わんころりん☆にゃんころりん

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2023年11月05日
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カテゴリ: いろいろ・・
注射でまれにできる猫のがん 
ワクチン接種で気を付けること

毎日新聞 11/5(日) 16:00配信


【以下転載】

ペットの命や健康を守るのに必要なワクチンなどの注射。
だが、猫の場合には、打った部位に「猫注射部位肉腫」(FISS)という悪性腫瘍がまれにできることが知られるようになってきた。
国際的には、発症した時の手術が難しい肩甲骨付近への接種を避けることが推奨されている。


 ◇直径10センチのこぶ

 診察室の5歳前後の猫には、直径約10センチの腫瘍が肩甲骨付近にあった。麻布大付属動物病院(相模原市)に、かかりつけの動物病院から紹介されてきた猫だ。

 飼い主がかかりつけの病院を受診してから半年で、大きさは10倍ほどに膨れ上がっていた。FISSの症状だった。

 FISSは一般的な腫瘍に比べ、体の中で染みるように広がりやすい。
このため、視診や触診で確認できる範囲を超えて、大きくなっていることがある。
脊髄(せきずい)を傷つけないよう慎重に、しかも広範囲に切除する必要がある。

 手術を担当した日本獣医麻酔外科学会理事の高木哲教授(腫瘍外科)は「腫瘍は体の奥に向かって伸びていた。慎重に手術計画を立てる必要があった」と振り返った。

 ◇原因は不詳

 FISSの存在は、1990年代に認知されるようになった。世界小動物獣医師会(WSAVA)のガイドラインなどによると、発症のメカニズムは明らかではないが、注射針による傷が炎症反応につながり、細胞のがん化を引き起こすとの説がある。

 薬剤も関係している可能性があり、同じガイドラインによると、ワクチンの効果を強めるための「アジュバント」と呼ばれるアルミニウム塩の添加物の入った、猫白血病ウイルスと、猫に使われる狂犬病の2種類のワクチンが高リスクだとされる。
この二つについてWSAVAでは、FISSが現れても切除しやすいよう、体幹から離れた左右の脚にワクチンを1本ずつ打つことを推奨している。

 ◇国内での対策は

 国内でも病気の存在は知られている。

 病理検査会社「パソラボ」(静岡県伊東市)は、この20年あまりで、病院などの依頼で猫の病理検査を3万4358件行い、計306件で「FISSの可能性がある」と判断していた。ただ、同社代表で獣医師の大町哲夫氏は、国内の検査状況の全体像がつかめていないと課題を指摘する。

 獣医療を扱う農林水産省によると、国内で承認されている猫のワクチンは19種類。
うちアジュバントを含むものは5種類ある。
同省は明確な因果関係を確認していないとして、ワクチン接種と肉腫の関連についての見解を示していない。

 メーカーが製品に添付する「使用上の注意」には、「同一部位へ反復注射により、肉腫の発生率が高まるとの報告がある」として、同一部位への注射を避けるよう求めている製品がある。「アジュバントを含む薬剤の注射で、まれに(1000~1万分の1程度)肉腫が発生するとの報告がある」と記されている製品もある。

 ◇ワクチン接種どうする

 重要なことがある。
大町氏は「まれな症例を恐れるあまり、ワクチンを打たずに発症頻度の高い病気で命を落とすことはあってはならない」と強調する。
WSAVAのガイドラインも同様の理由から、ワクチン接種自体は推奨している。

 その上で、ガイドラインでは、できるだけアジュバントを含まないワクチンを使用する
▽肩甲骨には打たない
▽毎回違う部位に打ちカルテに記録する
▽FISSが生じた場合の外科手術の容易さと接種者の安全とのバランスを考慮して打つ場所を決める――ことを推奨している。

 全米獣医学会は同様のガイドラインを設けている。
日本では、FISSについて獣医師国家試験に出題されるなど病気の存在は浸透しているが、日本獣医師会は注射の扱いについてガイドラインを設けておらず、接種部位は獣医師の判断に委ねられている。
同会は取材に対し、「発生原因について科学的根拠に基づく判断が難しい」ことなどから、対応策も示すのは困難だとの見解を示した。

 同会の森尚志・小動物臨床職域理事は「実際の診療の中でFISSの症例に遭遇するケースは少ない。また、保定(動かないように押さえておくこと)がしやすく、痛みも少ないため、肩甲骨や腰への接種が行われてきた経緯がある」と話す。

 ただ、現場の獣医師もFISSの発症リスクを認識するようになっており、森さんは「今後、国内でもガイドラインを整備して対策していく必要がある」と話した。

 当面の間、飼い主はどうしたらいいのか。
高木教授は「飼い主には「接種の際に『FISSを心配している』と獣医師に伝えてみるのも手だ」と話した。









ワクチン接種していても絶対的にその疾病に罹患しない訳ではない
罹患しても軽症で済むというレベルだと思う
幸い 我が家はワクチン接種による弊害は今までのところなかったと言える
口やかましい飼い主が必ず健康診断をし 弊害がないように接種に関して獣医師とよく話し合って来たこともよかったのだと思う

今の時期 気候不順で心疾患の犬は好不調の波が激しくなっている
室温や湿度に配慮し通年同じような環境にはしているが 猫部屋はお外大好きっ子の為 窓は全開状態 逃走防止のネット越しではあるが外の風や小鳥や虫たちの姿に一喜一憂する自然のままの姿は何とも野生を感じる

そんな状態なので昼間の間は若干の温度変化が犬にも訪れる

ブラッキーも7月に空に帰ったアンディも 今年度の狂犬病の予防接種は獣医師判断で 猶予届けが出されている

犬猫の状態に合わせて獣医師と相談するのが賢明な飼い主の判断だと思う





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最終更新日  2023年11月05日 23時39分13秒
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