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自分には脳動脈瘤があると言う話をしました。先日、ちゃんと己の脳動脈瘤の状態を把握しようと、脳ドックに行って参りました。脳ドックと言うのは、通常の健康診断には含まれません。その為、個別で出来るだけお手頃な値段で受けられる場所を探していたのです。大抵は5−10万する人間ドックに、更にプラス5万で脳ドックと言う感じで、とても手が届かないお値段。しかしネットで検索したところ、「恵比寿ブエナヴィスタクリニック」で脳ドック半額キャンペーンを実施中だったのです。今回は、脳ドックに加えて血液による癌検査です。血液で、癌発症の可能性を調べる検査ですね。恵比寿の駅近く、こじんまりとしては居ますが、居心地の良いきれいなクリニック。少人数制なので、待たされる事が殆ど無いと言う部分と、女性スタッフが多いことでこちらにする事にしました。そしてクリニックを訪れたのが3週間前の水曜日。本日が検査結果が出る日でございました。母が付いて来たいと言うので、一緒に恵比寿に向かっていた所、「あっ!」とナニカに思い出したように声を上げます。「春山先生って、すごい有名な春山先生じゃない??」恵比寿ブエナヴィスタはたまたま選んだので自分は知らなかったのですが、院長の春山先生は脳外科関係ではかなりの権威で、本も出されている方だったそう。クリニックに付き、30分程で呼ばれ診察室に入ると、とても温厚そうな先生が座っておりました。MRIで撮った脳内画像を表示し、穏やかそうな表情でにこにこと、「健康な脳ですね。」 え??????わたくしも母も、思わず声を上げてしまいました。「太い血管も、細い血管も、脳味噌も、何の異常もありません。とてもきれいな状態です。」「血液検査も、何も問題ありません。とても健康です。癌検査の数値も、とても低く全く問題ありません。とても健康な生活を送られているのでしょう。生活習慣の改善ポイントも特にありません。ちょっと運動不足かな。」私 「あの…、15年くらい前に、瘤が見つかったんですが…。」先生「ん?どこ??」わたくしの脳味噌の断面をぐるぐる動いて探してくれましたが、確かに何もなかったんです。先生「たしかに、ちょっと瘤が出来やすい痕がある部分はあります。でも今は何もありませんよ。今と15年前じゃ、MRIの精度が違います。過去に何があったか分かりませんが、今は無いです。どこのMRIを受けても、この結果と同じです。全く問題がないです。」暫し呆然。激しい頭痛に襲われ、CTスキャンで結構な大きさの影が見つかり、MRIで見た結果医師に、「脳動脈瘤です。30歳を過ぎたら気を付けてください。」と判断されたわたくしの脳味噌ですが。 一 体 あ れ は 何 の 影 だ っ た ん で し ょ う か ! ? ?暫し呆然とするわたくし。その横で母「瘤は、消える事もあるらしいって聞いたわよ。」確かに、小さな瘤なら消える事もあるかも知れません。しかし、「うーん、取るのが難しい」と言われた瘤も、場合によっては消滅すると言う事なんでしょうか?しかし消えてたんです。確かに何もなかったんです。むしろ平均よりも健康な脳味噌と脳内血管だったくらいなんです。ぶっとく頑丈な脳動脈が、きれいな形で鎮座しておりました。わたくしは、脳動脈瘤が見つかってから、とにかく食事制限は気を付けていました。サプリメントも薬も一切摂取しないようにしてました。インフルエンザも薬無しで寝て治す程。断食で体調のリセット、昼ご飯は基本的にプレーンヨーグルトと無調製豆乳と少々のチーズ。炭水化物摂取の制限、一日最低2リットルの水分摂取。間食はゼロ。スナックや御菓子も、一ヶ月に一度。揚げ物も一ヶ月に数回。肉類も一週間に一度程度。外食は一ヶ月に数回。などなど、とにかく己に課した食事制限はとにかく多かった訳ですが、しかしその結果、内臓血液の状態は極めて良好、脳味噌も「言う事が何も無い」と言うくらいとにかく健康と言う状態に。一体何が効いたのかは分かりません。しかしただ一つ言える事。脳動脈瘤は消える事があると言う事。本当に驚きました。未だに面食らっております。脳動脈瘤の存在が、ずっと心に引っかかっておりましたが、そこから解放されました。しかし食事制限のある生活はこれからも続けて生きたいと思います。そして、100歳まで元気に生きてやろうと思いました。P.S.春山茂雄先生の「恵比寿ブエナヴィスタクリニック」、診断結果は春山先生自ら伝えてくれますし、春山先生は温和で感じの良い方でありました。閑静な住宅街に位置し、あまり病院ぽくない雰囲気で少人数制、女性スタッフばかりなので、婦人科系のドックは受けやすいかもです。少々お高くても全身の精密検査に興味があるかたは是非^^。「恵比寿ブエナヴィスタクリニック」http://buenavista-clinic.jp/index.html
2013年05月29日
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銀座の個人経営の隠れ家系レストランに、入店拒否された乙武さんが店の対応に憤慨し、60万人がフォローする己のツイッターで名指しで批判しました。自分は、乙武さんの前向きな生き方は素晴らしいと思って居た類いです。今でも思ってオリマス。しかしそれ以上に、乙武さんを支えた家族を始めとする周囲の方々が素晴らしいと思っておりました。人は一人では生きていけません。カラダにハンディがあるなら、それは尚更です。本人の頑張りも大事ですが、しかし健康な心を持ち成長する過程で、沢山の方々に支えになってもらったのです。今回の事、「入店拒否された」と乙武さんはおっしゃっておりますが、どうやら内容を読んだ所、店の前にすら辿り着いていない様子。店は小さな個人経営のレストラン。一等地である銀座にはありますが、華々しさよりもこだわりを持ち、地道に頑張るタイプの店です。だからこそ、立地条件よりも雑居ビルのような古いビルに入店しているのです。そんな店ですから、当然バリアフリーではありません。バリアフリーと言う概念が出来る前に建築されたビルだからです。店は当然、「見つけにくい」「古い雑居ビルの一室」「狭い階段を上らないと入店出来ない」などの厳しい条件の中で経営する厳しさは理解していた筈です。そして小さな小さな店ですから、従業員も店主と店員の二人だけ。店がまえに関して取材された方のブログがあります。つぶやきかさこ氏「乙武氏ツイートの銀座の店に行き、店主に取材しました」http://kasakoblog.exblog.jp/20523301/上記の取材ブログを見る限り、階段はかなり狭く急です。ハイヒールを履いた女性であれば、かなり気をつけねばならないタイプの階段であると感じました。この狭い階段を、介護などの経験がない人物が、一人か二人で人間一人を抱え上げて階段を上るのは、危険極まり無いです。無理をすれば、深刻な事故に繋がる条件が揃った階段だと思います。つまり、店側からすればどう頑張っても、乙武さんを店まで運ぶ事は不可能だった訳です。それを、なぜ乙武さんが理解されなかったんでしょうか。つまり「入店拒否」などではなく、バリアフリーではない古いビルである為に、そもそもが車椅子では辿り着ける立地条件ではなかったレストランだっただけの話だと思うのですよ。店は「立地条件が悪い」事を把握した上で、この店舗と契約し入店している訳です。レストランと客の関係は、「互いの条件を理解した上で、レストランで食事をすると言う契約を結ぶ」と言うビジネスな訳です。つまり、客側の乙武さんも、店の立地条件を把握すべきでもあったと思うのです。ツイッターで、車椅子生活を送る方の真摯な意見がありました。この方は、かつて乙武さんの本で勇気づけられた一人であるそう。KIMIO氏https://twitter.com/kimio_2kimio_ @kimio_2 20 May@h_ototake 初めまして。レストランの件をニュースで知り、乙武さんにどうしても言いたいことがあり、アカウントを作りました。私も車椅子を利用しています。電動車椅子で、40kgほどの重量があります。私ごと段差を運んでいただく時は、男性4人ほどの手が必要になります。kimio_ @kimio_2 20 May@h_ototake 電話で予約をとったりする際は、こちらが車椅子であることを伝える事が、我々が健常者にするべき最低限のマナーと思います。あなたはそれを怠りました。店側のサービスに不満があるのはわかります。私にもよくあることです。Expand kimio_ @kimio_2 20 May@h_ototake しかし我々が持つマナーとは、諦めではありません。生き辛い世の中と戦うことでもありません。気遣いです。その気遣いこそが、我々がするべき戦いだと私は考えます。決して個人のお店を60万人のフォロワーに晒すことではありません。Expand kimio_ @kimio_2 20 May@h_ototake 我々のような車椅子の人間に優しくしてくれる人が多くいることを、あなた自身もよく知っているはずです。ExpandKIMIO氏の言葉には、身体的にハンディがある者もそうでない者も、違う立場であっても互いに平等で、気遣い合うべきであると言う信念に満ちております。だからこそ、60万のフォロワーと言うパワーを持つ乙武さんが、立地条件の悪い中で頑張る小さな個人経営のレストランを攻撃する様は見るに耐えなかったのでしょう。レストランとの契約は、店の入り口に辿り着いてから。店の入り口に辿り着けないのであれば、契約は派生しないのです。つまり「入店拒否」ではないですよね。入店が不可能だっただけです。レストランの方の対応が非難されておりますが、レストランのご主人には介護の知識などないのです。銀座で店を構えられるまでに、一流のシェフになるべく料理の腕をひたすら磨いて来た方です。介護ではなく料理の腕を磨いて来た方です。その方に、乙武さんが100%満足する対応をしろと言うのは酷です。上記したKIMIO氏も書いておりますが、なぜ予約した地点で立地条件を調べなかったんでしょうか。食べログなどを見れば分かる筈ですし、店のサイトにも立地条件が掲載されているそうです。色々残念な件でした。事態は本人達の間では収束したようですが、しかし暫くは尾を引きそうですよね。今回の事は、乙武さんが店の立地条件へ理解を示そうとしなかった事、己の側の一方的な意見で60万人を煽った事が、この様な大事に繋がったように思えます。どの様な方であろうと、60万人のフォロワを持つと言う事は、それだけパワーを持っていると言う事です。場合によっては、相手を踏みつぶす事だって可能になる危険な力です。乙武さんには己の持つ力を認識し、乙武さん自身を気遣って支えてくれた周囲の方々の思い遣りと同じ位、思い遣りを持って頂きたいと思いました。
2013年05月23日
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向かいに住んでる方が亡くなりました。この方は、わたくしが産まれた時からいらっしゃったので、自分に取っては親戚の伯母さんのようなものでした。彼女は、若い頃からずっと水商売を営んでいて、店を切り盛りしていたこともあり、癖のある性格ではあったのですが、情に厚い部分もあった方でした。動物や植物が好きで、いつも家の庭や周辺には綺麗な花が咲いていて、私が子供の頃は犬を二匹買っていて、どちらも人なつこい可愛い犬だったのでいつも遊ばせてもらっていました。一匹はとても大人しい大型の雑種ワンコだったので、いつもぎゅっと抱締めさせてもらってました。彼女のワンコ達の御陰で、私は犬好きになったのかも知れません。同棲していた男性はおりましたが、不倫だったらしく結婚する事なくいつの間にか男性はいなくなり、子供もおらず。悪い人ではないのですが、癖が強いためちょこちょこ近所トラブルを起こしてはいたのですが、しかし動物だけではなく植物も大事にする気質の彼女が、近所で嫌われると言う事はありませんでした。彼女はいつも、自分が世話になった時には、自分で育てたキレイな花の鉢植えを譲ったりしていたので、近所では彼女の育てた花達が、色々な家で見る事が出来ました。2日前に彼女が亡くなりました。甥以外は近しい親戚もおらず、天涯孤独に近い身。しかし彼女が体調を崩し、入院してからと言うもの、彼女の家の管理や庭の手入れ、そして彼女が亡くなった後の通夜や葬式の手筈は、私の母を含めた近所の方々の間で執り行われ、最初密葬を望んでいた唯一の身内の甥の考えに反して、近所の方々は「ちゃんと弔いたい」と主張し、きちんとした斎場でお通夜もお葬式も執り行われる事になりました。彼女の甥は、彼女を弔いたい方がそんなに多いとは知らなかったのです。亡くなった後、生前顔見知りだった方々が、彼女を弔うために奔走する。それは生前の彼女が、どれほど人びとに愛されていたかと言う事だと思うのです。私も、この人にはとてもお世話になりました。水商売の方だったので、子供の前で平気で煙草や酒をやったりする人でしたが、でもさばさばしてて、素敵な方だったのですよ。何よりも、動物や植物を大事にする姿勢は、子供ながら「この人はいい人だ」と感じたものです。彼女の人生は、幸せなものだったのだと思います。入院している最中も、自分が大切にしていた庭の植物達の心配をして、「早く家に戻りたい」と言っていました。亡くなる日、朝には自力で朝食を取ったそうです。そして午後になって容態が急変、すうっと水に沈む様に亡くなったとか。「あの人は100歳まで生きるよね」と近所で話していたのですが、彼女の享年は80でした。「100歳まで居て欲しかったね」と、近所の方々は話しています。寂しそうに。だけど沢山の人びとに「弔いたい」と思わせる彼女の人生は、とても素晴らしいものだったと思うのです。ご冥福をお祈り致します。
2013年04月17日
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もう十年以上前になりますが。強烈な頭痛を感じて、子供時代から通っていた病院に駆け込みました。診察を受けて、すぐにCTスキャンを受けたのですけど、その時に初めて、頭の中に3−4センチにもなる影がある事が分かりました。ただそれが何であるのか調べるには、MRIを受けなくてはならないとの事。MRIは精密検査だから、予約を入れて何日も待たなくてはなりません。その日のうちに脊髄は調べて(ぶっとい針を腰に刺して液体を採取します)、脳内出血でないことは確認。それ以外の可能性は、脳動脈瘤か脳腫瘍とのこと。後日MRIを受けた所、脳動脈瘤であることが分かりました。私の脳動脈瘤は場所が悪くて、前頭葉と右脳と左脳の真ん中にあって、「今の技術では難しい。頑張って取っても後遺症が残る」と医者に言われました。後遺症が残る手術は嫌なので、あとどの位生きられるか聞いたら、「30歳を過ぎたら個人差」だと言われました。暴飲暴食などはしないようにと。血液がどろどろになる様な食生活は避ける様にと。30歳を過ぎて、ずっと考えない様にしておりました。考えるのを避けるんです。やっぱり恐いんですよね。時限爆弾と一緒ですからね。だからずっと健康診断すらも受けなかったんですよ。病院という存在に、近付かない様にしてました。それも現実逃避ですよね。現実を直視するのが恐いから、避けていたんだと思います。しかしふと今朝目が覚めた時に、「これから先の人生、とにかく楽しく生きたい」と思ったのですよ。そして心行くまで楽しく生きる為に、まずは避けて来た現実を直視しようと思ったのです。脳動脈瘤は、3−4センチもあれば後遺症無しの切除は難しいし、破裂の可能性は高いです。もし今もっと大きくなってるなら、破裂の可能性は更に上がります。考えるのを避ける一方、冷静に「定年まで無事生きる事は難しいだろうな」と思っていたのですが、しかしせめて母親よりは長生きしたいです。親より先に死ぬのは、最大の親不孝ですから。もし脳動脈瘤が大きくなってるなら、それを知った上で楽しく生きたいのです。母親にもきちんと「先に死んだら申し訳ない」と告げて、毎日大切に過ごしたいです。健康に問題を抱えてても楽しく生きるって、すごく大事な事なんですよね。アメリカに居た時に、沢山のイタリア人の友人達が出来て、彼等彼女等から人生の楽しみ方を教えてもらいました。その内の一人、60近くなる男性は、心臓機能の90%が不全となりペースメーカーを入れたことがありました。しかしペースメーカーを入れても、機能は40%までしか回復しなかったんです。でも、彼は笑ってたんですよ。「今まで10%だったんだろ?だったらこれから今までの4倍俺は元気になるんだよ!それってすごい事だと思わないか?」私も彼のように、問題が深刻だと知っても、笑いながら生きていきたいです。自分の身体の限界を知る事は、悪い事だけではないです。深刻な問題があると知り向き合うのは、とても恐いし勇気が要る事ですけど。でも、医者が言った「気をつけなくてはならない年齢」のラインは越えました。だから現実を直視し、その上で楽しく生きる事にします。気の合う友人達とは一緒に遊びたいし、趣味の漫画も沢山描きたいし、旅行したい場所は沢山あります。もし現実が厳しいものだったら、きちんと計画なりを立てて、出来るだけ有意義に過ごせる様にします。心のどこかで、それでも長生きできるかも、と思ってる部分もあるのですが、それは単にそう思いたいだけかも知れないです。今はちょっと原稿で忙しいので、一段落したらMRIで調べて来ます。これからも人生を楽しく生きる為に。
2013年04月08日
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中国との断交を貫き、台湾を国家として認証し国交を続ける巨大国家が欧州には存在します。総面積は東京ディズニーランドほど。しかし人口約12億人を抱え、2000年に渡る継続した歴史を誇る最大宗教カトリックの総本山、ヴァチカン市国です。昨今ヴァチカンは、一部の堕落した聖職者によるスキャンダルにまみれ、禁欲を貫くことを教義とするカトリック聖職者のイメージを失墜させ、増加の一方であるイスラム教人口の脅威にさらされております。しかしここに来て、高齢と体調不良を理由にした前法王様の引退と新法王様の誕生は、守りに入っていたヴァチカンの姿勢が変わったという印象を受けました。中国とヴァチカンの因縁はとても根深いものです。中国共産党のカトリック弾圧は、昨今のチベット仏教弾圧と同じほど苛烈で、幾人ものカトリック神父が行方不明となりました。そのためヴァチカンは北京にあった支部を台湾へ移し、中国とは断交し、今に至るのです。今では中国共産党はヴァチカンの許可無しにカトリック教会を独自に作り上げ、愛国教会と呼んでおります。中国の国力が世界へ与える影響が最大限に膨れ上がった年、世界経済の希望を中国に託そうと幾多もの諸国がかん違いした2005年から北京五輪の年、ヴァチカンすらも中国に柔軟な姿勢を見せたことがありました。しかし北京五輪が開かれた2008年をピークに中国の影響力は下がり始め、世界が中国の経済力がハリボテだったと知った今は、ただその軍事主義的な側面のみが際立っております。国内の不満分子をなだめるために、対外攻勢を強めている中国ですが、それが逆に中国の国際的立場を失墜させる一因となっております。2005年辺りから、カトリックの信者数が減り続けていることに悩むヴァチカンは、中国との対話を望んでおりました。しかしヴァチカンは、西側諸国の中で唯一、台湾を国家として認め、国交を続けている国です。今回新しい法王様が誕生した際に、中国はヴァチカンに内政干渉にも当たる圧力をかけたのです。台湾との国交を、断交するようにと。個人的に、これにはとても驚かされました。中国はここまで外交下手だったでしょうか?ヴァチカンは国家規模としては小さいですが、影響力は世界一です。人口(信者)の数も、12億人で、13億人の中国の人口と比べても少なくはありません。アメリカですらも、ヴァチカンの持つ影響力には敵わないくらいです。ヴァチカンの姿勢が中国に対して柔軟なのは、決して弱いからではありません。あくまでも宣教が目的だからです。ヴァチカンを攻撃すれば、どれほどの国が敵に回るのか考えるだけでも恐ろしいです。どう見ても反感しか生まないような、真正面からヴァチカンに内政干渉した今の中国は、超大国をまとめて世界とぶつかり合うだけの人材が、極端に不足しているのではないかという印象を持ちました。中国という存在は、ヴァチカンにとって長い間の不穏分子でした。カトリックへの弾圧を続けるだけではなく、ウイグル地区のイスラム教徒、チベット地区のチベット仏教徒、更に気功を通じた思想の法輪功など、共産主義という大義名分を掲げた帝国主義を脅かす存在を、徹底的に排除してきました。その結果、道徳心の伴わない究極の資本主義国家に変貌したのです。内需の空洞化を埋め合わせるために国費を湯水のように注ぎ、対外体裁を整える砂上の城状態の帝国主義の土台がゆっくりと揺らいでいる今、弾圧を緩めることはないでしょう。中国による宗教弾圧も、経済の不透明さも、人権蹂躙も、どれほど言論統制を敷こうと、世界をつなげるネットによって世界中に情報は広がり、核兵器を持った中国との戦争回避のため正面対立を避ける各国政府とは異なり、一般市民レベルでは中国に対しての嫌悪が高まり続けているのが現状です。ヴァチカンにとってむしろ、中国との歩み寄りよりも断固とした拒絶姿勢が、世界に向けてのアピールになるのではないでしょうか。台湾をあくまでも国家として認識し国交をするヴァチカンの姿勢が、台湾を守り続けていた一因でもあると思うのです。台湾が国家として認識されなくなってしばらく経ちますが、ひょっとすると今の流れの先には、ヴァチカンがきっかけとなり、台湾との関係が最良好な日本も関わり、台湾が再び国家として国際社会に復帰するのも、そう先の未来ではないのではないかと思いました。台湾に代わり中国が国家として国際社会に現れたのは冷戦期。しかし冷戦時代は終わりを告げ、世界情勢もパワーバランスも当時とは全く異なっています。今までの常識が覆されていくであろう今後の世界情勢、不安よりもどこか期待を寄せてしまっております。願わくば、軍事衝突は回避されますように。
2013年03月19日
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以前アトピーからの克服を扱ったブログを書いたことがあります。成人アトピーはヨーグルトと断食で治せる話。 http://plaza.rakuten.co.jp/dynasty/diary/201203290000/自分は成人してから、5年ほどかなり過酷なアトピーとの戦いを経て今にいたります。どの暗い酷かったかと言うと、飲酒などすると顔全体が固くなり、とても外出など出来ない程であったり、鎖骨の窪みや首筋の上には膿が出来て出血する程酷い炎症が何年も続いたり、腹から内腿や膝裏に掛けて痒さの余り眠れなかったりする程の炎症を持ったりと、もう寝られない程酷かった時期がございました。しかし、徹底した体質改善の結果、ただ今アトピーはほぼ全治に近い状態です。時おり無理をし過ぎたりすると内股や肘など、一番弱い部分(内股はリンパが滞りやすく、肘は慢性腱鞘炎持ち)に出ることはありますが、食生活に気を付けて、岩盤浴やマッサージでむくみをほぐすと、数週間程で治まるようになりました。以前のブログにも書きましたが、アトピーを克服することが出来たきっかけは、「アトピーは内臓と直結している」と気付いてからです。ニキビの原因がホルモンバランスであるように、身体の表面上に起こる炎症などの異常は、体内からの不調を訴えるサインなのです。自分は、エクササイズやアーユルヴェーダのマッサージなどでのリンパの流れの改善から始めましたが、それも多少良くなる程度で決定的ではありませんでした。しかし、「おお!」と声を上げてしまうほど効き目を感じたのは、やはりヨーグルトなんです。ヨーグルトによる食事制限。つまり、まずヨーグルトのみで一日過ごすと言う、ヨーグルト断食です。すぐに、酷い炎症が引いたのですね。アトピーの最もたる原因は、腸の不調だと聞きました。腸機能に問題があるために、アトピーになるのだと。腸に問題があると、ガスが発生します。つまり、悪玉菌だらけと言うことです。そこで、ヨーグルト(プレーン)のみを摂取することで、腸に活を与えて善玉菌を増やす訳です。ヨーグルトのみで1日過ごすと、まず、びっくりする程ガスが出なくなります。そして、じくじくしていたアトピーの炎症が沈静化して来ます。アトピーの痒みからの解放。これはもう、アトピーの痒さに苦しまないと分からない悦びです。暴飲暴食をするとすぐに、アトピーは再発します。それが怖くて、自然と超健康的食生活となって行きました。ヨーグルトをきっかけにしたアトピー全治。目に見えて分かる効果に、暴飲暴食を敬遠するようになり、およそ3年で全治しました。ずっと膿みと出血に悩み、えぐられた様な痕があった首筋の、一番酷かったアトピーも今では僅かな痕が残る程度。自分で経験したから分かります。アトピーは治ります。自分の身体としっかりと向き合い、アトピーは身体からの不調を知らせるサインなのだと理解し、身体の中を労ることで、アトピーはステロイドを使わずに治すことが出来ます。人の身体は千差万別ではございますが、もしまだヨーグルト断食を試されてない方は、是非一度お試し下さい。ひょっとしたら、それがアトピーを治すきっかけになるかも知れません(^^)。
2013年02月15日
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以前に働いていた場所には、かなり高圧的で感情的な部長がおりました。その人はそれなりに有能ではあるのですが、かなり感情にムラがあり、自己中心的。自分の思い通りにならないと周囲に当り散らしたり、部下を集めて駄目だしをしておりました。部長本人は仕事が出来る方ではあるのですが、とにかく自分基準。ほんの少しでも自分の決めた方向に物事が進まなかったり、遅れたり、基準に達しなかった途端に、とてつもなく怒り狂うのです。「俺は仕事が出来るのに、お前らが無能だから俺まで出来ないと思われるだろう!」つまり、部長として部下を育てたり、守ったり、引っ張ったりと言う事は、彼の価値観の中には存在しないのです。彼にとって部下は、「自分に取って都合が良いものでなければならない。」という理屈なのです。 *********その職場は、初日からオフィス全体に妙な空気が漂っていると感じました。よどんだ空気と言いますか、風通りの悪い場所のこもった空気が常に漂い、人の気持ちを沈めさせているようでした。鬱積した感情が蔓延し、6割の社員が軽度~重度の欝持ちと言う有様。あまりの陰鬱な気配に体がこわばり、わたくしでさえも毎日オフィスを出るころには、肩こりから来る頭痛に悩まされるほどでした。そう言った場所に長居すると精神衛生上よくないと判断し、わたくしは1年ほどで辞め転職いたしましたが、先日当時のオフィスで顔見知りになった人々と飲みに行く機会がございました。「あの人、なんかもう死んじゃいそうなんだよね。」「あんなに元気だったのに。」誰のことかと聞くと、わたくしも知っている一人の社員のことでした。「え?死んじゃいそうって??」とにかく驚きました。なぜならその男性社員は、かつてはとてつもなく明るく、やる気満々の人物だったからです。 *********A氏が海外赴任から戻ってきたのは、わたくしがその会社をやめる数ヶ月前。家族を連れた10年にも渡る海外赴任だったため、子供達はすっかり海外生活に馴染み、彼自身も赴任先の欧米文化に影響され、日本人には珍しくハキハキとモノを言い、積極的で行動的な人でした。海外から戻った当初は部長にかなり気に入られ、彼自身も母国日本で海外で培った能力を活かしたいと、いつも笑顔で仕事に向かっていた姿が印象的でした。そんな人物に、いったい何があったというのでしょうか。「最初は部長も『有能な部下が出来た。』って大喜びだったんだよ。でもあの部長、常に自分に取って都合が良い部下じゃないと気がすまないじゃん?最初はAさんもやる気満々だったんだけど、Aさんが慣れない日本でちょっとミスする度に、怒鳴りつけるようになったんだよ。それも、わざと他の社員達が大勢いる前で。」頑張っている積極的で活動的な社員が、ほんの僅かなミスで大勢の社員達の前で怒鳴り散らされる。それを、ミスをする度に繰り返される。人のプライドを砕くには、充分すぎるやり方です。 *********「お前の所為で、俺の立場がまずくなるだろうが!どうしてくれるんだ!」「お前のやり方で、皆が迷惑するだろうが!」「もう明日から来なくていい!」「期待した俺が馬鹿だった!」人前で、そう怒鳴られて平気な人がいるでしょうか。1年ほどで、A氏はみるみる萎んで行ったそうです。ミスに対しての不安から仕事は消極的になり、今度はその消極的姿勢を部長に怒鳴られ、次第に仕事中殆ど口を利かなくなってしまったそうです。「皆が帰った後、一人でオフィスのデスクに座って、じ~っとデスクの上を見てるんだよね。」「声かけても、返事しないし。」皆心配はしているのですが、前述した通り社員の6割が欝というオフィスの環境。恐らくその6割も、その部長に壊された者が殆どなのでしょう。新人の子から順に、欝になっていくそうですから。欝ではない残り4割は、順応能力の高いタイプです。部長に怒られてもすぐ気分転換できるスルー能力タイプ。仕事の後に力いっぱい愚痴り合える仲間を持ってる社交的なタイプ。部長の前で透明人間になれる気配を消せるタイプ。人前で怒鳴られても平気な神経が極太のタイプ。もしくは、とてつもなく有能で勘が鋭く、その都度その都度部長が求めていることに、何も言われなくても応じられるタイプです。以下のタイプが、今でも付き合いのある方々です。だからこそ、独裁者のような部長の下で長く働くことが出来ているのでしょう。 *********その会社は大きな企業ですが、不況のあおりを受けて最近では多大な損害を出しています。でも、大事な社員を片っ端から潰していくような部長が、暴君として君臨している部門があるのだから、一事が万事で会社の姿勢そのものに問題があるのかも知れないですよね。上に立つ人間は、下の人間を育てたり守ったりするだけの器は、最低限求められると思うのですよ。ましてや、潰してしまうなんて以ての外。A氏のことは気がかりですが、海外赴任経験もあり海外で成果も出している有能な人物なので、暴君の下で再起不能になってしまうよりも、転職なども視野にいれて頑張ってほしいです。
2013年01月17日
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2013年は新しい時代へ向かうための、再生の年です。日本に取っての再生の年。世界に取っての新しい時代の幕開け。1月はおだやかに始まりますが、今年は日本国内も世界も大きく変わる激変の年となると思います。皆さんの考え方や価値観においても、色々変化がおきるのではないかと思います。今年は、前に向かおうとする人々にとっての、変化の年なのです。古く不必要な価値概念から、新しい価値概念へと変化していく一年です。今年は日記などをつけると、一年を通じて自分自身の考え方の変化を見て取れるかも知れません。1月は大きく躍動する変革に向かう前の、準備期間です。「今年こそ。」と、そう思われる方、身辺の不必要なものを思い切って捨ててみてはどうでしょうか。自分は年末から、断捨離を行っております。日本において、2013年は象徴的な年になると思います。より実践的な東北復興と、震災で助けてくれた国々へ報いるため、そして日本の力を必要としている国々に再び手を差し伸べるため、強い国力を取り戻し日本再生を具現化していく方向に進むと思います。日本の国力復活の、狼煙が上がる年となるでしょう。※※※「日本の再軍備を強く支持する。」去年の終わりの、象徴的な出来事です。フィリピンが出したこの声明は、日本国内ではあまり取り上げられませんでしたが、世界中に衝撃を与えたものでした。声明は記事となり世界中を駆け巡り、特に英国などでは驚きをもって受け止められました。かつて日本によって植民地化されたフィリピンが、日本の再軍備を熱望していると言うのは、アジアの情勢が大きく変化したのだと言う強いメッセージとなりました。それほど中国の覇権主義による脅威は、アジア地域にとって切迫したものとなっているのでしょう。このフィリピンの意向こそが、今年から始まる新しい時代の幕開けを象徴するものだと思います。第二次世界大戦後から続いていた世界情勢の価値観が、完全に崩れ去ったことを意味するからです。※※※未だ日本国内の共産党は現実から目をそらし続けています。「中国はもはや共産国ではなく資本主義国家だ」という部分に対して、コメントすらしません。しかしダブルスタンダードを続ける限り、共産党という存在に信用は無く、政党すらもただの死に体でしかありません。日本共産党として主義主張を掲げたいのなら、まず中国の共産党を隠れ蓑にした資本主義政策を批判すべきです。それが出来ないのであれば、主張に何の説得力もないし、理想論しか掲げられない理想主義者たちのお遊びにすぎません。中国は、共産主義ではありません。中国における共産主義体制は、とっくの昔に崩壊しております。今現在の中国と言う国は、共産党という言葉を掲げているだけの、格差社会と賄賂を是とする腐敗政治が引っ張る資本主義国家です。共産主義とは、本来人民の平等性に価値を見出します。しかし中国は、経済力による格差を基盤として、国力を増強してきました。つまり、己が理想としていた共産主義を踏みにじった末、格差社会を逆手にとって低賃金の労働力を武器に、真逆である資本主義を基盤とした強国となったわけです。しかし純粋な資本主義ですらなく、一般市民の民意は力でねじ伏せられ、賄賂が横行する腐敗政治です。そのため力を持った共産党員の子息たちはとことん甘やかされる結果となり、手身近な金儲けに没頭するが余り開発力は空洞のまま、若い世代が育つ基盤が失われてしまいました。つまり、発展途上国から先進国に変わる機会を、己自身の手で潰してしまったわけです。その国政の失策を誤魔化すための、対外覇権主義なわけです。中国は、最も危うい方向に向かって進みだしたのです。※※※安定した国力とは、内需力や国民力によるべきものです。外需に頼る経済は、とても不安定なのです。しかし中国は、人民の生活基盤を支え国民力を上げることではなく、一部上層の人間だけが得をする資本主義社会を作り出してしまいました。結果、格差のみが広がり、中流以下の者達は溜まり続ける鬱憤のはけ口を常に求めるようになったのです。そういった者達の不満解消に、中国政府が取った手段が、去年の反日暴動だったのです。だからこそ、ターゲットにされた日本企業は、分かりやすく下層階級の手の届かない高級製品を取り扱う車や家電関係の大企業や、デパートなどだったわけです。昨年の反日暴動は、人民の不満のはけ口のスケープゴートを作るための、明確な国策でした。しかし同じ手は何度も使えません。にも関わらず、人民の不満は溜まる一方です。だからこそ、今年から中国は、強硬な覇権主義に動き出したのです。ようするに、日本を仮想敵国にすることが、国民の不満が政府に向かうことを防ぐ、最も効果的な方法と判断したのです。しかしこれは中国にとっての、パンドラの箱となるでしょう。※※※中国の強硬な覇権主義は、国内の不満分子を外に向けるための国内政策です。対外政策ではありません。それほど、中国という国で頂点に立つ者達は、人民の力を常に恐れているのです。しかし中国はまだ気づいていないのです。というより、意識を向ける余裕がないのです。10年前の中国なら、一番避けたかった事態、全力で阻止したであろう情勢を、今中国自身で作り出し後押ししてしまっているのです。それは、日本と東南アジアとインドの軍事的結束でした。自らの手で、日本と東南アジアとインドの軍事協定を強化させていることに気づかないほど、中国政府の国策は行き詰っているのでしょう。あれほどまでに順調だった経済成長は止まり、対日資源輸出制限と言う失策の影響も響き、工場の雇用も東南アジアに奪われつつあります。経済の不安要素に加えて、今中国には巨大な国を纏め上げ、引っ張るだけの力を持った政治家が不在なのではないかと思われます。しかし今後の甘やかされた世代から、強い政治家が生まれることはないでしょう。そういった政治家が次に現れるのは、今の政権を打ち倒すときではないでしょうか。2030年までに中国はアメリカすらも超えると言われておりますが、実際は2030年までに中国は分裂するのではないかと思います。※※※さてさて。中国や韓国は常々、日本の右傾化などとヒステリックに叫びますが、その主張に耳を傾ける国は、中国の覇権主義台頭と反比例して、存在しなくなっていくでしょう。中国、韓国、特にこれら二国は、日本を始めとする他国に経済依存して発展しました。両国家の今現在の国家規模は、あくまでも外需の力によるものです。中国や韓国が日本を追い越したなどという記事はよく目にしますが、それはあくまでも「投資先としてのポテンシャルが一時的に上がった」だけに過ぎません。あくまでも一部企業などやバブル経済が引き上げた、一過性の強さに過ぎないのです。日本は去年まで、投資先としてはさほど魅力的ではありませんでした。なぜなら、内需や一人一人の生産力は強いのですが、慎重すぎる国民性が原因で高止まりしていたからなのです。では世界は日本を本当に、国力が下がったと見ているのか?それは大きな間違いです。そもそも、日本の国力を低評価できるほど順調な経済強国は、今どこにもありません。むしろ震災復興という具体的な目標を持った日本の方が、欧米諸国よりもずっと希望があるくらいです。欧米諸国は一昨年までは、中国に歩み寄る傾向が強く見られましたが、去年には殆ど見られなくなりました。一昨年まで欧米は、本気で中国に賭けていたのですね。強大で安定した十億人市場の巨大経済の出現を。その甘すぎる展望は、サブプライムバブル経済で浮かれていたとしか言いようがありません。去年の中国経済の停滞を見て、恐らく現実を思い知ったのでしょう。日本は、隣国として摩擦があったからこそ、欧米よりは分かっていたはずです。中国に「長期投資に向いた安定した経済基盤」など、求めてはいけないことを。なぜなら中国には、高度成長期でないと支えきれない、数億人に上る流動民が存在しているからです。しかし、中国のバブルは2011年に弾けました。数億人もの流動民たちは、農村部から仕事を求めて都会に出てきた不安定な生活基盤を持つ農工民たちです。高度成長の時期に、大量に都会へと流れ込んできた彼らは、今職を失い、数億人もの失業者と化し、不満と鬱憤を抱えながら足掻いているのです。そして彼らの不満と怒りの矛先は、失業者対策をしない中国政府へ、ゆっくりとシフトしているのです。だからこその、対日強硬政策です。中国は完全に、日本を仮想敵国とすることで、国内世論を支配する方向に動き出しました。それだけ中国政府は、国内世論を抑えるために必死で、切羽詰っているのでしょう。なので今後、日本がどれほど融和政策を行おうと、中国の強硬論は変わらないでしょう。なぜながら、日本との国際関係が問題なのではなく、あくまでも中国は国内世論対策のために、敵国としての日本が必要だからです。今年中国は、日本人の誰もが驚き脅威に感じるほどの、強硬な手段を取ってくるでしょう。しかし逆に、それが戦後滞っていた日本国防衛の意識を目覚めさせることになるでしょう。そして日本の再軍備は、東南アジアと米国を中心に、世界で支持されることとなるでしょう。今年は様々なことが変化していく年となると思います。しかしきっと日本国内は、去年までと違い、明るく前向きな風潮が目立つ流れになると思います。時代の転機となるであろう2013年、良い年になりますように。
2013年01月11日
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取り残されるハリケーンの被災者達。やはりというか、予想通りというか。ハリケーンサンディで甚大な被害を出したニューヨークのスタテン島。ニューヨーク市内から近いにも関わらず、これといった産業も無く、中流階級のコミュニティ中心で高齢者も多い土地柄であるために、天災などによる被害から立ち直る力が最も弱いと言われております。そのスタテン島。なんと、未だに停電している地区もあるとか。3週間経って、一般家庭の電力復旧が出来ていないとは。マンハッタン内の金持ちエリアの復興は順調ですが、中流階級以下は見捨てるわけです。これが、資本主義。金を持つか持たないかで、扱いの変わる社会。大災害でも、財力カースト制度の絶対的権威は変わらないわけです。だから、わたしはアメリカから帰国したのです。気づいたからです。「この国は、たった一部の勝者が笑うためだけに、99パーセントが犠牲になる社会構築だ」と。決して非難しているわけではありません。資本主義とはそういうものなのです。資本主義だからと言って、同じように一部だけが笑う社会構築となり果てた「共産党であるはずの」中国のように、権力中枢が腐敗しきっているわけではありません。しかし、資本主義という社会構築が恐ろしいのは現実です。アメリカは資本主義だからこそ、若さと希望に満ち溢れた人々は、ありとあらゆる享楽を享受することができるのです。若いときにアメリカで過ごすのはとても楽しいです。若いころは、エネルギーに満ち溢れた肉体こそが財産。その財産を、余すところ無く活用できる場所であります。しかし30代に入ると、享楽に身を委ねるよりも、実質的な生活を重んじるようになります。年齢を重ねれば、身体が常に絶好調というわけにはいきません。そう考えたときに、アメリカという国はあまりにもリスクが高いと判断しました。アメリカには、国民保険がありません。これがあるから、日本では3割負担とは言え、安く治療を受けることが出来るのです。たとえば、集中治療室に一ヶ月でも入院すれば、日本では100万―200万程度でしょうが、アメリカでは億です。1億。だから、癌になったのが原因で、治療費のために家を売り払い、ホームレスになり結果のたれ死ぬケースが後を絶たないのです。マイケル・ムーア監督の「Sicko」でもありましたね。金を持っていない緊急運搬されてきた患者を、タクシーに乗せスラムに捨てても、病院は罪に問われないのですよ。金を持っていなければ、治療はされないのです。金を持っていない患者を治療しないのは、病院側の権利なのです。それが資本主義の現実です。資本(金)の主義ですから。資本(金)が正義なのです。だから、TPPには慎重にならなくてはいけないのです。アメリカが狙っているのは、この日本における社会保険制度なのですから。国民保険を取りやめさせ、高額な民間保険を日本人に押し付けたいのですよ。アメリカは頼れるよき隣人ではありますが、資本主義制度は受け入れてはなりません。資本主義制度は、資本という名の付いたピラミッド型の封建制度です。亀井静香さんは、左よりの意見は好きではありませんが、TPPに関してだけは的を得たことを言います。なので、左よりの考えはまったく持って賛同出来ませんが、TPP反対を信念を持って掲げているために、国政には必要な存在だと思います。命がけでTPP参加阻止のため戦ってほしいですね。本来政治家とは、信念理念のために、そして何より国のために、命がけで戦うのが仕事なんですから。今後の日本には、まずは日本と日本人のために戦えない政治家は不必要です。ですから、日本と日本人と日本社会が嫌いで仕方がない様子の政治家達は、表舞台から迅速に消えるべきですね。そして、お好きな国に大金もって移民すればよいのです。話はそれましたが。スタテン島およびハリケーンサンディの被災地。ウォールストリートなどの金融地域などは、一部を除いて生活は元に戻っております。しかし、ニュースでは殆ど無視される近郊の中流階級の生活はそうではないんです。家を失った高齢者たちが、将来の見通しが何もないまま、ボランティアの方々の炊き出しに頼るような状態です。この炊き出しがなくなったらどうなるのか?日本なら仮設住宅となるのでしょうが、アメリカはそのようなことはしません。資本主義ですから。日本のように金銭的に困窮した方々、とくに高齢者達を、仮設住宅に無料で入居させるなんて制度はありません。資本主義ですから。アメリカの社会の中の弱者達は、毎回大規模な天災があるたびに、生活手段を奪われます。そして資本主義の社会のひずみの中で、忘れ去られていくのです。スタテン島の高齢者の方々。親戚や家族がおらず、行く当てのない方々。アメリカでは、孤独な老人の行く末が取り上げられることは殆どありません。高齢者の孤独死だとか餓死だとか、アメリカでは問題になりません。多すぎるから。社会の弱者がのたれ死ぬのは、資本主義の社会では当たり前のことだから。「この先どうなるんだろう?」呆然とする、ニューヨーク近郊の高齢者達の姿を見ると、彼らを待ち受ける未来には、殆ど希望がないことが分かるので、とても胸が痛むのです。アメリカはよき隣人です。反日を煽ることでしか国民をまとめられない隣国たちよりも、ずっとよき隣人です。しかし、価値観も、主義も、政治色も、まったく違うのだと考えて、きちんと距離を保って付き合っていかねばならないと思うのです。
2012年11月22日
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毎年恒例のボジョレー・ヌーヴォ解禁祭りが開催されました。実はボジョレー・ヌーヴォの消費量は、日本は世界的にもトップクラス。縁起が良い初物好きな日本人らしい思います。フランスのワイン市場においても、日本は大事な顧客であるのでしょう。特にフランスでは昨今、ワインの国内消費量が減り続け、その市場そのものが外国勢の顧客に頼っている部分があるので、安定したワイン愛飲家の多い日本は、フランスにおけるワイン市場の重要なパートナーであると思います。若者の●●離れ、と言った話は何も日本だけではないようで。日本で日本酒離れが話題になる中、フランスではワイン離れが問題となっているようです。しかしこの「若者の●●離れ」とは果たして何なのでしょうか?「若者の●●離れ」などと言うのはナンセンスだと思うのですよ。世代が違えば趣向が違うのは当然。自分達と違う意見、趣向、考え方を若い世代が持つからと、苦言を言わないと気がすまない世代は、若い世代からしたらいい迷惑なんじゃないでしょうか。情報伝達技術が進化し、世界中がネットワークによって繋がった環境で育った世代が、多種多様なものに食指を動かすのは至極自然である思うのですが。フランスのワインが、国内消費量が減る代わりに、海外の顧客に支えられるように成長した市場であるように、昨今では日本酒の市場が次第に国際市場を大きくしつつあります。恐らく10年20年後は、日本酒の市場も、海外の顧客によって支えられることになるのではないでしょうか。本当に良いものは、ステマやごり押しをしなくても、受け入れられるものですから。海外市場を大きくするのは、決して間違っているわけではないと思うのですよ。見切り発車をすれば失敗するでしょうが、慎重かつ堅実な方法で大きくしていけば、メリットの方が大きいと思います。(TPPに賛成しているわけではありません。念のため。)10年前に比べて、国際間での物資の流通も容易くなり、以前では手に入らなかったような海外の製品も、大手のネット販売のサイトを通じて購入できるようになりました。そして前述したように、日本の若者が日本酒離れをしているわけでも、フランスの若者がワイン離れをしているわけでもなく、選択肢が広がったが故相対的に消費が下がっているように見えるだけで、流通手段さえあれば良質なものはその市場をより広げるチャンスにもなりえると思うのです。日本酒は、とても洗練された素晴らしいお酒です。いい水なしには作れない、繊細な酒という趣向品の傑作です。わたくしはワイン好きですが、しかし日本酒の中でも生のお酒、とくに発酵中のお酒には目がありません。実はわたくしは、さほど酒類のうんちくに詳しいわけではありません。ワインに関しても、長い間赤ワインに特化して飲み続けていたために、自然と舌が肥えてしまっただけですし。最初に「日本酒の生酒」なる存在を知ったのも、漫画からでした。友人が薦めてくれた名作漫画、酒好きなら一度は読むべき「もやしもん」です。「もやしもん」は、ドラマは知りませんが、漫画は面白いです。菌が見える大学生男子と、彼を取り巻く農大の話なのですが、酒関係の話は特筆すべき面白さです。ゆるーいノリで綴られる、日本酒に関しての耳よりなお話は、特に面白かったのですね。下戸の方ですら「飲みたい!」と思わせるくらいの内容。漫画の中にも出てきますが「日本酒特有の癖が苦手と言うのは、実は保存のために劣化させた日本酒だからだ」と言うくだりには、目からうろこでございました。「日本酒本来の味が楽しめる生の酒」に手を出したのは、漫画を読んでから一週間も経たなかったと思います。今では、冬にはワインの消費量を減らし、なるだけ色々な種類の、蔵元直送の生の日本酒を楽しむようにしております。活性日本酒と呼ばれる、発酵しているから発泡しているスパークリングの日本酒(大体は濁っております)がお気に入りなのですが、この円やかさを味わってしまうと、シャンパンすらも「癖がある」と感じてしまう程です。活性日本酒の生の発泡酒は、アルコールに強くない方にこそ試して欲しいです。さきほども書きましたが、とにかく円やか。アルコール独特の匂いがありません。そして発酵途中なので、従来の日本酒に比べてアルコール度数も低め。飲みかけで蓋を閉め冷蔵庫に保管した次の日でもまだ発泡しております。なので、飲みきれなくとも何日も楽しめる、しかもその間に発酵が進んで風味が変化していく、色々とお得な存在なのです。このような、発酵途中の生酒が味わえるようになったのも、ネットや輸送手段が発達したからなのですね。今では様々な酒蔵が、蔵出し生酒をネット販売しております。もし興味のある方は、楽天で「日本酒 生酒」と検索をかけてみてください。純米が一番お勧めデスヨ^^。まだまだ国外では、従来の日本酒しか知られてはおりませんが、海外の方々に生酒を試していただいたことがありました、結果は予想以上!皆「え!?」と言った顔をしたまま、手元のぐい飲みを凝視してしまうほどです。しかしそれは日本人でも同じ。驚くのです。あまりの美味しさに、「今まで自分が知っていた日本酒とはなんだったのか?」となるのです。自分も、初めて口にした時には、そうなりましたが(笑)。そんな日本酒の生酒ですが、近所の信頼できる酒屋さんでも購入しておりますが、楽天で購入し試したのは以下となります。オーソドックスな、しかし文句なしの旨さ!やさしい米の風味と、癖になる酔い心地。辻善兵衛 純米吟醸雄町活性にご...価格:1,600円(税込、送料別)古代米を使った珍しいピンク色の活性生酒!アルコール度数低めで飲みやすいので、女子会とかにおすすめ??このお酒の売り上げの一部が義援金として送られます【超限定品・入...価格:1,200円(税込、送料別)これからまだまだ色々試していくつもりです(^^)。生の日本酒は二日酔いしません。なので、お酒好きで忙しい方、年末に向けて生の日本酒をお供にがんばりましょう。
2012年11月20日
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角田美代子がサイコパスであると言う話題に、前回触れました。似たような事件、北九州監禁殺人事件の松永も典型的なサイコパスです。サイコパスとは、反社会性人格障害。人格障害という言葉が気軽に使われる昨今ですが、人格障害とは平たく言えば「異常人格」です。もっと厳しく言えば「迷惑人格」です。その迷惑を蒙る対象は、己自身であり他者でもあります。だからこそ「人格障害」というタグは、注意喚起的意味合いもある訳ですが、時折この「人格障害」を言い訳に使うケースが見られます。人格障害を言い訳にしてはならないのです。人格障害は病気ではなく、人格、性格の問題。己自身で向き合い克服すべきであって、周囲も不用意に甘やかすべきではありません。そうでなくては、周囲も人格障害者本人も、辛い思いをするだけですから。反社会性人格障害者は人格障害の中では一番広範囲に迷惑をかけるタイプです。最も犯罪に走りやすくもあるのですが、それが角田美代子や松永が犯した事件ほど悲惨な結果になった状況からは、とあるパターンを見ることが出来ます。それは他の人格障害でも見られるパターンであるので、一例を紹介したいと思います。【境界性人格障害者と共依存症者のコンビ】最近、境界性人格障害の人物と、共依存症者のコンビを目の当たりにしました。人格障害者が味方(共依存症の無責任な擁護など)を得ることで、問題人格が助長され、関わった人々に迷惑を撒き散らす典型的なケースでした。互いに依存しあう状況になるまでは無害だった二人が、依存しあうようになってから周囲とのトラブルを引き起こすようになるまでの流れは顕著で、境界性人格障害者と共依存症が依存しあった結果如何な状況が派生するのかを知る上で、今後参考にしやすいケースでした。境界性人格障害は、情緒の面で極めて不安定です。自己像が不安定で、自分を愛せないので他人も愛せず、自分を信用できないので他人も信用できません。常に空虚な感覚にとらわれているため、突然理由もなく落ち込みます。他人が楽しげだと極端に苛立ち不機嫌になるか、自傷行為を行います。他者に対して、理想化とこき下ろしの両極端な行動しか出来ません。他者と自分が「別の人間である」と言う認識が薄いので、健康的な人付き合いが出来ません。対人関係を「敵か味方か」と言う極論でのみ判断する傾向があります。などなど。人は大人になる前の青春期、十代前半のころには、視野の狭さ、精神面の未熟さ、ホルモンバランスの不安定さから、境界性人格障害的な特徴を持つ者は少なくありませんが、年齢的な問題なので境界性人格障害と括るのは難しいと思います。20歳以降で境界性傾向が続く場合、境界性人格障害なのです。・依存しあう不健康な関係共依存症の者と、境界性人格障害の組み合わせは最悪です。共依存症は、いわゆる依存中毒です。何かに依存していないといられないほど、自我が弱いのです。カルト宗教にも嵌りやすいタイプです。共依存症は、自我は弱いですが、依存する対象を見つけた場合、依存する対象のタイプによっては他者に攻撃的になったりします。それは、カルト宗教を妄信した末、己の妄信する宗教を否定する相手を攻撃するカルト信者に見られるパターンです。そして共依存症の典型的な特徴として、他人の面倒を見たがります。しかしそれは、面倒という名目のコントロールです。なので相手に問題があればあるほど。面倒を見ることで、他人を自分に依存させるのです。自己評価が低いので、苦労してる振りをしながら苦労の絶えない関係性に依存し、相手を自分に依存させることで、必要とされたい願望を満たすのです。必死に面倒を見て、それにより相手をコントロールします。共依存症が依存する対象が、境界性人格障害者の場合、境界性人格障害を助長します。共依存症の者は相手を繋ぎ止めるために必死になりますから、無責任に相手を擁護します。カルト宗教に嵌まる代わりに他人に嵌まっている状態です。・共通の敵を作り出すと言う行為境界性人格障害者と共依存症者のコンビによく見受けられるのが、「共通の敵を作り出す」と言う行動です。境界性人格障害と共依存症は互いの絆を強めるために、共通の敵を作り出します。大抵は、境界性人格障害者が目を付け、共依存症が境界性人格障害者を煽り、共通の敵とされた者に対しての敵愾心を共有することで、互いの存在意義を見出すのです。周りにいる者にとっては、たまったものではありません。周りから見たら、二人が大騒ぎをして、大きくならなくてもいい些細な問題を、大問題にしているだけに見えます。しかし境界性人格障害者と共依存症の二人に取っては、「大きくされた問題」は、もはや互いの絆のための大事な燃料です。この地点での二人の心理は、一種のカルト信仰的状態に陥っておりますから、周りなど見えないのです。客観的判断能力も喪失しております。むしろ、自分たちだけの歪んだ考えを理解できない周囲に、納得が出来ないのです。見える範囲に境界性人格障害者と共依存症のコンビが存在した場合には、家族である以外は距離をおくしかありません。どれほど周囲が友好的対応をしようとも、どこかの地点で必ず揉めます。なぜなら境界性人格障害者は、相手が100%思い通りにならないと気がすみません。その欲求は、関係が深まれば深まるほど大きくなって行きます。境界性なので、自分と他者が違う個体であると言う認識が出来ないからです。仲良くなればなるほど、相手が自分とまったく同じ感覚を持たないと、違和感を覚えて苛立ち、そして相手を攻撃するのです。共依存症でもない限り、そのような境界性人格障害者の要求に応えるのは不可能です。一方共依存症は、依存症なので、境界性人格障害者の欲求にとことん応えようとします。境界性人格障害者が敵愾心を持った対象がいた場合、その感情を共有しようとします。共依存症者が狡猾な場合には、率先して第三者の敵を作り出すことすらします。その人物に境界性人格障害者のネガティブな感情の矛先を向けさせることで、自分の身の安全を図りながら、依存的関係をより強固なものにしていきます。自分が目の当たりにしたのは、共依存症者が境界性人格障害者をコントロールし、共依存症の方が共通の敵を率先して攻撃するというケースでした。そしてこの行動が始まった途端、コンビの互いへの依存度が極端に上がり、周囲への迷惑度合いも比例して上がって行きました。このときには既に、共依存症は己自身は「良きことをしている」と言う陶酔に陥っていたのでしょう。共依存症者は境界性人格障害者の為に、「敵」と仮定された第三者を攻撃し、それを境界性人格障害者に見せ付けることによって、「私はあなたに忠実である」というアピールにしておりました。周囲からは、その異様な関係性や行動は明らかなのですが、本人たちは自分たちの世界の価値観に酔いしれているので、もはや客観的なものの見方など出来ません。他人が自分たちを咎めたり、距離を置いたりする原因が、自分たちであるとすら気づかないのです。以上のケースでは、周囲の人間達が迷惑なコンビと距離を置くと言うことで収束して行きましたが、収束に至るまでに不快な思いをした者は少なくありません。境界性人格障害者と共依存所者の歪んだ関係。こう言った関係が、犯罪に繋がるケースは度々あります。DVが原因で恋人に逃げられた男が、その恋人の家族を殺傷するケースです。恐らく付き合っているときには、DVを恐れ女性は、「家族が反対するから」など、度々家族を言い訳理由に持ち出していたのでしょう。その結果、共依存の傾向があった女性は知らず知らず無意識に、家族を敵として相手に伝えていることになり、境界性人格障害の男から見れば、女性の家族が二人の関係を引き裂いた「敵」に見えてしまうのです。以上が、自分が目撃した、境界性人格障害者が周囲へ悪影響を及ぼしたケースでありました。これを反社会性人格障害に置き換え、考えて見ましょう。境界性人格障害者は、基本的に自虐的です。ですから、最終的に「友人をなくす」など、自滅するケースが殆どです。しかし反社会性人格障害は違います。反社会性人格障害者は、嗜虐的なのです。反社会性人格障害者は、平気で嘘をつき、狡猾で口がうまく、他者に対して攻撃的です。目に付く人間は全て、自分が欲求を満たすための材料なのです。境界性人格障害は、深く関わった者達が迷惑を蒙るだけで済みますが、反社会性人格障害の場合には、極めて深刻な結果を引き起こします。しいて言えば、境界性人格障害者のトラブルが局地災害なら、反社会性人格障害者が起こすトラブルは大規模災害です。反社会性人格障害者が共依存症者の傾向がある協力者を得た場合、反社会性と言う名称が記すとおり、社会にとっての脅威となります。もはや他人は、反社会性人格障害者と袖擦れ合うだけで、人生を破壊されかねません。そして共依存症者は、反社会性人格障害者との関係に依存してしまうので、命じられればどれほど凶悪な欲求であろうとも、応えようとするのです。実は人格障害者が「危険」か「ただの迷惑」かとなるのは、共依存症者の存在にかかってるのです。共依存症者の存在が、人格障害者の問題人格部分を助長することになるのですから。サイコパスは社会の中に一定数いると前回書きましたが、共依存症者のパートナーが存在しなければ、「他者を騙すのがうまく道徳心が無い迷惑人物」にとどまるでしょう。ちなみに、カルト宗教の教祖には、サイコパスが多いと言います。事件を起こしたカルト宗教の教祖、オウムの麻原や人民寺院のジム・ジョーンズなどが典型的な例です。己の欲を満たすためには他者の命や人生がどうなろうと意に介しません。そして他人の犠牲により、己の欲求を満たします。金も、家族も、尊厳も、信者達のものは全て自分のもの。そして自分だけが満足できる世界を築き上げ、そこで独裁者として君臨するのです。宗教という形を取るからこそ、多数の妄信的な共依存者を生み出します。閉鎖された関係は、世相と対立し、殺人やテロや集団自殺と言った、罪なき人々まで巻き込む悲劇的結末を生むのです。角田美代子は、共依存症タイプを見抜く手腕にも長けていたと思います。共依存症者は、他者に依存しないと気がすまない程自我は弱いですが、大人しい個体もいれば、極めて攻撃的な個体もおります。犯罪者集団には、サイコパスのリーダーと共依存症タイプの手下、と言う構図は度々見られます。松永は緒方と言う共依存症のパートナーを持っていました。そして角田美代子と言うサイコパスには、共依存症タイプの手下がおりました。松永や角田が協力者を得、サイコパス二人の興味が「他者の幸せと財産を殺してでも根こそぎ奪い去ること」であったときから、誰かが犠牲になることは決まっていたも同然なのです。人格障害者は総じて問題を引き起こしますが、共依存症者が寄り添っている場合にはお気をつけください。うかつに近づくと、火傷をする恐れがございます。人格障害者と共依存症者のコンビの内、人格障害者に反社会性の特徴が見られた場合には、全力で関わりを回避することをお勧めいたします。関わったが最後、平穏な日常は音を立てて崩れ去っていくでしょう。人格障害者と共依存症者は惹かれあいやすいです。しかしそれが互いに依存しあう関係となった場合は、他者を巻き込む禍となるのです。
2012年11月08日
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角田美代子なる鬼畜の所業が世を賑わせてしばらくが経ちます。ニュースなどを見て回り、人々のコメントなどを見て回ると、目に付くのは「何故いくつもの家族が離散し、崩壊するに至ったのか。」「何故こんな簡単に、家族単位で破滅させられてしまったのか」「この様な危険な人物を前にした際に、どうすればよいのか」と言う様な、困惑と不安を感じた方々の意見です。角田美代子と言う個体は、完全なるサイコパスです。反社会性人格障害。己の欲の為に、他者を犠牲とすることに何の躊躇も感じない性質なのです。人格障害、つまり異常人格です。ですから、正常な感覚をお持ちの方々が困惑するのも当然のことです。人は誰しも、己の欲を追及するものです。己の欲を追求するにあたって、努力や積み重ねなどで目標に向かいます。しかし人の中には、「誰かを食いつぶす」ことで欲の追求する個体もいるのです。つまり、他の誰かの人生を踏み潰すことを、己の享楽のための埋め合わせ材料とする個体です。人は誰しも、自分が可愛いものです。自分の立場を守るために奔走します。しかしそのために、他の誰かの人生が破滅すると知れば、躊躇する人の方が圧倒的に多いものです。人には「罪悪感」と言う感情が本来備わっているのですから。しかし人の中には、「罪悪感」が欠如した欠陥人間がいるのです。自分の身を守るどころか、単に自分自身を満足させるためだけに、「誰かを食いつぶす」ことを躊躇しない、感情に欠陥のある危険な個体がいるのです。罪悪感が欠如し、他人の人生も人格も命も全て踏み潰すことを何とも思わず、それが己に与えられた当然の権利だと思い込む個体。それがサイコパスです。自分の父の姉が、この角田美代子と同じタイプでした。殺人などはしませんが、様々な方法で他人の家に入り込み、邪魔者を排除し、金銭を巻き上げる方法はとても似ています。叔母はサイコパスとは言い切るほど反社会的ではありませんでしたが、自分の利益のために他者を踏み潰すことを、当然の権利だと信じ込んでいる人でした。叔母は自分が嫁いだ先の二つの家族(2度結婚しています)、自分の妹や弟(私の父)、そして自分の娘たちが嫁いだ先の家族を、不仲にすることに奔走し、家族同士を疑心暗鬼にさせ、家庭内をひっくり返した挙句、その家の財産を狙いました。己が嫁いだ先の家族、そして己の娘たちが嫁いだ先の家族は、まんまと崩壊させ一家離散。財産は叔母の懐に収まることになったのです。その方法は、法律に引っかからないながらも悪辣。言うとおりにならない邪魔な人物は、ねちねちとイジメ、家族や親戚の間で孤立するように手回しするなどし、友人たちすら奪い取り、精神的に追い詰めて自殺に追い込んだり、病気にさせたりして排除するのです。しかし、そんな叔母が手を出せなかった家庭もあるのです。そこに、今回角田美代子のような有害な個体から、身を守るヒントがあると思うのです。叔母が手を出せなかった家庭は、我が家ともう一人の叔母の家庭でした。つまり叔母の妹と弟の家庭。それは叔母の性格を理解していたからではなく、叔母が入り込もうとする前に、家庭内に問題があったのです。元々家庭内に問題があったために、甘言などで擦り寄ってきても、「今現在抱えている問題は、甘言に身を委ねても消え去らない」という、シビアなものの考えをする傾向にあったからです。つまり擦り寄るための甘言には中身がなく、「抱えている問題の解決には直接つながらない」ということが分かるからなのです。入り込もうと手はずを整えてきても、「今現在家族内だけで抱えている問題だけで精一杯なのに、それ以外の人間の面倒をみている余裕はない」と言う現実があるので、結果的に拒絶する形ことになります。そして、そのような元々問題のある家庭の子供たち(私はその立場でした)は、小さなころからシビアな現実(家庭問題)と向き合って育っているので、上っ面だけの甘い言葉には流されにくいのです。例えば「叔母ちゃんはあなたのこと理解してるのよ。」「味方なのよ。」「いつでも叔母ちゃんと頼ってね。」などをいわれても、その言葉に具体性や現実味を感じないので、信頼することが出来ないのです。むしろ違和感から来る不信感を持つものだと思います。以上の自分自身の経験を踏まえて、角田美代子の件を考察していきたいと思います。ただ一つだけ事前に強調したいのは、被害者には決して非はないと言うことです。悪いのは、角田美代子とその一派です。FBI心理分析官だったロバート・K・レスラー氏も申しておりましたが、「加害者を分析するに当たって、被害者の落ち度に触れているように思われることもあるが、決してそんなことはない」と。何があろうと、加害者は100%悪いのです。被害者が何をしようと、どうであろうと、加害者に関わることがなければ、普通に生活できたのですから。特にこの事件の被害者はそうです。普通の人々だったのです。普通に生活し、日々の営みの中で、ささやかな幸せを感じる普通の方々だったのです。そんな方々を、食い物にしようと目をつけた加害者である角田美代子が、歪み切った性質を持った有害危険な個体であり、100%責められるべき存在なのです。しかし一般的な人々が食い物にされるのであれば、そんな歪んだ個体である角田美代子のような存在から身を守るための術も、角田美代子のような人間を身近に知る者は、ある程度情報として発信していくべきなのではないかと思いました。さて。話を元に戻します。角田美代子は、生粋のサイコパスです。生まれながらの捕食性の有害人物です。捕食動物が被食動物を食らうように、他者を喰らうことで生きていく個体です。更生の余地はありません。100%断言出来ますが、更生の可能性はありません。角田美代子は人間である前に、サイコパスなのですから。異常人格なのです。人格そのものが「罪悪感を感じられない」という異常性があるのです。罪悪感を持たないのですから、更生もないし自省もないし、憐れみもなければ、自責の念など持ちようがありません。しかし残念ながら、角田美代子のような捕食性の有害人物は、社会の中には必ず一定数おります。ではその捕食性有害人物は、どのように食う相手を選んでいるか。それは、捕食動物たちの行動にヒントがあります。つまり「捕食しやすい相手を選ぶ」と言うことです。捕食動物たちは、出来るだけリスクを避けます。なぜなら、捕食できなくなったら生きられなくなるからです。ですから捕食動物は、己が捕食できる獲物をじっと待ちます。目の前に草食動物がいても、リスクがあれば動きません。忍耐強く待つのです。シマウマは捕食される草食動物として有名ですが、しかし彼らの中にも獰猛な個体はおり、うかつな個体のライオンの顎を蹴り上げ破壊した例が記録されてるほどです。ですから慎重な捕食動物は、何十匹何百匹もの動物を見送り、己が捕食できるであろうたった一匹を狙うのです。角田美代子のような捕食性人物も同じです。事件巻き込まれた不幸な家族は、「沢山見送られた家族の中の、たった一つ」だったのです。うどん屋のご主人や、たこ焼き屋のご主人など、関わっても狙われなかった方々は、「捕食するにはリスクの高い存在」と判断されたのだと思うのです。リスクが高いと判断されたわけではなくとも、角田美代子達を「危険だ」と本能的に察知して早い段階で壁を作ったり、もしくは家族の過半数が違和感を感じた場合にも、見送られたことでしょう。つまり、幾つも見送られた家庭の中で、ほんの僅かな、「リスクも低く、捕食しやすい」と判断された家庭だけが狙われたのです。もちろん、そう判断されたからと言っても、それはその家庭の落ち度ではありません。ただ平和的な、温厚な方々だったに過ぎません。角田美代子などと出会わなければ、今でも幸せに穏やかに、日常を送っていた筈なのですから。温厚で人当たりがよく、お人よしで寛容。そんな家族があれば、普通の人間であれば好意を持ちます。ご近所さんであれば、「いいご家庭がご近所で恵まれた」と思うでしょう。ただそれだけです。しかし今回たまたま、本当にたまたま、目を付けられて犠牲になってしまったのだと思うのです。他者を疑え、というわけではありません。しかし「この社会にはサイコパスが、歪んだ捕食性の人間が必ず一定数いる。捕食性の人間は、常に捕食対象を探している」と認識するだけでよいのです。お人よしでもいいし、温厚で人当たりがよく、寛容なことは大事なことです。しかしだからこそ、捕食性の人間がこの社会に存在するのだ、と言うことだけは、しっかりと踏まえる必要があるのです。思いやりを見せる相手は、選らばなくてはならないのです。家族や友人同士、穏やかで素晴らしい関係を築いているのならば尚更、この世の中には他者を食い物にすることだけで生きていこうとする、危険な固体がいるという事実を、話題にするなりして心の隅にでもとどめておくのは大事なことだと思います。前述した我が家。問題のある家庭だったからこそ、「この世はシビアなものである。」「甘い言葉で近づく者には裏がある。」と言う事を知っていたからこそ、叔母をあしらうことが出来たのです。甘い言葉には用心を。家庭内に入りこもうとする者には警戒を。当たり前のことですが、改めてこれらを踏まえることが、最低限の防衛手段となるのです。大事な家族や友人を守るためにも、お互いにきをつけましょうね(^^)。
2012年11月06日
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日本人に取って、災害と対になる言葉は復興。しかしアメリカを始めとして、殆どの国では災害と言えば略奪なのですね。ニューヨークをハリケーンサンディが襲い、最も古い近代都市であるニューヨークは大打撃を受けました。世界最高峰の大都市としてのステイタスを誇るニューヨーク、史上最も早く国際都市へと変貌し、近代都市としての体を成した素晴らしい場所であります。しかしその歴史は、同時にニューヨーク最大の弱点でもあるのです。ニューヨークがここまでの発展を遂げたのは、極めて災害が少ないと言う点でありました。その為、日本のように壊滅と復興を経て基盤を強化して言ったわけではありません。その歴史の古さと比例して、ニューヨークの都市としての基盤は脆弱になっていったのです。いわば、砂上の城であるのです。世界最大規模の株式市場を持つウォールストリート、大富豪であればどんな贅沢でも叶う資本主義の象徴のような場所でありますから、金融帝国の媒体としてエネルギーがあり、豪奢であり、何よりも刺激的な場所です。しかしそのしわ寄せは、中流階級以下に向かっていくのです。マンハッタンダウンタウンの浸水は酷いとは言いますが、しかしそのエリアに居住をかまえる大金持ちたちには何の問題もないでしょう。そもそも日ごろから地下鉄など使いません。渋滞に巻き込まれることもあるでしょうが、大抵の超高級アパート・コンドミニアムには住人専用のレストランなどもあります。いざとなればニューヨークを脱出して、別邸に一時避難も出来るわけです。しかし中流階級以下は別です。マンハッタンの辺りは、元々物資の流通事情があまりよくありません。それはスーパーマーケットを見れば分かることです。高級なスーパーではなく、普通のスーパーなどでは生鮮食材を見掛けることが殆どないのです。ニューヨーク市内の中心、マンハッタンには陸続きの大規模な港があるわけではなく、交通は今現在は渋滞の酷い橋のみ。列車などが通れるトンネルは全て水没しています。つまり、救援物資などは細々と届くでしょうが、一般層が居住するエリアの食料品状態が元に戻るまでには、暫くかかると思われます。これが、東京であれば二日もあれば元通りとなるでしょう。しかしそれはまず、東京はマンハッタンのように、四方を大きな川に囲まれた限定された都市と言う訳ではないからです。そして水害に対しての備えが、ニューヨークよりも出来ています。台風も毎年のようにやって来ますからね。東京は一見、大都市と呼ばれる幾多の都市、ニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルス、香港などと比べれば、地味に思われるかもしれません。しかし東京の真の底力は、インフラと災害対策です。台風が来ても、網の目のように張り巡らされた地下鉄が浸水しない理由がそこにあります。東京は都市型水害対策にかけては世界最高峰でしょう。方やニューヨーク。ニューヨークには、実は都市型水害対策がありません。水が引くのを待つことしか出来ないんです。潮位が上昇した場合、溜まった水を排水する場所がないのです。つまりベネチアと同じことです。ベネチアは古都ですから別としても、ニューヨークのような大都市が海抜の低い地域にある場合、地下に排水できるようにしなくてはならないのですが、ニューヨークには排水するための地下施設が全く存在しないのです。ですから、地下鉄の水没も、人の手で排水し、水が引くのを待つのみなのです。しかも、今回の水害は雨水ではなく、満潮と重なったための海水による水害です。ニューヨークの古い地下鉄の電気設備は壊滅したと思います。ハドソン川下を通るトンネルの排水には数週間、そしてダウンタウン地域の地下鉄が再開するのは、数ヶ月先になるのではないかと思っております。クリスマスまでに再開出来たらラッキーなのではないだろうかと思います。さらに停電。この停電が起きたのも、ニューヨークの設備が古いからなのですね。大金持ちのための建築物やサービスは極めて充実しているニューヨークですが、中産階級以下の人々の生活はずっとおざなりにされて来ましたから。なぜなら、先ほども書きましたが、ニューヨークは資本主義の象徴だからです。一部の大金持ちさえ楽しければよい、と言うのが基盤にある場所なのですよ。都市機能停止、停電。そして食料品不足。当然のように、略奪が始まったそうです。それも、略奪している様をツイッターで報告する始末。悪いとは思っていないのでしょう。犯罪行為をしているという、自覚すらないのは極めて悪質です。しかも、略奪されているのは今回ニューヨーク市内で被害が酷かった地域。それはそれは酷い有様です。> http://www.dailymail.co.uk/news/article-2225663/Superstom-Sandy-looters-brag-Twitter-Even-momma-got-outta-house-loot-new-shirt.htmlTシャツを盗んでいる母親の画像をアップロードして「俺のママも俺のためにTシャツ盗ってきたよ!」だの「誰かの家から猫をさらってきた」だの、この非常事態の中で他人の不幸を喜んでいる有様です。このニュースが流れると、中には去年の東日本大震災のことをあげて「なぜわれわれは未だ日本人から学ぶことが出来ないのか」「日本人は全てを失ったけれど助け合った。しかし彼らは、家が流されたわけでもないのに平気で暴れて略奪をしている」と言う方々は少なくありません。しかしわたくしは、今回被害にあわれた多くの方々の中には、日本での災害のあとの対応を覚えている方々もいると思います。なぜなら、今までは(ハリケーンカトリーナの時など)「災害には略奪はあるものだ」「略奪しないといられないのなら仕方がない」と言った諦めの論調が多かったと思うのですが、そうではなく今回は「災害だからと言って略奪の理由にはならない」という論調だからです。東日本大震災の際、あれほど甚大な被害を受けた日本の津波被害者達の姿を覚えている人々が多いからこそ「人間は辛い状況の中でも、誇り高くいられるのだ。」という概念が浸透したのではないかな、と思いました。さてさて。話が反れてしまいましたが。未だ発展を続けるニューヨークではありますが、この大都市の歪さを浮き立たせる災害であったと感じました。以前から、ニューヨークと言う街の脆弱さは、建築物やインフラ設備の築年数を考えると不安を感じておりましたが、しかし今後も改善されることはないのだろうなぁと思います。なぜなら、大金持ちのための場所なので、大金持ちたちに不便がないことは改善されないのです。資本主義ですから。資本(金持ち)主義なのですよ。最低年収2000万ないと、そこそこ安定した生活が出来ないといわれるニューヨークですからね。中産階級がのんびり過ごせる東京は、ニューヨークに比べてダイナミックさや刺激は少ないかも知れませんが、環境的には恵まれているんだろうと思います。
2012年11月02日
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わたくしが成人アトピーに苦しみ出したのは5年程前。アメリカで、興業系の仕事をしていた時、平均睡眠が3時間以下で食事も殆ど取れないと言う環境に置かれ、体重も37キロにまで落ちるほど。内臓に相当な無理が祟ったらしく、首のリンパ節の上中心に出血を伴う程の酷いアトピーが始まり、一時期は顔全体がひび割れる程でした。顔のひび割れは、アルコールを摂取した時に限られたのですが、首のアトピーは本当に酷く、常に痛がゆさとじくじくした傷口からの出血に悩み、その後数年はスカーフで首を隠さなければならない程でした。そして肩から腕、腰から臀部、足などに、アトピーが始まったのが今年の2月。もうこれは、本気で取り掛からなくてはならないと思いまして、断食とヨーグルトによる体質改善に乗り出したのです。結果を先に申しますと、いま現在見事完治致しました!今では肌にうっすら痕が残っているだけ、これも時間とともに消えるでしょう。成人アトピーに悩まれている方は意外に多いと思います。なので、そんな方の悩みが解決するヒントになればと思いまして、アトピーが完治するまでの事を記して行きたいと思います(^^)。
2012年09月14日
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先日会社で、盛大に左腕を火傷してしまいました。わたくしは右手は趣味の絵描きで使うので、腱鞘炎を避けるために仕事のPC操作は左手を行います。ここのところ仕事が忙しかったので、腱鞘炎とまではいきませんが左腕の肘から下に湿布を貼っていたのです。趣味のほうでも原稿作業が続いていたので、気づかないうちに疲労が溜まっていたのだと思うのですが、うっかり給湯室で左腕に熱湯を浴びせかけてしまいました。一瞬であればよかったのですが、あっという間に熱湯が湿布に染み込んでしまったのです。袖をめくり上げる間も、熱湯がしみこんだ湿布の温度は冷めなかったために、湿布をはがした際には一緒に皮膚まで剥がれてしまいました。これはいかん。そうは思ったのですが、こういう緊急事態に妙に冷静になるのがわたくしの取り柄でございます。慌てて薬局や医者に行くよりもまずは冷やそうと思い、それから30分ほどず~っと洗面所で冷水で患部を冷やしたのですね。「火傷は付ける薬が大事なのではなく、なるだけ早く冷やすことが大事」、というのをどこかで聞いて覚えていたのです。患部はかなりの広範囲で(5cmx10cmくらい)「まいったなー、これ。」と思いながらずーっと冷やしていたのですが、やはり火傷の熱い痛みはみるみる引いていきまして、皮膚はべろべろしてたのですが、よくよく見ると患部にうっすら毛穴が見受けられます。毛穴が残る程度なら、皮膚が剥がれてても大丈夫だろうと安心し、30分冷やした後給湯室の氷を拝借。調度お昼休みの買い物でもらったレジ袋があったのを思い出し、そこに氷を入れて患部に付けて、午後はずーっとそのまま仕事してました。皮膚がべろべろしてたので、周囲には「早く医者に!」といわれましたが、むしろわたくし的には出来るだけ長く安静に患部に氷を当てて冷やしておきたかったので、就業時間が終わるまで患部を冷やしたまま仕事続けるほうが楽だったのですね。どうせ慌てて医者に行っても、軟膏もらって終わりですから。さて、帰宅時間になったので、よく冷えた患部にメンソレータムをたっぷりのせ、会社を出ました。たしかどこかで、「火傷の患部を乾燥させちゃいけない」って聞いた気がしたのです。手がしびれるくらい氷で冷やしたために、メンソレータムを塗っても大して痛みませんでしたよ(^^)。家に帰って母親に事情を説明すると、「化膿止め塗ってラップで巻け」とのこと。するとあら不思議。痛みがまったく感じなくなりました。ラップの上から触ると、あまり熱もありません。やっぱり最初に、たっぷり冷やしたのがよかったのか、火傷そのものは治まったようです。人体は意外に頑丈ですね。あとは傷です。一晩寝て起きた後は化膿止めをふき取って、蜂蜜投下。そしてラップで巻き巻き。そうなのです。実は蜂蜜は万能薬なのです。食べても美味しいですが、塗り薬としても最強。わたくしはちょっとの傷ならいつも蜂蜜を塗って治療してしまうくらいです。風邪引いたときも蜂蜜と生姜。化学合成薬は肝臓や腎臓に負担がかかるため好きではないので、何かあったときには食べ物でなんとかしようと思う癖が付いているのです。火傷にも蜂蜜は効くのかな?そう思って検索してみると、やはり蜂蜜で治療したケースは多い模様。しかも、直るまで湿潤に保つことが大事とのこと。そうすると皮膚が引きつらず、綺麗に治るそうです。そんなわけで、せっかく火傷したのだから、蜂蜜とラップで火傷がどの程度直るのか、治療前と治療後の写真も撮って試してみようと思います(^^)。もし効果がてきめんでしたら、皆さんにもお勧めしますねv。一家に一つ、品質の良い蜂蜜を。
2012年05月01日
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先々月に突然全身に発生した帯状疱疹系のアトピー。昨年のストレス、年末の多忙さ、年始の慌ただしさ、さまざまな要因が積み重なった結果、アトピーという形で内臓からの警告が表れたのだと思います。アトピーは要するに免疫機能異常です。特に成人アトピーの原因は生活習慣です。ですから、薬を塗ったり摂取しても、根本的原因を正さない限り、アトピーとのいたちごっこになってしまいます。薬は症状を抑えて見えなくすることは出来ても、原因を無くすことは出来ません。生活習慣からくる内臓への負担がアトピーという形で出現しているのだとすれば、症状を隠すことで内蔵機能が改善するわけではありません。むしろ内臓疲労が見えないことで更に内臓への負担を増やし、気づかない間に重大な病の種を作り出しかねないわけです。そんなわけなので、病院に行く前に自分の体と向き合うことで、アトピーの早期解決を目指すことにしたのが約2ヶ月前。まず考えたのが、肝機能と腎機能。わたくし、アメリカで格闘技関係のイベント会社で働いていたとき、壮絶なブラック企業条件での奴隷労働の結果、肝機能と腎機能をやられかけたことがございます。イベントに向けてのスケジュールの中では、平均睡眠3時間で食事も満足に取れない環境の中、3週間ほど17-8時間労働を続けた結果、体重が37キロを切るほど落ち、まさしく半死半生状態で、肝機能と腎機能がダウンしたのでございます。そのときのアトピーは今回とは違い、顔と首中心に出てしまい、ひどく膿んで出血するほどだったため、外出できないほどの有様になったことがありました。そのアトピーはアメリカから日本に帰国した後もしばらく続きましたが、インド式アーユルヴェーダなどでの体調管理も実って、数年後にようやく完治させることができました。そのような経験があるからこそ、今現在は心身ともに負担がかかるような仕事には携わらず、ストレスをためず、己のペースで日常を送り、趣味も楽しむことができるよう努めることができるようになったのだと思っております。ちなみにそのブラック企業は倒産しました。めでたしめでたし。さてさて。今回のアトピー。多少忙しかったとはいえ、肉体的に多大な負担がかかるほどではなかったため、おそらくアトピーの原因も機能低下している内臓も違うのだろうと思い、生活習慣や自分の身体と真剣に向き合うことにいたしました。その結果たどり着いたのが、腸の疲労ではないかということだったのです。腸は免疫機能を司る大切な内臓です。免疫不全の原因が腸の不調ということは実は珍しくありません。たしかにアトピーが発生するまでの数ヶ月、繊維質のものを積極的に摂取しても便秘が続くなんてことはザラでございました。そんなわけで始めたのが、プレーンヨーグルト1日1パック計画だったのです。プレーンヨーグルトは立派です。肉体に負担のかからない万能の妙薬のようなものです。プレーンヨーグルトを毎日450gも摂取すれば、腸機能回復の近道ではないかと考えたのですね。そして一週間後、すぐに効果が表れました。眠れないほどの痒みが引き、炎症が治まってきたのです。プレーンヨーグルト1パックは多いのではないか?と考える方もおられるでしょう。でも、副作用はありませんから。砂糖の入ってないプレーンヨーグルトなので、たいしたカロリーでもありません。カロリーが気になるのなら、その分食事を減らせばよいのです。免疫機能が回復するなら、食事制限&プレーンヨーグルト1日1パックなんて楽なものです。そこまでしたくない!という方は、しなければいいと思います。わたくしはプレーンヨーグルトを、飲み物だと思って摂取しているのでとても楽に食べられます。ストローをさして飲んじゃうんですよ。スプーンですくって食べるよりも摂取しやすいですよ。カロリーもプレーンヨーグルト450gは大体300カロリーくらいで大したことありません。ただわたくしは、おなかいっぱいになってしまうので、最近のお昼ご飯はもっぱらプレーンヨーグルトだけにしております。そのような生活を2週間続けた結果、痒みと炎症はほぼ収まったのですが、停滞してしまったのですね。プレーンヨーグルトだけでは完全に完治することはできないらしい。考えた結果たどり着いたのが、断食を組み込もうということでした。実はわたくしは、代謝能力が極めて低いです。細身なので代謝が良いのかと思われがちですが、まるで逆です。代謝機能が低いので、普通の方と同じぶんだけ摂取すれば、肥満まっしぐらです。おそらく血糖値も上がりやすく、肥満による内臓負担もかなり強く出る体質だと思うので、体重は平均以下に維持しなくては、元気に日常を送ることが出来ません。なので食事制限に関しては、かなり前から意識していたことであります。ですから、断食という選択肢は、わたくしにとってはさほど極端なものではございませんでした。断食の何がすばらしいか。それは何より、「内臓を休ませること」でございます。食事をすれば内臓が消化するために働きます。内臓が疲れているときには、食べ物の消化すら負担になるのです。疲れているときにたくさん食べるというのは実は大きな間違いなのですね。よほど常日頃から鍛えてプロテインなどを摂取している肉体派の方などでないかぎり、むしろ肉体疲労を深めてしまうことになりかねません。ですから、日常生活の疲れから内臓疲労が深まっている際には、断食が最も効果的なのでございます。ではどのような断食がよいか?スタンダードな断食は、前日の夕食を粥にして、次の日は一日白湯で過ごす。水分は意識して多めにとってください。そしてその次の日の朝に椀に半分の粥。昼も粥。そして夕食は消化に良いもの、と日常の食事に戻していくのです。断食後のどか食いは厳禁です。断食が無駄になるどころか、肉体疲労を増やしてしまいます。断食のあとは身体が敏感になっているので、わずかな量から栄養を積極的に摂取できるようになってます。わたくしは断食を2度決行したのち、ヨーグルト断食に切り替えました。ヨーグルト断食とは、断食の日は白湯以外にヨーグルトを昼に摂取するというスタイルです。朝と夕はもちろん白湯だけ。ヨーグルト断食を週一で続けてから数週間。ようやくもってアトピーが完治いたしました(^^)。はっきりと分かったのは、成人アトピーの原因が内臓疲労からくるものであること。そしてそれが、食事制限で治すことができるということです。アトピーは自分の肉体の、内臓からの警告なのですね。何気なしに送っている日常が、肉体の一部に負担をかけているサインなのです。ヨーグルトと断食によるアトピー対策。わたくしの身体には効果覿面でございましたが、ほかの方にここまでの効果が出るかどうかは分かりません。ただ、断食とヨーグルトの組み合わせによるアトピー対策、成人アトピーでお悩みの方は数週間ほど試してみるのはいかがでしょうか。
2012年03月29日
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わたくしはちょくちょく、体調管理をブログでも取り上げる事がありますが、それはもともと免疫機能が狂い易い体質だからなのですね。わたくしは体調が大いに崩れた時に、突如として相当悪質なアトピーに襲われる羽目になるのです。それも、一晩で蕁麻疹に身体が覆われ、痒みの余り寝られなくなる程で、無意識に掻いた場所から出血、さらに悪化、と言う最悪のコンディションに陥ってしまうのです。以前にヒドいアトピーに襲われた際には、某格闘技団体で平均睡眠3時間+一週間水以外口にせず、体重一ヶ月で10キロ落ち、と言う超絶ブラック条件で働いてた結果、首周りのリンパ腺周辺から顔にかけて、凄まじいアトピーに覆われ、「あ、終わったな。」と覚悟を決めたものです。そのアトピーとはその後数年に渡りつきあう事となるのですが、ステロイドに頼る事なく自力で治すことが出来ました。その際にはかなり手探りであったので、一体何が最も効果的で、一体何が一番の原因だったのか、特定する事は出来なかったのですが、ステロイドに頼らなかったのだけは確かです。食事も改善しましたし、肉体的精神的負担の掛かる仕事は二度と選ぶまいと心に誓いました。余りにも炎症がヒドくなった際には1日だけステロイド軟膏を塗りましたが、2日以上続けて使用する事はありませんでした。さてさて。今回も久しぶりにアトピーが出現。去年の大震災から年末迄、どこか気忙しいと言うか、ゆったりと身体を休めると言う事が無かったのが原因だと思うのですが、最初にアトピーが出現したのが肘です。わたくしは趣味で絵を描いている為に腱鞘炎&ガングリオン持ちです。一番弱い場所から出現したのだと思うのです。この地点で注意しておけば良かったのですが、肘だけでしたので、腕を安静にしていれば治ると思い込んでいたのですね。とんでもなかったです。一番弱い場所に出現したのは、カラダからの警告だったのでゴザイマス。始まりは4週間程前。夜寝ていると、突然猛烈なかゆみで夜中に目が覚めました。その日は朝迄寝られず、次の日身体を鏡でチェックしてびっくり。胸元から肩、ヘソの周囲、そして足の付け根から膝迄、すっかりアトピーに覆われていたのでゴザイマス。最初はドン引きしたのですが、よくよく観察してみる事に。肘や肩などは、腱鞘炎や肩こりの所為だと思いますが、それ以外の場所は見事にリンパ腺周辺。手足がむくむとリンパの流れが滞りますですからね。ひょっとしたら腎臓機能か肝機能が低下してるのだろうか。そう思ったので、取りあえず酒を絶ってみました。2-3日に一度は赤ワインを嗜むワタクシとしては、かなり思い切った事なんですが、そうは言ってられません。一週間程様子を見たのですが、多少痒みは治まったのですが、それ以上の変化はなし。ただ、痒みが治まったので、ようやく夜ゆっくり寝られる様になったので、ぐじぐじと肌の表面が波打つ様な炎症も治まったのですが、やはりそれ異常の改善は見られません。一番負担を掛けている肝臓ではない、と言う事で振り出しに戻って色々考える事に。皮膚科は?と思われる方も多いでしょうが、皮膚科は軟膏を出されるだけだろうと思いますし、そもそも「普段でないアトピーが突然出た」という事は、生活習慣に何か問題があったに違いないと思うのです。なので医者に頼る前に、まずは自己分析から始めようと思ったのですね。そして気付きました。去年の終わり、調度アトピーが出始めた頃から、物凄く腸の調子が悪かった事に。思い立って色々調べた所、やはり腸と言うのは免疫機能の80%を司っているとの事。それに気付いたのが、今から調度一週間前と1日前。これはもう、気合いを入れて掛かるしか無い。そう思い立ち、先週の水曜日は1日断食することに。断食は体調を整えるのには極めて効果的です。代謝をリセットしてくれますですからね。ただ、その後にどか食いしたら何の意味も無くなるのですが、一日断食した後ゆっくりと少しずつ食べる量を戻して行くと、びっくりする程体調が改善されるのです。ちなみに、わたくしは水分はかなり摂取します。それも白湯だけ。白湯は内臓を温めて、機能を改善してくれますですからね。1日断食した後、次の日の朝は茶碗に半分の御飯でお粥と白湯。お昼御飯はプレーンヨーグルト1パックと白湯。夜は炭水化物無しで温野菜だけと白湯。その次の日もプチ断食状態。朝はバナナと白湯。お昼と夜は同じ。その次の日はお昼のヨーグルト以外は元に戻したのですが、カラダをチェックしてびっくり。炎症が半分以上治まっていたのですよ!その次の日ヨーグルトを食べなかったら炎症がすこしぶりかえしました。なのでそれから毎日、欠かさずヨーグルトは1パック食べる事に。そして本日で約1週間。完治と迄は行きませんが、痒さは炎症はほぼ治まりました。せっかくなので、本日は2回目の断食決行。明日から又プチ断食です。アトピーの原因は色々ありますが、外因よりも内因が一番の原因だったりします。突然アトピーになってしまった、などの場合は、疲労の積み重ねが起因します。今回初めて、腸と免疫機能の深い繋がりを知りましたが、もし大人アトピーに悩んでる方がおりましたら、是非とも1日断食&復食とヨーグルトでの体調管理を試してみてください(^^)。ひょっとしたら、食事療法でアトピーが治るかもしれませんですよ。ちなみに、わたくしは1日断食中でも普通に仕事に行けますが、それはわたくしは血糖値が下がりにくい体質だから出来る事ですので、断食もしくはプチ断食は週末に行う事をお勧めします(^^)。
2012年02月22日
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あけましておめでとうゴザイマス。年始から腱鞘炎が再発したので腕を休ませておりました。さてさて。題名の関してでございますが、もちろん復興と被災地支援に忙しい日本のことではありません。アメリカのことです。次の大統領選挙が迫るアメリカは、対イランの戦争に向けて、本格的な調整に入っております。選挙戦では過激な発言が相次ぎ、アルカイダとイランを同一視すらする者も多いのです。イラクとアルカイダを同一視したときのように。実際はサダム・フセインを冠していたイラクは、原理主義のアルカイダやタリバンとは逆で、リベラルなイスラム教国であり、フセインは女性の社会進出を支持していたほどだったのです。その上、フセインはアルカイダとは敵対。イランを悪の国呼ばわりするこの流れ、これはイラク戦に向かうときと同じです。正義を振りかざしたアメリカがイラクに何をしたのか?イラクという国とそこに住む人々の生活を破壊し、自治も社会も失った国から石油を吸い上げました。イラクの人々の血が染み込んだ石油で作り上げたのが、サブプライムのバブルです。それを、たった10年で喰らい尽くして、更なる分不相応な贅沢を求めた末、矛先が向いたのがイランなのですよ。アメリカほど贅沢に慣れた国はないでしょう。中国にも似た傾向がありますが、大国とは結局贅沢さのみを是とするようになるものなのかも知れません。今のアメリカは、好き勝手なものを食いたいだけ食い散らかし、極度の肥満を抱える病みきった国です。わたくしは暴飲暴食を憎んでおりますが、それはアメリカ生活の影響です。アメリカにいた際にはさほど意識しませんでしたが、日本に帰国したあと、日本人がいかに慎ましく食事をし、食べ物へ感謝するか目の当たりにし(アメリカはそもそも食べ物への感謝、という概念がありません)、よい意味でのリエントリーショック(カルチャーショックの逆バージョン)を受けました。肥満体のアメリカ人たちは、肥満は自分の傲慢な飽食主義が招いた結果であるにもかかわらず、絶対に反省はしません。食生活を省みません。極度の肥満体に成り果てた己自身は被害者だと自己憐憫します。わたくしはそんな厚顔無恥肥満社会に失望したのです。ちなみにここで言う肥満とは、歩行に支障を来たす110―120キロ超えのことです。アメリカの平均的デブです。日本での肥満体は(80-90キロ台)、まだ自己管理が届く範囲であると思います。話はそれましたが、先日の大統領選挙での恐怖の一幕をご紹介しましょう。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120118-00000240-yom-int「殺す」「殺せ」に大喝采…米共和党TV討論会読売新聞 1月18日(水)10時14分配信 【ワシントン=中島健太郎】米大統領選で共和党候補指名を争う5氏によるテレビ討論会が16日、南部サウスカロライナ州で開かれた。 21日に予備選が行われる同州は保守的な共和党支持者が多いとされ、候補の多くが安全保障問題でタカ派の主張を繰り広げた。 アフガニスタンの旧支配勢力タリバンの最高指導者オマル師がパキスタンに潜伏していた場合の対応を問われ、ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)は、「タリバンは米国人を殺している。我々は世界中のどこにでも行き、彼らを殺す」と主張した。 ニュート・ギングリッチ元下院議長(68)は、サウスカロライナ州と縁が深い第7代のジャクソン大統領に触れ、「13歳で独立戦争を戦った彼は、米国の敵について明快な考えを持っていた。『殺せ』ということだ」と言い切り、会場から大きな拍手がわいた。 一方、「小さな政府」の推進から在外米軍撤退を主張するロン・ポール下院議員(76)は「自分たちの国にしてほしくないことは他国にもすべきではない」と語り、ブーイングを浴びた。 殺せと叫び大喝采。反戦を訴えブーイング。これが現実。これが「正義」を掲げる国。正義?アメリカの正義とはなんでしょうね。自分より弱いものを叩き潰して、殺して、全てを奪い去ること?イラク戦争には、全世界が反対しました。しかしアメリカは実行しました。世界は無力でした。世界最大の軍事力と経済力を持つ超大国に、誰も逆らえなかったんですよ。そのことを、アメリカは、アメリカの戦争推進派は覚えているでしょう。だから、今回もごり押しで戦争を始めるつもりです。国内世論さえ支持させれば、国外世論などどうでも良いわけですから。そしてアメリカの国内世論は、極めて単純に操作がしやすいのです。ハリウッドを始めとする印象操作での世論コントロールは、アメリカが国を挙げて推進してきたことの一つです。昨今では韓国による国家威信政策としての捏造韓流ブームが有名ですが(国家の規模を反映するように、なんとも中途半端な結果しかないですが)、こういったメディア操作を、地球規模で成功させてきたのはアメリカです。今回も、不安と恐怖を煽り、不況により溜まりまくった国内世論のはけ口を、戦争というアメリカ式一大ビジネスに向けて盛り上げていくのでしょう。日本は、イランとの友好関係を手放すべきではありません。アメリカとは同盟国なので敵対する理由はないですが、戦争や制裁に不参加であるという立場くらいは認めさせるべきです。イランとの友好関係は、大きな国益なのですから。それに、イランはそう簡単には倒れないでしょう。イランはイラクとは違い、独裁国家ではないからです。原理主義の下の統治ですが、一部だけが暴利を貪るシステムではありません。アラブ人国家ではなく、ペルシア人国家であることも理由の一つでしょうが(言語・民族系統が全く違います)、「アラブの春」にも揺るがないほど安定した国なのですよ。第二次世界大戦以降ずっと正義を掲げていたアメリカですが、ほころびが見え始めたのがイラク戦争。世界中が嫌気をさすほど、強欲な暴力主義をひけらかした訳ですが、次はイラク戦争のようにはうまくは行かないとは思います。うまく行かないことを願います。イランは核弾頭を、確実に保有してますしね。それが、欧州やアメリカ大陸まで届く大陸弾道ミサイルに搭載出来る核弾頭であるかどうかはワカリマセンが。紀元前から大帝国を展開した、誇り高いペルシア人国家であるイラン。そのイランはイスラム教原理主義ですし、国家としての団結力は中東諸国一ですから、キリスト教国にやられるくらいなら、共倒れを選ぶかもしれません。願わくば、諸外国との戦争など起こせなくなるほど、アメリカ国内が世論分断で混乱しますように。
2012年01月20日
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「元気になればなんでもできる」とはアントニオ・猪木さんの言葉ですが、つまり「元気がなければなにもできない」ということです。そんな訳で、今回は元気になるための肉体メンテナンスのお話です。デトックスという言葉が浸透して久しいです。ではデトックスとは何か?単純に言えば、解毒です。体内に蓄積された老廃物を無くすことです。老廃物は様々ですが、この老廃物こそが、疲労、肥満、情緒不安、肌荒れ、イライラ、全ての原因なのです。もちろん、ストレスは最も悪質な老廃物の一つです。現代人の生活では、老廃物は放っておけば溜まる一方です。体質体格には余り関係がありません。老廃物は主に脂肪に蓄積されますが、肥満型痩せ型関係なく蓄積されるものです。ただ肥満体の場合は、脂肪が多いために溜まりやすくはなりますが、痩せている場合はその分だけ体力が無いので、僅かな老廃物でも疲労の原因となります。さてさて。そんな現代人の生活の中で溜まりに溜まる老廃物。デトックスの必要性を謳われても、実際「一番何が良いのか分からない」という方は多いのではないでしょうか。そんな方にオススメしているのが、インド式のデトックス法、アーユルヴェーダなのです。アーユルヴェーダはデトックスの中では最強です。極めて具体的な効果があります。具体的な効果って、一番大事ですよね。そもそも、カラダの奥底に溜まった老廃物を取り除くには、食べ物やサウナでの発汗、指圧などでは、もはや手遅れなのです。通常のデトックス法は表面的な効果しかなく、奥底の老廃物の根源を絶つことはできません。そこで登場するのが、このアーユルヴェーダなのです。数年前、長きに渡るアメリカ生活を終え、日本に帰国したわたくしのカラダは、文字通りボロボロでした。全力で突っ走ったこともあり、無理が祟って身体が限界達していたのです。その有様は酷いもので、寝ても疲れが取れない、とにかくだるい、エクササイズなんてしたら倒れそうなくらいだるい、顔色が悪い、1年以上微熱が続く、めまいや頭痛が取れない、気分が鬱々としてしまう、休みの日はベッドから降りられない、すっきり発汗させようとスーパー銭湯などに行くも発汗できずに倒れる、挙句に重度のアトピー発症(出血するほど!)。まさしく未病状態。病気ではないですが、明らかに自己免疫疾患の一歩手前の状態でした。何もしなかったら、確実にどうにかなってしまう。そう思って足掻きまくった末に、出会ったのがアーユルヴェーダでゴザイマシタ。カラダの具合が悪いから病院に。この発想は、わたくしは反対です。現代人の場合、老廃物を溜め込んだ末の体調の悪さ、ということが殆どなのです。診察を受けることは良いですが、医者に「理由がわからない」といわれることが多いのが現代病。医者が分からないということは、未病なのです。未病の状態で薬を飲むのはとても危険なのです。最近では「自己免疫疾患」だとか「プチ欝」などという言葉が蔓延しておりますが、そのかなりの場合は、老廃物を溜め過ぎた所為であったりするのです。老廃物が溜まっているから具合が悪いのに、薬でその症状を消してしまえば、水面下で問題は増えていくのみ。最終的に、肉体が本当に壊れて、病気を発症してしまうのです。なぜ現代人は老廃物が溜まりやすいのか?一番の理由は運動不足ですが、それだけではなく、現代人の仕事はパソコンに向き合うことが殆どなので、必然的に肉体が凝り固まってしまうのです。それだけでなくとも、デスクワークはつき物で、満員電車、クルマの渋滞、などなど、肉体を動かせずストレスの溜まる状況に陥ることが多くそれに加えて、アルコールやタバコ、暴飲暴食などが更に追い討ちをかけてしまうのです。今現在の日本は、不景気だとは言っても、食べるものや飲むものを選択できる状況です。選択肢が多いからこそ、肉体に負担のかかる「栄養価の高すぎるもの」を摂取し続けてしまうことも多いのです。栄養価の高すぎるもの、例えば油分や糖分などですが、栄養価が高すぎるものは消化にも時間がかかるので、消化できなかった分は脂肪となり体の負担となるわけです。とは言っても、生活習慣を変えるのは難しいです。時間もかかります。そこでアーユルヴェーダなのです。アーユルヴェーダはインド式の健康マッサージで、主にダイエット効果で有名ですが、実はそれは効果の一部に過ぎず、一番の目的は「体内の奥の老廃物を揉みだしてしまうこと」です。ぐいぐい脂肪の奥まで揉みまくり、固くなってしまった部分を柔らかくして、汗で出してしまうのです。ダイエットに利くのは、通常のダイエット方法では届かない、脂肪の底の奥に溜まった、十年以上昔から動かない脂肪を揉みだしてしまうために、脂肪が落ちやすくなるからです。なので、体重が変わらなくとも体型が変わったりします。コリも老廃物の一つなので、柔らかく揉みこんでいけば硬くなった筋肉もほぐれるので、カラダが柔らかくなります。肌荒れも皮膚の下の老廃物が原因なので、言わずもがな。ず~っと溜め込んでいた老廃物を出してしまうのは、疲れる作業ですが、半年から一年ほどで体質が明らかに変わっていくのを感じます。言ってみれば、肉体のメンテナンスですね。以前に通っていた高円寺のアーユルヴェーダ・サロンさんが、オーナーさんの事情で無くなってしまったために、只今通っているのは阿佐ヶ谷にある「MANAS」さんです。静かな住宅街にあるので、場所的にもとても落ち着いております。一番近いのは丸の内線の南阿佐ヶ谷駅ですが、JR阿佐ヶ谷駅からも徒歩で行けます。アーユルヴェーダサロン「MANAS」TEL : 080-5699-6734E-mail : info@manas-ayurveda.com予約フォームサロンそれぞれ独自のスタイルがありますが、「MANAS」のオーナーさんは、本場インドで修行をしてきた経験があり、マッサージに使うオイルも全てインドからのもの。それを、体質に合わせて選んでくれます。マッサージだけではなく、「MANAS」では生活習慣、体質・気質についても、かなり細かくカウンセリングしてくれるのですね。人には「風」「火・水」「土」の三つの体質・気質があるのだとか。体質と気質は密接に繋がっているものなので、体質が分かれば気質も分かるのです。そして体質と気質が分かれば、生活習慣で溜まった老廃物が、どこに負担をかけているかも分かるのです。「風」はヴァータと言い、痩せ型で飽きっぽく、疲れやすい。「火・水」はピッタと言い、がっしり型で激昂しやすく情熱的。「土」はカパと言い、ぽっちゃり型で温和だけど怠惰になりやすい。人にはそれぞれ、生まれつきのヴァータ・ピッタ・カパのバランスがあり、それが乱れると生活習慣が狂ったり、病気になったりするのです。初期症状では、ヴァータは疲れやすく、ピッタはイライラしやすく肌荒れ、カパはやる気をなくし引きこもりやすくなります。たとえばわたくしは、痩せ型で疲れやすいのですが、激昂しやすく情熱的であるので、ヴァータとピッタの混合型です。なので、疲れが溜まっているときにはヴァータ用のオイルを、イライラしているときには感情を鎮めるためのピッタのオイルと、たまに「何もやる気が起きない」ことがあるのですがそんな時はカパのオイルを、と「MANAS」のオーナースミヨシさんが選んでくれマス。「MANAS」では、カラダのメンテナンスの手伝いをしてくれる、といえば分かりやすいです。「MANAS」に行くたびに、チェック項目をして、体調の移り変わりを分析し、「元々のバランス」と「今現在のバランス」を診てくれるのです。アーユルヴェーダのマッサージで、老廃物を除去してくれると共に、その効果を持続させるためのアドバイスもしれくれます。老廃物を除去し、体調を整えるために、自身の体を向き合うわけですから、次第に自分の体の声を聞けるようになります。そうなると、無理をしなくなるので、体調管理も次第に楽になっていくのですね。そして、体調が整えば、情緒も整うのです。体調と情緒が整えば、ダイエットなども楽になるのは必然です。「ダイエットがうまく行かない」という方が多いのは、肉体に既に負担がかかっているために、ダイエットという更に肉体に負担をかけることを、無意識に避けているのではないかと思うのですね。なので、老廃物を除去して体調と情緒を整えるためのアーユルヴェーダは、ダイエットをするための準備にもなるのです。「MANAS」のオーナーのスミヨシさん。この方も、かつて肉体を限界まで酷使するようなお仕事をされていたそうなのです。その結果、肉体と精神の疲労はピークに達し、自己管理に乗り出し、その結果見つけたのが「アーユルヴェーダ」だったそうなのです。そのために、本場インドに乗り込み、自らの肉体をアーユルヴェーダで整えるとともに、インド人のアーユルヴェーダの師範の元で学んだのだそう。なので、現代社会に生きる人々の負担は、とてもよく分かってくれます。ちなみにアーユルヴェーダは、紀元前にはすでにインドにあったという、人類史よりも長い歴史を持った健康法です。さすが悠久のインド!!!心身のバランスを整える健康法が、紀元前からあったとか、もはやアーユルヴェーダそのものがオーパーツですよね。現代生活は、いまだかつてなく物質的に恵まれているといいます。しかし同時に、物質量は、人間のキャパを超えつつあるのです。昔はカロリーが少なくて肉体労働が多かったのですが、今はカロリーが高すぎて体を動かしません。どちらも極端なので、人体には負担になるのです。しかし、「昔は良かった」などというのも、それも単なる非現実的な懐古主義。現実的に考えれば、あくまでも現代生活を送る中での、無理のない体調管理をしたいものです。「MANAS」では、インド式の健康マッサージ(極上のリラクゼーションです!)を施術してくれると同時に、体質分析や、それに合わせた食べ合わせなどのアドバイスもくれるので、次第に自分の体質そのものと向き合うのが楽しくなります。自分の体質を知れば、気質も分かってくるものです。自分と向き合いながらの、楽しい体質改善ができるサロン。個人経営のサロンなので、敷居も高すぎず、オーナーさんが親身になってくれて、時に世間話などしたり、気さくに接してくれますので、こう言った場所に不慣れな方にもオススメです(^^)。心地よく体質改善したい!気持ちのいいリフレッシュしたい!そんな方には、オススメの「MANAS」です。ご興味のある方は、是非是非(^^)。
2011年12月27日
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すごいB級映画でした。ていうか、ミッキー・ローク映画でした。クソ映画と言いたいところですが、ミッキー・ローク様のご活躍のおかげで、中々パワフルなB級映画に昇華したと言う、ミッキー・ローク様々の映画でございます。「ミッキー・ロークとオリンポスの神々」。あれ?題名違ったかな?なんだったっけ?あ、そうそう。「インモータルズ:神々の戦い」。英語の題名のままが、悪く出た見本。インモータルズって、もう何の事か分からない。本当は「不死者達」って事なんですけど、別に不死者達が大活躍する話でもないんですよ。「ミッキー・ロークとオリンポスの神々」としか言いようがありません。ミッキー・ロークの以外に、この映画の目立ったものと言えば、ミッキー・ロークのザリガニみたいな被り物。あとファラリスの雄牛。ファラリスの雄牛は、拷問アイテムとしては芸術性の高い品です。苦悶の梨と並ぶ、拷問マニアの間では垂涎の逸品。青銅製の雄牛の中に、人を入れて炊き上げて、ゆっくりと蒸し焼きにすると言う、拷問の中でも上級者向け。映画史上において、こんなにファラリスの雄牛が活躍した作品もないんじゃないですかね。話はともかく、ファラリスの雄牛の大ファン、と言う方であれば、ファラリスの雄牛のシーンだけでもご飯が3杯くらい行けちゃうかもしれません。あとはミッキー・ローク様のお召しになられてたザリガニ。ザリガニだったんですよね。ミッキー・ローク様。悪い王様の役なんですけど、頭にザリガニをかぶってるんですよ。ザリガニって言うか、ザリガニのハサミの部分。アレをすっぽりかぶってる。ザリガニのハサミをかぶったミッキー・ローク様だけが記憶に残る、そんな映画です。神々の戦い、とかそんな副題があるんですけど、別に神々は戦ってませんでした。ちょっと戦ってたかな。こじんまりと。悪い神様、タイタン族が地下深くに封印されてる、とか言う設定なんですけど、ちょっと地下に小さなカゴの中に入れてあるだけ。しかも普通の人間サイズで20人くらい。そんな強そうでもない。ミッキー・ロークの方が強そう。片やオリンポスの神々。いまだかつて、こんなに威厳のないオリンポスの神々がいたでしょうか。ミッキー・ロークの鼻息だけで吹き飛びそうです。皆ドルチェ&ガッバーナの広告に出てきそうな若さ。髭もなし。髭の生えていないゼウスなんて!!ギリシャ神話ファンの期待を大いに裏切ってくれております。ポセイドンにいたっては頭にカタツムリ付けてる。ゼウスは新人弁護士みたい。アテナは女子高生。他にもアポロ様とかアレス様とかいましたけど、印象薄過ぎて覚えてません。ミッキー・ロークの方が強いと思います。以下ネタバレ。ミッキー・ロークがタイタン族を解放するとか言い出して、戦争を始めるんですけど、主人公がミッキー・ロークを止めようとする、と言うストーリー。主人公は母親がレイプされた結果生まれた子、と言う設定で、母親は集落で村八分になってます。それが伏線かと思ったけど、別に伏線でも何でもありませんでした。主人公に暗い過去を適当にあてがいたかっただけだと思います。ミッキー・ロークがやって来たのですが、その内に主人公側の味方の兵士が一人裏切る。それも伏線かと思ったら、別に伏線じゃありませんでした。その兵士はミッキー・ロークに会いに行ったら「味方裏切るなんて、ダメだぞ☆」と言われて、トンカチでキンタマを叩き潰されました。キンタマを潰されている背後では、ファラリスの雄牛が大活躍。キンタマを潰された兵士は、後々伏線があるのかと思ったら何もありませんでした。未来を見れる巫女がいて、その巫女がタイタン族を解放する武器の在処を知ってると言う事で、ミッキー・ロークに追われているのですが、主人公に出会ったらあっさりセックス。巫女じゃなくなりました。巫女を守る側近の女性が三人いたけど、彼女達はミッキー・ロークに捕らえられて「女として辱めてやる」とか言われるんだけど、別に何もされなかった。ミッキー・ローク、意外に紳士。でも三人はファラリスの雄牛へ。じゃんじゃん炊かれる。主人公達がミッキー・ロークの軍隊に囲まれたら、ポセイドンが「波を起こして助ける」とか言って、海に飛び込む。その衝撃で大津波発生。唯一の神様っぽい見せ所。その直後に主人公がミッキー・ロークの軍隊に又囲まれたので、今度はアレスがおりてきてこじんまりと戦ってくれるけど、「人間の戦いに手を出すなんて!」ってブチギレたゼウスに殺される。アテナ、泣く。ポセイドンとかアポロとか落ち込んでる。「あいつは良い奴だった」。アレスって、良い奴キャラじゃないはずなのに(笑)。傍若無人な暴れん坊の軍神なのに。この映画作った人、ギリシャ神話知らないんだろうな。むしろミッキー・ロークがアレス役をやるべき。そんな事してる間にミッキー・ロークが攻めて来る。アテネには城壁がつくられてるんですけど、ブリッグスの北壁そっくり(鋼の錬金術師)。まさかパk(以下略)。主人公は何もしてないけど、いつの間にかアテネ軍の指揮官っぽくなってて演説とかするんですけど、その演説シーンに説得力がない。でもザリガニのミッキー・ロークは恐いから、頑張って戦おうって事になる。ミッキー・ローク軍も、外見は恐いんですけど、いざ戦ってみるとそんな強くない。いける感じ。その頃ミッキー・ロークはタイタン族を解放しに向かっていた。さぞかしタイタン族は強いんだろう。若干期待をしてたんですけど、これが大間違いだった。解放されたタイタン族、カサカサと壁を這い回る。ものすごいスピードで。それだけ。別に魔法とかそう言うの使えない。このガッカリ感は、「レギオン」で大天使ガブリエルが釘バット振り回して暴れてたのと同じくらいのガッカリ加減。「レギオン」の大天使ガブリエルも弱かったけど、タイタン族も弱かった。タイタン族がカサカサやってたら上からオリンポスの神々が降りてくる。「やつらは我々が!」とかゼウスとかアテナとかアポロとかヘパイトス(多分)とかポセイドンが戦い始めるんですけど、弱い!オリンポス側はじゃんじゃん殺されて行く。普通にナイフとかで刺されて殺されて行く。すごくこじんまりとした戦い。これが神々の戦い!絶対にミッキー・ロークの方が強い。そしてオリンポスの神々、全滅。え~(笑)。かろうじて頑張ってたゼウス、鎖を引っぱり「タイタン族よ、お前達は逃がさない~!」とか言うんですけど、その鎖を引っ張ったら何が起こるんだろうとか、ちょっと期待したら、ただ単に建物が崩れただけだった。生き埋めで神々死亡。え~・・・。ちなみに、3D上映だったんですけど、ここまで3Dっぽい凄さは無し。最後は主人公がミッキー・ロークをやっつました。戦ってるシーンも、ミッキー・ロークだけが面白かったです。ミッキー・ローク、いちいち面白いんですよね、動きが。立ち振る舞いが。ミッキー・ロークが退治された後、「昔、神々が死に絶え、勇者が世界を守った」とか言ってるんですけど、場面が上空を映し出す。そこで大量の神々が戦ってるシーン、そこだけものすごい3Dエフェクト。この映画での最初で最後の3Dシーン。そのシーンが30秒くらい流れてからEND。これが噂の3D詐欺か!!10人くらい居た観客、呆然。でもクソ映画とは言いません。ミッキー・ロークが凄かったから。ミッキー・ロークが出てくるシーンだけ面白かったです。スターシップ・トルーパーズのマイケル・アイアンサイドのポジション。すごいな、ミッキー・ローク。顔を意識的に破壊して、美貌を失ってから復活したミッキー・ロークの魅力は異常。ファラリスの雄牛のシーンは素晴らしかったです。中から生焼けになった人を助け出すシーンが見所。それ以外は色々ガッカリでした。「300」っぽい感じを目指して、玉砕した感じ。王様のミッキー・ローク、ザリガニ頭でミカンを食べながら、口の周りカスまみれにして、薄汚い悪の王様を演出してるんですけど、なんか説得力が半端無い。恐い。ザリガニのかぶり物すら恐い。まさにこれこそがカリスマ。オリンポスの神々も、頭にかぶり物してるんですけど、ミッキー・ロークのザリガニとは違う意味でヤバかったです。ハイセンスすぎて、笑いの一歩手前。どうしてポセイドンはカタツムリだったのか。ザリガニすら自分自身の一部としてしまうミッキー・ロークと違って、オリンポスの神々はかぶり物の個性に負けてました。主人公はイケメンでした。ヒロインはものすごい美女でした。でもミッキー・ロークしか記憶に残りませんでした。めでたしめでたし。
2011年12月19日
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ここ数日、日本国内では全く報道されないニュースが、英語で世界を駆け巡っております。ワシントンポスト、ウォールストリートジャーナルを中心とする、公式で著名なメディアが発信しているニュースであります。それは「震災の援助の金を、捕鯨に使っている」という馬鹿馬鹿しいかつ、衝撃的な内容です。とんでもないデマが、大々的に報道されているのです。捕鯨問題。そもそも捕鯨問題とは何なのか?日本は一度も、鯨が全滅するほどの捕鯨をしたことがありません。むしろ、鯨の油などを求めて、欧米諸国による乱獲によって、鯨は絶滅の危機に陥ったのです。それは、マグロも同じことです。今回衝撃的だったのは、日本そのものは捕鯨はあくまでも漁業の一つでありそこに震災援助の金をつぎ込む必要などあり得ないにもかかわらず、馬鹿馬鹿しいデマを大手メディアが報じる欧米(主にアメリカ)のメディアの異常性。それを取り上げない国内マスコミと、反論しない無能民主党政権。この捕鯨に対しての執拗なバッシングは何なのでしょうか?シーシェパードやグリーンピースは、偽善者の集まりです。自然や動物を愛することは素晴らしいことですが、彼らは自然や動物を愛しているわけではありません。「自然や動物を愛する自分」に陶酔しているだけです。ただの歪んだナルシシズムです。本当に自然や動物を大事に思うのなら、なぜボートに乗るのか?肉を食べるのか?魚を食べるのか?植物を食べるのか?そして何よりも、存在しているのか?他者を傷付けるほど自然と動物を愛しているのならば、これ以上人口が増えて自然と動物に多大なる負担を与えないように、自ら命を絶てばいい。だけど彼らは自然や動物を盾にしたテロリストであるので、自己愛だけは多大に持ち、自らを自然や動物の救済者などと妄信しているわけです。まるで十字軍ですね。十字軍は、イスラムから欧州を救うなどと大義名分を打っておきながら、実際には同じキリスト教国のビザンティン帝国を徹底的に破壊し、滅亡する原因となったのですから。自己愛に陶酔する余りに、本当の目的を見失い、ただの迷惑で有害な破壊行為にいそしむことになったわけです。シーシェパードやグリーンピースは同じです。彼らの本来の目的は、自然や動物を愛すということのはず。それなのに、心地の良い破壊行為に身をゆだねているわけです。シーシェパードや、グリーンピースを熱烈に支持するものたちも同じです。特にシーシェパードを支持するものは、たとえそれが大スターであろうとなんだろうと、自らの行いが見えていない愚鈍な自己陶酔者です。薄っぺらい大義名分に流される、カルト信者と同じです。そのような底の浅いプロパガンダに流されてしまうほど、空虚な人格であるのでしょう。もしくは、日本が憎いからでしょうか。日本は昔から、非白色人種国家であるにもかかわらず、極めて優秀かつ強い国であるので、嫉妬や妬みを向けられやすいのですね。そして、視野の狭さでしょう。この世界の多様さを受け入れることができない、古い世界の人々です。いまだに、西洋文明の価値概念がスタンダードであると、何の疑いもなく信じている人々です。この世界は変わります。西洋文明は沈みゆき、その他文化圏が花開き、世界は多様性を基礎とした、本当の意味でのグローバルな価値概念が、社会の基盤となっていくのです。シーシェパードやグリーンピースや、それを支持するものたちは今後も存在し続けるでしょう。しかし、歪んだ自己愛が生み出す傲慢な陶酔に浸り続けるのであれば、自らの人生すら犠牲にしていくのだろうと思います。どれほど叩かれようと、日本はわが道を行けばよいのです。そして正攻法で、時間が掛かっても、排除していけばよいのです。そしてまっすぐ前を見て、充実した人生を歩むことで、仕返しをすればよいと思うのです。勝敗は直接のやり合いだけでは決まりません。イギリスとフランスが良い例です。フランスとイギリスは長い間戦争を繰り返して来ましたが、フランスはイギリスにまともに勝てたことは一度もありません。だから、フランソワ1世の時代に、レオナルド・ダ・ヴィンチの助けを借りて、軍事大国になることを止め、文化大国になったのです。イギリスとフランス。食べ物や芸術、様々な文化的豊かさでは、今ではフランスが圧倒的にイギリスを上回っています。フランスは文化の力でイギリスをねじ伏せたのです。魅力的な文化を擁する日本、さらに磨きをかけて文化超大国となり、日本を愛してくれる人々を増やしていけばよいと思います。そうなればいずれ、日本を愛する人々の大きな声に、僻みの言葉は塗りつぶされていくと思います。
2011年12月13日
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わたくしには行政解剖に携わる仕事を目指す従姉妹がおります。行政解剖と呼ばれるシステムは、日本では余り確立されておりません。本来行政解剖とは、事件性がなく死因が不明の遺体に対して行われるものですが、全国でも行政解剖される死因不明の遺体は10パーセントほどだそうです。そのほかの場合は、「心不全」と判断されてしまいます。専門の監察医も存在しない分野なのです。しかし敢えて、従姉妹はその分野に携わろうとしております。もちろん、資格を取ってもなれる職種ではないので、今現在は病理研究者を目指し、国家試験を来年に控えております。従姉妹は元々、医者一族の中で育ちました。父も祖父も叔父も伯父も従兄弟達も皆医者です。今現在弟も医者を目指しております。まさしく「お嬢様」といった描写が相応しい環境で育ったわけですが、そんな彼女が行政解剖に興味を惹かれたのには理由があります。何不自由なく育った従姉妹。しかしあるときに、自分の育った温室のような環境に疑問を持ち、若い頃に家族の同意を得ないまま家を出たことがあるのです。もちろん、家を出たといっても、家出などをするような人ではありません。大学を卒業した後しばらくして、家族の金に頼らず、自分一人で社会に飛び込もうとしたのですね。自らの視野が極めて狭いと察した彼女が考えた末、人生の修行するために飛び込んだのが、あの大阪の西成区でした(ロサンゼルスのスラム街に飛び込んだ自分と、思考回路が極めて似てます/笑)。そして選んだ仕事も、「事件屋」と呼ばれるものでした。「事件屋」とは何か?西成区での事件屋とは、不動産の仕事です。借金で首が回らなくなった人々の、立ち退きなどに関わる仕事です。自業自得の人々もいます。しかし、そうでない人々も沢山いたのです。彼女はその仕事の中で、自分自身の借金の所為でなく、立ち退きの憂き目にあった人々の状況を沢山みました。身内の借金であったり、借金の保証人になったりしたが為に住処を失った人々です。そして場合によっては、安い市営/県営住宅を紹介するなど、後の世話もしていました。特に、仕事での収入が見込めない老人達です。もちろん、仕事外のボランティアでの行為です。そう言った仕事柄ですから、何人もの孤独死を目撃したのです。裕福な医者の家で、皆が金銭的に恵まれ、穏やかな気質の優しい人々しかいない、社会のきれいな部分しか存在しない家から出た彼女は、底辺と呼ばれる社会の片隅での、厳しい現実の出来事を、5年以上に渡り見つめ続けたのです。そして今彼女は、病理研究者を目指す傍ら、行政解剖が行われる場に立ち合わせてもらってます。医者の家出身だけれども、敢えて死体と向き合う仕事に惹かれる。その理由を聞いたことがあります。彼女の答えは、とてつもなく現実的で、どこか切ない理由でした。「野垂れ死んだ遺体を調べると、餓死したってこともわかる。そういう遺体は、すごく多いんだよ。」彼女が教えてくれたことがあります。餓死した遺体を調べると、骨だけがしっかりとしていることがある。筋肉組織を調べたりすると、その人が育った環境が、とても健康的だということが分かる。幼い頃から大人に成長するまで、誰かに大事にされて、ご飯を沢山食べさせてもらって、幸せな日常を送っていたことが分かる。そんな風に、満ち足りた人生で育ったのに、その人はどこかの地点で人生を踏み外し、身内も知り合いも失い、全てを失い、食べるものすら得ることが出来ず、餓死したのだということが、その人が遺した体から、知ることができるのだ。「袖すりあうも何かの縁って言うでしょ?たとえ身内がもういなくても、きっとこの世のどこかには、この人のことを覚えている人がいるんだよ。それが、飲み屋で隣に座った人でもいいし、毎日買い物に行ってた店の店員でもいい。この世のどこかには『あの人元気にしてるかな。』って、思う人だっているんだよ。だって、どんなに孤独な死に方をしたって、生きてたときには様々な出会いや出来事があったんだから。」誰も弔ってくれる人がいないから、誰も看取ってくれないから、身内も知り合いもいないから、たった独りで死んでしまったからといっても、名前も分からないその人は、「人間」なのだ。それが彼女の信念なんですね。「生きてたら、心配してもらえる。皆が世話してくれる。医者は沢山いて、生きてる限り人は面倒を見てもらえる。でも、私は独りで死んでしまった人々のことを、世話してあげたいんだよね。せめて、弔いの気持ちを込めて、その人が生きてきた証に気づいてあげたい。その人が、どんな人生を歩んできたのか、理解してあげたい。」孤独死をした身元不明の人にも、様々な人生があった。今幸せに生きてる人々と同じような日々だってあった。幸せなときには、その人を気遣う人だっていたはず。だけど、そんな人々はその人を弔うことは出来ないから、その人のかつての知り合いたちの代わりに、彼女は遺体の持ち主の人生の片鱗に触れて、弔ってあげたいのですね。彼女は、「死体が怖い、気持ち悪いなんてナンセンスだ」といいます。誰しもがいずれ、通る道なのですから。誰しもが死んだら、死体になるんです。「何ヶ月も放置されて、腐って解け始めてる遺体だってあるけど、でもね、それは『人』なんだよ。皆気持ち悪いとか言うけど、だけど彼らは人だったし、死んだって人であることには代わりは無いんだよ。」誰かに見取ってもらうこと、弔ってもらうことはとても幸運なことです。だけどそんな人ばかりではない。「事件屋やってたときに、孤独に耐え切れず自殺したお婆さんがいる。自殺するとき、私に連絡してきたんだよ。もし私がいなかったら、彼女は身元不明の遺体になってたよね。彼女は息子の借金で全てを失うまでは、裕福でお金持ちのご婦人だったんだよ。彼女みたいな善良なのに、身を持ち崩した人だっているんだよね。私は恵まれた環境で育ったけど、社会の底辺からは目を反らすことはないよ。」どんな人にも人生がある。その人生は、亡くなった後も、その身体に記憶される。全身の細胞全てが、生きてきた過程の全てを覚えている。それは、骨になっても変わることはない。死体は声を持たないけれど、様々なことを語るのです。そして彼女は、様々な人生を見てきたからこそ、人が遺す最後のメッセージに触れる仕事に携わりたいと願っているのです。裕福で恵まれた彼女ですが、自ら社会の底辺に目を向け、思い遣りをもって接します。こう言う身内がいることで、私自身も恵まれているなと思います。
2011年11月26日
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復興屋台村、気仙沼横丁。明日の26日、東日本大震災で甚大な被害を出した気仙沼にて、「復興屋台村・気仙沼横丁」がグランドオープンします!気仙沼で飲食店や民宿などを運営していて、店舗を震災で失った被災店主達が集まる屋台村です。何しろ海産物の美味しい気仙沼ですから、そりゃあもう美味しくないわけがありません。しかも屋台村というコンセプトがとても良いですよね。プレハブ小屋の飲食店が立ち並ぶ屋台横丁です。店舗が設置されている私有地は気仙沼市が借り上げ、2年間無料提供するそうです。店舗一覧。店主さんたちの震災関係の小話や状況のメモ付きです。復興屋台村・気仙沼横丁、店舗一覧まだまだ復興の道のりは長いですが、気仙沼に取ってこの復興屋台村は、展開する今後2年間は歴史に残る場所になるのではないでしょうか。色々不便だし、天災の爪あとも残ってます。だけどそれでも前に向かって歩くために、長い道のりを進むために、皆が集まって笑顔になれる素朴な場所の存在は、とてもとても大切だと思うんです。同じ苦難を経験した皆が集まって、美味しいものを食べて。美味しい酒を飲めば、外の酒の席だからこそ話せることだってあるでしょう。分かち合える苦労だってあるでしょう。同じお酒を飲んでいる間だけ、吐ける弱音だってあるでしょう。人には生きてる限り、明日がある。だけど明日に向かうための、希望が無ければ進めない。そんな時、人々が集まりたくなる場所、足を向ければ沢山の人がかならずいる場所、それも、お店をやっている人も、お客さんたちも、皆が皆同じ経験を分かち合っている場所があれば、「ああ、また頑張ろう」って思えるんじゃないかと思います。気仙沼が皆で頑張る屋台村。あれほどの壊滅的被害を受けた気仙沼の人々が、立ち上がって前に向かって歩いているのです。きっと、そんな人々が提供してくれる場所は、かつての戦後復興に向かう日本の街角にあったような、懐かしい空気を漂わせた、前に向かおうとする人々のひたむきさと逞しさ感じる場所なんじゃないでしょうか。次の世代にも語り継いでいける場所になると思います。気仙沼の屋台村。すごく行ってみたいです。今しか感じられない味わいが、あるのではないかと思います。震災からもう8ヶ月、これほどまでに役に立たない政府の元、それでもこの国が復興に向かうことが出来るのは、この国を、自分の住んでいる土地を愛する人々がいるからです。日本の魅力は日本人と、日本を愛する人々の魅力なのだな、と思います。気仙沼市の「復興屋台村・気仙沼横丁」、ご興味のある方は是非是非!自分も、訪ねてみたいと思います!復興屋台・気仙沼横丁公式ページ
2011年11月25日
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イタリアで友人が霊に取り憑かれました。 そんな話なので、心霊現象の話にアレルギーがある方は回れ右を推奨します!さてさて。一緒にイタリアに行った友人が、霊に取り憑かれたオモシロおかしい物語でございます。その取り憑かれっぷりが完全に教科書通りの取り憑かれっぷりで面白く、つい先日その思い出話をして爆笑し合ったので、取り憑かれ話をお裾分けしたいと思います。 1年半前、イタリアに旅行に行きました。 日程は10日程のローマ滞在の個人旅行。 とにかく、ローマを楽しもうと言う事で、ローマにある美術館、遺跡などを網羅する、個人でスケジュールを立てる旅行でゴザイマス。 その日程の中頃、とある骸骨堂に立ち寄る事になったのです。 骸骨堂。 スペインの骸骨カタコンベが有名ですが、イタリアにもあるのです。 スペインのは、黒死病(ペスト)の犠牲者達のものですが、イタリアのはカプチン派。あの、有名な、世界で一番美しい幼女の死体、ロザリア・ロンバルドちゃんと同じカプチン派の教会です。http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/00/Palermo_Rosalia_Lombardo.jpg/250px-Palermo_Rosalia_Lombardo.jpg サンタ・マリア・インマコラータ・コンチェツィオーネ教会。 「ローマの休日」の、スペイン坂からすぐ近くですよ。 ただ、観光客用に宣伝してはいないので、知る人は少ないです。むしろ、あくまでも「聖域」として守られている場所です。 納められている骨は約4000人分。 皆さん、同じ場所で朽ち、共に眠る場所なのです。 カプチン派達の神聖なる骸骨寺。 友人と共に、ふらっと立ち寄ったのです。 肉体をそのまま納め朽ちるに任せると言うカプチン派の宗教的概念が、日本人の我々としては馴染みが薄く、出来ればほんの少しでも垣間みてみたいと言う気持ちが強かったからなのですね。まず、普通の観光地と違うのは、入り口で「ここは観光地ではない」と念を押される事。帽子などは「脱ぎなさい」と注意されます。 あくまでも「墓場」であり、「聖域」なのです。 写真撮影なんて御法度です。 入場料は設定されておりますが、とても安いのです。ただ「運営費を分けて頂けるとありがたい」とあるので入場料に、気持ちを上乗せして払うのです。もちろん、それは個人それぞれ。入場料だけでも文句は言われません。私は、こう言った場所に存続し続けて欲しいと思うので、数ユーロ上乗せして払いました。 中に入ると、とても不思議です。 ひやっとするんですよね。 そこは、4000人分の骨が並べられているのですが、たとえば尾骨だけで作ったオブジェや、尾てい骨を組み合わせたオブジェが所狭しを置かれております。しかし忘れてはならないのが、その一つ一つが、元々は人間であったこと。 聖人などは、骨の骨格を分解されることなく、寝かされて朽ちるに任されております。 そこに漂うのは、静かで安らかで、重々しい死の臭い。 独特の臭いがあるのですよ。死の臭いは独特です。 深みがあり、湿っていて、そしてとても厳か。 たくさんの死が満ちる世界。 その場所で、友人は、十字を切ったそうなのです。 その瞬間でした。 「ナニカと目が合った」と感じたらしいのです。 そして同時に、首のすぐ後ろの場所に、ぞくっとする寒さが染み付いたそうなのです。 それは、物理的な寒さとは全く違う、うなじからカラダの芯に直接伝わる様な寒気だそうなのですね。 友人は、心霊現象とは元々無縁のタイプです。 心霊現象を頭から否定している訳ではありませんが、自分には無縁の事なのだと信じて生きて来たタイプです。 その彼女が「憑かれた」とすぐに分かる程、強烈な感覚だったらしいのです。 ぞくぞくとした寒気が、張り付いて離れないような感じだったそうです。その頃わたくしは、少し後ろのピアス&刺青だらけの馬鹿男(スラブ系)が「オレは恐くねぇぜ」とか強がってわめいてたので、「ちょっと、シィー!静かに!」とか言ってました。 骸骨堂を出た時に、突然友人がその日身につけていたロザリオ(十字架)が切れたのです。 ぶちっと。 しかも、切れようの無い場所から切れてるんですよ。 「え…、ロザリオ切れた」と立ちすくむ友人。「縁起悪いねぇ。」とか、空気読めないわたくしはヘラヘラ言ってたのですが、彼女の顔が強張っていた事に、わたくしは気付きませんでした。 そしてその数分後。 友人が「ぎゃっ!」と言ったので振り向くと、何故か彼女が鳥の屍骸を踏んでたのです。 しかもツバメちゃん。 「ええ!何で鳥ちゃんの屍骸踏んでるの!?」とか言ったら「足踏み出したら、たまたまこれが…」とか言う友人。たまたま足踏み出した所にツバメちゃんの屍骸があるなんて、中々ないですよね。これは貴重な経験。 「十字架切れるし、ツバメちゃんの屍骸踏むし、ほんと縁起悪いねぇ。」とか言うわたくし。 ますます強張る友人。 「ごめんね、ツバメちゃん。」と手を合わせるわたくし。この時すでに友人は、自らが完全に「取り憑かれた」と言う自覚があったそうです。 そしてようやくホテルに戻ったのですが、そのホテルのエレベーターが、ホラー映画「サスペリア」に出て来るエレベーターそっくりだったのです。鉄の籠に囲まれた様なスタイルですね。基本、上がったり下がったりしか出来ず、開閉は手動です。我々がそのエレベーターに乗った瞬間、でかい音を立ててエレベーターが停電。 今迄停電なんて無かったのに、突然停電。「ぶふっ。」思わず笑い出すわたくし。「さっきのロザリオやツバメちゃんと言い、縁起悪いにも程があるよね。」爆笑するわたくし。完全に空気読めないわたくしは、「何か閉じ込められちゃったけど、何とかなるよ、なんとか。でもサスペリアみたいに惨殺されたらオモチロイ。」とか言いながら、上行きボタンをばしばし押してたんですが、その友人はガチブルして完全に硬直してらしいです。 空気読め自分。 いや、わたくし心霊現象は信じてるんですが、でもあまり気にも止めないのです。何故なら、スラム街に住んでた時に、肉体を持った人間の方がいかに恐ろしいか、破壊力があるか、身に染みて知っていたからなのですね。心霊なら、強盗とかレイプとか出来ないですからね。まだマシと言うか。何とかなりそうと言うか。やがて、突然エレベーターは大きな軋み音を立てながら動き出しました。しかし、電気は付かないまま。暗闇の中で、60年もののエレベーターが上昇するカオス。 サスペリアなエレベーターだから、鉄製の網に覆われてるだけだから、動いてるエレベーターから、薄暗がりの外の階段が見える造りなんですよね。 「まじこれサスペリアなんだけど。これ超呪われて、虐殺されるパターンじゃん?しかも停電とか、何かいるよね、何か。骸骨堂で何か連れて来ちゃったかな~。」とか大はしゃぎのわたくし。いや、憑かれるなら、善良な友人でなく自分だろうと思ってたのです。部屋のある階に止まったエレベーター。 すると廊下の電気も消えてたのです。 スイッチ入れても付かない。 あれ?さすがに何かおかしい事に気付くわたくし。「なんかおかしいよね、コレ。」 ようやく「何かいる」事に気付いたわたくし。 いたところでどうしようもないので、取りあえず寝ようぜ的な感じになりました。ここに至ってようやく友人が告白。「あのさ、何かいるかも。付いて来たかも…。」友人「骸骨堂で、十字切った時、来たのが分かったんだよ。」 まじですか! わたくし、お恥ずかしながら霊感が無い方じゃないので、さすがに空気読んでみると、たしかに「何かいる」的なアレ。 そんな危険は感じないけど、ナニカが確かにいる。 友人「あのさ…。私は洗礼を受けてないじゃない?その私が、ああ言う場所で十字を切ったのがまずかったのかも…。悪気は無かったんだけど…。」 私「え?でも私も十字切ったよ?」 友人「あなたはアメリカのゲイの教会で洗礼受けたじゃない?」 私「!そうだった!!」 す、すごい!! これは貴重な心霊現象。 大興奮のわたくし。そして友人。恐いけど大興奮。 ひゃっほう! 友人「ごめん…。今日手を握ってねていい?恐いし。」 わたくし「もちろん!」 その後友人は、時の法王ベネディクト様のポストカードをベッド中に配備し、ベネディクト様をスケッチ始めました。 スケッチはある意味瞑想と同じですからね! 特に絵が生まれつき激ウマな友人なら尚更。「ベネディクト様を描いたら何とかなる気がする!」 疲れて寝入るまでベネディクト様を描く友人。 「三人目のゲスト、宿泊費払ってよねー。」とか言いながら眠りに付くわたくし。 そして次の日。 たまたま、起きて「ちょっとヴァチカン寄ろうか」と聖ピエトロ寺院に行ったら、本当にたまたま、そして幸運にもベネディクト様によるミサをやっていたのですよ。 そのミサに参加してたら、たまたま日本語の分かるイタリア人の兄ちゃんがミサを訳してくれて。友人はすっかり元気に。 その後行った美術館で、休憩室で寝入る友人。後で話を聞くと、「異常な疲労感」に襲われたそうです。 本当に取り憑かれてたんですな(笑)。 おもちろいです。なんて稀少な経験でしょう! しかしベネディクトを称え、描き、ミサに参加した末に、すっかり大丈夫になったそうです。ベネディクト様に守ってもらった感じです。その時から、友人に取っての究極聖人はベネディクト様。 友人「私がカトリックだとかカトリックじゃないとかはどうでもいい。ただ、私に取っての最高の聖人はベネディクト様であるということだけはガチ。」 その後、取り憑かれた恐怖から逃れる為に描いたベネディクト様の絵を、たまたま立ち寄ったレストランで見せたら、それを見たおっちゃん達に涙目で感動されて、クソ高い高級グラッパを奢ってもらったのはいい思い出。 これもベネディクト様のご加護に違いない!取り憑かれたけどタダでは起きない。 気合いさえあれば、取り憑かれても自力エクソシズムが出来る話(笑)。 めでたしめでたし。
2011年10月24日
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日本は強い国だな、と思うんです。例えば、被災地。日本人からしたら、当たり前の様に映るかも知れないけど、被災地の人々は互いに助け合って、瓦礫を片付けたりする作業にあたり、自分達の土地を復興させる為に取り掛かってます。例えばカトリーナの被害を受けたニューオリンズ、逃げたり略奪はしても、「自分の住んでた土地を何とかしよう」と言う根本的な考え方が欠如している。嵐が去った後に、皆でその土地を自分達でもう一度復興させようと言う概念が無い。だから、ニューオリンズでは放置されたままの区域が、沢山存在するんです。だけど日本は違う。土地が狭いから、と言う事だけではない。政府が頼りないからと、民間が動く。人々の草の根活動で、被災地の外からも沢山の手をが差し伸べられる。日本が強いのは、国の母体の大きさの問題ではなくて、人々一人一人の強さだと思います。日本人は好戦的でもなければ、戦略的外交が得意な訳でもないので、国際社会では一見頼りなく見えます。だけど、それは国内社会の土台の強さが、他国とは比べ物にならない程安定してるからだと思うのですね。対外に縋るのではなく、「自分達だけで何とかしよう」と言う心意気が根付いてる国が、日本と言う国なのだと思うのです。さてさて。実家が長野にある友人が、心温まる話をブログに載せておりました。忘れられた被災地、長野県は栄村の話です。3月12日に、大地震に見舞われた場所です。ここも大変な事になっていたのですが、東日本大震災の影で忘れられてしまっています。大地震の影響で、栄村の田んぼが全滅してしまったのだそうです。大地震は大地を砕いて、沢山の罅が地中深くまで伸び、栄村では水を大地に溜める事が出来なくなってしまったのです。枯れ果ててしまった田んぼに、頭を抱える高齢者の多い農家の皆さん。そこに救いの主として登場したのは…。以下は転載したブログを御覧下さい(^^)。________________完全に忘れられてますが…。 全国区では、もう何も取り上げられもしませんが… 3月12日、震度6の地震が長野県栄村を襲っています。。。 実家に帰省中は、地方TVが見られます。 東京は、TV局の選択肢が極端に少ない。すごく制限されてるなって感じます。。。 関西系のTVも入るのですが、東京では放送できない過激な口論番組やってますしww さておき、 長野放送では、時間によって県内のニュースがメインになるので、 栄村の情報も流れます。 311の津波の後では、インパクトが薄かったと思いますが、 栄村では、地割れがひどく、水がたまらない土地になり、田んぼが全滅しました。 田んぼに水が張れなければ、稲は育ちませんから。。。 しか~し!!! 強いぜニッポン!!! だったら、水がなくても育てられるものを作ればイイ!! 4月の田植え時期に呆然としている米農家を助けたのは、農大生です。 水張りの必要のない、蕎麦の実を植える提案と手伝いをしたんです。 昨日のニュースで、 蕎麦の実の収穫が始まったそうです。 何も知識がなかった我々を若い子達がみんな助けてくれたと・・・すごくいい笑顔のおじいちゃんがインタビューに答えてました。 もちろん、米よりも収入はすくないだろうし、 米農家が、今年からは米を購入しなきゃいけないなんて、思ってもいない出費です。 でも、プラス(収入)がある! これは、大きい。。。 そして何より・・・ このニュースをみると、放射能ってヤツがどれだけ復興を遅らせているか、 すべてをマイナスにする根源かって実感する。 だって、栄村は、目に見えるスピードで復興してるもの。 と、実家でお留守番中の私のつぶやき。。。
2011年10月15日
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元巨大自動車メーカーの営業マン対元大手金融マンの戦いの後半戦でゴザイマス。この話を始める前に、前回の記事の補足。この度、向かいにお住まいのご夫人が引っ越す事になりまして、よろしいタイミングで乗っ取りを謀る隣家に関するネタ投下を下さいました。「あんたの所の隣人も面白い人だったねー。偉そうにしてて、挨拶しても私の事なんてマル無視でさぁ。その癖大企業でいいポストにいたのに、架空手形でクビになって。」さらっと家宅捜索入った事件を教えてくれました(笑)。架空手形でしたか。さてさて。前回の続きでゴザイマス。隣人が、我が家を乗っ取ってやろうと、乗り込んで来た話しの後半戦です。うちの父は、車メーカーの某最大大手企業の営業、そして隣人は大企業金融マン。互いに他者の大金を扱う仕事の最前線にいた猛者達です。スペックは以下。隣人:元大手金融のやり手。架空手形で家宅捜索経験有り。妻は元スチュワーデス。子供達は全員私立のエリートコース。借家。詐欺師タイプ。イケメンオヤジ。我父:車メーカー某最大大手の営業。ヤクザ相手のローン取り立てが得意。妻は無害な善人。子供達は普通の公立校通い。持ち家。アル中。サダム・フセイン似。物事の発端は、隣人が借りてた家の大家が、統合失調症を発症したところから始まるのです。隣の隣の家には、隣人の家の権利を持った母娘が住んでおったのですが、二人とも元娼婦で統合失調症と言う、ハイスペックな方々だったのです。二人揃って統合失調症で、尚かつ物凄い破壊力だったので、たとえば宗教の勧誘をしに来ても、水を掛けたり、刃物もって追いかけたり、真夜中に罵声を浴びせたり、尾行したり、勧誘しに来たカルト信者の家族にスカートの中(ノーパン)を見せたり、カルト信者真っ青の大活躍をしてくださったので、うちの近所にはそれなりのカルト信者がいたのですが、うちの近所の家の並びには宗教の勧誘も全く近付かなかったのです。その母娘二人は、最終的に狂死する事になるのですが、なんと遺言で「借家をしている隣人にだけは土地を売らない」と遺していたのです。わざわざ遺言で遺すってのは、どんだけ恨まれてたんだって話なのですが。それを知った母が、「信用出来る知り合いの方名義で、土地を一度購入して、その後名義変更すればどうか?」と言った助言をして、隣人は無事借家を購入する事が出来たのですが、どうやらその結果欲が出たらしい。 「人を疑う事の知らない女と、アル中男の夫婦。子供達は公立校に通う馬鹿。そんな家族なんてちょろいものだ。うちの家を乗っ取ってしまえば、もっと広い土地が手に入る。」我が家に乗り込んで来た元金融マン。寿司と酒を前に、酔いが進む父をおだて倒し始めたのです。うちの父は上機嫌で更に酒が進む。どんどん進む。顔も真っ赤。おだてる金融マンの口車に乗り、自分がイケイケだった頃の過去話とか始める父。「あー、始まった。」我々はそう思いながら、輝かしい過去話を始める父をのんびり見守っていたのです。なぜ我々がのんびりしていたかと言うと、 父の自慢話の8割はウソだからです。「高級クルーザーで湘南を飛び回った。」とか「昔は祐次郎に似てて。」とか言い始めてるのはいいサイン(笑)。営業マンの口八丁と調子の良さを舐めてはイケマセン(笑)。隣人、うちの父の凄まじい自慢話(嘘)に、段々焦り出す。慶応のプライドが刺激されたか。遂に慶応OBコネクションの話を始めたのです。これは弱い!わたくし達は思いました。恐らく父も思ったのでしょう。金の話を始める時、相手の自慢話に対抗して自分も自慢話を始める、甘過ぎます!そう、うちの父は、酒の力を借りて、自慢に自慢を重ねてジマン倒し、相手のプライドを傷つけ本音を引き出す酒乱パワーを発揮していたのです。ところが、隣人が自慢話を始めると父は一転「そうかー。そうですかー。」と頷き、話をさせ始めました。隣人、どんどん調子に乗る。挙げ句に自分がいた会社が、どんだけ大企業だったか、自分がどんだけ優秀だったか、そんな話まで始める。ノリノリの隣人。ず~っと頷いていた父、突然切り出す。「で、何の用でうちに来たんでしたっけ?」自慢話がピークに達した瞬間、突然相手の話の腰をボッキリ叩き折った!容赦がないとは正にこの事。流れる沈黙。その時父の顔は、既に「ヤクザに車のローンを取り立てる時の顔」になっていた。さっきまでニコニコしてたのに。これは恐い。完全に粛清を始める独裁者の顔だ。隣人思わず、カバンから書類を出す。そして広げる。母、絶句。父もさすがにびっくり。なんと、その書類は、隣人の家と我が家の土地を一つにした上での、家の見取り図だったからだ。「慶応のOBに一級建築士がおりましたね、作ってもらったんですよ。」は?何言ってんのこの人?なんで勝手に土地一つにしてんの?「うちには建て直すお金なんてありませんよ!」思わず言う母。しかし隣人は、「うちの息子とあなたの所の娘を結婚させればいいんですよ。」とか言い出す隣人。「嫁に来る娘さんが、新しく建てた家に我々と住めば。」え?じゃあ、嫁に行く娘以外は出て行けって事??で、離婚したら嫁も追い出して、土地は丸々自分達のものにするって事???都合良過ぎ!(笑)子供でも分かるトリックでしたよ。唖然とする我々を前にして、隣人は将来の話などを始める。こっちの都合なんておかまい無し。「娘さんも、そろそろ婚期でしょう?うちの息子は**って大企業に入りましてねぇ、いい話だと思うんですよ。」婚期ちらつかされた位で危ない話乗ると思われてたって事は、よほど「家族丸ごと馬鹿」って思われてたんだと思います(笑)。そして一方的に話し倒す隣人を前にして、父が切り出す。「昔ねぇ、赤木圭一郎に間違えられて、女の子に追いかけられた事がありましてねぇ。」さすが自己中心と言う部分にかけては何者も寄せ付けない我が父。隣人の話なんてちっとも聞いてなかった!(笑)て言うか、さっきは祐次郎に似てるって言ってたのに、今度は赤木圭一郎!(爆笑)聞いてないばかりか、自慢話(嘘)に戻った。これには隣人も唖然。だが父の話は止まらない。そのうちに母も私も眠くなったので寝た。次の日母に話を聞くと、父は朝の4時迄自慢話(嘘)を隣人に聞かせ、その途中で気持ちよく寝始めたそうだ。そして酔いつぶれて寝た父を前に、困り果てて座り込んでいる隣人を、トイレに起きた母が発見。丁重に見送ったそうである。以降隣人が、母に声を掛ける事も、土地の話をしてくる事もなくなった。と言うより、前よりも更に見かける事が無くなった。どうやら勝負は、「元々自分勝手な性格なのに、酒が入ると更に自己中となり、相手をへこませる為に嘘の自慢話を始めるアル中の自動車メーカー営業マン」に軍配が上がった様である。ちなみに、どれだけアル中だろうと、酒乱だろうと、車メーカーの営業マンを、それなりの上々の成績を持って定年退職まで勤め上げる人間は、金銭管理に死角はありません。めでたしめでたし。
2011年10月02日
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わたくしの家は、親戚に乗っ取られかけたこともございますが、隣人に乗っ取られかけたこともゴザイマス。ちなみに、たいした資産価値はございません。都内の庶民的な地域にある、庶民的な家でございます。しかし、どんな些細なものに対しても、他者のものに食指を動かし、乗っ取ることに全く持って良心の呵責も悪気も感じない人間が、この世に確かに存在するのだということと、乗っ取りを画策する対象にどのように相対すべきかということを、経験からお話ししたいと思います。正当な所有権を持つ親戚の場合は、土地や家を守るのは極めて複雑となります。わたくしの家の場合は、父の姉(異父姉)に極めて強欲な叔母がおりました。宝塚にいた娘達を使い、金持ちの第一級設計士の家を乗っ取ることに成功していたのですが(その前には、某有名芸能人の妾の子と娘を結婚させ、某有名人が亡くなった際には財産を要求し、週刊誌の記事になったくらい強欲です)、関西に住んでいるために東京の仮宿が欲しい程度の気持ちで、わたくしたちを排除して家を乗っ取ろうとしていたのです。しかし、わたくしの父が亡くなる少し前に、子供の頃はシスコンだったにもかかわらず一蹴してくれたお陰で、我々は今現在も今の家に住んでいられるのです。余談ですが、わたくしの父は父親としては大変に問題のある人でした。仕事は定年退職まで勤め上げた人でしたが、重度のマザコン、アルコール中毒と酒乱とDVという崩壊家庭を作る条件の揃った人でしたが、しかし一家の主としての最低限のラインをギリギリ保った人でした。真っ当な企業を定年まで勤め上げ、金銭感覚がしっかりとしておりギャンブルや借金とは無縁、愛人など不道徳な行いを忌み嫌っておりました。そのため、父の生前はわれわれ家族は苦労をしましたが、亡くなった今となっては感謝を感じることも多いのです。良い父親の定義からは離れておりますが、父親としての義務はきっちり果たした人だと思います。完璧な親など、この世に存在しないのですから、ある程度年齢になったときに、自分の両親のことを客観的に「彼らも自分と同じ人間なのだ。」と認識することと、自己憐憫を棄てて「してくれなかったことではなく、してくれたことに目を向ける」ことが出来れば、年齢を重ねるごとに親への感謝は深まるものだと思います。そのほうが生きてて楽です。私の父と母のことを見下し、いかに自分の夫が素晴らしいかを、母親に言い続けていた女性が母親の知り合いにおりました。確かに彼女の夫はハンサムで優しくて、理想的な父親像でした。しかし彼の死後、莫大な借金が見つかり、生命保険すら解約していたのです。そのため彼女は自己破産を余儀なくされ、子供達は出て行き一家離散。今ではひっそりと暮らしております。生前この男性は、人が良すぎてお人よしで頼まれると断れず、家族に内緒で知り合いの借金の保証人を掛け持ったりしていたのです。わたくしは、こう言った人のほうが、父親としては無責任だと思います。さてさて。隣人についてです。隣人家族は、最初は理想的な家庭のようでした。金融系大企業に勤める夫、元スチュワーデスの妻、私立校に通う子供達。隣人として接していても、妻は庶民ばかりの近所とは意図的に付き合わず、隣人達を見下しまくっておりました。当然、わたくしの家も見下されきっておりました。ただ、わたくしの居住地域は都心の庶民的住宅街なので、「隣人と付き合わない家」を気にしたりはしません。宗教の勧誘(エホバとか創価とか)すらも失敗するほど、「人は人、自分は自分」という気風。なので、「エリート感覚なんだなー。」とかくらいしか思わないでおりました。しかしある日、突然そんなエリート様の家に家宅捜索が。わたくしは子供だったので「わー、凄い。エリートになると警察の人いっぱい来るんだ。かっこいい!」とか思いました。私の母は噂話が嫌いで、人の不幸は「明日はわが身」と考える人だったので、私や私の姉には大人の事情は何も説明しませんでした。なので家宅捜索のあとも私は気にせず、隣の家の子と遊んでおりましたし、母はその後も隣人に対して態度を変えることもありませんでした。大人になってから、家宅捜索のあと書類送検されて会社を首になったと聞きました。金融関係の会社にいる人間としては、法律に引っかかることをしてしまったらしいです。その後、その家の人々は全く家の外に出てこなくなってしまいました。ひっそりと隠れるように住み、出かけるときも日が暮れてからになりました。そんなある日のことです。突然隣の父親が、私の母になれなれしく話しかけてくるようになったのです。「奥さんは品があるなぁ」とか「感じがいいなぁ」とか。ちなみに隣の父親は、ものすごいハンサムでございました。そんな彼が、突然私の母に媚び、持ち上げまくってきたのです。母は言いました。「外見が良くてエリートだった男の人が、私みたいなのを持ち上げるわけがない。その必要がない。あるとすれば、詐欺をしようとしているのだ。」母は現実主義です。気が弱くおっとりした人ですが、上辺だけの甘い部分に流されるほど愚かではありません。「甘い言葉には裏がある」が信念です。媚びや持ち上げには適当に合わせてましたが、そのうち「今日も詐欺師に声をかけられた。」とか言い出すまでになって行きました(笑)。やがて数ヵ月後、隣人は遂に言ってきました。「旦那さんと一度お話がしたいんですよ。」「来たな。」母は思ったそうです。「一緒にお酒でも飲みながら。」と言ってきたそうです。「正気か!!??」これが、母とわたくしたちの反応。「あの人、アル中/酒乱と酒を飲むってことがどう言うことか、分かってないよね。」「まぁ、飲みたいってんだから、飲ませてあげればいいんじゃない?」父に伝えると、快諾。この人は酒飲めれば、何だって良いわけですから。ちなみにうちの父は、某巨大自動車メーカーの営業マンでございました。つまり、「元巨大自動車メーカーの営業マン対元大手金融マンのバトル」となるわけです。胸が熱くなります。「どっちが勝つか、ちょっと楽しみ」とか言いながら、われわれは呑気にヘラヘラ笑っておりました。だって正に「狐と狸の化かしあい」。「詐欺をかます元金融マン程度に、父は騙されんだろう」という信頼もあったんですね。そう言う意味では、父はアル中で酒乱でしたがいい大黒柱でした。と言うわけで、当日。美味しいお酒と寿司を囲み、乾杯。戦いの火蓋を切って落としたのは金融マンだった。「いやあ、旦那さんは本当にいい男だ。前から思ってたんですよ。」金融マンの先制ヨイショ攻撃。だが自動車メーカー営業マンはひるまない。なぜなら私の父は「俺がいい男なのは当たり前。」と思ってるから。「どこからその自信が?」と思うほど、無意味に自信満々な父でした。「大学はどちらで?私は慶応でね。」さりげなく「自分が上」アピールをする金融マン。その金融マンに、父は平然と応えた。「明治大学ですよ。」ここで母、絶句。後に母は私に言いました。「あんな堂々と嘘をつく人をはじめてみた。」さすが自動車メーカー営業マン。そこに痺れる憧れるゥ!父は青山大学出身です。「元巨大自動車メーカーの営業マン対元大手金融マンの戦い・後半」に続く
2011年09月22日
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デフォルト間際のギリシャの一年物国債の利回りが、130%を超えたそうです。130%!例えば、100万円分の利回りが2%だったら次の年に102万円になる訳ですが、130%って言うと230万円??しかも、ギリシャの国債だから、ギリシャが払う筈ですよね?でもギリシャの国債って、何十兆円も出してますよね?その内のどのくらいが1年ものでしょうか?例え一割だとしても数兆円ですよね?その数兆円の利回りが130%なら、あっと言う間に10兆円を超えますよ。なんですか、これは…。これは回避出来るんですか?いや無理ですよね?だって、既に数兆円のギリシャの国債を持ってるってだけで、フランスの銀行格下げ喰らってるんですよ?持ってるってだけで、ユーロ圏内で最もパワフルな国の銀行が格下げ…。日本の国の借金もでかいでかいと言われてますが、日本は経済に対しての底力が桁違いですからね。まだ弾を出し切ってる訳でもない。でも、ユーロ圏は弾を全て使い切ったうえでコレですからね…。それもこれも、欧州が「ユーロ圏大帝国」を夢見ちゃったからだと思うのですよ。もう少し早くギリシャを見限ってれば、もしくは経済に問題の抱える国を入れなければ、もう少しユーロは強かったでしょう。どうしてそれなのに、決断を急ぎまくって、西欧州中心に強くまとまってしまったのか。結局、ローマ帝国を夢見てたのかなって思います。欧州においての、ローマ帝国へのコンプレックスにも近い羨望は、予想以上に強いです。ヒットラーだって、「第三帝国」を目指したくらい。でも、それは当然なのです。だって、欧州文明の最高峰は、ローマ帝国なんですもの。それ以降は、全てローマ帝国の模範でしかないのです。ローマ帝国が東西に分列して、欧州文明は暗黒時代へ突入しました。そこからようやく抜け出してから生まれたのがルネッサンス。しかしそのルネッサンスそのものが、古代ローマを模そうする文化だったのですもの。そのルネッサンスから、欧州は息を吹き返す訳ですが、結局全てはローマ帝国の幻影を追いかけているのです。アメリカの重要建築物ですら、ローマ帝国の建築様式を模そうしている程です。ユーロも、アメリカも、ローマ帝国を夢見ながら生まれたものだと思うのです。そして今、そのどちらもが崩壊を向かえようとしています。過去を見ずに、現在と未来を見据えていれば、結果は違ったと思うのです。歴史から学ぶ事は多いです。しかし歴史を模そうする事は、時代の流れに逆らう行為。ほんの僅かな時間で、何もかもが大きく動きそうですので、世界の片隅で見守って行きたいと思います。
2011年09月15日
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こんにちわ。 若い頃は霊に怯えて熟睡出来なかったdynasty/茄子。でございます。 そもそも、うちは霊感の強い家でゴザイマス。 霊を感じないのは無理。ってくらい、普通に感じます。 超常現象に吐き気がする方はすみません。わたくしは、霊が寄り付かない体質、と言うか霊が遠巻きに見てる的な体質だったので、直接的なアレなありませんが、姉は逆で、霊に持って行かれそうになった事は多々有り。 そう言う多々有り状況になると、姉が真夜中に金切り声を上げてわたくしの部屋に飛び込み、わたくしの一部を握りしめる(髪であり足であり)と霊は諦めるとか、姉は言ってました。わたくしは霊が嫌うなにかしらがあったらしいですね。 そんな条件にも関わらず、ワタクシはかつて大変霊を恐れるチキンだったのです。 しかし、LAでそれが変わった。 なんか、真夜中に窓の外にメキシカンが張り付いてるんですよね。 ヤクを決めまくって。 レイプする気満々。 恐ぇ。 まじで恐ぇ。 霊とかホントどうでもいい。 つーわけで、未だに霊とか分かりますけど、「あー。ふーん。」って感じになってしまいました。 ヤクをキメまくったレイプやりたい生き物に比べて、どんだけ霊は安全なの。 そう思った2011年初秋。 めでたしめでたし。
2011年09月11日
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本日お台場で、フジテレビの偏向報道、主に韓流ゴリ押し(無意味な韓国上げ日本下げも含)のしつこさに対しての胸焼け反応が具現化したデモが行われました。自分はもう殆ど地上派は見ません。たまに見ると、たまにしか見ないからこそ分かる、不自然な程の韓流押しが目につきました。誰も興味のないものを押し付ける姿勢は、「自分達が白と言えば白、黒と言えば黒」と言う傲慢さを感じるので、益々見たく無くなると言う負の連鎖。なので今自分に取っての地上派は、家族がスポーツ観戦などをしているのを、食事をしながら横目で見る程度です。テレビがメディアや娯楽の中心だった時代は終わりました。今テレビ局は、ネットと言うメディアの後追い状態。まとめた情報を発信する事は出来ますが、40代以下の世代からすれば殆どの情報が「ネットで見た」ものばかり。最新式のものよりも、少し古いテクノロジーのものを好まれる事はあります。最新式のものを難解に感じる世代が、慣れ親しんだ感覚を持つ事があるからです。それが今の、地上派のテレビなんだと思います。さてさて。話はそれましたが。私は、ここまで日本人が行動を起こすようになると、もう止まらないと思います。もうこの先、どれだけ取り繕おうと無理です。日本人は相当の我慢強さと忍耐強さを持っています。世界中の他の国の堪忍袋を全部かきあつめても敵わないくらい、日本人の堪忍袋は巨大です。ただし、日本人が他の国の人々と違う所は、「日本人の堪忍袋は、とてつもなく巨大だけれども、一つしか無い」と言う所です。私の気質は日本人から懸け離れてます。感情を表に出す事を厭わないし、直情的です。アメリカ生活が長かった所為もあるし、元々の性格の所為もあります。そんな私だからこそ、「日本人が怒る」と言う物凄さが分かるのですよ。私の様なタイプであれば、気になる事があればそれを直ぐに感情に出します。問題が目の前にあれば、積極的に動いてすぐに排除しようとします。それが良い事もあるし、悪い事もあります。私の堪忍袋は小さいですが、欧米人と同じ様に複数持っています。一つの堪忍袋が一杯になって感情を表に出しても、相手がそれなりの態度に出れば「自分も短気過ぎたな…」と顧みる事も多いのです。しかし、多くの日本人は私とは違い、途方も無い長い間我慢をする事が出来るのです。日本人は怒れない、と言います。でもそうじゃないんですよ。日本人は怒りの感情を持っている。だけど、日本人が怒りを表に出した時のエネルギーたるや、凄まじいと思うのです。私の様な感情的なタイプの怒りがダイナマイトの爆発だとしたら、穏やかな日本人が露にする怒りは核爆発です。日本人だけは怒らせてはいけない。日本人は極めて我慢強い。だからギリギリまで我慢する。もう無理だ、と言う線を超えても更に我慢する。もう本当に無理、と言う線を超えても我慢を重ねる。だからその先に、堪忍袋が一杯になってしまった先に溢れ出す怒りは、「想像も出来ない程の忍耐を重ねた結果」なので、もう1ミクロンだって耐えられない訳ですよ。今回の震災で、フランス人の日本文化に詳しい学者が言いました。「日本人とは、悲観的ではない運命論者である。」本当に、その通りだと思います。日本人は運命論者。だけど悲観的な訳ではない。運命を受け入れるが、粛々と前を向いて進む事が出来る唯一の民族。その運命論者が、感情を表に出すと言うのは凄い事なのです。今回のデモは二回目です。二回目にも関わらず、フジテレビは黙殺する気満々な様ですね。きっと、本当に理解が出来ないのでしょう。これは始まりです。黙殺して終わる事ではありません。日本人が自ら一歩を踏み出す時に、絶対に後戻りはしません。それだけの覚悟をするほど、忍耐を重ねて来たんですから。例え前回と今回のデモの様子が、国内のテレビで報道される事がなかろうと、海外では報道されるでしょう。ひょっとしたら欧米圏には偏った取り方をされるかも知れない。でも良いんです。これはアジアの問題。アジア圏なら理解するでしょう。そして、多分呼応するでしょう。日本人の影響力は、日本人が思っているよりずっとずっと大きいのですから。日本のテレビ局が、小さな目先の利益の為に始めた偏向報道。多分それが、偏向報道の原動力となったものを破壊する事になるのでしょう。ここまで、日本人が感情を露にする程不快な電波を垂れ流した事を、省みる事が無い限り、テレビと言うものはゆっくりと確実に、そして思ったよりも早く凋落していくのだろうと思います。
2011年08月21日
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わたくしは余り、化粧品を信じてはいません。自然派を謳おうと、高級さを謳おうと、添加物や化学物質が入っている事は確実。「じゃあ食えるのか?」と言われれば食えません。内臓や健康に良く無いものは信じられません(笑)。と言う訳で、わたくしは基本的に、「食えるもの」で肌の状態を整えます。まず、ガスールの泥。一袋500円の安いヤツ(笑)。でも大助かり。それに加えて、緑茶、ハチミツ、エクストラバージンオリーブオイル、豆乳、ヨーグルト。市販のもので充分。ただし、ハチミツは中国産は避けて下さい。添加物マミレです。それらのものを、目的に合わせて使い分けてます。これからの季節、怖いのが紫外線。灼けてしまった肌に化粧水やクリーム?いやいや、ちょっと待って!!日焼けは火傷です。添加物を塗る前に、ハチミツを塗ってみましょう。あ、もちろん、ハチミツにアレルギー反応が無い人オンリー。ハチミツは、栄養素のカタマリです。自然が生み出した万能薬です。「ハチミツ成分入りの化粧品」なんて、駄目です。ハチミツの成分はいいけど、化学物質で中和してますから。ハチミツには炎症を抑える効果もあります。日焼け(ごく軽度の火傷)をしてしまった肌に、化粧を落とした後にハチミツを塗って、30分程放置。テレビやパソコン、読書等をして時間を潰しましょう。放置後にはぬるま湯で優しく洗い落とし、キレイに落ちたらエクストラバージンオリーブオイルを塗って再び放置。テレビやパソコン、読書等をして時間を潰しましょう。オイリーな肌の方は、この過程は省いてもオッケーです。放置したら、またぬるま湯で洗い流します。ごしごし擦らないで下さい。あくまでも優しく。全部落とす必要はありません。オリーブオイルは自然の油分ですから。ただし、オイリー肌の方は気を付けてクダサイ。ハチミツだけで大丈夫だと思います。潤いが残る程度に荒い落としたら、普段使いの化粧水を付けて終了です。化粧水や乳液の代わりのものは見つからないので、わたくしはベネフィアンス(だっけな?資生堂のヤツ)を使っておりますが、洗顔もガスールの泥を使ったり、化粧水や乳液以外は食材を使ってます。その方が、結局肌には一番良い気がしました。なので、そんな自分の経験からのお薦めを。人によって色々あるので、100%正しい!とは言いませんです。ただ、少しでも皆さんのお役に立てれば(^^)。
2011年06月29日
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見てません。見てませんけど、なんとなく無責任に思った事などを。わたくしは、オースティンパワーズが好きだったんですが、(英語の言葉遊びが面白かったので)、そのオースティンパワーズに関して、英語の知識ゼロの松本人志が物凄い偏見に満ちあふれた駄目ダシをしていた事をおもいだしました。すごいなぁって思ったんですよ。厚顔無恥過ぎて。他国に興味ゼロで、他国言語すら理解しようとしないくせに、自らの狭い価値観だけでよくもヒット作品をこうも批判出来るものかと。そんな偉大(笑)な、松本人志さんが、さや侍とか言う作品を作って、ハリウッドからリメイクを打診されたそうです。凄いですねぇ。大喜びらしいです。散々馬鹿にした対象から打診されて。さや侍は見てないですが、大日本人とか言うのはみました。めちゃくちゃつまらなかったです。ダウンタウンとかの時代のお笑い番組、好きだったんですけどねぇ。最近はお笑い番組見ないです。不快になる事が多いので。地上派そのものを見ないんですが。「芸能人」と言う存在に、価値を見出せないので。ドキュメンタリーで、スタジオとかで意見を言う意義も分からないどころか、存在意義すら理解出来ない。時代は変わるもんですな。
2011年06月19日
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少々前に他所で書いた自ブログからの転載です。======================================食べ物を“捨てすぎ”な米国人、理由は「常に新鮮さを求める」から? http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1400954&media_id=84 食べ切れない量の食べ物を、これでもかって程出すレストランの姿勢には、疑問が消える事がありませんでしたよ。 それでメタボを騒ぐなんて、矛盾しているとしか思えなかった。 日本で育ったからそう思うのかと思ったけど、イタリアに行ってそうじゃないと確信。 日本とイタリアの共通点は、質の良い食べ物に対してのリスペクトがあり、食文化がとても洗練されている事。イタリアでのレストランの一人分のポーションは、日本と殆ど変わらない。違う所は、ワインが安いくらい(笑)。値段もそんな変わらない。 そもそも、アメリカはエクササイズってのを凄く推奨するけど、食べる量やその内容の方が本当は大事。どんなにエクササイズしたって、バーガーやピザ、ブリトーばっかり食べてたら、悪玉コレステロールが溜まるだけだもの。 でも、悪玉コレステロールなんて事も、殆ど知られてないのがアメリカの現状。 小さな頃から、ファーストフードの広告に囲まれて、小学校の頃から食堂にファーストフードが並んで…。 そりゃ、メタボ率が高くなるよ。 私は食べ物を沢山残すくらいなら、「足りない」って感じる程度の量だけを食べる方が正しいと思ってる。そもそも、人間のカラダって実はそんなに食べ物の量を必要としない。「太った」と言うのは、それは本当はカラダの黄信号なのだ。 アメリカは、食生活に関して赤信号過ぎる。 沢山食べて、沢山残る。 ちょっと業が深過ぎると思う。 アメリカは良い所も一杯ある国だけど、食文化に関しては目を覆いたくなる。 でも、こうなってしまったからには、変えるのは本当に大変。何故なら、ファーストフードの食品業界がとても力をもっているのだ。相当活発なロビー活動だっていているから、政治家だってそうそう問題提起出来ない。そしてここまで確立されてしまったアメリカのファーストフードビジネスを変えるのは、簡単な事じゃない。 でも、思うけど、アメリカ人の肥満率が下がったら、食べ物はもっと世界中に行き渡ると思う。まぁ、そんな事になっても、多分次は中国みたいな超大国が肥満大国にでもなって、世界中の食べ物を独占するんだろうけども。 私はアメリカ人の友人は沢山いるけど、皆健康体デス。 アメリカの食文化そのものは壊れているけど、やっぱり自己管理ってのは個人の問題なんだなぁと思うデス。
2011年06月10日
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全世界54人くらいのスカイラインファンには最初から謝って置きます。でもクソ映画だから仕方がないよね☆。と言う事で、ネタバレ含むスカイライン感想。はっきり言って、金払って劇場で見ようと思ってる人は、クソ映画を「なんだか面白そうこの映画」って雰囲気にアレンジした予告編制作スタッフの努力に敬意を評してください。是非。クソ映画ですから、これ。全編、階段上がったり、下りたり、上がったり、降りたり。そんだけの映画ですからね!!!まじで!!!!!なんか、あの壮大っぽいシーンは、あれはほんと数分で終わります。アレだから。予算削減的な感じ?それがリアルに感じられる感じ。その、一番金と時間がかかったであろうシーンを、予告編に詰め込んでるだけだから!!!と言う訳で、以下レビュー。ーーーーーーーーーーーーーーーーあの「こんなに眠くなるクソ映画もそうないよね。しかも後半は失笑の連続」と思わせる人類滅亡系クソ映画「レギオン」を超える、物凄い名クソ映画が、満を持して登場!!!! SFクソ映画の大作。 「スカイライン」これは凄い。 レギオンは失笑で終わるが、スカイラインは怒りが込み上げて来る。 これを劇場で見た人は、デビルマンを劇場で見た人と同じ位、やり切れない思いになったと思う。特にデートで見に行った人。 だって、1800円あったら、ちょっといいレストランのランチコース食べられるじゃん。グラスワインも飲めるよ。 このクソ映画っぷりを、ちょっと紹介しよう。 ネタバレしまくりますが、はっきり言って、この映画はネタバレを垂れ流した方が世の中の為。万が一ネタバレを知らず、終わりまで見てしまうと、脳味噌を取り出して、記憶中枢ブブンからスカイラインのブブンを消したくなる事間違い無し。 そんなクソ映画ですよ! だって、レギオンが「スカイラインに比べれば、悪くないんじゃん?」って思えるんだよ? まず、青い光が降りて来て、人々が連れ去られる。 じゃんじゃん連れ去られる。 主人公は中途半端なイケメン。 ヒロインは中途半端なビッチ。 主人公周辺は自分勝手なリア充共。色々あってパーティーとかしてる。同じアパートから苦情が出たと、セキュリティが礼儀正しく諭しに来るが、シカト。 朝起きると、ニュースチャンネル等は皆もぬけの殻。 ニュースデスク映ってるけど誰も座ってない。 それもおかしな話。カメラマンはどうしたって話だよ。 青い光が降りて来て人を連れ去っているらしい。なんだこれーとか屋上から写真とか「売れるぜ」とか中途半端なイケメンが呑気にパシャパシャ取ってたら、UFO出現。 中途半端なUFO。 でもあんまり金かけられないらしく、撮影の大部分は高級アパートの中で逃げ惑ってるシーンだけ。 駐車場行ったり、階段上がったり降りたり。 屋上上がったり、やっぱり階段降りたり上がったり。 一階に降りてプールの近くに行ったり、やっぱり戻って階段上がったり降りたり。 そんな事を繰り返しているうちに、映画は後半へ。 何も進んでない。 ここで観客は気付く。 「はっ!まさかこれは、ザ・ワールド!」 スタンドが時間を止めてる間に、勝手に映画が終わりに向かってた。 としか思えない程、何も進まない。 階段降りたり上がったり。上がったり降りたり。 突然戦闘機がやって来る。 人間もまだやる気だ。 と思ったら、核爆発。 LA消滅。 えーーー(爆笑)。 核なんて効かないよ、とか思ってたら、効いてた!!(笑) 屋上から核爆発を見てた主人公達は、何故か無傷。 「核だわー」とか呑気に言ってる。 核ってそう言う武器だっけ? ヘリで軍人が数人やって来て、こじんまりと戦う。 軍隊は来ないのかよ(笑)。 こじんまり戦ううちに、また階段降りたり上がったりし始める。 で屋上行って、階段降りて、上がって。 映画始まってから、やってる事と言えば、階段降りたり上がったり。 階段降りたり上がったりしてる内に、もはや映画はエンディングに近付く。 どうなんのこれ? と思ったら、主人公もUFOにやられた。 まさかの全滅エンドか? 「数日後」とかテロップ出て来る。 人類滅亡(爆笑)。 しかし、オチは全滅エンドより酷かった。 UFOに浚われた人々は、エイリアンの宇宙船みたいなところで、一人ずつ宇宙人に脳味噌食われてた。 主人公達もそこにいた。 中途半端なイケメン、食われる。 食われたかと思ったら、唐突に宇宙人に生まれ変わる。 「オマエハオレガマモルー!」 とヒロインを前にしてポーズを取った所で、END。 ふ ざ け て ん の か!!!!! 時間を返せ!!! なんか、最近はこれがハヤリなの? 予告編で期待させて、駄作ってのが流行ってんの? あれだよね。 クソ映画監督にCGって、キチガイに刃物と同じ位危険だよ。 昔日本史の先生が、生徒が煩くて授業出来ないと「おい!時間泥棒!」と叫んでたけど、先生の言葉をもう一度言うよ。 「時間泥棒!!」 2時間を無駄にしたい人は、是非ともスカイラインを!!!!(笑)
2011年06月05日
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震災以来、世の中の流れが大きく変わりました。その中でも、大きく分かれた二つの意識があります。一つは絶望。全てに悲観する人々。もう一つは希望。辛いことがあっても、前を向いて進もうとする人々。ネットの友人の一人で、大船渡と陸前高田に縁の深い方がおりました。震災直後は家族とも親戚とも連絡が取れず、見知った懐かしい場所の尽くを破壊された光景を、日々突きつけられ、人の痛みの分からない愚鈍な者から興味本位の軽口を向けられ。当人がいかに非被災者であろうと、そのストレスたるや凄まじいものであったと思うのです。しかし彼女は、その状況から絶望に囚われるのではなく、前を向いて進むことにしたのです。気晴らしの必要性を認識し、小旅行に出て、普段は決して足を向けないような、高級で素敵なレストランで昼食を。自ら意識をして、自ら自身を労わり、己の目を絶望ではなく希望の方向へと向けなおしたのです。悲観論ばかりを口にする者もいます。しかし悲観論に囚われてしまえば、前に進めなくなるのです。前に進んでも、光の見えないトンネルが永遠に続くと感じてしまいます。もちろん、楽観的になれというわけではありません。楽観的になるほど、現状は甘くはありません。ただ、悲観論や絶望で、自らを縛り付けては、自分で自分自身を追い詰めてしまうだけなのです。震災は、本当に未曾有の大天災であったと思います。しかし同時に、様々なことに改めて意識を向けるきっかけになったことも確かです。原発の恐ろしさだけではなく、家族や友人のありがたみ、日本人の優しさや思いやり、郷土を愛する心、近代文明が追求して来た綱渡り的な発展への疑問、世界との絆。全てが、既存の価値観に一石を投じるものです。精神論を訴えるつもりはありませんが、物質的価値観の中だけで、幸福論を追求しすぎていたことは確かで、その結果人類の求める社会は、我々の住める唯一の場所である地球を破壊することでしか補えなくなっていました。最もたる有害物質、放射能を生み出す原発がなくとも成り立つ社会であるにも関わらず、一部の者の利益のために、それが当然とまかり通り、誰しもが窮屈な社会の図式の中でもがくことしかできなくなっていました。それは日本だけではなく、世界中がそうでした。でも何かが、今回の震災で変わったと思います。その投げ込まれた一石が生じさせた余波が、じわじわと広がっていくのを感じます。今後の復興への道のりは、長いものになるでしょう。今年は去年以上に異常気象が予測され、世界中で大凶作となる気配も出ています。色々不便となる事も出てくるとは思いますが、だからこそ改めて、様々なことに目をむけ、価値観を考え直す機会にもなると思うのです。被災地はまだまだ大変で、被災者の方々の生活は不透明なまま。だからこそ非被災者の我々は前を見て、自らの心身を労わりながら、長い期間での被災地・被災者支援が出来るように、気遣っていくことが大事なのだと思います。
2011年04月19日
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わたくしは高円寺生まれ、高円寺育ちです。昨今の古着ブームと言うものは、正直大嫌いです。そもそも、サブカルチャーだとか、古着だとか、そう言ったものにに関して、なんら感慨を受けません。「暇なんだな。」程度です。その高円寺で先日、大規模な反原発デモが行われました。中心になったのは、高円寺の古着屋及びそのネットワーク、バンド、芸人などなど。いわゆる、サブカルチャー系の若者が中心となった、気持ち悪い時代遅れ左翼とも違う、正真正銘「自分達が今感じてる事をぶつけつぜ」的なデモだった訳です。雰囲気は、まさにイマドキ。その雰囲気に「お遊び」などと言う輩もおりますが、そうでしょうか?イマドキっ子が動く。それ自体に意味があると思いますよ。そう思えないのは、恐らく「若さへの嫉妬」。もしくは、年老いた故の盲目。この度のデモは、若さの爆発でした。そんなデモに「原発反対だし、しかも家から5分じゃん」と言う理由だけで参加したわたくし、その次の日は新宿御苑で花見をしました。御神酒片手に。ちなみに、この「御神酒」の意味は、東北のお酒と言う意味です。花見自粛。わかります。大はしゃぎ、大騒ぎを自粛と言う事ですよね。でもわたくしは、そもそも花見とは、いいお酒を飲んで桜を愛でる、と言う事に終始しております。今回もです。岩手の酒蔵さんの連盟が「自粛するより東北のお酒を飲んで」と言った言葉を、わたくしは受け取りました。なので、花見には東北の酒を。本当に美味しいのです。東北のお酒。今回のお酒は、岩手。岩手はお酒の名所ですからね。お屠蘇で東北のお酒を飲み、まったりと。そして2時46分には黙とうを。まだ一ヶ月しか経ってないのですよね。色々ありました。10年分の時代の流れが、一気に押し寄せて来た感じです。哀しい事も多いですが、それだけじゃない。副産物で、沢山の素晴らしい事も起きました。今回の震災で、全国的に家族の絆が深まったと言います。子供達は、一人でゲームをするよりも、親達と過ごす事を選ぶ様になったとか。新宿御苑に、黙とうのアナウンスが始まると、皆足を止めました。横たわっていた人々も、身を起こしました。それまで子供達の嬌声で騒がしかった御苑が、静まり返りました。皆一斉に手を合わせ、黙とうをしました。新宿とは思えない程、静かな一時でした。そして、それまで晴天だった空が、途端に曇り始めます。閉園の時には大雨。びしょびしょになってしまいましたが、それでも感無量。桜を見ながら、東北の酒をたしなみ、そして黙とうをする。当初の目的が果たせました。東京の桜の季節は終わりです。これから、東北は桜の季節が始まります。どうか、東北の方々が、桜を見てわずかでも癒されます様に。
2011年04月12日
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先日より、個人的に福島県の農家や牧場などから、直送していただける食材の購入を始めました。福島県の第一次産業が被っている風評被害は、予想以上です。「福島」というだけで、何も売れない。特に、大型の取引などは次々とキャンセルされている有様です。どれほど「安全」といおうとも、大型ビジネスの場ではリスクを避けるために、福島県産から手を引いているのが現状です。しかし、それでは福島県が報われない。福島県の第一次産業がつぶれてしまう。だからこそ、こんなときだからこそ、ネットの力が活きてくると思うのです。安全であるはずの食材を、廃棄処分にするのは余りにも居た堪れない。我々個人が、ほんの少しずつでも、風評被害の出ている安全な福島県産の食材を購入すれば、彼らの生活の僅かな支えになるのです。義捐金よりも、直接の救援活動ができるのです。特に、福島第一原発から電気を頂いていた我々東京在住の者達、圧倒的な人口と経済力を誇る東京の者達の個人個人が率先して動けば、福島県の第一次産業丸ごと支えることができるはずです。というわけで、わたくしがまず見知ったのは、このサイトです。http://www.nihonmatsu-farm.com/ツイッターで拡散されていた情報から得ました。ここでまず購入したのが、ニラ。田舎育ちのニラでゴザイマス。何故ニラにしたのか。それは、実は、わたくしがサイトにたどり着いたときには、他の食材が売り切れていたからなのですツイッターで拡散されて数日、日本全国から注文が殺到し、次々に売り切れて行ったそうなのです。日本人は優しい、本当に温かい人々なのだなと、改めて感じました。その様子などは、サイトの店長さんのブログからうかがい知ることが出来ます。http://nihonmatufarm.blog65.fc2.com/さてさて。この農家さん、今福島県内の農家さん方に声をかけ、様々な食材をネット販売する予定です。来週には新鮮なキノコ類が入荷するそうです。ご興味がおありでしたら、是非ともご活用ください。自分も、ニラが届いたらさっそくレポしようと思います(^^)。農家だけではなく、牧場も気になります。福島には有名な軍鶏や福島牛が沢山育てられてます。是非この機会に、上等の肉を味わってみるのも良いのではないでしょうか。仕事がありボランティアなど現地での支援が出来なくても、直接購入することで支援はできます。ツイッターでは日々、風評被害で苦しむ方々の情報が流れています。まとめサイトも次々を上がってます。もし福島で第一次産業をされている方を知っている方、もしくは当事者、ツイッターでハッシュタグ「#p2pfarm」を付けて情報発信してください。電話番号しかなくても、直送対応が出来るのなら、全国から注文が届きます。このハッシュタグで検索すると、困ってる農家さんたちの生の声を聞くことが出来ます。日本ユニセフのような詐欺団体、被災者への義捐金として集金しながら、海外に使うなどというような不埒で貪欲な金欲にまみれた詐欺団体にうっかり募金するよりも、よっぽど助けていることになると思います。民主党はもはや死に体。国民の足を引張れど、役に立つことはありません。しかし今回のことで、分かったはずです。日本は「世界で唯一の正真正銘の民主主義」。つまり、政府が無能でも優秀な国民が動かす国です。日本国が持つ最大の資源は、「日本人」なのです。この国は原油などの天然資源などなくても動く。何故なら日本人がいる国だから。ネットというツールは、正に日本人に取っては鬼に金棒。若い世代から働き盛りが、積極的に情報を集め、助け合えば、大きな力になると思うのです。ちなみに、今週末は花見盛り。例年ではフランスのワインを持っていくのですが、今年は東北の酒造から取り寄せたお酒に決めました(^^)。「あさびらき」の「雪渡り」です!【期間限定】ほんのり甘いにごり酒。あさ開にごり酒 氷温生貯蔵酒「雪渡り」1800ml※クール便お...価格:1,995円(税込、送料別)この酒造さんも被災し、先週ようやく再開したばかりなのです。今年は一杯東北のお酒を購入して、わずかばかりの貢献をしたいと思います!
2011年04月05日
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非被災地でも、人々の間で心労やストレス等が広がっている模様です。被災地の様子、被災した方々の悲しみや苦労を目の当たりにして、胸を痛める日々です。それに加えて、放射能と言う最悪の毒素を巻き散らす原発の事後処理の切迫感を知る事による不安。更に、ゆっくりと、しかし確実に、変わって行く日常を前にした絶望感。様々な感情、思いが交錯する中、心が疲れて行くのは当然の事です。家と会社の行き来だけでは、やはり心を休める事は出来ません。今感じている疲れは、身体の疲れではなく、心の疲れ。気分が落ち込むのなら、出来るだけ、ほんの数分でも良いので、天気のよい休日には外に出て、青い空を仰ぎ見て下さい。空の青は、人の心を癒す色です。空の青は地球の色であり、生命が生まれた海の色。我々のDNAの中には、空の青に安らぎを感じる感覚が、地球の生命体として誕生した時からあるのです。空を青を見て、ゆっくり深呼吸してクダサイ。そして今の季節は春。もう少し余裕があれば、青い空の下の、植物に目を向けて下さい。気付けば、木々には若い新芽が伸び、花が咲き始めています。桜の季節も、もうほんの目と花の先。もうすぐ、日本が世界で一番綺麗な季節がやって来ます。花見自粛、と言う声もありますが、こんな時なので是非、ゆっくりと花を眺めながら静かに過ごす事を心がけてみてはどうでしょうか。花見と言えば、花の下で大はしゃぎと言うのが多くなって来ましたが、そう言ったスタイルだとせっかくの桜を楽しむ余裕がなくなってしまいます。桜の花は、生命の再生の象徴。復興に向かう今の日本だからこそ、桜の花から「再生する命」の力を感じられるのではないかと思うのです。空を見て、植物を見て、そして花を見て、少し心が安らいだら、ほんの少し自分にご褒美を。甘党の方は、大好きな甘味を。一粒のチョコレートだけでも、ほっとしますよ。優しい甘味が口に広がるのを、ゆっくりと楽しんで下さい。酒党の方は、大好きなお酒を一杯。昼間からでも良いのです。泥酔しろという訳ではありません。ただ休日、明るい内に一杯飲むと、とてもリラックス出来るものです。ほんの少しほろ酔いのまま、散歩に出掛けるのも心が落ち着きますよ。これから変わって行く世界。悪い事だけではありません。よく見ると、子供達はとっても元気。物資不足と言う状況を、子供達はアドベンチャラス的に捉えている様です。停電だって、子供達からしたらちょっとしだ大冒険的に感じているのかもシレマセン。子供達は、管理された日常よりも、不規則な環境の方が、伸び伸びと暮らせるものなのだと思います。次の世代の子供達が元気なのですから、今は働き盛りの大人達が踏ん張る時。その為には、大人達も自分自身を労り、気晴らしをする事が大事です。ずっと息を顰めたまま、肩に力を入れたまま、気を張ったまま生きる事は出来ません。そんな事を続けていれば、へとへとに疲れて立ち上がる事も出来なくなってしまう。非被災者の人々は、今一番日本を支えなくてはなりません。その為には、自分に対して思い遣りを持ちましょう。自分に対して思い遣りを持ち、余裕があれば自分の周囲の者達に思い遣りを持ち、そして被災者の方々に思い遣りを。未曾有の出来事の前では、時間は止まったかの様に感じます。だけど、どれほどゆっくりであろうと、時間は動いています。物事は前に進んでいます。心身ともに、リラックスする事を心がけて、日々頑張って行きましょう。
2011年03月30日
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今後、震災の影響から来る、様々なニュースが耳や目に入って来ると思います。もうすぐ始まる桜の開花等、和ませるニュースもあるでしょうが、圧倒的に不安を増大させるニュースの方が多いと思います。これからは気力勝負です。前回も書きましたが、意識して肩の力を抜き、深呼吸する事を忘れない様にしてください。不安を溜め込みすぎない様に気を付けてクダサイ。不安を話し合える相手を大事にしてください。同時に、他者の不安を煽る様な言動に気を付けてクダサイ。感情を吐露し合う事は大事ですが、相手の心の許容力を判断して行って下さい。心の強さは、人によって違います。強い人もいれば、弱い人もいる。弱い人に強くなれと言っても、なれる訳ではありません。決して心の弱い人を、追詰めたいしない様に気を付けてクダサイ。今日本にいる人は、誰しもが不安を感じています。ストレスや、怒りや、悲しみ、様々な感情を抱えて日々送っています。辛いのは自分だけではないと同時に、決して孤独ではないのです。不安や負の感情を吐露する相手は、ネットでもいい。ネットの無記名掲示板でもいい。抱え込む事だけはしない様に気を付けてクダサイね。そしてほんの少し余裕があれば、自分よりも弱い人がいたら、励ましてあげてください。甘いものが好きなら、意識して甘いものを食べて、一息付いて下さい。美味しいお酒が好きなら、「日々頑張ってる自分へ」と思って飲んで一息付いて下さい。好きな者、興味のあることやものへ、意識的に目を向けて、一息付く事を忘れないでください。不安な日々は、コレからも長く続きます。だからこそ、自分を大切に、自分の心を大切に。家族や友人達を大切に。自分を労り、大事な人を労って下さい。頑張りましょう(^^)。
2011年03月23日
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PUMAやBMW等、外資系の本国社員達の退避が続く今日この頃。こう言った状況に、デジャヴを感じるわたくしでございます。似た状況になったのは、あの日。ちょうど10年前の9月11日。わたくしはあの時、アメリカにいました。一瞬にして世界が変わるのを肌で感じました。ワールドトレードセンターに飛行機が突っ込み、世界が大パニックとなった日です。アメリカから脱出しようとする人々が空港に押し寄せ、様々な虚実のテロ情報が流れ。不安を煽るマスコミは今後起こりえるテロの可能性を、必要以上に強調。ニュースに至っては「America under ATTACK!」スーパー等では買い占めが横行しましたし、アラブ系に見える人々(全く関係のないインド人等も含め)が襲撃される等、社会は混乱のるつぼとなりました。それを見て、逆にわたくしは冷静さを取り戻した事を覚えています。「この空気にのまれてはいかんな。」と。とりあえず深呼吸、それからスーパーに行って、貧乏学生だった頃はほとんど買わなかった、ちょっと高めのワインとチーズを購入し、テレビもネットも消して一息付きました。色々な事を、ゆっくりと考えると、「慌てずじっとしている事が大事。そして可能な限り、日常生活を維持する事が第一」と判断。そのまま何もせずにいた事が、功を奏しました。国外脱出を勧告したり、退避勧告を出す国々は、おそらく「日本政府を信じていない」と言う事でしょう。確かに、今の政権の頼りなさは見るに耐えない。電力会社におもむき、一国の首相ともある者が取り乱し感情的になるとは何事か。被災もしてない癖に、自分の外聞のことしか頭にないから故の短絡的行動。自分の言動、格好、外聞などなど、まれに見る程自己愛だけが強い、ナルシストばかりが集う政権です。これほどまでに忍耐強く耐える被災者の方々を尻目に、パフォーマンスだけの無駄で迷惑な視察しか行わず、それ行こう被災地に足を向ける度胸すらない男が、国家の管理を担う等無責任にも程があります。菅直人が東京電力にいらだつのは、国民の事を考えてではありません。自分が無能に見えるのが嫌なだけです。無能だということが、明るみになるのが嫌なだけ。自分の事しか考えていない「ただの男」ですよ。この煮え切らない現政権の態度が、外国人の国外退避や買い占め行為等の行いを助長させているのだと思います。9/11のテロのときもそうですが。何よりもこう言った、人知を超えた出来事が発生した際には、初動が肝心。一番最初に、やるべき事をやっておく。あとは、災害地被災地にいるでもない限りは、静観するのが一番迷惑をかけない事です。そして、なるだけ経済をまわす事。外食をしたり、普段は遠慮するものを思い切って買ってみるなど。買い占めなどには関係のないものです。うちの母が言います。「自分の事しか考えない者が、保身だけを考えて逃げようとしても、災難は追いかけてくる。」その通りだと思うんです。歩いているだけで、落下して来たモノに当たって死ぬ事だってあるんですから。逃げようとしたが為に、空港や駅で缶詰になって疲労困憊した挙げ句、体調を崩してしまったら元も子も有りません。被災地はもっと大変なのです。都内とは比べ物にもならない程。東京に電力を送る為に稼働していた福島原発から放射能が出て、福島の方々が苦しんでいるのに、東京の者が買い占めなどを行って被災地にしわ寄せが行く様な行為を続ければ、罰が当たりますよ。特に23区での、ガソリンの買い占めは酷すぎる。23区では、心身に問題のない若い世代の個人は車なんて今は使用しなくてもいいでしょう。本数は減っていますが、交通機関は麻痺してませんよ。ちゃんと稼働してます。スーパー等の空の棚や列を見れば、焦る気持ちは分かります。でも、そんな時だから、足を止めて空を見て、深呼吸をしましょう。目を閉じて、落ち着く様に自分に言い聞かせましょう。今後一ヶ月は、こう言った事を心がけた方がいいです。この様な大災害が起きた場合、精神が安定し我に返った一ヶ月後くらいに強烈な落ち込みが襲ってきます。それを避ける為にも、今は現状の生活を維持する努力をした方が良いです。仕事を放り出して東京脱出/国外脱出した者達もいるようです。しかし、その後どうすると言うのでしょう?退避先にどれほど滞在する気なのでしょうか?その計画性は?経済的余裕は?不安や焦りは分かりますが、今は意識して深呼吸をして、おぼろげな不安と言う波に飲み込まれない様に気をつけてください。こんな時だからこそ、周りの人間を大切に。連絡を取り合い、励まし合うのも良いと思います。本音を吐き出し合うのも大事ですよ。家族や友人のありがたみを噛み締め、日々生活しましょう(^^)。
2011年03月18日
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以下、http://ameblo.jp/settemari/entry-10832461375.htmlよりの転載です。Facebookの文章の転載です。=======================日本の原発についてのお知らせ;英国大使館by Tom Vincent on Wednesday, March 16, 2011 at 2:46pm元: Paul Atkinson 2011年3月15日6時55分http://www.facebook.com/notes/paul-atkinson/japan-nuclear-update-british-embassy/10150111611771235さきほど東京の英国大使館の会見から戻ってきました。日本の原発の現状についてでした。英国政府主席科学顧問(Chief Scientific Adviser)ジョン・ベディントン (Sir John Beddington)が代弁者をつとめ、数名の原子力発電の専門家も同席しました。日本の現状について、彼らの状況判断は下記の通り:●比較的悪い場合(1個の原子炉の完全メルトダウンとそれに基づく放射性爆発の場合)、避難エリアの50キロは人の健康の安全を守るために十分な距離でしょう。もっと最悪な状況でも、(2個以上の原子炉がメルトダウンする場合)1つの原子炉のメルトダウンのときと比べ、被害にさほど変わりはないでしょう。●現状の20キロ退避指示区は現状の放射能レベルにたいして適切な範囲でしょう。このまま炉心への海水注入を続くことができれば、大きな事件を防ぐことができるでしょう。これからさらなる地震と津波が起きた場合、海水注入ができなくなる可能があり、その場合上記のメルトダウンが起こる可能性があるでしょう。●基本的に、専門家は東京住人の健康への悪影響はありませんと予想してる。健康に悪影響を起こすために現状の放射能の何百倍のレベルが必要。専門家はそのような状況にはならないと言う。(しかも、専門家は妊婦や子供へ影響するほどの放射能を基準にしていた。健康な大人にとってはさらに放射能のレベルが高くならないと影響はないという。)●専門家は風向きは関係ないと言う。東京は現場から十分離れてるので、影響はないでしょう。●海水注入を続けることができれば、原子炉が冷え、10日間後に状態は大きく上向くでしょう。●日本政府からの情報は複数の独立した団体によりモニタリングされつづけ、放射能のレベルに関しての情報は的確と判断されてる。●チェルノブイリとは全く別な状況です。チェルノブイリの場合、原子炉が完全メルトダウンし、手を付けずに何週間も燃え続けた。チェルノブイリでさえ、50キロに避難ゾーンがもしできたら、十分に人の健康を守ることはできたでしょう。チェルノブイリの場合、事件から何年も後まで現地の食料や水に含まれた放射能は一切モニタリングされなかったと、危険性についての情報も全く知らせなかったせい、汚された食品、麦、牛乳や水などを食べ続けた現地の人々が病気になった。事実は隠されたチェルノブイリの事件とくらべ、今回の非常に開かれた福島の事件もその意味でも大きく異なるでしょう。●ブリティシュスクールの学長が、休校をつづけるべきかどうかを尋ねた。専門家の答えは、放射能に関する恐れのためならば休校は必要ない。余震や建物の状態などに関する理由はありえるかもしれないですが、科学的に放射能の恐れは 子供にとっても全くありません。●ヨード剤の補充に関して、専門家はヨード剤は現場で放射能を体内に吸収した場合や汚れた食料を食べた場合だけ必要と説明した。それに、ヨード剤の長期的利用は健康によくないと話した。会見は驚くほどフランクで正確でした。専門家の判断によれば、原発からの放射能の恐れよりも、地震と津波からの被害はもっと大きな問題でしょう。専門家の判断を信じましょう!(荒い翻訳を許しください。間違えなどが見つかった場合、連絡ください。トム)東京に住む人々に出来る事。出来るだけ、いつも通りの生活を送る事。そして、普段よりも消費を心がける事。それにより、経済をまわし続ける事が大事なのです。それは、買い占め等ではありません。買い占めなどとは一切関係のない娯楽品や趣向品等の事です。不謹慎だ、などと言って何も買わず引きこもっている事は、何の役にもたちません。福島原発は、東京都に電力を送るためのものでした。ならば我々は、まずは経済をまわし続ける事を念頭において行動すべきです。そして、出来るだけ冷静に行動し、買い占めや、個人の車移動は控える事。バスや電車は動いています。普段の7割とは言え、稼働しているのです。ならば、「不便だから」などと言って車移動をするのはどうでしょう?むしろ普段車移動の方々も、意識的にバスや電車など公共機関を利用し、ガソリン消費を控えるべきではないでしょうか。日常のわずかな事が、被災地へのしわ寄せになると言う事を忘れてはならないと思います。そして日常のわずかな事が、被災地への援助に間接的につながるのです。明日も又日は昇ります。がんばりましょう(^^)。
2011年03月16日
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今週の日本は、先週までの日本とは、まったく違う国の様です。パニックが起きていると言う訳ではないのですが、通勤している人々の服装が違う。まず、高いヒールを履いている女性を殆ど見ない。殆どの人がスニーカーか、ヒールの低い靴です。ヘルメットを持った人も見受けられます。バスも電車も普段の割程の運転ですが、特に混乱はなく、積極的に情報を聞いて回り、困惑しているお年寄りに教えてあげたり、と言う光景をよく見ました。ランチの時間にスーパーに言った所、異様な空気に遭遇。東京に住んでいる自分は、「買い占め」などはパニックの元なので止めようと思って居たのですが、やはり「買い占め」は起きている様子。カップ麺や乾麺等、保存の効く食料品の棚が軒並み空っぽになっています。米等も殆ど見当たりません。自分の住んでいる杉並区はさほどではないのですが(大型マンションが極めて少ないからだと思います。一軒家が多いので、人口がさほど密集してないのです)、大型マンションが多い地区等は、品不足がかなり深刻な様です。しかし、備蓄とは実はかなり計画的に行わないと失敗するものなのです。まず、焦ってしまい普段食べないものを購入してしまいますし、栄養価の低いカップ麺等だけを備蓄する事は余り良くありません。保存が効かないパン等は、買い占める必要性がありません。備蓄に最も向かないものですよ。味付けが極めて濃く喉が乾くカップ麺より、味の付いてない米や麺(蕎麦やウドン)の方が災害用の備蓄には向いています。パンの缶等も少数あると良いですね(少数で充分です。米や麺に飽きた時用。)。今回の買い占め騒動で、一番しわ寄せが来ているのは、全国的には被災地。そして東京ではお年寄りです。買い占めをしなくても良い人々まで、買い占めを行っているのではないかと思います。お年寄りなどは、ネット環境を持たない方々が殆どです。ならば、若い世代はネット等を駆使して備蓄をすべきではないでしょうか。スーパー等、徒歩でいく様な場所は、お年寄りなどに譲るべきじゃないでしょうか。焦る気持ちは分かります。余震も続き、ストレスも日々高まっているとは思います。だからこそ、自制心が必要じゃないかと思うんですね。スーパーの空っぽの棚等を見ると、確かに不安にかられるのは分かります。でもそう言う時こそ、一旦落ち着き、深呼吸をして、敢えて新鮮な肉類野菜類などの方に行った方が良いです。何故なら、いざ災害になった時に必要なのは、若い世代の体力。なので、若い世代は買い占めよりも、栄養価の高いものを取って体力を温存しましょう。炭水化物の備蓄等は、まずは1週間分もあれば充分です。それからゆっくりと計画的に、時間をかけて備蓄をしていく方が懸命です。普段の食生活等を考えながら、余計なものを備蓄して無駄遣いをしない様にしましょう。食べないものを備蓄する程、愚かな事はありません。まずは落ち着いて、新鮮な肉や野菜やお魚や果物を食べて体力を付けましょう。お惣菜等は出来るだけお年寄りに譲りましょう。お惣菜等、保存が効かないものを買い占めたって、本当に意味アリマセンからね!ここから先は、精神力と体力が要です。深呼吸をして、栄養分を取って、落ち着いて、日々頑張りましょう!
2011年03月15日
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金曜日の午後、小刻みな揺れの後の大きな揺れ。即座に会社から自宅へ電話するも、既に通じず。「これは」と思い、すぐにカバンとコートを引っ掴み「すいません、古い木造建築なので、様子見に帰宅します!」と上司達に告げ、まだ揺れている最中だったのですが会社を出ました。バスや電車は止まっている、もしくはこれから止まるのだろうと判断し、道の端に寄せていたタクシーに乗せて貰い、そのまま家に戻りました。誰も動いてない時だったので、道路も普段よりすいていたので、15分後程で実家に戻る事が出来、二回目の大きな揺れの際には母の傍にいてあげる事が出来ました。母はパニック障害を持っているので、こう言った災害にはとてつもなく弱いのです。自宅前のアパートがとても古いので、上から瓦がかなり落下。目を閉じて座り込みそうになる母を、支えてあげられたので良かったデス。2度目の大きな揺れの後には、知り合いに電話をして安否確認。早ければ早い程繋がります。30分も経てば回線がパンクしてしまう事を、阪神淡路大震災で親戚一同が被災した時に覚えていたのです。とにかく、30分以内が勝負。御陰で、殆どの友人達の安否は30分前後で確認が出来ました。時間が経てば経つ程、繋がりにくくなり、1時間後には電話は殆ど使えなくなりました。ネット環境が無い相手だったら公衆電話に走る所だったのですが、安否の確認が取れない相手は皆ネット環境がある人々だったので、twitterやmixiをチェック。この地点で、一人を除いて全員の安否確認が取れました。他国の友人達から心配されましたが、すぐに無事であると言う旨を通達しました。その後、4時頃にコンビニに向かって、自分と母の分の二日分の弁当を確保。必要以上には買わない様にしました。他にも必要としている方々がおりますものね。幼馴染みは6時間かけて、東京駅から家のある高円寺駅まで歩いたそうです。警察署に行くと、すぐに地図を渡してくれて、道順を教えてくれたのだとか。人波が物凄く、焦ったり急ぐと混乱の元なので、人波に合わせて歩くのが大変だったそうです。何度か迷いそうになりながら、警察署を見る度に道順を確認し、辛抱強く戻って来たのだとか。錦糸町で働いてた友人は、会社が泊まる様に勧めた様で、その晩は会社で一泊。習志野市に滞在していた姉は、たまたま飲料水の確保だけ怠っていた為に、夜になって断水が解除されるまでは本当に辛かったそうです。なんと、トマト缶をザルに空けて、その水分を飲んだそう。飲料水確保は本当に大事ですね…!自宅は耐震工事を数年前に行い、築40年の木造だったのですが、有り難い事に何カ所かに罅が入った程度でした。ただ、今後大きな地震が来れば危ないかもシレマセン。昨日の夜、唯一連絡が取れなかった東北地方の友人が、無事である事を確認。ずっと停電だったそうです。すぐに無事を知らせてくれて安堵しました。まだ友人達の中には、親戚の安否が不明だと言う方々もかなり居ります。茨城にいる祖母の親戚達とはまだ連絡が取れてません。災害の全容は検討すら付きません。世界各国からの救援隊、支援、応援等が続々届いております。未曾有の大災害ですが、出来るだけ多くの人々が助かります様に。そして日本の再建に向けて、出来るだけ早く日本人が立ち上がれます様に。余震が多いので、皆さんもお気を付けてクダサイ。
2011年03月13日
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日本に於けるシャンパン神話は、未だ衰えを知らないと思いますが。わたくし、声を大にして「日本酒はシャンパン以上!」と言える逸品を発見致しました!アルプスの雪解けみたいな乳白色。[大信州酒造]大信州吟醸生酒 吟にごり 720ml価格:1,365円(税込、送料別)素晴らしき長野の逸品!と言う訳で、レポは近日後悔です!!
2011年02月17日
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「四国の」なんて書いたら、四国の人に「四国の4県は互いに興味無いから、愛媛のお酒だからって四国のって書くな」って言われちゃいそうですが(笑)。四国の4県は互いの県に興味無いと言うのは、香川の人に聞きました(笑)。さてさて。今回のお酒は川亀酒造が送る、しゅわっしゅわの活性濁り酒の「川亀」です!四国の日本酒。実は、四国でも日本酒の酒造が豊富であると言うのは、申し訳ないのですが存じ上げませんでした。四国は日本でも、地中地と言いますか、日本列島に囲まれていて、囲まれていない部分は太平洋と言う、実は世界的にもかなり稀な、閉鎖された独自文化が育ちやすい場所なのですね。スペインのバスク地方の様な感じと言うか。日本も相当独自文化を育んでおりますが、その中でもより濃厚な独自文化を固有しやすい条件が揃っていると言いますか。スペインも欧州から飛び出した半島で孤立した文化を作りやすいですが、その中でもさらに孤立したバスク地方ですからね。話はずれてしまいましたが。この川亀と言うのは、愛媛のお酒なのですよ。愛媛と言えば、ミカン。日本全国津々浦々、愛媛ミカンを食べた事のない日本人はいないと思います。そんな、日本の大事なミカンの産地ですが、実はその愛媛。日本酒が美味しい場所でもあったのです!そんな訳で、愛媛のお酒の「川亀」です!理性を刺激する、シュワシュワ感そ。[川亀酒造]川亀 純米吟醸 活性にごり 1800ml価格:2,730円(税込、送料別)到着~!まずは、いつもの様に神棚へ。太い毛筆の文字が味わい深くて、ものすごく良い感じです。手を合わせて、お酒がより美味しくなります様にv。近寄ってみます。「開栓注意!」とあります。しゅわっしゅわですからね。しかも、ただの炭酸じゃなくて、酵母の発泡ですからね。今でも酵母がしゅわしゅわさせているんですよ。生きたお酒ですからね!裏のラベルを見てみます。去年の12月製造。純米吟醸酒です(^^)。ちょっとキャップを捻ってみます。しゅわしゅわしゅわ~~~!!!おお!これは相当、しゅわしゅわ感を期待出来る!以前に紹介した「公楽」とは違って、アラがたらふくある訳ではないので、しゅわしゅわしても激しく吹き出す事はなさそうです。公楽は以下。在庫はあと少し。ものすごい美味しいお酒でしたよ!!バレンタインなど、特別な日にもぴったり!【1~3日でお届けできます。あす楽対応可能】【数量限定】公楽(こうらく) 純米大吟醸 無濾...価格:2,500円(税込、送料別)川亀は、そのまま開けてみます。吹き出さないですが、しゅわっしゅわしてます。きめ細かい泡と共に、柔らかいお米の香りが(^^)。ミカン王国のお米の香りですよ!冷酒グラスに注いで、神棚へ。冷酒グラスの中でも、しゅわっしゅわしてます。神棚の御神体様達も、なんだか飲みた気な…(笑)。陽光に透かしてみます。この濁り加減が、いいんです(^^)。味はですね、若干の渋みがありました。なので、口当たりの良過ぎるものではなく、じっくり味わいたい方向け。明るい昼間よりも、夜向けのお酒ですね。それも、二本目に良いのではないでしょうか。食事に合わせるのなら、さっぱりした刺身等よりも、煮付け等に合うと思います。今の季節だと、鰤の煮付けとかかな。酢豚等、強い味の日本料理向けです。しゅわしゅわしてて口当たりは良いのですが、いい意味でパンチがあります。なのに喉越しは爽やか!きりっきりに冷たくしても気持ちよいだろうし、今の季節なら常温(暖房無しの関東地方の常温なので、5ー9度)であれば米の風味が引立って良いと思います。そんな訳で、ミカン王国愛媛のお酒でゴザイマシタ(^^)。美味しかったです!!この日本酒レポを初めてから、日本の地図で場所を確認したりしながら飲むので、改めて日本に関して知る事が出来てとっても勉強になってます。愛媛が誇れるのは、ミカンだけじゃありませんでした!愛媛は日本酒もとっても美味しかったのです(^^)。
2011年02月13日
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実は数年前、アメリカから帰国して半年程経った頃、微熱が出たっきり何ヶ月も下がらない時期があったのですよ。身体からだるさも抜けず、集中力も続かず。疲れが溜まりに溜まって、寝ても休んでも全く抜けず。休日等、20時間ぶっ続けで寝た事もありましたが、それでも疲れが抜けず。ベッドから起き上がるのも億劫。これは、ヤバい。そう思ったのですよ。このままでは、内臓系の病気になってしまう気がする…。わたくし、己の肉体の事に関してはめちゃくちゃ敏感でして。体重は、某格闘技団体で働いていた時に余りの激務で37キロまで落ち、多少は戻った者の43キロ前後でして、157-8センチとしては比較的痩せている方だと思います。そんな体格で、異様なまでに疲れが溜まっているのは、もうどう考えてもナニカが狂っていて、代謝機能が崩壊しているとしか思えない。そんな訳で、楽しく生きて行く為に体質改善に乗り出した訳です。わたくしは、同人活動をしております。絵を描くのが好きで、物語を考えるのも好きです。萌えと言う強いリピドーを感じる事に、史上の喜びを見出すオタク。脳内麻薬が出まくる覚醒感ってのは、とても大事。だって、楽しいですもん。しかし、体力がなくては萌えも楽しめない。創作を愛するオタとして、元気に創作活動を続けられる為にも、体質改善は絶対的に必要な事だったのです。なにしろ、同人誌を出すってのは、本当に気力体力が必要な事ですから。そんな訳で、様々なマッサージやらに通い始めた訳です。中国式マッサージ、足ツボ、日本式揉みほぐし、本当に色々な場所にいったのですが、結局行き着いたのが、インド式アーユルヴェーダと言う、体内に溜まった老廃物を揉み出して汗として排出させる方法です。場所は、ここです。初めて行ってから、もうず~~~~っと通い続けてます。以前にも何度か紹介した事があるリラクインと言うお店です。リラクインTEL 03-3318-2267ちなみに、隠れた名店なので、予約を入れないと入れないのでお気を付けてクダサイ。わたくしは、必ず数週間前に予約をいれてます。さてさて。実はワタクシ、まったく汗をかけない体質でした。今でもかきにくいのですが。サウナに行っても干上がってしまうんですよ(笑)。汗が出ないから、火照って火照って、肌がかさかさになり、最終的に倒れそうになってしまう。病的なまでに、汗をかけない体質だったのです。カリフォルニア在住だった時に、とにかく水分を取らないと脱水症状になると思い、水分摂取は常に心がけているのですが、汗をかけない為にひたすらむくみと言う形で出てしまう事に。しかし、1年程通い始めてから、ようやく普通に汗が出る様に。今でも普通の人より出にくくて驚かれるんですが、それでもアーユルヴェーダを受けた後は、びっくりする程カラダが軽くなるんですよね。リラクインに通い始めて1年程経ったある日、週末寝込む事が少なくなったと言う事に気付いたんですよ。微熱もすっかり引きました。代謝が少し改善された所で、欲が出て来た訳です。それまでは、余り野菜等を食べなかったのですが、野菜摂取を心がけ、豆乳とヨーグルトを飲む事に。肉は1-2週間に一度程度です。スナック等は、2ヶ月に一度口にするかしないか。ジャンクフード等は、半年に一度程度。ワインも質の良いものに変えて、その代わり量を減らす事に。それまで結構飲んでたビールも、かなり飲まなくなりました。元々食べる量が多い訳ではなかったので、食事の質を変えても体重は変りません。ダイエットの為の体質改善ではありませんし。ただ、食事の質が変った事で、体重は変らないのに腹回りの肉付きが変ったんですよね。面白いです。豆乳、野菜、果物、ヨーグルト、などの食事中心だと、体重が変わらなくてもお腹周りが薄くなって来ますよ。わたくしに取っては、腹回りの肉が薄くなるのは大事です。なぜなら、絵を描いたり作業する時に、腹の肉が邪魔にならないので!!(笑)長時間作業出来る様になりますからね!!さてさて。ここまで約2年かかりました。半死半生で取り掛かっていた同人活動も、疲労困憊だけど何とか生きて行けます、と言う程度で済む様に(笑)。そうなのです。全ては楽しい創作活動の為!!創作を続ける為なのですよ!!ダイエットとか、そんなのは別にいいんです!ダイエットは、仕事の忙しさで37キロになった時に、「痩せると言う事の恐ろしさ」を味わったのです。激やせの所為で、体力が著しく落ちて、全身アトピーになりましたからね。痩せ体質じゃないかぎり、無理なダイエットは禁物ですよ!!内臓に負担がかかって危険です!女性はぽっちゃりでもいいんです。ぽっちゃり体型、可愛いじゃないですか。わたくしは、ぽっちゃり体型の女性、凄く魅力的だと思いますよ。わたくしが43キロ前後を維持しているのは、上記した様に「腹回りに肉がない方が、創作作業を長時間続けられる」と言う事を発見したからです。さて、話はそれましたが。そんな訳で、体質は大分改善されましたが、肝心な体力が無かった訳です。それが改善されたのが、去年5月のイタリア旅行。もうね、全然誇張無しに一日15時間はたっぷり歩き回ってたんですよ。足の裏が毎晩腫れ上がってましたからね。「修行だ」って感じで、ひたすら足を使って移動してましたですからね。しかも、朝8時頃にはホテルを出て、時間を無駄にしないように、たっぷりと動いて、夜まで歩き続けると言うのを、10日ぶっ続けた訳です。最初の数日は、足の筋肉痛と腫れ上がった足の裏の痛みで辛かったんですが、暫く経つと、なんと言うか、無心になると言うか。「そりゃ痛むさ。だが死ぬ訳じゃない。」って心境になりますからね。買ったばかりの靴の底が、たった一週間でボロボロボコボコになる程、歩きまくった訳ですよ。日本に戻ってからびっくり。疲労を取ろうと思って、週末寝ようと思っても、陽が昇ると目覚めてしまう。動かないと、カラダが疼く。一体これはなんなんだろう?と思いながら、ウォーキングする事で、カラダをほぐしてたんですよ。それから、会社でもお昼休みになると、もう歩きたくて歩きたくて。それまでは昼休みはずっとネットサーフやってたんですが、今では昼休みは寒くても雨が降っても、時間一杯まで歩く事に。ついでに、毎日の通勤手段を変えて、隣の駅まで歩く方法に切り替え。と言う訳で、平日は2時間程は歩く様になった訳です。たったこれだけの事でも、全然違うんですよね。出歩いた次の日でも、疲れが残りにくくなったんですよ。たっぷり寝ると、もう次の日には爽快に目が覚める様に。そして「今日は何を描こうかなぁ~」なんて、わくわく考えられる様に。会社に行った日でも、帰って来るとスケッチブックを開ける様に。もしくは友人の家に遊びに行ったり出来る様に。数年前までは、コミケ(ご存知東京での超巨大同人イベント)やインテ(大阪での同人イベント)に行くと必ず身体を壊してたんですが、今回はそんな事もなく、次の日にも元気に出歩けたのです。そんな訳で、「創作活動を元気に続けたい!!!」と言う思いで始めた体質改善、数年の成果にしてはまずまずではないでしょうか。今後の目標としては「更に元気に創作活動をする為に」、ヨガ等で全身の間接をほぐしていくことでゴザイマス。間接が柔らかければ、むくみにくくもなりますし、より長時間の創作活動が出来る様になります(笑)。そんな訳で、「同人活動を円滑にする為に」に始めた体質改善ですが、数年前と比べて驚く程体力も付きました。わたくしの場合は「同人活動」、つまり趣味を楽しみたい一心で頑張った訳ですが、やはり体質改善も「体質改善を目標にしない」事が大事だと思います。体質改善を成功させるには「体質改善をする事で出来る何か」を目標にする事が大事なのですね。その方が頑張れますしね。そんな訳で、極めてへたれな体質だった自分の、ささやかな体質改善報告でゴザイマシタ。体質改善を考えている方の、少しでもヒントになりますように(^^)。
2011年02月11日
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と言う訳で、前回の東北地方岩手から、次は四国の愛媛へ!日本酒の生酒で巡る日本各地。大変に楽しいです(^^)。そこはかとなく、地方それぞれの気質も、滲み出てる気がします。ちなみに、生酒ばかり選んで飲んでいるのは、保存向けに火入れしたものよりも、やはり「生」である方が日本酒の良さがより出ていると思う事もありますが、ワイン党のわたくしは、爽やかな風味が残る生酒の方が飲みやすいからなのですね。それに、生のままのお酒の方が、お米の味わいが円やかで、本当に美味しいですし、悪酔いしないんですもの。ほんっっっっとに生酒は悪酔いしません!驚きます。気持ちが悪くならないのですね。不思議です。日本酒って悪酔いしやすいと思ったのですが、生酒の場合は飲み過ぎてそのまま寝ても、次の日爽やかに目覚める事が出来ます。めちゃくちゃいい日本酒は二日酔いにならないと言いますが、生酒の事なんじゃないでしょうか。さてさて、以前にうっかり、愛知の公楽(創業1831年の老舗酒造、伊勢屋の大吟醸純米活性生酒)を、「四国のお酒」だなんて書いてしまって、愛媛県人さんにつっこまれた事があるのですが(愛と言う字で早とちり)、今回は正真正銘の四国は愛媛のお酒です!愛媛県八幡浜市。広島県や大分県の、海を挟んだ向かい側の海沿いにある酒造です(^^)。その川亀の、純米吟醸活性にごり!シュワッシュワだそうですよ!酵母が生み出す炭酸でシュワッシュワ!美味しそう!理性を刺激する、シュワシュワ感そ。[川亀酒造]川亀 純米吟醸 活性にごり 1800ml価格:2,730円(税込、送料別)どんな味がするのでしょうか。とっても楽しみですv。
2011年02月06日
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岩手の、生きたお酒、活性濁り酒「どべっこ」を頂いた訳なのですよ。自分が購入したのは一升瓶だったのですが、売り切れてしまったので720mlの以下を。【田舎仕込】酒蔵のどぶろくあさ開 純米活性にごり原酒「阿左開どべっこ」720ml■クール便をご...価格:1,260円(税込、送料別)岩手って、米の産地ではないですか?しかも、冬場は豪雪地帯。寒い場所のお酒は美味しいと聞いていたので、注文してから待ち切れず。お酒を嗜むのは日曜日の午後と決めているので、午前中に届く様に設定。ぴんぽーん。やって来ました!じゃじゃ~ん。いつもの様に、祭壇(笑)にまずはお供え。頂いた素敵お人形にはさまれ、お酒もより美味しくなると思います!ラベルを見てみます。岩手県。作られた日は、去年の12月!出来てから一ヶ月そこそこ。出来立てほやほやです(^^)。岩手は水も素晴らしいのですよね。まさに日本酒を作る環境!純米のお酒です。楽しみ!上の方は、澄んでます。下の方には、あらが沈んでおります。今回は、蓋に小さな穴が空けられているので、スムーズに開栓出来ました(^^)。あの、公楽(愛知)の様な、ぶっしゅううううううう!!!な感じも棄て難いですが、簡単に開けるのも有り難い(笑)。本日は、飲みに相方だけではなく、料理名人の姉も参加。姉の「ホンニン曰くの簡単料理」が並びます。簡単って言っても、エビチリ(絶品!)、ホウレンソウにおひたしに、新鮮なアジのもろみ。全て手作りなので、わたくしからしたら全然簡単料理じゃないんですが、タイカレーからタコス、パスタからサムゲタン、手製豆腐から煮付け、西京焼などなど、古今東西ほぼ網羅出来る料理の腕を持っているので、この程度は朝飯前だそう。ありがてぇ!!(笑)と言う訳で、注いでみます。いい濁り加減!一口飲んで、相方もにっこり(^^)。おいしい!ちょっと渋みがあると言うか、重い感じが飲みごたえがあります。でも、喉越しは爽やか。後を引く感じです。ところが!ところがですよ。このお酒の凄さは、これだけじゃなかった。さすがお米王国岩手のお酒!一升瓶だったので、三人でも飲み切れず。ほんの僅か、残してしまったのですね。湯飲み茶碗一杯分程。それを、二日室温で放置してたんですよ。「あー、もう古くなってるだろうなぁ。」なんて思いながら、二日後に湯飲みに注いでみて、びっくり!!!なんだか香りが円やか!!!どうなってるの?これ??そう思って、口を付けると、さらにびっくり!!お、おいしくなってる!!!!これは、火入れしてない生きたお酒。室温(暖房は入れない主義なので7-10度前後)で、発酵が進んで美味しくなってたんですよ!!こ、これはまさに、日本酒の偉大さ!ワインやらシャンパンなら、悪くなっちゃいますですからね。凄いなぁ。日本酒。改めて、その偉大さを感じました。日本酒はやっぱり「生きている」お酒を味わうのが、大事だと思いました。美味しかった~~!!!お米王国岩手のお酒、「どべっこ」!超おすすめですよ!!
2011年02月05日
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と言う訳で、次の日本酒レポは、岩手の新鮮な出来立て活性生酒「どべっこ」でゴザイマス(^^)。岩手は米の産地。と言う事は、米で作る日本酒の名産地でもあるわけです。そんな岩手の酒蔵「あさ開」が、岩手の米を使う事にこだわった、昔ながらの仕込み方「田舎仕込み」で作られた、素朴で風味豊かな活性濁り酒だそうデス。【田舎仕込】酒蔵のどぶろくあさ開 純米活性にごり原酒「阿左開どべっこ」1800ml■クール便をご...価格:2,520円(税込、送料別)なんとこのお酒を作っている杜氏の方、厚生労働大臣に現代の名工に選ばれた方だそうです!東北は岩手の、国産のお米と米麹だけを使って丁寧に作られた、米の風味豊かな出来立ての活性生酒。寒い地方は、日本酒が美味しいと言います。どんな味がするのでしょうか。レポは近々アップしたいと思います(^^)。
2011年01月31日
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実は、日頃我々が飲みなれている日本酒は、本物の日本酒ではないのです。言い方を変えれば、あれが日本酒の本来のクオリティではないのです。日本酒は、醸造酒の中では最高傑作。そのクオリティの高さは、ワインやシャンパン等足元にも及びません。しかし、問題なのは、クオリティが高いが故の繊細さ。日本酒を安定して保存させようと思うと、どうしても「火入れ」と言う作業が必要なのです。そう専門的に詳しい訳ではございませんが、この「火入れ」がどうしたって、日本酒そのものの質を下げてしまう事になるのです。特に、その風味。日本酒の本来の風味は、癖はゼロ。喉越し柔らか。極めて円やかなのです。日本酒を飲んで「きつい」と感じる方(特に女性)は多いですが、実はそれは火入れした故のものなのです。生の日本酒には、きつさや強さは全くありません!そんな訳で、日本酒初心者のわたくしが最近凝りに凝っているのが、「生原酒」で「活性」と言われる、「出来立ての日本酒!」な訳ですが。本日レポをするのが、こちらです!【1~3日でお届けできます。あす楽対応可能】【数量限定】公楽(こうらく) 純米大吟醸 無濾...価格:2,500円(税込、送料別)こちらは、なんと無濾過であり、生の原酒。酵母も元気に生きてます。発酵途中と言っても良いでしょう。酵母が生きてるので、発泡をしているのです。発泡が正に、酵母が生きている証拠。まさに、出来立てのお酒を楽しめる、それが活性生原酒の日本酒なのです。さてさて。実はこの活性日本酒、楽しむ前にちょっとしたビックリが待っているのです。なんと、「すぐに栓を空けられない」!!活性酵母が、物凄い元気なので、蓋を少しでも緩めると、「ぶわああああああ!!!!」と元気一杯はしゃぎ出してしまうのですよ。なので、少し栓を捻って、放置。10分程立って、又少し捻って、放置。これを繰り返すこと、やく45分。ようやく、新鮮な出来立ての日本酒を楽しめるのです。そんな訳で、わたくしがナカミにあり付けるまでの記録は以下(笑)。公楽が到着しました!知り合いが送ってくれたお人形と、愛読書(笑)の前で、チーズ!ラベルを詳しく見てみます。伊勢屋商店。愛知県。そして、製造年月日は「2011年1月」!!本当に出来立てです。底には無濾過の証拠が溜まってます。まずは蓋には触らず見てみます。ウワズミがうっすら。ちょっと捻ってみます。ぶくぶくぶくぶく!危ない!!慌てて栓をきつく閉め直します。暫くしてから、もう一度。ぶくぶくぶくぶく!!あぶないいいい!!!!!!もう栓を押して飛び出して来そうです。凄いんですよ。もう本当に酵母が元気!外に飛び出したがってます。酵母が濁りをどんどん上に押し上げるので、底の方はこんな感じ。そんな酵母との格闘を、暫し繰り返し(笑)。じゃ~ん!!ようやく注ぐ事が出来ました。本当に、45分くらい掛かりましたよ!でも、この位かけないと、「ぶっしゅうううううううう!!!!」と吹き出して来ますから、要注意です!味は最高!円やかで、ほのかな甘味。そして渋み。まさに、米の味。ちびちび飲んでるつもりで、何と一本空けてしまいました(笑)。720mlでしたが。驚いたのは、その酔い方。なんとも心地が良い!頭痛とか、気持ち悪さとか、全くありません。しいて言えば、ほんわか気持ち良くて、幸せな気分。悪酔いなんて、想像も付きません。なんだか、やさしーくなれる感じ。出来立てで、生まれたての純米大吟醸。これは、ただの純米大吟醸ではありません。純米大吟醸の赤ちゃんです。そんな、まだ肌がぷにぷにしている赤ちゃんの、円やかで優しい味を頂いてしまっているのです。日本酒恐るべし。米の力恐るべし。素晴らしいです!これは…、こんなものを飲んでしまって、わたくしは果たして、元のワイン派に戻れるのでしょうか。無理かもシレマセン(笑)。と言う訳で、愛知県の公楽!出来立ての純米大吟醸。お値段も中々もって手頃。興味のある方は、是非ともお試し下さい!(まだ残ってたら/笑)
2011年01月27日
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