「おいっ。
おいったら、おいっ。
起きろったら、おいっ。」
「ん~、なに~?
なんだよ~、こんな時簡に~。」
「ええから、こっちこい。」
寝ぼけたままのオレをベランダに連れて行くガンにゃむ。
「ほらっ、見てみい。」
「な、なにっ!?」
「ATMとか言う宝の箱や。」
「ど、どうしたのっ?」
「ATMコーナーとか言う所に置いとった。」
「盗んできたのっ!?」
「心配すんな、足がつくようなヘマはしとらんわ。」
「足がつくようなって、思いっきりキャタピラの跡、ついてるよっ!」
「あっ・・・」
「あっじゃないよっ!
今すぐ、返してきてよっ!!」
「せっかく、お前のために取ってきたったのに。」
「泥棒になってまで、お金欲しいとは思わないよっ!!」
「・・・ふん」
しぶしぶ返しに行ったガンにゃむ。
はあ、なんてことしてくれるんだよ。。。 (つづく)