は行作者の作品

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畠中恵 初野晴 はやみねかおる 東川篤哉 東野圭吾 日向まさみち 平野肇 深見真 藤沢周平 古川日出男

その他の作者の作品は →こちら からごらん下さい。

畠中恵

しゃばけ(2001)  ⇒ 05/02/01の日記
 生まれつき病弱で,大店の箱入り息子,しかも大妖怪の孫という若だんなを中心とした,推理あり,人情あり,ドタバタありの時代話です。これがシリーズ第1作。

ぬしさまへ(2003)  ⇒ 05/02/01の日記
 シリーズ第2作。兄松之助が長崎屋に落ち着くまでのいきさつと,手代仁吉の正体である白沢の千年にわたる恋の話などが語られます。

百万の手(2004)
 異常に思えるほどの母親の愛情,家事による親友の死,その筋の人にも見える義父候補の突然の出現。中学2年生の音村夏樹が,自らを危険にさらしつつ四神市の大病院の謎に迫っていきます。

ゆめつげ(2004)  ⇒ 05/03/31の日記
 幕末,もうちょっとで明治維新。札差から活動資金を得ようとする浪士,神官の世襲制を守りたい名門,理知的な弟たちの思惑に翻弄される「ゆめつげ」の力をもった「たよりない」神官の話です。

ねこのばば(2004)  ⇒ 05/02/01の日記
 シリーズ第3作。「しゃばけ」で世話になった僧寛朝と実際に会ったり,手代の佐助(犬神)の過去が語られます。

とっても不幸な幸運(2005)  ⇒ 05/09/05の日記
 新宿の伊勢丹近くにある「酒場」という名前のバー。「とっても不幸な幸運」と書かれた不思議な缶と,そこに集まる常連たちの話です。
 登場人物や場所などは 畠中恵メモ 「とっても不幸な幸運」 にまとめてあります。

おまけのこ(2005)  ⇒ 05/12/03の日記
 シリーズ第4作。今回は,屏風あるきと鳴家が家の外に出て(別々の短編です)それぞれ大活躍(?)します。
 場所や登場人物,妖などは, 畠中恵メモ 「若だんなシリーズ」 にまとめてあります。

アコギなのかリッパなのか(2006)  ⇒ 06/04/19の日記
 元不良,現在は大学生であり,中学に通う弟の保護者でもあり,元代議士の事務所の雑用係を勤める21歳の佐倉聖を主人公とした,政治家の世界の話。

うそうそ(2006)  ⇒ 07/05/20の日記
 シリーズ第5作。庭の稲荷神の御神託もあって,若だんなは箱根に湯治に行くことになる。お供は,仁吉,佐助と兄の松之助と鳴家が3匹と付喪神になりたての印籠の獅子。

ちんぷんかん(2007)  ⇒ 05/12/03の日記
 しゃばけシリーズ第6作。箱根から戻った若だんな,少しは強くなっているのではないかと思えたが,本作では,ますます弱くなっていた(笑)

初野晴

水の時計  ⇒ 05/08/22の日記
 少年が崩れていき,グループの中でそれなりの力をもつ。その彼がグループをつぶそうという真意は何か? ←実はそんな線でもっていってほしかった。

漆黒の王子  ⇒ 05/09/08の日記
 東京近郊の都市で急成長した藍原組の構成員が眠ったまま死んでしまうという事件が続発。原因を突き止めようとする組長代行の紺野だが,地元の対抗勢力,親組織の幹部などの暗躍により,さらに追い詰められていく。一方「下側の世界」では……。読みごたえがありました。

はやみねかおる

ぼくと未来屋の夏(2003)  ⇒ 06/02/02の日記
 駅前商店街で「未来屋」と名のる猫柳青年と出会ったことから,小学6年生風太の夏休みの冒険が始まる。

僕と先輩のマジカル・ライフ(2003)  ⇒ 07/05/17の日記
 家賃1万円の下宿今川寮の先輩である長曾我部慎太郎と,M大学文化人類学科1年の同級生であり,幼なじみでもある川村春奈に振り回される井上快人の「楽しい」話。

東川篤哉

密室の鍵貸します(2002)  ⇒ 07/08/03の日記
 鵜飼壮夫探偵事務所シリーズの1作目。烏賊川市立大映画学科の戸村流平が「密室」を含む2つの殺人事件の容疑者になり,姉の元夫である「名探偵」鵜飼壮夫の助けを求める。

密室に向かって撃て!(2002)  ⇒ 07/08/24の日記
 鵜飼壮夫探偵事務所シリーズの2作目。大学を中退し「探偵の弟子」になった戸村流平が鵜飼とともに出かけた十条寺邸で,発砲,殺人事件と犯人の消失事件が起こる。

完全犯罪に猫は何匹必要か?(2003)  ⇒ 07/09/01の日記
 鵜飼壮夫探偵事務所シリーズの3作目。鵜飼に三毛猫探しを依頼してきた豪徳寺豊蔵の死体が発見され,鵜飼たちは猫探し,砂川警部・志木刑事コンビが殺人事件の捜査。

学ばない探偵たちの学園(2004)  ⇒ 06/07/15の日記
 学園に転入してきた2年生の赤坂通が,文芸部に入部するつもりで探偵部に入部してしまうことから始まるユーモア学園本格ミステリ。

交換殺人には向かない夜(2005)  ⇒ 07/06/29の日記
 鵜飼壮夫探偵事務所シリーズの4作目。浮気調査の依頼から始まる事件が「交換殺人」へとつながっていく。

東野圭吾

探偵倶楽部(1990,「依頼人の娘」改題)  ⇒ 06/11/12の日記
 短編集。会員制で,お金持ち専用の探偵である「探偵倶楽部」が,依頼者のために事件の真相を突き止め,それを依頼者に報告する。

回廊亭殺人事件(1991,「回廊亭の殺人」改題)  ⇒ 07/01/20の日記
 一代で財を成して死んだ男の遺言発表が行われる「回廊亭」に,親族たちが集まるが……

むかし僕が死んだ家(1994)  ⇒ 07/04/28の日記
 高校の同窓会の一週間後にかかってきた電話をきっかけに,元恋人倉橋沙也加の「自分探し」を手伝うことになる「私」の話。

探偵ガリレオ(1998)  ⇒ 06/02/23の日記
 短編集。草薙俊平刑事が持ち込む不思議な現象をともなった事件を,物理学の助教授湯川学が科学的根拠から解決していく。

予知夢(2000)  ⇒ 06/03/11の日記
 短編集。草薙と湯川のコンビで,「夢想(ゆめみ)る」「霊視(みえ)る」「騒霊(さわ)ぐ」「絞殺(しめ)る」「予知(し)る」事件を解決。

さまよう刃(2004)  ⇒ 06/06/08の日記
 少年犯罪を扱い,それに対する家族からの復習の可否と警察の限界・ジレンマをテーマにした作品。

容疑者xの献身  ⇒ 06/01/29の日記
 離婚した夫を思わず殺してしまった母娘を隣室の数学教師がかばう。彼のトリックを「ガリレオ探偵」こと湯川が見破ることができるのか?

日向まさみち

本格推理委員会  ⇒ 06/07/03の日記
 「本格推理委員会」という学園内の委員会を中心として展開する学園ミステリ。

平野肇

昆虫巡査  ⇒ 06/08/15の日記
 シリーズ第1作。釣りライターの矢張双が取材先の九州の小さな村の渓流でぼろ布のからまった人間の白骨を見つける。

オババの森の木登り探偵(2006)  ⇒ 06/08/22の日記
 20年以上前に「悪ガキ」として入りこんで遊んでいた「オババの森」の管理人として過ごすようになった中里翔平の話。

深見真
HP 深見真のものかき日記 ←ブログです。

アフリカン・ゲーム・カートリッジズ(2002)  ⇒ 06/07/25の日記
 頭にイメージするだけで銃を手の中に出現させることのできる「銃使い」がいるという「日本」の話だが,けっこう痛快。

藤沢周平

よろずや平四郎活人剣-上-(1983)  ⇒ 07/05/04の日記
 水野忠邦が天保の改革を推し進めていた頃。長兄監物が反水野派の目付をつとめる旗本の四男神名平四郎が友人と道場を作ろうとしたがうまくいかず,「よろずもめごと仲裁」で生計を立てるようになる話。

よろずや平四郎活人剣-下-(1983)  ⇒ 07/05/05の日記
 「上」の続き。上・下でほぼ2年間にわたる平四郎の活動が語られる。

古川日出男

13(1998)  ⇒ 06/08/07の日記
 片方の目が色盲であるために特別な能力をもって生まれた橋本響一が神を映像に収めることに成功し,それを世界に広げようとするスケールの大きな物語。

沈黙(1999)  ⇒ 06/08/27の日記
 秋山薫子が音楽を手に入れて,絶対の悪である弟の燥(やける)を倒す話。といったらはしょりすぎだろうか?

アビシニアン(2000)  ⇒ 06/09/05の日記
 「沈黙」で秋山薫子が猫を解放するきっかけになった少女が,中学卒業後中野区の公園で猫のアビシニアンと再会してともに暮らし始める。

アラビアの夜の種族(2001)  ⇒ 06/07/10の日記
 ナポレオンのエジプト侵攻の直前のカイロを舞台とするが,その中で語られるのは1000年を超えるファンタジー。ファンタジーが好きな人,ミステリが好きでファンタジー調になるのが嫌いでない人たちに,そして「実用書」ではない本好きのすべての人たちにオススメ。

サイプレス(2002)  ⇒ 06/07/22の日記
 「アラビアの夜の種族」の後日譚にあたる掌編で,おもに1898年フランスのリヨンを舞台にした話。





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