関野先生



1993年から 「グレートジヤーニー」人類の軌跡を辿る旅 南米最南端から挑み2002年にタンザニアにゴールを果たした・・・・・すさまじい体験を淡々と語る、関野吉晴教授の講演を聞いてきた

旅の途中ではその地の人々と親しくなると何年間もそこで暮らし土着の文化に浸りその生活をあじあうのです

とりわけ チチカカ湖の神話で有名なインカの末裔の村ケロでの生活は本になりました
  「インカの末裔と暮らす」 アンデス・ケロ村物語 
関野吉晴著  文永堂

この本ではアンデス高地4000メートルの村人の生活が記録されています  特に美しい村の風景と子供たちの撮影には このケロ村に対する関野先生の深い愛のメッセージが伝わって来ます

関野先生はケロ村で仲良くなった家族と今もお付き合いされてるそうで 先生が名ずけたカアちやんは年齢が推定70歳ぐらいでしょうか

アンデスの人たちは 自分の年齢など気にしていなくて 誰も自分の歳を知らないそうですここでは時間がゆったりと流れているのです

関野先生は医師でもありますが現地では伝統の医療を重視して敢えて即効性のある西洋医療は特にしなかったそうです
伝統医療には
600種の薬草と心理療法としてシヤーマンが存在します ビデオで紹介されたシャーマンの顔は自信に満ちていました

講演会でのお話はアマゾンから チベット そして イラク
タンザニアへといざなってくださいました

特に印象に残ったのは椰子の木などは所有権があるけど土地権は無く 抱え込まないのが生き方で一番ケイベツされるのが物を抱え込む人で、このような人をケチな人と呼ぶとか

チベットであったかタンザニアであったかは忘れましたが
 お隣はずっと彼方で北海道に一家族ぐらいの間隔で住んでおり 学校は無く一週間に一回村にセスナが飛んできて教材を置いて行くのだそうです 先生はお母さんとお父さんが担当のお話

天然の塩を2週間かけて市場仁持って行きトーモロコシと交換するのどかだった生活にお金が介在したとたん人の心が乱れるお話

人として何が大切なのか久々に心洗われるお話ばかりでした









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