2ndアルバム『I wish』のリリース後、初の全国ツアーを行ったDEEN。その後は充電期間となり、DEENにとって久々のCDリリースとなった12thシングル『君がいない夏』が1997年8月27日に発表されました。同年12月には今でも名曲として名高い13thシングル『夢であるように』、翌98年2月には、14thシングル『遠い空で』を発表。 そして3月、DEENにとって初のベストアルバム『SINGLES+1』がリリースされました。 シングルの売り上げは、一時のバブル期からは相当落ちていたとは言え、『夢であるように』がゲーム主題歌として知名度を挙げていたことも手伝い、売り上げは78万枚を記録。 収録内容は、タイトル通り、全シングルを年代順に並べ、最後に新曲として長野オリンピックの公式サポートソングとなった『銀色の夢 ~All over the world~』が収録されています。 当時最新のシングル3作品、そしてオリジナルアルバムから漏れていた2作のシングルが、アルバム初収録となっています。
21stシングルの『哀しみの向こう側』は、アルバム初収録。カップリングから選出された『いつか僕の腕の中で』・『日曜日』の2曲は、「~Ballads in Blue style~」として新録音で収録。ドラムが機械的な響きになっていたり、空気感は後のDEENのAOR傾倒を予見させるものに。これもこれで新鮮です。また、『瞳そらさないで』もテンポを落としたニュー・アレンジで収録。 ラストは新曲『Blue eyes』。アルバム『’need love』の空気と、R&B・ソウルテイストが絡んでいてカッコイイです。 『遠い遠い未来へ』は、結局このアルバムにも収録されず。いまだにシングルオンリーの楽曲となっています。