NO-NAMEの隠れ家

NO-NAMEの隠れ家

[お]

< 大野愛果 >

1stアルバム (セルフカバーアルバム)
『Shadows of Dreams』
(2002.1.17)



1.Love, Day After Tomorrow
2.This is your life
3.Shadows of Dreams
4.always
5.happy days
6.Secret of my heart
7.Delicious Way
8.Blue Umbrella
9.I’m crazy for you
10.Land of Sunshine
11.Stay by my side
12.Fair Play
13.fall apart again

総合 ★★★

Being・GIZA Studioの多くのアーティストへ楽曲を提供していることで知られる大野愛果が、初めて自身のヴォーカルを披露した全歌詞英語のセルフカバーアルバム。
倉木麻衣、愛内里菜、大黒摩季、WANDSなどへの提供曲が、どれも原曲とは一風異なる新たなアレンジに生まれ変わっています。良くなったものもあれば、原曲のほうが数段良いと感じられるものもあり、1曲1曲の評価はまちまち。ハウス調にアレンジされた『always』(原曲は倉木麻衣)がベスト・トラック。
大野のヴォーカルは、これがまたGIZAらしく、薄味、個性に欠ける感じです。ともあれ、メロディーメイカーとしてのレベルの高さは充分伝わってくる一枚。ここに収められた楽曲を全て彼女一人で作曲しているという事実は、冷静に考えるとなかなかすごい。無理して仕事し過ぎて、才能が枯渇するようなことになりませんように。
(記:2009.2.15)










< 岡北有由 >

インディーズアルバム
『Panda』
(2000.6.11)

1.わたし ★★☆
2.灰色ラブソング ★★☆
3.a strange guy w/honest eyes (French kiss version) ★★☆
4.咲イテ ★★★
5.まつ毛がゆれる ★★
6.いつの日にか ★★☆
7.a little crime (little live at 駒沢公園) ★★

総合 ★★

帯の「喰らえ!ダウナー&アッパーなあゆ」の示す通り、音数少なく聴かせる楽曲から、『いつの日にか』のようにバンドの入った楽曲まで、幅広く聴かせる全7曲。メジャーデビュー後に代表曲となる『灰色ラブソング』も収められています。彼女は「歌うたい」のイメージが強くて、アコギをかき鳴らして歌う姿がやっぱり一番サマになるなぁって僕は思います。まさに自己紹介的なナンバー『わたし』をはじめ、U.K.ポップ風の小品『a strange guy w/honest eyes』まで、日記のような歌詞も、ギターを抱えて歌ってこそ。ただ、今作で一番好きなのは、7曲中では若干浮き気味の中島みゆき風恨み節『咲イテ』。
(記:2008.1.19)





1stアルバム
『ベイスメント・ダイアリー』
(2001.6.20)



1.ほんとのもの ★★★
2.あい ★★★☆
3.そこには ★★★
4.灰色ラブソング ★★★
5.ハート♥タイムトリップ ★★★☆
6.a tree on a hill ★★
7.咲イテ ★★★
8.Sequela ★★★☆
9.1+1の分離 ★★★☆
10.わたし ★★★
11.いいよ ★★

総合 ★★★

メジャー1st。一言で言うとバラエティ豊かなアルバム。1曲目『ほんとのもの』を始め、序盤に重めの楽曲が続くのですが、ポップな『そこには』・『ハート♥タイムトリップ』などもあり、多彩な作風。ただ、どの曲でも初聴時からギターをジャカジャカかき鳴らして歌う有由ちゃんの姿が浮かび上がってくるのが良い感じ。インディーズ盤に収録されていた楽曲もパワーアップして聴かせてくれます。ラスト『いいよ』の弦楽器アレンジが浮いてるのが勿体無い。これがなければ、もっと評価出来たんだけど…。
(記:2008.1.20)










< 小田和正 >

20thシングル
『風の街』
(2001.3.3)


1.風の街 ★★★☆
2.夏の別れ (評価なし)

セルフカバ-アルバム『LOOKING BACK 2』の先行シングルで、同アルバムの中で唯一の新曲。歌をバックに、小田さん自身の語りも重ねて録音されており、涼しげなサウンドと男っぽさのバランスがこの曲独特のものになっています。コーラスには、大友康平・根本要・坂本サトルが参加しています。
c/w『夏の別れ』は、オフコース時代の楽曲のセルフカバー。原曲とは歌詞の構成も一部異なっています。
(記:2008.11.28)





25thシングル
『こころ』
(2007.8.15)



1.こころ ★★★★★
2.ワインの匂い ★★★

フジテレビ系ドラマ『ファースト・キス』主題歌。いわゆる「月9」主題歌は、『ラブ・ストーリーは突然に』以来で、まさにそれ以来となるシングルチャート1位も記録しました。
まるで1曲全体がサビのような印象深いメロディー、別段変わったことのない音でありながら展開の妙を発揮したアレンジメントが見事なこの曲。そして更に彼のヴォーカルが乗ることで三位一体となったサウンドの清涼感は抜群。60歳を目前にした彼の作る楽曲で、こんなに胸がときめく。あぁ、素晴らしい。歌詞もまっすぐに伝わってきます。2007年J-POP私的ナンバーワンはこの曲にあげたい。
c/w『ワインの匂い』は、オフコース時代の楽曲のセルフカバー。
(記:2007.11.8)










< 織田哲郎 >

19thシングル
『月ノ涙』
(2007.11.14)



1.月ノ涙
2.end of innocence
3.月ノ涙 (Crescente Version)

彼の40代最後のリリース。ボサノバの『月ノ涙』、渋いバラードの『end of innocence』。ともに、大人の男っぽさが滲んでいて、いい感じです。
(記:2009.3.9)










< ORIGINAL LOVE >

コンピレーションアルバム
『SUMMER LOVE』
(1995.7.26)

1.Deeper (Intro.)
2.スクランブル Scramble
3.Sleepin’ Beauty
4.Sweet and Suger Night
5.灼熱 The body of sunshine
6.時差を駆ける想い
7.Without You
8.愛のサーキット Love Circuit
9.二つの手のように
10.Deeper
11.フレンズ Friends
12.心 Angel Heart (Album Mix)

古巣の東芝EMIからリリースされた、田島貴男非監修のコンピレーション盤。東芝EMI時代、すなわちOLが田島ソロになる前に出た4作のアルバムから、「夏」をテーマに、桑原茂一が選曲したとのこと。シングル曲はゼロ。曲間に波音のSEが入っていたりして、非監修といえども、商業目的で適当にでっち上げたわけではなさそうなのは、ファンにとって救いでしょうか。透明で青いCDケースも、なかなかオシャレです。
楽曲的には、雑多な音楽を消化したサウンドと田島貴男のセクシーなヴォーカルが織り成す、これぞOLという世界観が相変わらず広がっています。どれも1990年代前半の楽曲ながら、今聴いてみてもスゴイ。ただ、OLって、ちょっと個人的には取っ付きづらいんだよなぁ。似たようなタイプのアーティストだったら(全然似てないか!?)、SING LIKE TALKINGのほうが好きです。
(記:2009.2.3)





ベストアルバム
『変身』
(1999.3.17)



1.夜をぶっとばせ (LET’S SPEND THE NIGHT TOGETHER)
2.月の裏で会いましょう
3.ヴィーナス
4.朝日のあたる道 AS TIME GOES BY
5.接吻 kiss
6.夢を見る人
7.流星都市
8.プライマル
9.Words of Love
10.Hum a Tune
11.ディア・ベイビー
12.Crazy Love
13.Never Give Up
14.ORANGE MECHANIC SUICIDE
15.STARS

非公式ベストは多数出ているものの、オフィシャルなベストは1993年の『SUNNY SIDE OF ORIGINAL LOVE』に続いてこれが2作目。OLに関しては僕はあまり熱心なファンではないゆえ、選曲がツボをついているかはよくわからないのですが、時間の経過とともにその音楽性がめまぐるしく変わっているということは疑いなく感じられます。序盤に収録されている楽曲と後半に収録されている楽曲は、同じアーティストのものだとは思えません。そんな雑多な音楽性の中でも、一貫して感じられるのは、田島貴男のワイルドさと男っぽいセクシーさを備えた歌声。これもOLの大きな魅力となっているのでしょう。甘美な『接吻』と『プライマル』が一般的な知名度では頭ひとつ抜けていると思いますが、個人的には『朝日のあたる道』を傑作として挙げたいですね。この曲を聴くと元気が出ます。
(記:2008.7.7)


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