・ヘンリー ルーシー
   スキャンダー・ケインズ エドマンド
   ウィリアム・モーズリー ピーター
   アナ・ポップルウェル スーザン
(内容)ナルニア国物語第二章。一年後、イギリスでそれぞれの学校に向かう途中、4人は魔法の力でナルニアに飛ばされる。だが、そこは彼らが統治した時代の千年後のナルニアだった。テルマール人が支配するナルニアにはけもの達も妖精たちも姿が見えず・・・。
一方テルマール朝の正等なる王位継承権をもつカスピアン王子は宰相である叔父に子供が生まれことで国を追われていた。王子は森であなぐまやドワーフと出会う。
(感想)原作を読んだ後だと、前半部分がダイジェストに感じてしまい失敗したかな?と思ってしまった。読んでなかったらどう感じたのだろう?
後半は原作とちがう展開を見せ、ピーターとカスピアン王子がいがみ合ったり、カスピアン王子とスーザンがイイカンジになったり、アスランの登場が遅れたりする。
そういえば冒頭でスーザンをナンパする偽ハリー・ポッター少年が登場するのだが、そこでスーザンは「とっても迷惑」な応対をする。が、カスピアン王子に対しては・・・「ああ、やはり顔か」と思ってしまったんだけども、カリスマ性ってことにしておこう、ウン。
上映時間は二時間オーバーと少々長めだが、スケールが大きく、時間はカンジさせない作り。最後のシーンがなんだか「ロード・オブ・ザ・リング」を彷彿とさせたけれども、同じニュージーランド撮影ってことで、割愛。やはりこの国は自然が豊かですね。
時間の問題があり、表現しきれていない場所、カットされた物語もあるので、原作を読んで世界を膨らませていて良かったかな、と今では思います。


5/10  タイムマシン
主演 ガイ・ピアーズ・・・
監督 サイモン・ウェルズ
(内容)ハーバート・ジョージ・ウェルズの1896年の処女作タイムマシンの映画化。
H.G.ウェルズはジューヌ・ヴェルヌと共にSFの父と呼ばれており、タコ型火星人・透明人間などはウェルズが生み出している。
事件で失った恋人を助けるためにタイムマシンを発明した男が、やがて80万年後の世界をも目撃してしまう。美しい映像に心奪われる作品。
(感想)あれ? 監督のサイモン・ウェルズって原作者のH・G・ウェルズの親戚? とおもって調べたら曾孫だった。びっくりぃ~。
偉大な作家の血は美しい映画を作る監督へと受け継がれたのだな、と思うほどの映像美。初監督とは思えないですよ、本当素晴しい!
ただ・・・そう、ただちょっと未来人(80万年後)がちょっと・・・なんだあれインディアンじゃね?と思いましたが。人間が演じるのだからあれがギリギリなわけか? いやいやCG技術とかあるじゃないですか! と思ったです。
他はね、「そうだ未来に行こう!」(京都かよ!)という発想が大変唐突じゃなかったか、と。上映時間の問題があったんでしょうが・・・パラドックスに対する疑問の答えが出るのが早いつうか、もうすこしあがけよ、というか。早送りでいいから、何度かトライしたという形跡を残してくれたほうがよかったなー・・・って。「私は何度彼女の死を観ればいいのか!」みたいな。
未来人イーロイの女性との恋愛?もさ、「いやいや、色々相容れないでしょ!」と思いましたが原作どうなんでしょう。そろそろ読みましょうか(自己問いかけ)。
でも、ガイ・ピアーズと映像美だけは満点です。ガイがちょっとおサルさんぽいね、この映画。


5/5  ミュンヘン
主演 アヴナー・・・エリック・バナ
   スティーヴ・・・ダニエル・クレイグ
監督 スティーブン・スピルバーグ
(内容)1972年9月5日、ミュンヘン・オリンピック開催中、パレスチナゲリラ“ブラック・セプテンバー 黒い九月”によるイスラエル選手団襲撃事件が起こった。激怒したイスラエル機密情報機関“モサド”は暗殺チームを編成、報復を企てる。リーダーに任命された一人の男アヴナーは他4人のスペシャリストと共に、アラブのテロリスト指導部11人を一人一人消して行くアヴナー。 果たしてこの任務に終わりはあるのか? 
(感想)ミュンヘンオリンピックといえば、日本人は<猫田>と答えるのではないだろうか。しかし、猫田の活躍の数日前にイスラエルの選手11人が殺されたのだ。オリンピックは34時間後に再開された。たった34時間!?とおもわざるを得ない。が、この映画の内容ではないので、置いておく。
暗殺しても新たに指導者が生まれる悪循環。当時の指導部を殺せば終りというわけでもない。相手も報復手段をとるためにいたちごっこだ。
愛国心・任務・家族愛・恐怖・狂気。
映画はエンドマークだけれど、観た人に問いかけ続ける映画です。


5/4  300<スリーハンドレッド>
主演 レオニダス・・・ジェラルド・バトラー
監督 ザック・スナイダー
(内容)レオニダス(ジェラルド・バトラー)率いる地上最強と謳われた300人のスパルタ軍が、クセルクセス(ロドリゴ・サントロ)率いる桁違いの軍力を誇るペルシア軍の巨大軍勢を迎え撃った “テルモピュライの戦い”をモチーフにした映画。「水と土地を渡せ」というペルシア軍に対し、レオニダス王は300人の兵士でそれを迎え撃つため出撃した。
(感想)本来の「テルモピュライの戦い」とはちと違う。「は?」ってカンジだが、「お祭があるからあんまり兵士裂けない」という理由で300人なのだ。・・・それってどうよ? まあ、連合軍なので5000人程度だったらしいです。ペルシア軍は300万人らしいから、それでも少ないですね。
で、テルモピュライとは地名で、海・山・崖に囲まれて大群でやってこれない場所らしく、だからこそ戦略いかんによってはペルシア軍に大打撃を与えることも可能でレオニダス王はそれを成し遂げたわけです。
ただし、3日。援軍が来るまで持ちこたえは出来なかった。
原作はフランク・ミラー。アメリカンコミックで有名で「デアデビル」「バッドマンシリーズ」「ウォッチメン」などを手がけている。映画原作では「シンシティ」「ロボコップ」など。知っている人も多いんじゃないでしょうか。
ほぼ前編先頭シーンと言ってよく、R-15ですから、結構血なまぐさいです。が、それによってスパルタ兵士がどれほど強いか、というのが表現されているのではないでしょうか。
私が男だったら、血湧き肉踊ったかも(笑


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