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2007/05/22
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荻原浩の「四度目の氷河期」(2006)



残酷な部分があったり,わけのわからないことが起こったまま解決しなかったり,妙に暗かったりしても,それが「生きている」ような作品は好きだ。

逆に,素材として暗く重たいものを扱っていても,最後にはほっとさせてくれるようなものも,それがあまりにも不自然になったり,こじつけめいていない限り嫌いではない。

荻原浩は,今まで読んだ限りでは,後者の代表格のように思え,それが「短編集」にピントこなかった( 「押入れのちよ」についての日記 参照)理由であるのかもしれない(笑)

「四度目の氷河期」の場合,「アンハピー(バッド)エンド」にならないだろうという予感をもちつつも,必ずしもそうなるとは限らないので,「どうなる?  どうなる?」って感じで最後まで読まされてしまった(笑)

全体をあえて簡単にまとめると,思い込みの激しい少年がふつうかそれ以上の青年になるまでの話である。

「ワタル」の「思い込み」の激しさは人並みではなく,小学校5年生のときから自分の父親が クロマニヨン人の「アイスマン」 だと信じ,それを生きる支えにして,石器まで作ってしまう。
しかも,冒頭の一節や母親の職業や彼自身の運動能力の高さなどから,「まさか……」と思いつつも,「ひょっとしたら……」と思わされてしまう(笑)

「人殺し」となった「経験」を2回ほどもつワタルは地域社会でも学校生活でも孤立した生き方をせざるを得ないが,幼稚園のときは研究所の人々が,小学校では「サチ」との出会いが,中学校では陸上競技と木嶋先生との出会いが,高校では槍投げがそれぞれ「明るさ」をもたらしてくれる。

サブキャラクターとして登場する「トラ」と「ウサギ」もよかった。特に,嫌がらせを受けた南山家の夜中に現れたトラには,最初その意図を誤解しかけただけに,けっこう感動させられた(笑)

荻原作品の中でベスト△に入るかもしれない(あいまいな書き方は,読んでいる数少ないからである,笑)


 読了本(日本)  (荻原浩)からごらんください。

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Last updated  2007/05/22 12:19:26 AM
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