「すまん!」
「な、何?帰って来て
いきなり。」
「い、いや、ホンマ、
すまん!」
「なんだよ、気持ち
悪いなぁ・・・」
「い、いや、実はな。
今日、親切な人が来たんや。」
「親切な人?」
「そうや、親切な人や。なんや、幸せにな
れるツボを売ってくれる言うてな。」
「それ、サギだよ!」
「何でサギって決めつけんねん。
ホンマは30万円のトコ、10万円に負けて
くれたんやぞ。」
「だから、それが、サギの常套手段なんだって!
つうか、まさか買ってないよね?」
「・・・買うたけど、何か?」
「お~い!何で、そんなカネ持ってるんだよ!」
「何言うとんねん、お前のカネに決まっとるやろ。」
「・・・はあ・・・もう、いいよ、返却するから。そのツボ、どこにあるの?」
「無理やろ。」
「無理じゃないよ。クーリングオフって制度があって、一定期間内だったら
契約を解除できるの。」
「いや、でも、こんなやで。」
「うお~~いっ!!」
風水的にベストな場所を探していて、割っちゃったらしい。
はあ、何てことしてくれるんだよ。。。