五嶋みどりさん


鴨川に行っておりました。
セミナー会場となったホテルは、6月20日の日記に書きました、
鈴木真砂女さんの生家です。
海辺に面しており、ホテルからビーチに出ると太平洋が見えて、
ステキなホテルでした。

鴨川からはアクシー号という乗合バスで帰途につきました。
鴨川を出発したバスは新緑の中をドンドン入っていきます。
以前から一度行きたかったマザー牧場の看板も目に付きます。
あぁ・・今回も行けなかったなぁ・・・と思いつつ、
のどかな風景の中をバスはひた走りに走っていきます。

森の中にとてもおしゃれな白い建物が見えてきました。
その停留所から乗り込んで来た人に、オヤッ?と我目をうたがいました。
見覚えのある人・・・その人は大切そうにヴァイオリンを抱えています。

アッ!五嶋みどりさんだ!!

スタッフの方もいらっしゃるのに、
ヴァイオリンをしっかりご自分で抱えていらっしゃいます。
もしかしてあのヴァイオリンは、世界的にも有名な、
1934年作「ガルネリ・デルジェス "エクス・フーベルマン"」では?

五嶋みどりさんと言えば、10才で世界から注目された、
ヴァイオリン界のスーパースターで国際的にも多くの賞を受賞しています。
現在、日本での活動はNPO「ミュージック・シェアリング」で、
全国の養護学校、青少年のレクチャアコンサートを中心に、
青少年と共に活動しておられます。
五嶋みどりのまわりには、子供達が居る風景が多いですね。

テレビで見たより、少し小柄でとても素朴な感じ。
でもスパースターとしてのオーラはしっかり感じとられました。

バスを降りる時、私は又とないチャンスだと思い、
「お目にかかれて光栄です」とついに声をかけてしまいました。
するとみどりさんは、ニッコリ笑って、
変装用らしき黒フチメガネをはずして、握手して下さいました。
なんてステキなやさしい手。
フワァーと真綿みたいなやわらかい手でした。
スターである事を感じさせない親近感。
なぜか友達のような感覚が伝わってきます。
乗合バスに気さく乗り込んで来て、
何の違和感もなくまわりにとけ合っている・・・いいナァ~。

今日はとても大切なものを感じた一日でした。

アッ!そうそう。
あのうどん&すし屋の話は、
この次ね。


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