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2005/09/21
テーマ： ミステリはお好き？(1498)
カテゴリ： 森博嗣
「読み方の失敗」っていうのもあるんだ。
最後から３ページ目（文庫版，右ページ）を読み，中断したあと間違って，最後のページのほぼ同じ箇所（最も衝撃的な部分）を目に入れてしまった。それ以降，何度読み返しても，同じ世界に入っていけず，この１編は「理解不能」になってしまった。
ところで，短編集の場合何を書いてもほぼネタバレになるので，直接のネタバレは色を変えて隠していますが， これから読む予定がある方は，以下をパスしたほうが安全 です（しばらくはタイトルの英語に関して書くことで行を稼ぎますね）。
で，著者がつけた「まどろみ消去」の英語のタイトルは「Missing under the Mistletoe」。これは「ヤドリギの下で消えて」くらいの意味。
「封印再度（Who Inside）」で，犀川先生が萌絵からダジャレはやめるようにいわれるが，タイトルの「フーインサイド」からわかるように，著者は言葉遊びが好きなようだ。
この短編集の英語タイトルは，「Missin-」と「Mistle-」の音の響きからつけられたと考えていいだろう。
さて，本題。
（Silent Prayer in Empty）
逃げるのなら，お互いどこまでも逃げられたのに，結局，向きあわなければならなかった。
言語矛盾のような気もするが，大人の初恋物語とでもいうべきか。
純白の女 （The Lilies of Her Cheeks）
多重人格 が自分の中に 少年や少女 をもつことができるなら，その逆もありか！ という 年齢逆転の驚き 。
（She Is Lost in Mysteries）
「解決のないミステリ」 もアリとは思うが，売れないだろうなあ。合理に対する不条理の逆転か？ たしかに，マスコミでとりあげられる殺人事件の「解説」はウルサイなあ （←そういう場面が出てくるわけではありません） 。
真夜中の悲鳴 （Acoustic Emission＜音の響き＞）
自分自身の名前で研究成果を発表できなかった悔しさと，うれしさと，どちらが大きいのだろう。
いずれにせよ，女性研究者は強い！？
やさしい恋人へ僕から （To My Lovely）
主観的に語られる １人称と３人称の「性」の逆転 。これはほぼ予想できた。
ミステリィ対戦の前夜 （Just Before the Battle for Mysteries）
西之園モエと岡部その他ミス研のメンバーが登場。後半では， 西之園萌絵 も登場。
誰もいなくなった （Thirteen Little Indians）
西之園萌絵も犀川先生も出てくるのだが，バイプレイャは浜中フカシと牧野ヨーコ。
大学を卒業したら結婚するといっていた牧野洋子が恋人と別れたのかもしれないのだが，別れなかったのかもしれない。
何をするためにきたのか （The Identity Crisis）
人間が１人で生きているのではないって，「教育」でさんざん刷り込まれるけれど，では，ここで，この仲間と一緒にいるのはなぜ？
悩める刑事 （A Detetive in Distress）
社会の中ではたしている役割と，自分の中での自分の姿の逆転か？
単純でハッピーだから，かなりのお気に入り！
心の法則 （Constitutive Law of Emotion）
冒頭に書いた通りパス （冒頭ごと書きかえるかもしれません） 。
キシマ先生の静かな生活 （The Silent World of Doctor Kishima）
理想的なドクタってこんなものなのだろう（笑）。 強奪した，あるいは押しかけた奥さんが自殺しても まったく変わらない！！
次の日記も読ませていただきました。
cascadeのたわごと（cascade0920さん） 死季彩歌★別館（咲哉1227さん）
仕事以外の記録みたいなもの（surumeyakiさん） りぶらりだいあり（りぶらりさん）
IN MY BOOK by ゆうきさん
森博嗣の他作品についての日記は，フリーページ 読了本（日本） （森博嗣）からごらんください。
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森博嗣の短編集，「まどろみ消去」
の中の 「心の法則」のことだ。最後から３ページ目（文庫版，右ページ）を読み，中断したあと間違って，最後のページのほぼ同じ箇所（最も衝撃的な部分）を目に入れてしまった。それ以降，何度読み返しても，同じ世界に入っていけず，この１編は「理解不能」になってしまった。
ところで，短編集の場合何を書いてもほぼネタバレになるので，直接のネタバレは色を変えて隠していますが， これから読む予定がある方は，以下をパスしたほうが安全 です（しばらくはタイトルの英語に関して書くことで行を稼ぎますね）。
で，著者がつけた「まどろみ消去」の英語のタイトルは「Missing under the Mistletoe」。これは「ヤドリギの下で消えて」くらいの意味。
「封印再度（Who Inside）」で，犀川先生が萌絵からダジャレはやめるようにいわれるが，タイトルの「フーインサイド」からわかるように，著者は言葉遊びが好きなようだ。
この短編集の英語タイトルは，「Missin-」と「Mistle-」の音の響きからつけられたと考えていいだろう。
さて，本題。
（Silent Prayer in Empty）
逃げるのなら，お互いどこまでも逃げられたのに，結局，向きあわなければならなかった。
言語矛盾のような気もするが，大人の初恋物語とでもいうべきか。
純白の女 （The Lilies of Her Cheeks）
多重人格 が自分の中に 少年や少女 をもつことができるなら，その逆もありか！ という 年齢逆転の驚き 。
（She Is Lost in Mysteries）
「解決のないミステリ」 もアリとは思うが，売れないだろうなあ。合理に対する不条理の逆転か？ たしかに，マスコミでとりあげられる殺人事件の「解説」はウルサイなあ （←そういう場面が出てくるわけではありません） 。
真夜中の悲鳴 （Acoustic Emission＜音の響き＞）
自分自身の名前で研究成果を発表できなかった悔しさと，うれしさと，どちらが大きいのだろう。
いずれにせよ，女性研究者は強い！？
やさしい恋人へ僕から （To My Lovely）
主観的に語られる １人称と３人称の「性」の逆転 。これはほぼ予想できた。
ミステリィ対戦の前夜 （Just Before the Battle for Mysteries）
西之園モエと岡部その他ミス研のメンバーが登場。後半では， 西之園萌絵 も登場。
誰もいなくなった （Thirteen Little Indians）
西之園萌絵も犀川先生も出てくるのだが，バイプレイャは浜中フカシと牧野ヨーコ。
大学を卒業したら結婚するといっていた牧野洋子が恋人と別れたのかもしれないのだが，別れなかったのかもしれない。
何をするためにきたのか （The Identity Crisis）
人間が１人で生きているのではないって，「教育」でさんざん刷り込まれるけれど，では，ここで，この仲間と一緒にいるのはなぜ？
悩める刑事 （A Detetive in Distress）
社会の中ではたしている役割と，自分の中での自分の姿の逆転か？
単純でハッピーだから，かなりのお気に入り！
心の法則 （Constitutive Law of Emotion）
冒頭に書いた通りパス （冒頭ごと書きかえるかもしれません） 。
キシマ先生の静かな生活 （The Silent World of Doctor Kishima）
理想的なドクタってこんなものなのだろう（笑）。 強奪した，あるいは押しかけた奥さんが自殺しても まったく変わらない！！
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2007/01/18 09:03:10 PM
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