言葉の散歩路

2012年10月06日
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お盆の頃の父はふと目を離した間に死んでしまうような気がして、常に、地に足が着いていないような変に現実味のない、不安定な精神状態でいたような気がします。
わたしも含めて兄姉達みんなそれぞれの生活があるのは確かですが、父の顔を見るのはこれで最期になるだろうという覚悟で、まさしく今生の別れ‥と、お盆休みに集まった実家から孫達もみな、元の生活の場所へ帰って行きました。
死ぬ前に一目顔を見ればそれで気が済むというものでもないでしょうが、何だか事務的なようにも感じて‥。ただ一人の親との最期かもしれないというのに‥仕事の休暇が決まっていたり色々あるのは確かなんですが‥冷たい印象を持っていました。本当はみんな‥誰一人覚悟など出来ているわけではなかったのでしょう。“覚悟をするための心の準備に”父の元へ集まったのでしょう。人一人の一生が終わるのって凄い大きな事。一人の人の一生というものを、やたらと考えた時期でした。
でも覚悟って‥すっかりと諦めて勝手に終わらせてしまっている受け方ですよね‥。父本人は、最初の入院先の担当医が思わず苦笑いするほど「非常に前向き」だったことを思うと、身内と本人との温度差が掛け離れていた気がします。もう無理だ‥と決め付けて別れを覚悟するより、もっと父の気持ちで考えてあげれてたら‥なんて、今別人みたいに顔色がよくなってるから考えられるんでしょうけど。いくら家族でも、その人の人生はその人のもの。尊重すべきは本人の気持ち‥と理解していても、苦しみがある状態ではそれ‥本人の意思を尊重することは難しいことだと、想像でなく、知りました。

何だかいつも以上にまとまりのない内容になってしまいました(汗)





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最終更新日  2012年10月15日 02時19分55秒
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