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月に一度のコスモスクラブの日です。朝からメジャーリーグのワールドシリーズ第一戦、ヤンキース対ドジャースのライブで盛り上がってました。延長10回フリーマンの逆転満塁さよならホームラン、劇的すぎて目が点になりましたね。そのあと近所の特設会場に、選挙の期日前投票に行ってきました。レッスンは初めての試みとして、いつもスタンダードを教えて頂いている石原正幸先生にラテンを見てもらったんです。ラテンの試合を審判をされるのは、必ずしもラテン専門の方々ではないですよね。スタンダードをメインにやってこられた先生方に、自分たちの踊りをジャッジしてもらった時にどんな印象を持たれるのか知りたかったんです。石原先生も昔はラテン競技で成績を出されていましたから全くの素人ではない訳です。こちらとしても本気モードを見せようということで、リーダーだけですけどコスチュームを着て背番号もつけて臨みました。(パートナーは練習着でゴメン)サンバでは、3つ気になる点を言って頂きました。1 リーダーの視線がパートナーを追い過ぎ。もっと観客に対するアピールが必要。2 カウントワンのパワーが弱い部分が気になる。3 パートナーの姿勢がバックバランス気味。全部ものすごく的を得ているんですよ。1は練習会や試合のビデオを見て本人も気にしていて、直す努力はしていたようですが『まだまだだったなあ。』と言ってます。3のバックバランスは気付いてませんでした。ちょっと上向き過ぎてたんでしょうね。チャチャも見てもらいました。1 踊り出しの前にリーダーが動き過ぎてインパクトが薄くなっている2 二人のエネルギーの方向が中央に集まっていない。これもまた図星なんで感動しました。コネクションの使い方がまだ下手ってことですよ。ぼちぼち頑張ります。調子に乗ってパソドブレも見てもらったんです。1 ウォークの力強さに欠ける。シェープを消さずにパソらしさを出すこと。2 ツイストなどはカウンターバランスを意識。先生にとっても、ラテンを教えるというのは滅多にないことなので緊張したとおっしゃってました。いつも前から撮っているビデオを、審判目線を意識して今回は後から撮ったので、背番号がどんなふうに見えているのかも参考になりました。この後のララちゃんのレッスンの時は、正幸先生にもオブザーバーとして参加してもらってルンバの印象を伺いました。出だしのタイミングを変えて2つのパターンを踊ります。全く違った雰囲気に見えたとおっしゃってました。踊り出しのタイミングって重要なんですね。今回のレッスンは非常に参考になったので、もしチャンスがあれば皆さんもお試しください。ラテンの先生にスタンダードを見てもらうというのも、アリかも。
2024/10/26
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ジャイブ、日本ではA級戦でしか競技種目になっていませんが、国によっては最初に習うのがジャイブとチャチャだったりするので海外には上手な選手が多いです。レッスンで久しぶりにジャイブを見ていただいて、私たちも随分サボっていることが分かりました。特にキックジャイブ。疲れてくると太ももが上がらなくなるんですね。5種目の最後だし。金スマの社交ダンス番組でも特訓してましたけど、太ももを引き上げるときに働く大腰筋(だいようきん)がしっかり使えないとジャイブらしさが出ないんです。ワン・ア/ツー・ア/スリー・ア/フォー・アのアの部分で太ももを床と平行まで持ち上げます。これが、結構きついです。脚って、重いですから。アンナ・コボロバさんのレッスンビデオでは、キックジャイブのありがちな3つの間違いを教えてくれています。1 キックする方の足しか動いていない2 真っ直ぐ前にキックしている3 間違ったタイミングにアクセントを置いているこういった基本的なところが出来ていないとジャイブらしさが見えてこないんですね。アの部分でちゃんと太腿を引き上げる動作が出来てないと3になってしまいます。疲れてくると軸足が地面から動かなくなって1も起こりがちです。『ジャイブの基礎練、必須だよね〜。』『そ〜だね〜。』と言い合った私たち。どうもうどん屋の釜になりそうです。
2024/09/22
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月に一度のコスモスクラブの日でした。タンゴの基礎練のアライメントの認識が、最近男女間でずれてきたのでまずはそれを確認。しばらくやってないとすぐ勝手に軌道が変わってしまうので、時々メンテナンスが必要なんです。つぎにワルツを見ていただきました。半分くらい踊ったところで止められてコネクションの確認です。右脇腹をつけるイメージだったんですが、それだと後退の時に足を大きく出そうとしてお尻が離れていってしまうので右足の付け根を離さないようにと言われました。右足の付け根のところでがっしり噛み合っているとコネクションが非常に安定するんですが、その分大きく出られなくなってしまいました。根本的に前進後退ステップは足だけ出すというのはなくて、二人の重心も一緒に移動するものなのだと、すごく初歩的なポイントを再確認。このがっしりコネクションで二人で練習していくうちに、ステップは自然と大きくなってくるから心配ないと言われました。音楽に合わせてそのコネクションを意識して踊ってみると、先生から次なる課題が申し渡されます。『そのままだと地味なので、上半身、もっと踊りましょう。』組んだ瞬間に二人で大きく上に花開く感じでフレームを作ったら、それを維持したまま、カウント2でエクストラ・エクステンションをかましていくんです。もちろん女性だけでなく男性も。先生は男性には『そこはパソドブレのシェープです。』と言い、女性には『サンバのリバースロール』とラテン語も使ってくれて分かりやすかったんですけど、『スタンダードって、こんなんだっけ?』と思いました。最初の5〜6小節でへとへとになります。1分半が遠く感じました。エクストラ・エクステンションはどのくらいのものかというと、女性の見える景色が60度から90度に変わるみたいなイメージです。男性も女性に呼応してエクステンションするので、いつも真っ直ぐ立ってるだけの大将には『すごく踊った感あった』そうです。
2024/09/21
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チューダー・アンドレイ&吉川あみ組はデンマークと日本と半々くらいで生活されているそうです。先月婚約されたとのこと。おめでとうございます。そういえばあみちゃんの薬指にリングがあるなあと思っていたんですよ。デンマークではザニベラートに習ったり、WDSFラテン・ファイナリストのマルテたちと同じ空間で練習したりと、いい環境のようです。チューダーさんにも同じ先週の試合のビデオを見ていただいて気になったところを聞きました。『アームス』アームワークがきちんとできていないので、自分の踊るスペースに簡単に他の選手が入り込んでいるとのご指摘。男性も女性もです。そこか〜。長崎の選手権ではジャッジの評価が大きく割れて、1位もいれば6位もいるという、どこを見たらそうなるのかが疑問でした。フリーアームはルーズな箇所が多いので、確かに遠目には踊ってないように見える時があります。ダイナミクス(動き)を見たジャッジの評価は高く、踊ってないアームを見たジャッジの評価が低くなったのかもしれないとのことでした。ここは大きな改善点の一つです。あみちゃんに見てもらったチャチャの続きから見てもらいました。まず男性はリードの腕を動かしすぎだと言われます。私が腕を動かさないでと言っても全然説得力ないんですが、チューダーさんがお手本として踊ってくれるのでこれは効果絶大です。昔『チャチャのリードはインパルス』と習ったことがありましたが、腕を動かしすぎると瞬間リードにならなくて女性の反応も遅れるんですね。次にチャチャは音楽が速いので、ヒップのローテーションはせずに中間バランスもなし。ダイレクトにフルで体重移動すること。これはヴァレリにも言われましたが、まだ癖が抜けないようです。チャチャで男性がヒップを回すのは方向を変える時だけだそうです。逆に女性はもっとヒップを動かすように言われました。自分のどこを見せたいのかを明確なイメージで持って、そこを見てもらえるような踊りをしなさいとのこと。『ボディの動きから音楽が聞こえるように』だそうです。音楽ですから『ツースリーチャチャチャ』じゃないんですよ。『ホワッチャッカ、ホワッチャッカ、』みたいなノリでした。漠然とルーチンこなしてるだけじゃ見えてこないんでしょうね。速いステップはもっと小さくと、あみちゃんのレッスンと同じことも言われました。例えばドルフィンのようなゆっくりの動きは、最大限に体を使ってもっと大きく表現するようにとのこと。こう言った動きの大小やステップの遅い速いの差が、メリハリとか目を引く踊りの変化になるんですね。女性が一番言われたのは、腕に力が入りすぎだということでした。チューダーさんたちは10ダンサーなのでスタンダードのレッスンも受けておられます。スタンダードのホールドでスウェイをつけすぎる癖があると指摘されて、ずっとフラットのつもりで踊れと言われたそうです。その意識を持ってもまだ自然に傾いてしまうので、それが傍目にはちょうどいいとのこと。私は腕っぷしが強すぎるので、腕の筋肉は全く使わない意識でやってみてと提案されました。確かにそれでも必要最低限は使うので、それで丁度よく見えるそうです。『コネクションは筋肉ではなく、ウェイトで作るんだ。』最初にタチアナのレッスンでもやった両手をつないだプッシュとプル。これも腕の筋肉は使わずにお互いの体重移動でコネクションを作っていました。本当にこの簡単な基礎練こそがコネクションの真髄なんでしょうね。
2024/09/09
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チューダー・アンドレイ&吉川あみ組の個人レッスンを受けてきました。お二人につながりのある茨城の競技選手が、帰国時を狙ってセットアップしてくれて、家からはちょっと遠いんですが貴重な機会なので参加させていただくことにします。かかりつけの医者だけでなく、セカンド・オピニオンを別の医者に求めるように、ダンスでもたまに別の先生に見てもらうと、これまで気が付かなかった観点からの指摘があってためになります。行ってみるとジュニア、ジュブナイルの子供達がどっさり参加されてて、茨城県にもこんなにたくさんダンス好きの子供達がいたんだと嬉しい驚きでした。グループレッスンの合間に個人レッスンを入れて頂いたようです。今回はお二人にチャチャを見ていただきました。最初はあみちゃんから。長崎の選手権のビデオを見ていただいた上で、気になったところをご指摘いただきました。『コネクション』ですよね〜。リード&フォロー下手ですから。タチアナのレッスンを一緒に受けていたと言うと、まずはそこに立ち返ってレッスンが始まりました。二人で向かい合って両手を合わせ、手の位置を動かさずに前に行ったり後ろに行ったり。『タチアナのレッスンの後、これ練習しました?』大将は『たまに、少し…』とかモゴモゴ言ってましたけど、してませんね。ゼロです。男性が女性を後退させるルンバベーシックも、上体だけでも手だけでもダメで、必ず腕とボディセンターは繋げた状態で体重移動をすることが重要なポイントです。チャチャのルーチンに話が移ります。例えばニューヨークのポイントは以下の通り。1 男女それぞれが、自分のアームとボディセンターをつなげる。2 男性は女性を動かす半拍前にリードを開始する。3 女性は男性のリードに少し抵抗する圧をかけて、後から動く。4 上半身、下半身の順番で回転、足がつくと同時に顔を回転。キレ良く見えない一番の原因は、体全体が固まりとして動いてしまうことです。ニューヨークを踊る時の女性は、男性のリードに合わせて肩を回し始め、その時下半身や顔はまだ動かさないこと。上半身の回転に引っ張られる形で下半身の回転が起こり、右足がチェックに着地するまで顔は動かさないように。この時間差、ほとんど見えないと思うんですよ。0.2秒くらいの間に起こるので。でも自動ドアのように二人同時に開くのとは明らかに見え方が違うんです。一人でやっても全身をバラバラに動かすのができてないことが分かりました。スリーステップターン。ベーシックステップですので皆さんもルーチンの中で使っておられるかもしれません。顔は残して上半身だけ先に回し始め、後から下半身と顔が追いかけると言う動き、慣れるまで練習が必要だなと思いました。ステップが大きすぎるとも言われました。ハーフビートのステップは足を小さくしてすぐに体重を乗せていかないとバタバタして見えます。ほとんどその場でふみかえるイメージでしたね。キューバンブレイクもそれ系です。この指摘はもう何年も前から受けていますが、まだ治りません。あみちゃんが私たちのルーチンをすぐに覚えてやって見せてくれるので、真似できないとしても目指す方向が分かる感じでありがたいです。女性が男性の周りを回るジグザグでは、男性は上半身を斜め方向にストレッチすること、女性は胸を男性の方向に向けておくことでコネクションが改善されました。あみちゃんは『Be lazy.』(怠け者になりなさい)とレッスンで習ったのだそうです。私もリードが待ちきれずに先走りがちなので、『Be lazyですよ』と言われました。
2024/09/08
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競技会形式の踊り込み練習会に参加しました。去年の夏も来てくださったJBDFの大西亘・大西ちかる組が北海道から参加してくださって、今年はタンゴのベーシックに関するレクチャーです。リーダーの亘先生が茨城出身で、主催してくださった方と同級生とのこと。夏休みの里帰りついでに来てくださったようです。参加者はシニアから大学生まで、どちらかというとスタンダード・メインの方が多い練習会でした。うちは母の外出日と重なって、参加したのは1回目の踊り込みが終わる頃です。参加費は一人2500円。5ヒートに別れてラテンとスタンダードを2ラウンドずつ、4種目で行われていました。練習会の前には個人レッスンも行われていたようです。レクチャーは1時間半で、テーマはタンゴの『エネルギーとハーモニー』でした。ツーウォーク・リンク〜フォーラウェイ・ホイスク〜ピボット〜ストップロック~ヴェニーズロック~フォーラウェイ・リバース~オープン・リバースターン・レディアウトサイド、だいたいこんな流れだったと思います。そこからクローズ・ポジションになってスローアウェイ・オーバースウェイ〜オーバースウェイして最後はプロムナードポジションで終わります。3グループに別れて少しずつ、陥りやすい間違いなどを織り交ぜながら男女それぞれの注意点を教えていただきました。まず感心したのは止まった時の間の取り方です。ツーウォーク・リンクやストップロックのあと、タメがあるんですよ。ビシっと止まったあとそもままフリーズしてるわけじゃないんですね。爆発前のエネルギーを貯めてる感じで、二人がジワ〜っと膨らんでいくようでした。ラテンと同じだなと思ったんですが、タンゴってそういえばラテンでしたね。早速トライしましたが、これって女性が一人だけ膨らんでもダメみたいです。テーマである『エネルギーとハーモニー』の一つの見せ場なんでしょうね。男性の注意点でよく出てきたのは右肘を引かないで左ボディを出すということ。フォーラウェイ・ホイスクやピボットは右手で女性を引っ張りがちです。ストップロックやスローアウェイ・オーバーゥウェイなどは見せ場なのでつい腕を奮いたくなりますが、腕は使わないで足の裏と腰のちょっとした動きでリードするんですね。男性は内回りなんで。女性の注意点としては、回転動作やホイスクなどで男性の右ボディから外れて行かないということ。ホイスクやフォーラウェイなどつい先走ってカパっと開いてしまいがちです。フォーラウェイを1歩ずつ解説してくださって、大きいステップ、中ぐらいのステップ、ちっちゃいステップがはっきりと踊り分けられていることが分かりました。ただ全部をでっかく踊ればいいってもんじゃなくて、ハーモニーはこうやって踊り分けて作るんですね。アウトサイドパートナーになる時に、男性は女性が次にアウトサイドに出られるようにポジションを調整するんですが、それをいち早く察して女性は自分でもアウトサイドに出るスペースを作りにいくというのもヘ〜と思いました。お手本のベーシック、ご興味ある方はこちらをどうぞ。レクチャーの後、半分くらいの方は帰られたんですが、私たちはまだ踊り込みをしていませんでしたので、2ヒートに別れてスタンダード1ラウンド、ラテン2ラウンド、ラテンの最後は5種目連続で締めさせていただきました。大将はルンバが納得いかなかったようで、スタジオのオーナーさんにお願いして少しだけ居残り練習をさせていただいたんです。大学生の方々がもう一度見たいと言って下さったので、オナーダンスのようにルンバを練習させて頂けて嬉しかったです。どうもありがとうございました。
2024/08/25
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先週土曜日、月に一度のコスモスクラブがありました。スタンダードは一進一退という感じでなかなか上達しないんですが、1ミリずつでもとにかく続けていけばいつか花咲く時も来るかもと思っています。ジャーマンオープン関連の動画を見ていて、大将がグランドスラムスタンダードに出場する選手の1次予選前のウォームアップという動画を見つけました。以前DCBでこんな感じのを習ったっけかなあという朧げな記憶。先生にその話をすると、やってみましょうということになりました。男女とも膝を緩めて相手の右足がセンターに来るように中間バランスで立ちます。ホールドして右肋骨のコネクションは外さないように、リードはフレームではなくボディで行います。足は動かさずに男性の動きに合わせて左右に体重移動して8の字を書いていきます。8の字と逆8の字。どんぶらこ〜どんぶらこ〜という感じでずっとやってると目が回ります。先生にやってもらうのと大将とでは、何か違うなと思ったんですが、何が違うのかよくわからないんです。先生が女性役で大将と組んでみたところ、どうも大将も一緒になって体重移動してる様子。これは男性が内回り、女性が外回りのパターンなので、男性も体重移動すると8の字がうまく書けないんです。ボディリードの練習になりますね。逆に女性が内回りのパターンの時は、女性が腰から下を動かさないで男性が左右に体重移動です。これを実戦でどう活かせばいいのかということで、ワルツを見ていただきました。スタンダードの8の字練習はコネクションの確認になるようです。皆さんはすでにやっておられるかもしれませんが、これは使えるなと思いました。ラテンの8の字はこちらです。
2024/08/19
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ラテン講習は4つの基本的なポイントを教えていただきました。講師はカリーナ・スマノフが大好きとおっしゃる宮良(みやら)先生です。まず、踊る前に重要なのは一番最初にやった正しい立ち方で立つことです。横から見たときに、土踏まず、足の付け根、腕の付け根、耳の穴が一直線になるということでした。ヒールを履いても、その状態で土踏まずからの一直線を作るそうです。ダンスやってる人で『わたし、猫背なんです。』は、猫背というより反り腰の場合が多いとのこと。横から見た姿が、お腹がポッコリ、お尻もポッコリ。胸を張ろうとして腰が反ってしまうんですね。ラテンのポイント4つの内の1番目は、足で床を押して体を移動させるということです。2番目は脚の付け根にある骨、大転子(だいてんし)と呼ぶらしいですが、それを同じ側の足の小指より外に出します。大天使ミカエルみたいな名前で記憶に残りました。3番目は骨盤とろっ骨の間の背骨しかないお腹の部分で8の字を書く。4番目は肩甲骨の向きを縦から横に向ける動作、肘をあげるとそうなるみたいですが、そこから始動してアームワークを行います。この4つを順番に行うことで、なめらかなクカラチャが出来るとのこと。1 足を使って移動2 足の付け根の骨を、足の小指より外側に出す3 お腹で8を書く4 肩甲骨を縦から横へ動かしてアームワークを始動腕(アーム)というのは手首までで、手は入らないそうですので、手には力を入れないんですね。3のお腹で8の字というのは私だけかもしれませんがイメージ作りにくかったです。先生も、いろんな教え方がありますのでみなさんやり方はそれぞれ違うかもしれませんがとおっしゃってました。ユーリ&ヤグダは足の裏の重心移動で8の字と言ってました。私が一番しっくり来たのはサマンサ先生のおっしゃっていた内ももの付け根で小さな8を書くという言い方でしょうか。講習の最後に、先生たちのルンバのデモを見せていただきました。参加者からの質問にも丁寧に答えてくださって、充実した3時間でした。企画してくださった県連盟の皆さん、ありがとうございました。 競技会情報はこちらから
2024/07/15
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スタンダード講習、テーマは『リード&フォローをスムーズにするためには?』です。講師は小林先生でした。2020年にJBDFから移籍されて、いまはJDSF-PDとして茨城県ひたちなか市にあるK'sダンスカンパニーで指導に当たっておられます。リード&フォローが絡む基本の動きの種類は3つ。1 足を使った移動2 回転3 スウェイまず向き合って両手をつなぎ、足をつかった前後左右の移動を行います。注意するのは、リード&フォローそれぞれの動きは足の上の体重移動から起こるということでした。スタンダードは必ず両足を平行にして立つこと、膝は内側に入らないように曲げること、腕で押したり引いたりしないこと、そして前傾や後傾姿勢にはならず、まっすぐの立ち方を保ったままどの方向にも移動します。カップルで組んでスローフォックストロットのゴールデン・ベーシックを踊ってみました。スウェイなしで、足の上の体重移動に全集中です。2番目の回転運動。スタンダードの回転は肩と腰の2箇所だけです。肘を曲げて真横に張り、手を肩に置いて、左肘ー左肩ー右肩ー右肘が一直線の状態で腰は動かさずに肩だけを回します。一直線にしたままだとそれほど回れないものですね。すごく回った気がするのは前の肘が動いている場合が多いです。次に肩はそのまま、腰だけを左右に回します。具体例としてプロムナードポジションをつくってみました。男性は肩だけの回転、女性は腰だけの回転です。よくある間違いは男性も腰を回してしまう、女性も肩を回してしまうことで、これどちらも見覚えのある残念シェープでした。PPでV字に開くといっても、ホールドは平行を保つ必要があります。最後にスウェイの話です。1 テクニカルスウェイ2 リリーシングスウェイ3 コスメティックスウェイこの3種類。テクニカルスウェイは腰をつかった全身の大きなスウェイです。リリーシングスウェイは腰は動かさず上半身で作るスウェイ、コスメティックスウェイは肩甲骨から上だけをつかったスウェイになります。去年もこれ系の話だった気がしましたが、何しろこれらがすべての基本ということなんでしょうね。小林先生がダンスを踊る時に一番注意することは、『いかに美しく踊れるか』だそうです。先生方のスローフォックストロットのデモを見せていただいて、次はラテン講習会です。 ボディ・ケアと怪我の予防
2024/07/14
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指導員は年に一度以上、指導員研修を受講する義務があります。私たちは一昨年夏にJDSFの試験を受けて指導員資格を取り、誰も指導しないまま2年が経ちました。会場は茨城県ひたちなか市のワークプラザ勝田。去年と同じ場所でした。近所で音楽フェスやってて、すごい数の車が駐車場にひしめいていました。茨城県連盟の代表による挨拶では、指導員が年々減っているというお話が出ました。コロナや高齢化も相まってダンス人口が全体的に縮小気味になっているようで、以前は3倍くらいの指導員がフロアいっぱいに座る場所も無いほどだったのが、今日は100名弱。来月第2回目が開催されますが、合わせても茨城県の指導員は200名ほどだそうです。講師として来てくださったのは、JDSF-PDの小林雅人先生、宮良美由紀先生でした。最初にボディケアとトレーニングの講習があって、その後、スタンダードとラテンの実技講習が行われます。まずは宮良先生によるトレーニングの話でした。いろんな先生に立ち方は習っていますが、宮良先生の説明は分かりやすかったです。1 土踏まずの上に重心を置く2 足の付け根をその真上に乗せる3 腕の付け根をさらにその上にまっすぐ乗せる4 耳の穴をその真上に来るようにする横から見たときに、土踏まず、足の付け根、腕の付け根、耳の穴が一直線になるということでした。だんだん年取ってくると、肩が丸くなってきたり首が前に出てきたりしますが、ダンスのときだけでなく、普段からこの正しいバランスでの立ち方を心がけると若々しさを保てるかもしれませんね。正しく立てたところで、こんどは足踏みをしてみます。チャチャの曲に合わせて1234で腿を床と平行まで上げて足踏みをして、5678は片足立ちでストップ。これを1分半、腕は直角に曲げて前後に大きく振ります。ピタッと止まれなくても、なんとか片足でバランスを保つ練習をすると、総合的にいろんな筋肉が鍛えられるようです。下半身の安定性もダンスには重要ですが、柔軟性も必要です。特に肩甲骨周りは柔らかくしておくと、いいことがいろいろあります。まずは手のひらを上にして両腕を広げて肘を直角に曲げ、そのまま肘を前で合わせて肩甲骨を開きます。次に両肘をできるだけ後ろに持って行って、肩甲骨の間をぎゅっと縮めます。これを繰り返して背中を柔らかく使えるようにします。最後にタオルやペットボトルを両手で掴んで、足を大きく開き、上半身をぐるぐる回す運動をしました。気をつけるのは頭は回さないこと。ムチウチになる危険があるそうです。ラジオ体操でも上半身を回す運動ありますけど、首は回さないほうがいいんでしょうかね。短い休憩を挟んで、小林先生によるスタンダードの講習がありました。ちょっと長くなりそうですので続きはまた後日。どうぞお楽しみに。 競技会の準備はOK?
2024/07/13
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これまでにも何度かトーンについて触れてきましたが、社交ダンスのようなヨーロッパ発祥系のダンスはルーツにバレエがあるものが多いようです。バレエはグッと身体も頭も立てて、つま先で立って足をピンと伸ばして、これ以上高くなれないくらい上に伸びますよね。ヨーロッパは歴史的にキリスト教がベースにあって、神様は天上界におられるのでダンスでもより高く上を目指す傾向があると何かの本で読んだことがあります。先週土曜日、車の点検と母の面会の後、夕方からコスモスクラブがありました。月に一度のレッスンがたまたま6月末と7月頭で2週連続となったんです。ボディトーンという言葉をよく耳にはしますが、意味分かりますか?ツンツンに立てということじゃないんですよね。一言で言うと、落ちないボディです。『おへそを縦長に伸ばしてください。』先生に言われました。いろんな言い方があるもんだなあと感心しましたよ。英美先生は一番下の肋骨と骨盤をできるだけ離すと言う表現でした。どちらも同じことだと思うんですが、石原先生が言われたのはそれだけじゃなくて、右ストレッチ、左ストレッチの時はそれぞれの方向におへそをさらに伸ばすようにと言われました。逆を縮めるのではないんですね。おへそが丸くなったり、ましてや横一文字になったりなんていう瞬間があってはならないとのこと。これが落ちないボディの作り方です。疲れてくるとだんだん肩が上がってきて、おへそもつぶれてきますけど、そうならないで1分半踊りきらないといけないんですね。普段から縦長のおへそを作るイメージで生活していると、下腹も凹んでくるかも。皆さんも良かったらチャレンジしてみてくださいね。7月27日(土)にシナジー(SYNERGY)という誰でも参加できる練習会を先生たちが企画されています。PVは生成AIで作成されたそうです。ご興味ある方はこちらからどうぞ。楽しく練習したいです
2024/07/10
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昨日は月に一度のコスモスクラブの日でした。JBDFのスタンダードはもう長いことB級で、決勝には残るけど上位入賞できない試合が続いています。レッスンの度にいくつかのパズルピースを示していただいては練習し、まだ絵が見えてこない状況です。先生は私たちのワルツをご覧になって『よくなってますよ。』と言って下さるんですが、何か重大な、まだ教えてなかった秘密があるのかもとアドバイスを待ちました。ポイントは男性の立ち方です。以前のレッスンで、男性はただまっすぐ立っていてはいけない、思っていたよりずっとボディが前ということを知りましたが、まだ全然足りないとのことでした。『ケンタウロスのように立ってください。』星座にありましたね。ギリシャ神話に出てくる上半身が人間で、下半身が馬の種族です。腰の後ろに長い馬の胴体がついているつもりでとのこと。シャドーだとすごく変な格好なんですが、組むと絶対離れそうもないコネクションになります。『男性の仕事はひたすら女性のコネクションを追いかけることです。』あれ?女性が男性の右サイドを追いかけるのでは?先生が組んでワルツを踊って下さったんですが、見える景色が変わりますね。まるでずっとリンボーダンスをしているようでした。私がそういうと先生がその通りとおっしゃいます。女性の仕事は男性からのコネクションを受けてそれに対するリアクションを作ることなんだそうです。『やってみましょう。すぐにはできないかもしれませんけど。』ところが直前にラテンのレッスンして体が温まっていたせいか、すぐにできてしまったんですね。これって、ひょっとして全種目ですか、と聞くと、そうだとのこと。ついでにこのコネクションでスローフォックストロットも踊ってみたんですが、パートナー的には男性の居場所を探り続けなくていいので仕事が減ってすごく楽になりました。予期せぬリバースターンのリードが来ても、ちゃんとヒールターンできるようになって我ながらビックリ。先生は以前、ミルコやアルナスなどの世界チャンピオンを指導した外人コーチャーに習ったことがあって、似たような話をされたそうです。なんのことかよく分からなかったけど、今は分かるとおっしゃってました。どんなレッスンも無駄にはなってないんですよ。その時分からなくても、いつかそのピースがきっちりハマる時が来るんですね。あとはこの姿勢をキープしながら踊れるかです。相当背筋を鍛えないと腰に来そう。バランス取るためには腹筋もそれを支える脚の筋肉も必要だと思います。個人的な感想ですが、ラテンのが楽ですよ。みなさん、スタンダードで行き詰まったらラテンやりましょう。
2024/06/30
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講習会の翌日、5月21日午後からヴァレリ(Valeri Ivanov)のプライベートレッスンを受けに行きました。会場は昨日と同じビルの8階です。眺めが素晴らしいんですよ。PDの久保田・徳野組とチームYumiyaの方々が午前中のレッスンを受けておられたようで、入り口で挨拶しました。レッスン代だけでなく北海道からの旅費や宿泊費もかかって私たちよりずっと出費は嵩んでると思いますが、それだけの価値があるということでしょうね。若いうちから海外のコーチに見てもらうのは絶対に上達の近道だと思います。ヴァレリにはチャチャを見て頂きました。同じ部屋のすぐそばで大西組がタチアナのレッスンを受けています。まず指摘されたのは立ち方でした。あ〜、またそこからか〜という感じですが、最近スタンダードボケしてラテン特有の立ち方を忘れてたみたい。チャチャは身体のどこでリズムを見せるかと聞かれました。大将は『足』といい、私は『ヒップ』と言うと、答えはこうでした。『男性は足(Foot)ではなく脚(leg)、女性はヒップ。』ヒップの動かし方は8の字ではなく、ペンデュラム(振り子)だそうです。8描いてるとどこがオンカウントなのか、リズムがはっきり見えてこないとのこと。私たちのチャチャはいちいち止まって見えるので、このペンデュラムを踊り続けるようにと言われました。動かすのはヒップだけじゃないんです。次の動きに繋げる上半身の逆方向への動きが伴います。この先行する上半身の動きがないと止まって見えるんでしょう。次の質問は、踊りで見てもらいたいのは男女どっちかでした。大将は自信満々に答えます。『男です。絶対、ボク。』昨日タチアナに、あんたは王様だとか言われてましたからね。この時のヴァレリの反応は面白かったですよ。そんな答え、生まれて初めて聞いたぜみたいに目をまん丸くして、『男じゃないよ、見せるのは絶対、女性。男の尻なんて、少なくともオレは見たくないぜ。』ですって。『女性は車、男はエンジンなんだよ。見せるのは女性の動き。』というわけで、観客に対して女性をほんの少し前に立たせてニューヨーク。チェック・フロム・オープン・カウンター・プロムナード・ポジション・アンド・プロムナード・ポジションというのがニューヨークの正式名称だそうですね。ヴァレリは教本の講習も担当してるので、こういうのは詳しそうです。つまり正式名称の通りまずカウンター・プロムナード・ポジションに開いてからチェックしなさいとのことでした。早い話、足より上半身を先に開けってことです。ルーチンを始めから細かく見ていただいたんですが、ジグザグのパートは面白かったですよ。大将が『このルーチン苦手なんです。』と弱音を吐くと、『上手く踊れるんなら僕は必要ないよね。そのためにレッスンしてるんだから、この通りやってみて。』世代的に近そうなので、このくらい出来るだろってノリです。女性の方もたくさん指摘を受けました。チャチャロックのヒップの動きを省略しないできちんと踊ること、左右の脇腹のストレッチと圧縮を続けること、すべての体を絞るパートであともう一絞りすること。最近踊ってもあんまり汗かかないのは、こう言ったところをサボってたからなんでしょうね。ヴァレリには2レッスンお願いしてましたのでチャチャとサンバを両方見てもらおうと思っていたんですが、チャチャの中盤までで時間切れになってしまいました。でも内容は盛りだくさん。これらをすべて体現できるようになったら、評価上がるかもと期待大です。有意義なキャンプを企画してくださったJDSFのスタッフの皆さん、どうもありがとうございました。一年に一度とのことですが、また参加したいです。(おわり)
2024/05/24
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<タチアナの個人レッスン>選手時代の実績とか、育てた選手の成績とかがプライベートレッスン料に反映されるようです。タチアナ(Tatsiana Lahvinovich Galchun)は円安も相まって45分37000円と相当お高いので、私はグループレッスンだけでいいと言っていたんですが、大将がどーしても個人レッスンを受けたい、お金も僕が払うと言うので受けることにしました。ところが人気が高くて全然予約が取れなかったんです。キャンセル待ちしてたら1コマ空いたので、講習会のすぐ後、隣の部屋で1レッスンだけ受けることに。外人コーチも世界のトップ選手になると派閥みたいなものがあって、どの先生に習ってきたかとか、どのチームに所属してたかで派閥同士が仲悪いこともあるので気を使う必要があったりします。私たちはキャロル先生からの流れで、スロベニアのスクフカとか、ユーリ&ヤグダに習ってきていて、今回教えてもらうタチアナとはどうも派閥が違うらしいと言う情報があったので、先週コスモスクラブの時にララちゃんにその辺の事情を聞きました。やはりタチアナとヤグダはスロベニア内の別派閥であまり仲は良くないらしく、同じスーパーで出くわしても見なかったことにするような関係だったそうです。そんな訳でレッスンの際の自己紹介ではそれ系の話は全く出さず、大将が2010年のブラックプールでタチアナたちがアマチャンピオンになった時、その場で見てました〜!と熱弁を振るいました。今はもう現役引退してますから丸くなってるかもしれませんね。タチアナって昔から髪型がすごいパンクで、今回もサイドを剃り上げたモヒカンの中央部分だけ長く伸ばして三つ編みという、どこかの部族みたいなユニークな髪型でした。ララちゃんによると、リーダーだったゾランとではなく、『え〜!この人と〜!』っていう、ラテンじゃなくてスタンダードなジェントルマンと結婚して子供もいるようです。程よく場も和んだところでルンバを踊って見ていただきました。全く予想していませんでしたが、女性の動きが素晴らしいとベタ褒めしてくれたんですよ。世界のタチアナにそんなこと言われたら嬉しくないはずがありません。耳まで真っ赤です。でもきっとこれは女性を気持ちよく踊らせる手なんでしょうね。最初から1歩ずつ、レッスンの9割は男性の動きに関するものでした。リードや女性の動きにかまけすぎて自分が踊ってなかったみたいなんですね。『一番は自分なのよ。他の誰でもない、まず自分。あなたはフロアを支配する王様なの。女性のことは二の次よ。』ルンバは女性の踊りと言われますが、男性だってしっかり踊らなくちゃね。二人のダンスなんですから。男性の動きがどんどん追加されて、ぼやけた輪郭が少しずつはっきり見えて来た気がしました。女性に関して言われたのは、『絶対に一人で動き出してはダメ。男性にリードさせなさい。彼はそんなにヤワじゃないから大丈夫。行けの合図が来たら講習会でやったように、それと同じだけの力を返しなさい。』言われた通りにやったら大将がヨロヨロしちゃったもんで、先生も笑って『ヤワだったわね』ですって。大将は私の言うことは全く聞く耳持たないので、キョロキョロするなとか、下向いてるとか基本的なところでタチアナに色々言ってもらえたのはありがたかったです。自分で大枚叩いてのレッスンですから、もったいなくて少しは忘れないでしょう。たくさんタチアナにかまってもらえて、大将も大満足だったようです。(つづく)
2024/05/23
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<ヴァレリのグループレッスン>ヴァレリ・イワノフはもともとスペイン人ではありませんが、スペインに40年住んでいて、スペインダンススポーツ教育委員会の会長を務めておられ、WDSFチェアパーソン、エグザミナー、アカデミー理事なども兼任されている方です。もちろんWDSFのダンス競技で審判もされています。WDSFのマドリードで開催される大会をオーガナイズされているとおっしゃっていました。2014年のシニアII世界選手権の時も、いらしたんでしょうね。講習会のテーマは『パソドブレ』でした。『男性は闘牛士、では女性は何ですか?』誰かが『牛』と答えると吉川選手を引っ張り出して、彼女が牛に見えるかとみんなに聞きます。闘牛は見たことはないんですが、体重500キロもありそうな猛獣です。当然可愛らしい女性とは似ても似つかないわけです。『女性は牛ではありません。ケープもしくはジプシーのフラメンコダンサーです。』牛じゃなくてよかったです。闘牛士は猛々しい牛の前に静かに立ち、その場を支配するかのようにエネルギーを内に秘め、ポジションをとります。膝から胸までを前に突き出す独特のポーズ、これは闘牛士の衣裳に由来するもので、ハイウエストのパンツは胸まであるからだそうです。闘牛士は英語でマタドール、スペイン語でトレロというそうで、何度もトレロという単語が出てきました。パソ・ウォークをみんなでやりました。トレロは丸く歩きますが、その中央には牛がいるので内側の足のつま先はそちらを向けます。後ろ足は綺麗にデザインします。バレエとスタンダードダンスの中間と表現されていました。ただしリリースしません。タンゴと同じようにフリックして床を捉え、ヒールから着きますがボールを前に見せることはしないとのこと。ヒップは他のラテンダンスのようにくねくね動かしてはいけません。女性はいいそうです。ジプシーダンサーですからね。カップルでホールドして歩く時の注意点は、女性がバックバランスになって男性を引っ張らないようにとのことでした。パソは立っているだけで腿の筋肉を目一杯使うので、もしパソを踊って太ももが全然疲れてなかったら踊ってない証拠だと言われました。こちらはヴァレリのプロモーション・ビデオになります。(つづく)
2024/05/22
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<タチアナのグループレッスン>タチアナという名前の人は世界に沢山いらっしゃると思いますが、私の知っているタチアナはみんなすごい身体能力を持つダンサーです。タチアナ・ラフヴィノビッチ・ガルチュンもアマ時代から知っていますが、とても真似できないような技を簡単そうにこなすトップ選手でした。登場した彼女が思っていたよりずっと小柄だったので、ちょっとビックリ。講習会のテーマはルンバのコネクションについてでした。カップルで両手をつないで押し合ったり引き合ったりする、多分みなさんも一度はやったことがあるんじゃないかと思われるコネクションの練習をします。注意点がいくつかありました。腕は開かないこと、つないだ手は二人の中央から動かさないこと、そして男女がそれぞれ同じ重みをかけあうこと。男性がリーダー、女性がフォローというのが一般的ですが、いいリーダーはいいフォロワーでもあるということで、ここでは女性が主導権を握ってパターンを変化させ、男性がそれにどの程度反応できるかに挑戦しました。まずは押し引きの強さを変化させます。次にスピード、そして高さの変化も加え、最後はこれらを組み合わせたランダムな変化で、二人のコネクションを調整していきます。練習に入る前、男女でリード&フォローを入れ替えながら5分はこの練習をやりましょう。重要なのは相手を信じること、男性は女性に安心感を与えなければならないとのことでした。ここからは応用編としてルンバのルーチンをやっていくんですが、講習会に参加している皆さんのレベルが高いもんでサクサク進んでいくんですよ。私たちのすぐ前に大西組とTudor&吉川組がいらしてどちらも小難しいルーチンをさらっとこなしちゃうんですね。『今日の生徒たちは出来がいい』とタチアナも褒めてましたが、それは最前列の皆さんがそうだっただけ、少なくとも2列目の私たちは苦戦してました。どんなバリエーションになっても二人で作り出す呼吸のような動きは講習会のテーマであるコネクションから作り出されるというのが、いいお手本を間近に見て分かりました。カウンターバランスを使えば、自分でぎりぎり立てる限界を決めなくても二人でかなり可動域が上がります。相手を困らせるようなフェイントのような動きはしてはいけないし、相手に体重を預けるにしても自分で体幹を保ったり重心を中心に集めたりしてサポートすること。石やマッシュポテトのようにずっしり・ぐったりはNGとのことでした。タチアナが言った、ただリードを待つだけではダメだというのは心に落ちましたね。『待っているだけでは永遠に何も起こらないのよ。男性にリードを起こさせなさい。』これは人生にも当てはまる金言かもしれません。ルンバでは、女性の背骨の動きで相手を招き入れます。1コマ45分にしてはやけに長いなあと思っていたら、2コマ連続90分が経過していました。タチアナの相変わらずの美しい動きもすぐそばで見られたし、有意義な時間でした。企画してくださったJDSFスタッフの皆さんに感謝です。(つづく)
2024/05/21
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月に一度のコスモスクラブの日でした。大将の『もうスタンダードやめる』発言の後ですが、そんなこと言ったなんてすっかり忘れたのか、やる気満々です。A級戦2次予選で玉砕したワルツを見ていただいて、3つのご指摘をいただきました。一つ目は左手のグリップです。腕相撲で押し負けてる人の手みたいになっていて、私が力入りすぎなのかもしれませんが、見栄えが悪いとのことでした。二つ目はカップルのトップバランスについてです。女性がシェープしてるのに男性がただまっすぐ立ってるだけだとバランスが悪く見えるとのこと。胸から上をもっとストレッチして女性に呼応する必要があるようです。たとえばナチュラルターンの2〜3とか。上半身の見栄えってすごく重要ですよね。上が綺麗だと上手く見えます。先生たちが習っているイタリアのコーチは、これがものすごく上手いんだそうです。三つ目は以前もご指摘いただいたんですが、スイングに見えない点です。ワルツはスイングダンスですので、振り子みたいな動きが頭とか足とかで見えないとダメなのに、ラテンみたいに1歩ずつに乗りすぎ、頭もまっすぐすぎなんだそうです。車輪の理論と先生はおっしゃってましたが、ボディのセンターを車輪の軸とすると、その中心に近いところで少し動くと車輪は大きくグリンと動きます。それと同じように、体の末端にある頭や足はセンターに比べてずっと大きく動かなくてはいけないんですね。この3つをきちんと直せたら、今よりずっとワルツも上手く見えるんじゃないかと期待大です。せめて最初のナチュラルターンだけでも…。
2024/05/18
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試合で『すごく踊れた』気分の時に限ってスコアが伸びないことありませんか?どうも私はやりすぎる傾向があるらしいんです。スローアウェイオーバースウェイなんか、『どんだけ足長いか』みたいにザーっと下がって行ったり、コントラチェックも勢いに任せてエビゾリ披露してたりして、すごく踊った気分になってたんですね。全部やり過ぎだそうです。大将が『肩が痛い』とか言いだしてフェイタス貼りまくってるの見て、『鍛え方が足りないのじゃ』なんて言ってたんです。それが自分のせいだなんてミジンコほども思いませんでした。先生と踊っていただいた時、暴れる私を抑えるのに必死だと言われたんです。やり過ぎると重たく見えるだけじゃなく、リーダーの身体にいろんな負荷がかかるようで、それは鍛え方が足りないのではなく、女性が重荷になっているせいだったんですね。ケンケンさんと生前パーティで一緒に踊ってもらった時、『1グラムも重さかけちゃダメ』って言われたんです。そんなのできる人いるの?と思いました。それであるプロの先生に女性の重さについて聞いてみた時、『からのペットボトルくらい』って言われたんです。まだ冗談だろと思ってました。自分が男性の役でララちゃんに組んでもらったんですが、羽のように軽いというのはこういうのかと思いました。反応が速いし、どんな格好しても自分で立ててるんですよね。私も部分的にですが可能な限り重さをかけない踊りにチェレンジしてみたところ、大将は今日は肩痛くならなかったと言ってました。『女性に重いと言ってはいけない』って師匠が言ってたけど、本当は軽い方がいいでしょうね。今まで重くてごめん。皆さんも、気分よく踊り過ぎて相手を壊さないようにお気をつけください。過ぎたるは猶及ばざるが如しでございます。ホント。
2024/04/22
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月に一度のコスモスクラブの日でした。競技会シーズン真っ只中、皆さん試合で得た課題を持ってレッスンに臨まれています。先週の試合でタンゴを踊っている時に遭遇した困った事態について相談しました。私たちはコーナーに向かっていくところだったんですが、そこで4組の選手が固まって、そのまま睨み合いになって動けなくなったことがあったんです。誰か早くよけてくれないかなあ〜とみんな心の中で思ってたんでしょうね。そんな時、どうやってよけたらいいでしょうというのを相談したわけです。ベーシック・ステップをつなぎ合わせてスマートに回避する秘策があるんじゃないかと期待していたんですが、先生のお答えは違いました。『一番いいのは待つことです。』普段練習している競技会用のルーチンが一番いい流れなんです。崩してリーダーが即席で組み立てた踊りに、果たしてパートナーが素早く反応できるかも問題なんでしょうね。そんなリスクを冒すよりは少し待って、道ができたら出る方がいいというご意見でした。私たちにとって必要なのは、まだフロアクラフト以前の、ベーシックを磨くところのようです。でも競技中にぶつかったり止まったりすると、焦るじゃないですか。音楽はたかだか1分半ですから、10秒も止まってたら永遠に感じます。ましてや審判の立っておられるコーナーなんかで四竦みになったら、ど〜するって思いますよ。でもそこで大事なのは、自信を持って待つことだそうです。たとえば自分が審判だとしたらどうでしょう。似たような踊りをしている2組のカップルが止まっていて、そのどちらかにポイント与えるとしたら、オロオロして目が泳いでる選手より、全身から自信がみなぎってるようなじっと待てるカップルを選びませんか?避けようとしてパートナーを引っ張り回してるようなダンスよりは、落ち着いて待って、何の迷いもなくサーっと動き始める方に点を入れますよね。先生たちは東京で毎週練習会を催しておられて、狭いところや囲まれたところでも踊れる練習もしているので、よかったら参加しませんかといって下さいました。東京は、ちょっと遠いんですよね。もっとずっと若かったら仕事終わってから電車の中でパンかじりながら行ったかもしれませんが、そんなことすると明日に疲れが残るので、夜は近場で練習するので精一杯です。ひとまず何かの時に応用できるかもしれない基礎練を続けたいと思います。
2024/04/20
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社交ダンスのスタンダード競技ではフレームが重要なチェック項目になります。ラテンの場合はどうでしょう。たまにダブルホールドで組む時は意識しますが、離れて踊る時はフレームってあるの?レッスンで先生に言われたのは、ラテンでも常時フレームの意識は必要ということでした。フレームを意識すると、いいことがいろいろあるんですよ。フリーアームの動きやリード&フォローが、手だけ、腕だけじゃなくて、体と繋がるんです。さらに空間の支配領域が横に大きく広がるんですね。フレームの可動域を上げる基礎練も教えていただきました。二人で手を合わせてやるといいみたいですが、一人でもできます。フレームを意識しながらの上半身を極限まで絞る動作で、これってスローアウェーオーバースウェイでやってるかもと思いました。まっすぐ立ったままですけどね。これで肩甲骨周りの筋肉を柔らかくしておいて、フレームを意識しつつツイスト運動すると、動きが倍くらい大きくなったような気がしました。胸から下を足だと思えというのはこれですね。でんでん太鼓をひと回り大きくして紐を伸ばした感じとでもいいましょうか。ボディから出てくる音が大きくなります。丹田というのは合気道をやっていた時からよく意識しましたが、上中下の3つあるって知ってました?上は眉間で、中は胸の中央、下は一般的に丹田と言われている位置です。その中丹田というのがフレームの意識に重要みたいです。心を司る場所なので、意識しないとクールな踊りに、意識するとパッションが加わるとか。中丹田を意識して情熱的なラテンダンスを目指してみたいと思います。
2024/04/18
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イギリスの作家・批評家ウィリアム・ヘイズリット(1778~1830)の言葉です。絵も上手だったようで、26歳くらいまでは肖像画家として生きていこうとしていた様子。英文学にご興味ある方ならご存知かもしれませんが、チャールズ・ラムと親交があり、彼の肖像画も描いています。The more we do, the more we can do. もっとやれば、もっとできる希望を与えてくれる言葉ですね。勉強やスポーツなど、持って生まれた才能や環境ではなく、努力によって伸びていくのが実感できるものは多いです。競技ダンスも練習してどんどん成績が上がっていくと最高に楽しいですよね。ずっと同じペースで、やればやった分だけの成果が出るかというと、そう簡単ではありません。必ず壁というか、トンネルというか、言い方はいろいろあると思いますが、成果が思ったように出なくなる時があります。上に行けば行くほど、みんな同じように頑張ってる人ばっかりになるんですから、上昇ペースが落ちるのは当然と言えば当然です。大切なのは『もっとやれば、もっとできる。』を信じることですね。ただ量を増やすだけでなく、考えることも重要です。壁に突撃を繰り返すだけでは越えられない場合が多いですから。500mの山を登るのと3000m級の山を登るのでは装備は違いますよね。ダンス競技でも数字級からD級になるのと、D級からB級になるので同じ練習内容でいいはずがありません。さらにA級を目指す皆さん、そしてA級の中でも準決・決勝レベルを目指す皆さんにはクリアしなければならない課題がたくさんあるはずです。例えば5種目連続で踊り切るスタミナが不足していると感じたらそれをクリアする練習が必要です。カップルの長所を活かし切れてないと感じたら、もっといい振り付けをしてくれる先生を探すのもいいでしょう。闇雲に練習量を増やしても、やっただけの成果が得られるとは限らないんですね。『もっとやれば、もっとできる。』は、限界を決めないという意味です。年だからとか、どこか具合が悪いからとか、私もそうですが、何かしら理由をつけて楽な方へ〜楽な方へ〜と流れていくんですよ。でも今やらないと、もっと年をとって行くわけです。何かの事情で本当に踊れなくなる日が突然来るかもしれませんし、それは明日かもしれません。『死ぬほどキツイ』とか口にすることありますが、そう簡単に死にませんから大丈夫です。持病がある方は無理しないでくださいよ。工夫しながら、さらに突き進んで、成果を出していきましょう。きっとあなたも、もっとやれば、もっとできる!
2024/04/12
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ワルツの基礎練、スローフォックストロットの基礎練に続き、タンゴの基礎練も教えていただきました。ルーチンは簡単なもので、2ウォーク〜オープン・リバース・ターン(レディ・アウトサイド)〜チェンジ・オブ・ダイレクション、これだけ。これをひたすら行ったり来たりします。ホールドでもいいんですが、女性が右腕を伸ばして男性の右肩に乗せる組み方でもOKです。意識するのはコネクションはもちろんですが、CBMPとアライメント。こちらの動画は、最後がコントラチェックで少し違うんですが、途中まで一緒です。オープン・リバース・ターンの最後で足を閉じないでスルーしてチェンジ・オブ・ダイレクションに繋ぎ、反対側のかべ斜めに終わります。面白いことにこれで行ったり来たりしてるとだんだん足が大きく出るようになってくるんですよ。こちらはオープン・リバース・ターンのより詳しい動画です。よろしければ参考になさってみてください。
2024/03/19
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同じ絵を見ても人によって評価は様々です。素晴らしいという人もいれば、つまらない絵だという人もいます。コスモスクラブで先日の試合の時のラテンの講評を頂いたんです。その時に、ものの例えとしてこんな話が出ました。色んな先生に教えていただいていると、真逆のご指導をいただくことがあります。どちらも正論で、どっちがいいのかわからなくなることありませんか。一人の先生には、『動かないことを恐れるな』と言われます。無駄な動きが多すぎて、どこを見たらいいのか目のやり場に困るような踊りは上質な踊りとは言えない。確かにその通りだと思います。雑音のような動きは極力避けるべきです。もう一人の先生は、『もっと動け』と言われます。競技ダンスは目に入ってこなければポイントは入りません。多少雑音はあっても、それを打ち消すほどの大きな動きを継続していれば必ず目立ってきます。一体どうすればいいんでしょう。動かない方がいいのか、もっと動いた方がいいのか。不必要なものを極力削って上質な作品を磨き出していくのか、荒削りでもいいからダイナミックな作品を目指すのか。もともと身体能力が高いとかスタイル抜群とかだと、削って磨けばさらに輝く気がします。でも私たちの場合はそれほど動きがいいわけではないし、不必要な動きを削っていくと必要な動きも小さくなって、本当に動いてないみたいになってしまうんですね。可動域いっぱいまで身体を使って、ようやく遠くの観客席や審判にも見えてくるのかなと思いました。選ぶのは自分達なんですよ。競技会のフロアで踊るのは先生たちではないので。それによって評価を受けるのも自分達ですから、選択は自己責任になります。宇宙兄弟で、子供のころから主人公たちの成長を見守ってくれていた天文学者のシャロン金子が言ってましたね。迷った時はね、どっちが正しいかなんて考えちゃダメ。どっちが楽しいかで決めなさい。というわけでルンバ、こちらで見ていただいたものからまた変わりました。特にリーダーの動きが増えて、ルーチンも半分くらい変わりましたね。いつまで経っても試行錯誤の連続ですが、それが楽しくて競技ダンス続けてるのかもしれません。
2024/03/17
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月に一度のコスモスクラブの日でした。今日のレッスンは基礎練三昧です。ラテンもそうですけどスタンダードも、ベースとなる脚力とかバランスとか体幹とか必要ですよね。ラテンは綺麗に歩く練習のためにスローモーションでルンバウォークしたりしますが、そういえばスタンダードの基礎練て、練習場に来ても特にやってなかった気がします。せいぜい18歩くらい。教えていただいたワルツの基礎練をご紹介します。動画とかあるといいんですが、ないみたいなので文字から読み取ってください。足を揃えてまっすぐ立って、左足に体重を乗せてに立った状態からワルツの曲にのって行います。1 右足を123で前へ、靴底はフラットからヒールへ。次の123で初期位置に戻ります。2 右足を123で横へ。インサイド・エッジを使います。次の123で初期位置に戻ります。3 右足を123で後ろへ。エクストリ−ム・トウを使います。次の123で初期位置に戻ります。次は右足に立った状態から左足を動かします。ポイントはボディを前後左右へ動かさないこと、スタンディングレッグに100%乗ることです。一人でできたら次はカップルで組んで行います。ホールドで出来たら片手ずつ離して、最後にはボディ・コンタクトだけで。カップルで練習する時の注意点は、相手を押したりコネクションが離れたりしないこと。初期位置に戻る時はライズで。きついですよ。ふくらはぎがつりそうでした。結構大変なんで、最初はバーとか椅子とか何かに片手でつかまってやってもいいかもしれません。でもこの練習のおかげで、前進後退の一歩が少し大きくなった気がしました。
2024/03/16
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スタンダードのレッスンで、ホールドするとき『ただ手をつなげばいいってもんじゃない』と言われたことがありました。フロアへ入場するときも、パートナーに『ほら早く、もう行くぞ。』みたいなやり方じゃダメで、ラテンでもスタンダードでも、入場時からいかにも踊れるダンサーを演出する必要があるんです。ルンバのレッスンで、言われました。曲が鳴った、『それじゃ、踊りますか。』みたいな手のつなぎ方では絶対ダメだと。家に帰って、いろんな動画を見てみたんです。みんな、どうやって手をつないでるのかと気になって。キリルたちのルンバ・ベーシック、参考になります。このくらい空気感を大切にしないといけないんだなあって、ちょっと真似できないけど近づけていきたいと思いました。
2024/03/09
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ペンデュラム(pendulum)とは、振り子のことです。空間固定点(支点)から吊るされ、重力の作用で揺れを繰り返す物体のこと。この動きはスタンダードのスイングダンスではよく耳にします。パワーストーンをぶら下げて、水脈や鉱脈を探すダウジングに使われるのもペンデュラムと呼ぶようです。アニメでも魔法使いが持ってたりしますね。大将が先生に言われて練習しているのはラテンのチャチャの動きです。ルンバでは8の字運動をずっと継続とか言われますが、チャチャは音楽が速いのでのんびり8を描いてられないんです。そこで骨盤の振り子運動をすることで、女性にリードを伝えるんですね。重力の作用で振り子には一番低くなる点というのがありますので、単にお尻を左右に動かすだけではありません。骨盤のペンデュラム運動(ヒップスイング)はサンバでもジャイブでも必要で、ゆっくりですがルンバでも使います。体幹の強さがある程度ないと固定点がないふにゃふにゃダンスになるし、股関節の柔軟性がイマイチだとカクカクした動きになってしまいます。ワルツでも、ナチュラルターンで自然なペンデュラム運動を見せるのは結構大変ですが、ラテンもそれほど楽じゃないんですよ。曲が鳴っている間ずっと、スイングし続けないといけないですからね。
2024/02/29
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月に一度のコスモスクラブの日でした。1ヶ月もあれば、教えていただいたことをある程度できるように練習する時間は十分あるように思えますが、実際はなかなかそうもいかないのが実情です。でも今回はここ数年で初めてと言ってもいいくらい、組み方やポジションに関するご指摘がなく、ベーシック・ムーブメントの練習方法を教えていただけたので、私たち的には大進歩でした。スローフォクストロットで、ゴールデン・ベーシックというのがあるそうです。フェザーステップ、リバースターン、フェザーフィニッシュ、スリーステップ、ナチュラルターン。これをヘジテーションでつないで4面で繰り返すという練習です。なんだ簡単じゃないのと思われる方が多いと思うんですよ。全部知ってるルーチンみたいだし。ここから先がまだあって、それぞれのステップを一度巻き戻してもう一度やるというのを教えていただきました。リバースターンのあとにナチュラルターン、もう一度リバースターンのように。フェザーフィニッシュの巻き戻しはスピンターン、スリーステップの巻き戻しはリバースウェーブだそうです。これを練習すると、正しいボディコントロールと足の位置が身につくとのこと。巻き戻しフィガーを覚えたらここからが応用編です。つないでる方の片手を離してこれをやる、さらに今度は背中に回してる方の手を離してやる、最後は両手離してボディコンタクトだけでこれをやるというものすごくハードルの高いものでした。スタンダード熟練の皆さんなら朝飯前かもしれませんが、スローのナチュラルターンて何でしたっけなんて言ってる我々にとっては至難の技でした。果たして一ヶ月でこれをマスターできるかどうか。とりあえずトライしてみます。
2024/02/24
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ラテンのレッスンで、踊りはステップの間にあると習ったことがあります。そんなこと言われてもチャチャなんて曲が速いですから、音に合わせて足出すので精一杯。ルンバならカウント4&1で少しは時間が取れそう、なんて思いませんか。時間が取れたら、身体のどこで、何を踊ればいいんでしょう。昨日のポスチャーの話題で少し書きましたが、止まらないで動き続けるのが省エネでいい踊りなんです。ジワジワ動くと言っても、前の動きを継続するだけではなくて、次への動きの準備もしなくてはいけません。それがINとOUTです。いろんな先生方に手を替え品を替えて同じことを言われ続けている私たちは、まだそれが沁みついていなくて、言われた時はやるんですが大変なのですぐサボるんです。先日のパソのレッスンでシャッセケープを見ていただいた時も、ご指摘を受けました。INというのはお腹を凹ますことなんですが、ちょこっと腹筋使う程度じゃダメで、パンチされたみたいにエグルんですよ。OUTは逆に走り高跳びの背面跳びみたいに反ります。全部のステップでシャッセケープなみのINとOUTやってたら間に合わないですから、ルーチンによって大きさの違いはあります。でもステップの合間に多かれ少なかれこれをずっとやり続けるんです。OUTの反りはあんまりやらないですけど、INはやった方がいいですね。そうしないと背中が動いて見えないんです。大変なのですぐサボりたくなりそうでしょ。とりあえずシャッセケープのINとOUTをどのくらいやったらいいのか、例として動画を載せておきますね。
2024/02/20
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ポスチャーとは、『姿勢』と言う意味です。ポーズをとるとか、モデルになるといった動詞にもなるようです。ダンスの教本には次のように書かれていました。ポスチャー(posture)姿勢のこと。脊柱の前後左右のカーブを指す場合も多い。先日のレッスンで、先生にこんなことを言われました。『posture is movement, posture is energy』ラテンの競技ルーチンの中にポーズをとるルーチンが入っているんですが、それは決して動きを止めることではないということです。ポーズをとっても完全にフリーズしている訳ではなく、次の動きへの準備としてエネルギーを貯めて、身体のどこかしらがジワジワ動いているんですね。種目はパソだったんですが、以前タンゴのレッスンでも似たようなことを聞いたことがあります。プロムナード・ポジションから次のウォークに入るまで、休憩ではないですよといった話でした。一度止まってエネルギーを切ると動き出すのにまたエンジンをかけ直す必要が生じるから、ずっとアイドリングしたままボディのエンジンを切ってはいけないみたいな感じです。観客に『ここ見て!』といったポーズとると、ついブレーキ踏んで動きを止めたくなりますけど、そうすると全然省エネにならなくて、また思いっきりアクセル踏まないと動けないから逆に疲れるんです。たとえばルンバのファンポジションになったとき、休憩してませんか?ちゃんとジワジワ動けてます?どこをどんな風に?と思ったら、こちらを参考にしてみてください。競技情報はこちらから
2024/02/19
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先生たちが海外留学から帰られて久しぶりにラテンレッスンを受けました。チャチャを踊ってみて言われたのは『カジュアルにならない』という言葉です。ラテンではちょっとふざけたような、というか、手だれた踊りをして目を引こうとすることがありますが、やり方を間違えると、ただ手を抜いているように見えるようです。大切なのは首のトーンの維持、それに両腕を使った支配空間の大きさの維持。つまり縦と横の存在感ですね。上手い選手って、周りにタダものではなさそうな雰囲気をまとってます。身長差があるカップルは、男性が女性を見ようとするとどうしても首が前に傾く傾向があります。年齢的に骨格が変化してくるのも相まって、かなり意識しないと首のトーンは維持できないです。フリーアームは、そのままの意味で自由にしていいわけではなく、バタバタすると目障りで、肝心の踊りに悪影響が出るんです。よくフリーアムはムーブメントのリアクションだと言われるように、アクションと無関係に自由に動かしていいわけではありません。頭で分かっていても、ステップや相手のことや他の選手の動きに気を取られて、フリーアームまで気が回らないなんてことはありがちです。でも観客や審判からすると、末端まで行き届かない商品は価値が下がって見えるんですね。競技ダンスも含め、社交ダンスは基本フォーマルな踊りです。ラテンの男性のコスチュームなんて、胸があいてたり透けてたりしてカジュアルっぽく見えますが、結構お値段も高い正装ですよね。身分を隠して街に遊びに来た王子様といったところでしょうか。女性だってあばずれ女ではなく、手の届かないほどのエレガントでセクシーな大人の女性なんです。トップ選手がちょっと崩してイキに見えるのは、堅苦しさを全部取っ払って踊っているからではなく、フォーマルな部分をきちんと押さえた上での変化を見せているからだと思います。カジュアルにならない。これがレッスンで一番心に残ったキーワードでした。
2024/02/18
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スタンダード種目の練習で、お互い知識が曖昧なのでよくカップル間でもめるんです。皆さんはそんなことありませんか?スタンダードの方がラテンよりくっついて踊るので、踊りにくいところがより強調されるのでしょうか。練習場で見ていると、ラテンよりスタンダードの方がもめてるカップルが多いような気がしますね。スローフォックストロットのリバースターンでもめました。男性の言い分は、ヒールターンする時に女性が膝を伸ばすとコネクションが外れるから膝を伸ばすなとのこと。女性の言い分は、ヒールターンは膝を伸ばすものだから、男性がそこで移動する方が悪いだろうです。さて、お手本を見てみましょう。リバースターン<男性>1 左足ヒール・トウで前進してライズ2 右足トウで90度回転して横へ3 左足トウ・ヒールで45度回転して後退<女性>1 左回転を始めながら右足トウ・ヒールで後退してライズ2 左足を右足にクローズ(ヒールターン)して135度回転、ライズは継続3 右足トウ・ヒールで前進動画を見ると女性はヒールターンのときライズで膝は伸ばしてますね。男性は膝を曲げたままだと言い張ってましたから、アーリーライズのリードをしてないということになります。女性の問題でコネクションが離れてしまう原因として考えられるのは、リードを無視して大きく後退しすぎか、カウントはスロー・クイック・クイックなので、ヒールターンをのんびりやりすぎということでしょうか。最近は動画があるので便利ですね。以前は次回のレッスンまでお預けだった質問事項がたちどころに解決ですよ。それぞれの流儀があるので、どの動画を参考にするかも結構重要なポイントにはなりますが。<関連記事>ヒールターンアーリーライズリードには理由があるベスト・スローフォックストロット・ベーシック社交ダンス・競技ダンスにオススメの一品
2024/02/11
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スローフォックストロットの練習で、ルーチンの途中から始める時、よく『フェザーフィニッシュから』踊ることがあります。カウント1、2はとばして3、4のアウトサイド・パートナーから。フェザーフィニッシュ(Feather Finish)というのは、その名前からフェザーステップの終わりの形なのかと勝手に思っていたんです。終わりの形がアウトサイド・パートナーになってるというのは同じですが、フェザーフィニッシュは3歩からなる全く別のステップでした。そもそも回転方向が違います。フェザーフィニッシュは左回転、フェザーステップは少しですが右回転です。フェザーフィニッシュ<男性>1 右足トウ・ヒール・トウで後退2 左足トウ・インサイド・エッジで135度回転3 右足CBMPでトウのアウトサイド・エッジからフラットで前進<女性>1 左足ヒール・トウで前進2 右足トウ・ヒールで90度回転して後退3 左足CBMPで45度回転して後退フェザーステップ<男性>1 右足ヒールで前進2 左足トウで前進3 右足トウのアウトサイド・エッジからフラットで前進<女性>1 左足トウ・ヒールで後退2 右足トウ・ヒールで後退3 左足CBMPでトウ・ヒールで後退ついでにカーブドフェザーについても書いておきます。カーブドフェザー<男性>1 右足ヒールで前進2 左足ボールで45度回転して前進3 右足CBMPで45度回転してトウのアウトサイド・エッジからフラットで前進<女性>1 左足トウ・ヒールで後退2 右足トウ45度回転して後退3 左足CBMPでトウ・ヒールで45度回転して後退<関連記事>フェザーフィニッシュフェザーステップフェザーフェザー2フェザー3ベスト・スローフォックストロット・ベーシック競技情報はこちらから
2024/02/10
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近所の公園でイベントをやっていました。子供達のマラソン大会のようで、優勝の子が7分と言ってましたから2キロでしょうか。週末の私の散歩コースがメイン会場になっているようで、次の3キロに挑戦する子供達がスタートラインに集まっていました。音楽を聴きながら歩いていると、後ろでパンという発泡音がして、子供達が雪崩のような全速力で駆け抜けていきます。3キロなんて普段あまり走りませんから、スピードの配分なんて全く考えないんでしょうね。私も小学校の頃はそうだったなあと懐かしく思い出しました。程なくバイクに先導された先頭の子供達が戻ってきました。団子のようだったスタート時から大きく差が広がり、集団は縦に長く伸びて、最後の方の子達は歩いてましたね。このイベントのために通行止になっていて、親御さんたちは公園付近で待機しているので、走っているところを見ていたのは私だけだったんです。これが面白いところなんですが、私が見ていることに気づくと歩いていた少年たちもお腹を押さえながらまた走り出すんですね。別に応援したわけではないんですよ。ただ、見ただけです。ダンスの競技会でもこういうのありますよね。人は見られていると思うだけで、がんばれちゃうんです。何曲も全力で踊るのは結構きついですから、心折れそうになることもありますけど、そこで観客の誰かと目があったり、ジャッジがこっち向いてたりすると、どこからともなく力が湧いてきませんか?こういうのを、ホーソン効果と呼ぶそうです。練習も一人でするより、他の選手や見てる人がいたほうがいいということだと思います。踊りでも衣装でも、目立ってなんぼです。競技ダンサーは元来見られるの大好きな人が多いですから、より良いパフォーマンスにつながることでしょう。
2024/02/03
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1月のコスモスクラブがありました。参加者の競技選手たちの半分以上がすでに今年の初戦を終わっています。私たちも今年に入って2回試合を終えていて、なんとかもう少し上を目指したいと思って、成績低迷中のスローフォックストロットを見ていただきました。去年新しく作っていただいたルーチンで、なんとなく踊りにくいパートがあって相談したところ、それでは変えましょうとあっさり後半が全部変わりました。これまで踊ったことのないセイム・フット・ランジというのが入ったんですね。それってなんだっけという方はこちらの動画をご覧ください。セイムフットポジションでライトランジするというもので、前後のルーチンとのつながりもあると思うんですが、なかなかいい感じの見せ場になりそうです。セムフット・ポジションは、男性と女性が同じ足に立つというポジションです。普通は男女は向かい合って男性が右足なら女性は左足に乗っていますが、これはそうじゃないんです。結構タンゴではよく使っているんですが、こちらにやり方のコツの動画があります。ランジ(Lunge)は、突く、という意味の英語で、男性が左手で右に突くリードで女性が左にのけぞる感じになります。あんまりテキトーなこと書いて皆さんの踊りに悪影響が出るといけないのでこの辺にしておきますね。究極のライトランジはこちらです。ここまでやるの?って感じですよね。ステップもでかいし…。競技ダンスにオススメの一品
2024/01/27
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インピタスとは、『勢い』『推進力』『反動』などといった意味のある言葉です。簡単なステップなので多用していますが、あまり角度とか考えずになんとなく踊っていて、本当の所はどんなものなのか気になって調べてみました。勢いよくはずみで踊るのは女性なんですね。男性はその推進力を作り出す動きをします。クローズド・ポジションで終わるのがクローズド・インピタス、PPで終わるのがオープン・インピタスと呼びます。オープン・インピタスの動画を見てみた所、入ってくる勢いによって出て行く勢いが決まるとのことでした。基本的な角度は135度だそうです。クローズド・インピタスの方も、動画で確認。男性1 右回転を始めて左足後退2 右足、左足にそろえてヒールターン3 左足横少し後ろへ4 右足後退女性1 右回転を始めて右足前進2 左足横へ3 右足を左足へブラッシュして斜め前へ4 左足前進女性のステップって、ナチュラル・スピンターンと同じじゃないですか?ナチュラル・スピンターンの動画も見てみましょう。男性のステップが違いますね。教本にはこんな風に書かれていました。クローズド・インピタスとナチュラル・スピンターンの4から6歩は類似しているが、男子のインピタスは1歩目左足回転を始めて後退、2歩目右足をヒール・ターンで左足に揃え、3歩目左足横少し後ろであり、ナチュラル・スピンターンでは、左足ピボット回転後退、右足CBMPで前進、3歩目左足横少し後ろとなる。ナチュラル・スピンターンは『勢い』で踊るもんじゃないんですねぇ...。実はわたし、インピタスではなく、インピーダンスだと思っていたんです。アライメントの変化を電流と電気抵抗にたとえてるのかなあなんて、全く意味不明の解釈をしておりました。インピーダンス(impedance)ではなくて、インピタス(impetus)ね!(冷や汗)
2024/01/19
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昨年末のレッスンでスローフォックストロットを見ていただいて指摘されたのはポジションの問題でした。指導員講習会や練習会の時にもご教示頂いていたんですが、全然身についてなかったというか、理解できていなかったようなんです。今風のスタンダードの組み方は昔とずいぶん変わっていて、女性は男性に対してかなり左側に構えるようです。ララ先生には『男性の脇腹を刺すように』と言われました。その分男性が上半身を絞って脇腹出してくれないとできないんですけどね。正幸先生には、男性は右脇腹出してもフレームは逆ひねりするように言われてリーダーは慣れない動きに大変そうでした。踊り納めということで正幸先生と踊っていただいた時、女性はお腹をくっつけにこなくていいですと言われました。男性の右手のひらに背中を合わせてシェープが決まったら、男性の方でボディ・コンタクトを取りに行くとのこと。これは新鮮な驚きでしたね。ずっと長い間、リーダーが柱のように立っているところにセミみたいに貼り着きに行くものだとばかり思っていたので。JDSF公認指導員の教本見たら、次のように書かれてありました。ホールドしたら、女子が男子に対してコネクションの位置を決めるのではなく、男子が女子に対してボディ・コネクションの最後の調整をするのが望ましい。これは実際にはなかなか行われず、女子が動いて男子のボディ正面に立ってしまい、男子の前進動作の妨げとなる例が非常に多い。双方が楽な位置で自由に踊りたいのなら、これは避けるべきである。勉強不足を思い知りました。これまで邪魔しててゴメン!競技ダンスにオススメの一品
2024/01/13
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今年最後のコスモス・クラブ、そして今日が、今年の踊り納めでした。講師の石原先生たちがこの日しか空いてなかったというのが一番の理由でしたが、本来お正月休みの日にスタジオを貸してくださったコスモスさんにも感謝です。私たちは成績が超低迷中のタンゴを見ていただきました。フォーラウェイ・ホイスクというルーチンを競技で使っておられる選手は多いと思います。ご存知ない方は、こちらの動画をご覧ください。このフォーラウェイ・ホイスクをタンゴのルーチンの最初に2連続で使っていて、このあとにピボットを続けています。どうも足型がまず間違ってたようで、CBMPがなぜ必要なのかというところから丁寧に教えていただきました。ホイスクに入る一歩手前、女性は男性を追い越してホイスクに入りますが、女性を早く追い越させようとして男性がすくい投げみたいな動作をしてしまうパターンがよくあるんだそうです。女性としてはすくい投げられたくないので頭から突っ込んでいってしまうんですね。上の動画でいったら3歩目になりますが、男性はしっかり後退、女性もしっかり前進です。女性の頭はショートカットして突っ込まないこと。らら先生が見本を見せてくださって、『サンバのリバースロールみたいですね。』と言うと、『それそれ!』とおっしゃってました。反ったままグリンと回る感じです。フォーラウェイ・ホイスクを2回続ける場合は足をクロスにつくホイスクのCBMPも非常に重要で、男性の左足のつま先の向きは次の進行方向に向いているようです。さらにそこから2回目の第1歩は女性が立っている場所を避けるように、イメージ的には三角に進む感じでボールターンを使うのだそうです。いつもホイスクしてるところに男性が押してくる感じで気になってたんですよね。ついでにこの後のピボットでは、男性はキョロキョロするのをやめるように言われました。女性のシェープのように顔左のまま回転。女性もサンバみたいに頭起こすなとのこと。これまでずっと審判の前で変なフォーラウェイ・ホイスクとピボットを繰り広げてたのかと思うと、確かにポイント入らないはずだなあと思いました。もちろん変なところはここだけじゃないと思いますけど、出だしですからね。最後に石原先生とルーチンのもうちょっと先まで一緒に踊っていただいたんですが、同じルーチンなのになんでこうも違うのかという疾走するようなタンゴでした。大将とこんな風に踊れたらいいなあと、めざすものを手のひらに載せて頂けた感じです。文字にすると余計何が何だかわからないと思いますが、読解力の優れた方には少し参考になるかもしれません。来年のタンゴは変わるぞ!!!
2023/12/30
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5ヶ月ぶりでラテン・レッスンを受けてきました。後期はスタンダードの試合で忙しくて、ラテンを習ってもそれほど練習する時間が取れないと思ったので、ずっと習いに行ってなかったんです。先生方にお会いするのはそれほど久しぶりではなく、ダンスキャンプではお世話になっていました。クリスマスパーティの練習で先生方もお忙しそう。先生は金色のシューズでデモの生徒さんと踊っておられました。私もいつか、リフトとかしてみたいなあとちょっと憧れます。チャチャでは、忍者のトレーニングというのを教えていただきましたね。小さな木片を内ももの間に挟んで落とさないように動く練習です。これが忍者とどう関係するのかは不明でしたが、足を綺麗にくっつける意識が年取ると薄れてくるので重要ですよね。体操みたいにポーズを決めに行っている部分も、もっと二人のバネを使うようにとご指摘がありました。こういった基本的なことは第三者に指摘してもらわないと自分では気がつかないものです。サンバの方はまず腹を決めるというポイントでした。腕や肩に無駄な力が入って見えたり、足の動きに引っ張られて上体が流れてしまったりするのが気になるというご指摘でした。たとえばサンバホイスクのブーン・カ・チャッカ(1a2a)のブーンの音でボディを移動させたら、そこで腹の位置を決めて足でリズムを刻む、手や肩や頭で無駄な動きを極力しないということ。バズーカはボディを平面的にミートさせるというよりは、右肩同士でミートさせる感覚と言われました。確かに絞りを入れた方が次の動きにつながりやすいです。その他細かい踊り方のご指摘を幾つかいただいて、今年のラテンレッスンはこれで終わりです。また来年、宜しくお願いします。 競技会の準備はOK?
2023/12/17
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競技ダンスではどんな曲がかかるか知らないまま、かかった曲に合わせて踊る必要があります。なぜそんなことができるのかというと、種目によってテンポがきまっているからなんですね。運悪く分かりづらい曲がかかることもたまにありますが、大抵は分かります。競技団体が出しているCDの中の曲だったり、昔の曲を今風にアレンジしたものだったり、時々4拍子の曲を3拍子にアレンジしている変なのもありますけどね。(ボヘミアン・ラプソディのワルツとか)テンポというのは楽曲の演奏速度のことですが、社交ダンスでは1分間の小節数で定義されます。10年前にこのテーマで記事を書いた時と変わらず、JDSFでは以下のようにテンポが決められています。<スタンダード種目>ワルツ(28~30)タンゴ(31~33)ヴィエニーズワルツ(58~60)スローフォックストロット(28~30)クイックステップ(50~52)<ラテン種目>サンバ(50~52)チャチャチャ(30~32)ルンバ(25~27)パソドブレ(60~62)ジャイヴ(42~44)ワルツなら(1 2 3)を1として、それが1分間に28回から30回あるということですから、だいたい2秒でワンツースリーを1回踊る計算になります。ヴィエニーズワルツはほぼ倍速。だから疲れるんですね〜。スローフォックストロットはワルツと数は同じですが、4拍子ですから(1 2 3 4)を1として数えます。パソドブレがやけに数が多いのは、(1 2)を1として数える2拍子だからです。ドブレはスペイン語で2を意味します。競技ダンスの採点項目の最重要ポイントは、『音楽に合っているか』です。これはどの競技団体でも共通だと思いますね。どんなにドレスが素敵でも、難しいステップをこなしていても、テンポが音楽に合っていないとポイントは入りません。一番練習すべき点は、音楽に合わせて踊るということなんですね。私がいつも練習場で最初にやっている基礎練は、大将のストレッチが長すぎて暇だからというのもありますが、リズムに合わせて体を動かす練習です。チャチャ、サンバ、ルンバは最低2曲ずつ練習曲に合わせてその場で足踏みや腕振り。1曲3分くらいですので大したことないんですけど、これで体にリズムを巡らせます。パソは歩きます。ジャイブは走ります。音楽に合わせて。ピッタリに合わせるのって、意外と難しいんですよ。音楽に合わせて手拍子するのだって、ぴったりをキープし続けるのは結構大変ですから、足だともっと難しいんです。競技会の他の選手がごちゃごちゃいるフロアで、パートナーのこととか振付のこととか色々考えることがあると、余計に足のリズムはおろそかになりがちです。何考えてても足だけはリズムをキープできる練習が必要だなあと思いました。この基礎練が実践に活かせているかどうかは、ちょっと分からないんですけどね。
2023/12/09
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昨日、2ヶ月ぶりのコスモスクラブでした。講師は石原正幸・蘭羅先生です。先生方も海外にレッスンに行かれたりお忙しくて、しばらくレッスンが受けられなかったんです。明日は飛天で行われる増田大介&塚田真美組の現役引退披露晩餐会で踊られるそうで、髪型もバッチリ決めて来られました。最近のスタンダード競技の結果などを報告し、いつも低迷しているタンゴを見ていただいてアドバイスをお願いしたところ、気になるポイントは2つあるとのこと。そのうちの一つがポジションの問題でした。『男性がネガティブで、女性がスーパーポジティブになってます。』つまり男性の重心が後ろ気味で、女性がものすごく前に突っ込んでいるように見えるそうです。男性は土踏まずの上にただまっすぐ立っていてはダメなんですって。二人の踊りの共通の中心(コモン・センター)は、常に右足に立っている人の上にあるというスタンダードダンス全てに共通の大原則があるそうです。男性が右足に立ってれば男性の、女性が右足に立っていれば女性の足の上になるとのこと。ずっと男性が世界の中心じゃないんですね〜。知らんかった〜。先生と組んでいただくと右ボディがぐんと前に出てきて、迎え入れるというよりは迎えに来る感じでした。クローズホールドのコモン・センターは、男性の右足のつま先よりも前にあるそうです。先生のふくらはぎを触らせていただいたんですが、ものすごく使ってるのが分かりました。お腹が少しメタボ気味の男性は普通に立っててもお腹が前に出てますから楽かもしれないです。男女がボディコンタクトで支えあってるからバランスが取れてるんですね。正しい位置に立つと男性が強く見えますし、女性は安心してシェープ出来ます。男性の重心が後ろ気味にあると、女性は右ボディを追いかけようとするあまり前に行きすぎてシェープが崩れてしまいますし、女性が右足に立っている時は男性がその軸を崩さない努力が必要になります。男性が右ボディを出すと言っても頭まで前に出てはダメで、足から続く自然のしなりが頭頂部まで続く必要があるようです。お腹と頭で作るのではなく、スネの向きと頭の向きが連動するとのこと。ここら辺、ちょっと深すぎて私にはよく理解できなかったんですが、闇雲に頭だけ反ってもダメということはわかりました。 競技会の準備はOK?
2023/11/26
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スローフォックストロットのレッスンで何度かご指摘頂いているにもかかわらず、なかなか身につかないのがシェープ・チェンジです。遅すぎたり急すぎたりやりすぎたり、いろいろやらかして不協和音が見えてくるんですね。先日のレッスンでは、アーリー・シェープ・チェンジというのを習いました。文字通り早めのシェープ・チェンジです。誰が言ったか知りませんが、ダンスってどんな小技にも名前が付いているんですね。決めポーズとか必殺技じゃなくても、何か名前が付いてると意識に残りやすいからでしょうか。アーリー・シェープ・チェンジは、フェザーフィニッシュからリバースターンに入るところとか、チェンジ・オブ・ダイレクションでも使うそうです。どちらも急な方向転換ですね。急に曲がるときは曲がる前から準備しとくとスムーズにいけるということのようです。よく先生が言われる言葉に『ナチュラル』というのがあるんですが、これもナチュラルに見せるための小技です。急にカクっと曲がったり、スイングが途切れたりしないように。必要なのはボディコントロールが可能な基礎体力と、理想の形に近づいていくための反復練習でしょうね。 競技会の準備はOK?
2023/09/29
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約2ヶ月ぶりにコスモス・クラブのレッスン会がありました。講師は先日ギャラクシーマスターズのプロスタンダードでファイナルに入られた石原正幸・蘭羅先生です。YouTubuのライブ配信見て応援しながら自分たちは当然と思ってましたが、本人達は決勝入りできると思ってなかったそうです。さて、まずはララ先生にワルツを見ていただきました。骨盤、肋骨、フレームの若干絞りを伴った女性の立ち方で、アドバイスをいただきましたね。そういえば以前、三段絞りと習ったの、すっかり忘れてました。ところどころステップやアライメントで曖昧なところをきちっと輪郭を整えていただき、やっぱり車と同じでたまにはチューンアップしないと崩れてくるもんだなあと実感。長野の試合で茨城の久野先生に、もっと腕上げとくようにアドバイスいただいて、自分たちなりに気をつけていたつもりだったんですがまだまだということも分かりました。具体的にどの部分で下がりがちなのか、どのくらい上げとく必要があるのか分かってなかったんです。スタンディングスピンやライトランジで男性の左肘が下がっているとご指摘を受け、あとで家に帰ってビデオを見直してやっと分かりましたよ。このレッスン会のいいところは、ビデオ撮影OKなことです。習ったことをすべて記憶しておけないので、これを見直して何度も擦り込んみ、やっと身につく感じです。特に音声だけ別撮りしてるので、カメラから遠くで何かやってても内容は把握できます。左肘が下がってはいけないのは女性も同じ。疲れてくると男性の右腕に乗っかってあぐらをかきたくなりますが、左肘は上に死守する必要があります。男女で身長差があると、男性の左肘も下がり気味になりますが、これも見栄えが良くありません。『女性が万歳してもいいから上げとけ。』と久野先生もおっしゃってたそうです。今日は昼にこちらも2ヶ月ぶりですが、母と外食しました。ファミレスですが母はすごく喜んでいて、帰りにスーパーでお菓子買いまくってましたね。母の痛くて上がらなかった左腕は、リハビリ効果なのか上がるようになってました。腕って意外と重いんですよね。ずっと上げてるのは大変ですけど、社交ダンス競技の場合、長くても2分程度ですからがんばって上げときましょう。 競技会の準備はOK?
2023/09/23
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競技会形式の踊り込み練習会に参加しました。今年何度かプロ主催の練習会は参加させていただいてましたが、アマ主催のは去年の夏以来かもしれません。連絡をもらっていた大将が『5時から貸切』というので、その時間から人が集まってきて踊り込みが始まるのは6時くらいかなと勝手に思って5時過ぎに行ったら、会場からはもう大きな声援が飛んでいて踊り込みが始まっていました。参加費は一人2000円です。ゲストとして北海道からJBDFの大西プロがレクチャーに来てくださるというので楽しみにしていました。まだ風邪が治っていなかったのでマスクして、2週間ぶりに踊ったんですが、息が苦しいのなんの。やっぱりマスクして踊るのって苦しいですね。一曲踊って息も絶え絶えでした。大学生が多く参加されていて、マスクしてたのは私と数人のシニアくらいで、ほとんどの若いみなさんはノーマスクでした。4ヒートに分かれて踊ってましたのでかなりの熱気です。レクチャーではスローフォックストロットがテーマでした。こういった講義を受けるたびにやっぱりベーシックをきちんと抑えるのって必要だなと思うんです。まずフェザーステップに関しての問題です。1 回転はありますか2 CBMはありますか。正解は、CBMはあって回転はないでした。みなさんは分かりましたか?私は2つとも不正解でした。次にスリーフォーラウェイ。これなんでそういう名前かずいぶん前にブログで書きましたので一応覚えていましたが、先生方のステップの数え方が123456, 123456で、そこで区切るのかと思いました。1回目と3回目のフォーラウェイは男性のみ回転、2回目は女性が回転で、2回目だけポジションがカウンターフォーラウェイポジションになります。きちんと正しいステップと回転量を守って踊るとうまくいくもんです。実は私たちの競技ルーチンにも入ってるんですが、ほとんど全部トウで踊るのをなんかテキトーにヒールついてる箇所があって、ご指摘があってああそうだっけと思いましたよ。最後はホバークロスでした。ホバークロス踊ったの久しぶりだったんで、フットワークが変になってましたね。足をクロスした時、女性はちょっとのけぞるエクステンションを見せるそうなんですが、私はPPに開いてました。なんか違うことやってたみたい。レクチャーの後も踊り込みは続いたんですが、もうラテン・スタンダード1ラウンド踊っただけでバテバテだったのでお先に失礼しました。あんまり咳してみんなにうつしたら悪いですしね。参加するのやめようかとも言ってたんですが、ちょっとだけでも顔を出せて良かったです。どうもありがとうございました。 競技会の準備はOK?
2023/08/26
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指導員研修会のテーマは『ダンスにおける体幹と体内の揺らぎについて』でした。後半は揺らぎについての講義です。スタンダードで揺らぎを作り出すのは、ローテーションとスウェイのコンビネーションであるということで、まずはローテーションについて。講師は引き続きPDの高橋一昌・由紀子組です。ローテーションとはそもそもどこを回すことなんでしょう。1 ショルダー2 ヒップこの2つだそうです。1の注意点は、ヒップを動かさないこと。ショルダーにつられてヒップも回ってしまうのはローテーションではなくターンだそうです。2は必ずヒップと同じだけ足先も回すこと。そうしないと膝などの関節を痛める原因になるとこのこと。スタンダードダンスの中でローテーションが起こるのは、ポジションが変わる時とターンを始める時の2つだそうです。ポジション変化の一例としてクローズからPPの動きを取り上げました。WDSFの教科書によると、PPは足先45度 (X 2)、ヒップ30度 (X 2)、ショルダー0度の開きになるとのことですが、右回りでは女性のヒップローテーションが起こり、男性はヒップは動かないでショルダーローテーションのみになります。逆に左回りの時は女性はヒップを回転せず男性がヒップローテーションします。ホールドを動かさないために、PPになるときヒップも回さないように首だけ回す意識してましたけど、ヒップは回っていいんですね。むしろ回らないといけないようです。次にスウェイの話です。1 テクニカルスウェイ2 コスメティックスウェイ3 リリーシングスウェイこの3種類です。1は全身で傾く動きで、サイドリーディングやランニングウィーブなど横に動くときだけ発生します。ワルツには多い動きですが、スローフォックストロットではほとんどありません。2はショルダーラインのみで行うスウェイで、腰も頭も動きません。スローフォックストロットで多く使われます。ワルツのナチュラルターンの2歩目はテクニカルスウェイで3歩目はコスメティックスウェイなんだそうですよ。へ〜。3は上半身のみで行うスウェイで、オーバースウェイがそれです。最後に実演ということでワルツとスローフォックストロットを踊っていただきました。きちんとテクニックも備わったダイナミックなムーブメントで素晴らしかったです。年に一度の講習会なんてめんどくさいなと思ってたんですけど、2000円でこんなに濃い内容の講義が受けられるのはお得だと思います。とても有意義な講習会でした。懐かしい競技仲間にもお会いできたし。お世話して下さった県連盟の皆さん、どうもありがとうございました。今日も元気だ!ビールが旨い
2023/08/14
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昨年夏にJDSFの試験を受けて指導員になったものの、誰も指導しないまま1年が経ちました。この先も誰かを指導することがあるのか微妙なんですが、指導員になると年に一度以上、指導員研修を受講する義務があるそうで、今年初めて参加してきたんです。会場は茨城県ひたちなか市のワークプラザ勝田。茨城県は指導員資格を持つ人が200名くらいおられるそうで、7月末に茨城で開催された第1回目には130名の参加があり、今回は70名くらいとのこと。各県で年に何度か開催されるので、都合のいい時に最寄りの場所を選んで参加できます。練習着に着替えて約2時間の講習を受けました。去年までは机に座っての講義もあったそうなんですが、今年は実技のみです。講師は埼玉PD所属の高橋一昌・由紀子組。全日本マスターズ福井のシニア I スタンダードで優勝された選手だそうです。テーマは『ダンスにおける体幹と体内の揺らぎについて』でした。先生方はJBDFのプロからPDへ7年前に転向されたそうで、JBDF競技選手時代のエピソードをお話しくださいました。ゴッゾーリの踊りに感銘を受けて、見よう見まねでコピーし競技に出た時の失敗談です。正しいテクニックを学ぶことが大切という教訓を得られたとか。私たちも初心者の頃、早く上手くなりたくて当時チャンピオンだったブライアンの踊りをコピーしたことがあったっけなあと懐かしく思い出しました。さて、まず体幹の話。スタンダードは両足の間の中間バランスで立てる必要があるので、上体のバランスを保つために体幹は非常に重要とのことでした。どちらか片足の上に重心を完全に乗せる方が上体を保つのは簡単のようです。会場の皆さんはしっかりした体幹をお持ちの方々でしたので、前後に大きく脚を開いた状態でバランスを保つことは難なくクリア。ホールドについての詳しい説明は、これまでいろんな先生方に聞いた断片をつなぐような、とても参考になるものでした。昔は男女で半身ずれて、相手におへそを向けるホールドだったのが、今はトップの開きをより大きく見せるために接触部分は体の1/3程度になっているそうです。おへそも相手には向けないで、身体もひねらず、男性は進行方向に真っ直ぐ右の骨盤を向けて、左の腰は女性のシェープに合わせて若干上がるとのこと。男性の左手は女性がシェープを作った時の目の高さ。身長差があるカップルや、女性が大きくシェープを作る場合、左手はそれに合わせて低くなりますが、手は肘の高さより下にはならないので、その場合は膝とか股関節で調整する必要があるようです。男性の右手は女性の左肩甲骨を包む感じで、指先は下を向けないこと。大きなトップラインを作るために、先生は右手を女性の肩から出るスレスレに構えるとおっしゃってました。女性は上半身だけ少し左へアイソレーションして、おへそは男性に向けません。女性の右手はカーブを作ること、男性の左ひじはシャープに角度をつけること。どの程度シェープするかは女性の柔軟性とか筋力に因るみたいですが、ホールドした時女性は少し右腰を上げること、左手は最後に乗せることは共通のようです。先生たちが回ってカップルそれぞれのホールドをチェックしてくださったんです。大将が由紀子先生とホールドすると、動いてないのになんかすごく踊れそうなカップルに見えて感動しました。女性のシェープによって、見栄えがずいぶん変わるんですね。私にできるかなあ。このあと休憩を挟んで第2のテーマ揺らぎの講義に移ります。少し長くなりそうですので続きはまた明日。お楽しみに。 競技会の準備はOK?
2023/08/13
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スタンダードは男女がピッタリくっついたまま離れないで踊るので、コネクションは常に何かしらあると思うんです。ラテンもベーシックでは繋いだ手がコネクションになりますが、競技会でのラテンダンスは男女が離れて踊る振り付けが多く見られます。二人並んで同じ振り付けでシンクロしたり、向かい合った状態で距離を置いてみたり、時には背中を向けてみたり。接触による直接的なコネクションがない時、どうやって相手と踊りで会話するか、なかなか難しい課題ですよね。2ヶ月ほど前のレッスンでルンバを見ていただいたとき、先生に言われたんです。『床を伝って波動を伝えなさい。』上手な選手の踊りを間近で見ると、衝撃波みたいなものをバンバン感じます。このブログの一番最初に書いたスロベニアの選手との練習会の話。同じフロアで踊っていても、スロベニアの選手の踊りはボディから発するエネルギーが物凄くて、5メートル以内に近づけない感じでした。ユーリ&ヤグダはその後ブラックプールのアマ・チャンピオンになり、プロに転向してWDCラテンのファイナリストとして活躍しましたね。何度かレッスンも受けさせてもらったり、ドレスを譲ってもらったりしましたが、パートナーのヤグダは欧米人にしては小柄で体格はほぼ私と同じくらいだったんです。衝撃波みたいなものを生み出すのは体格とは関係ないということなんですよ。床に与える波動が全方向に伝播してくるんです。例えばクカラチャのヒップムーブメントも、ただユラユラと腰を動かすのではなく、骨を伝って床にズーンと乗るとそこから発生した波動が床からも空気からも伝わってきます。自分も出来てないので偉そうなことは言えないんですが、先生のおっしゃっていた『床を伝って波動を伝える』という意味は理解しました。コツは、山本英美先生がグループレッスンでおっしゃっていた『集める』ことだと思います。まだまだ修行の日々は続く…。
2023/07/26
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月に一度のコスモス・クラブの日でした。石原正幸・らら先生を茨城にお呼びしての個人レッスン会、コロナ禍でも細々と続けてきましたが、DCBの常連メンバーが少しずつ復活し始め、ジュニアの選手も加わって活気が戻ってきた感じです。競技会やパーティなどの他に、この時期特有のお祭りやお盆の行事などで選手の入れ替わりはありますが、先生もお忙しい中時間を作ってくださって大変ありがたく思っています。今日は少しだけ練習したスローフォクストロットを見ていただきました。細かいテクニックなどまだまだ突っ込みどころ満載の私たちですが、一番の問題はポジションとのことでした。先週、練習会でご指摘いただいた点と同じで、二人の相対位置が踊ってる間にズレまくるんですね。先生は、男性の立ち位置に対して女性の頭の位置は斜め45度とおっしゃいました。その位置を、どう動いても崩さないように踊るのがハイスコアの一番の近道だとのこと。そして、ずっと女性がその位置に居られるようにするのは男性の役目だそうです。女性は斜め45度をキープするだけで結構大変な仕事だと思います。いつもスタンダードの練習のあと特に左側に強烈なコリが来ますから、楽じゃないことは明らかです。きつい体勢でもニコニコしてないといけないしね。私たちのような身長差のあるカップルはもっと横に見せたほうがいいという先週のアドバイスも納得できましたが、二人の相対位置が踊ってる間にずれてしまうのはそれ以前の問題で、女性が勝手に突っ込んでくるとか、男性が必要以上に体をくねらせるとか、まずはもっとスタンダードらしく落ち着けということみたいです。キャッチボールするとき、ボールの衝撃を吸収するためにキャッチする瞬間少しボールの進行方向に合わせてグラブを動かしますね。それと似た感覚で、ホールドのときトップを開いてくる女性の収まりどころを右手でサクっと決めてあげてキャッチしたら、それを維持するのは男性の仕事だそうです。男性の右ボディからカメハメ波出すらしいんですが、いつも女性の居場所をそのビームで示し続けてあげることで相関関係を崩さずに踊れるのだとか。なんだか男性はとっても大変そうですけど、女性を置いてけぼりにして自分だけ動いてしまったり、無理に動かそうとして女性の立ち位置を奪ったりなんていうのは、もっと修行が必要ということなんでしょう。 競技会の準備はOK?
2023/07/15
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各県持ち回りで毎年開催される、JBDF関東甲信越の県別対抗戦に向けた合同強化練習会の続きです。県別対抗戦は、ラテン・スタンダードそれぞれ3組ずつの6組でチームを作り、ラテンはジャイブ以外の4種目、スタンダードはヴェニーズワルツ以外の4種目を踊り総合得点で競います。去年は茨城県開催で3チーム出場しました。今年は千葉県主催で茨城県からは2チーム出場し、私たちはラテン・スタンダード両方を担当する予定になっています。スタンダード4種目踊り込みの後、休憩を挟んでラテンの自由練習時間になりました。横尾先生たちにはスタンダードをメインにされているプロ競技選手ですが、ラテンの方もなかなかの腕前です。チャチャを踊っているところで私たちの踊りを見て下さって、もっと軽く踊った方が見てて心地よいというアドバイスを頂きました。スタンダード系の審判がラテンの審判をされることも多いです。こう言ったスタンダードがメインの選手がラテンのどの辺を注目されるのか気になっていたので、このご指摘はなるほどと思いました。リズムに対する全体的な印象も重要ですからね。屋宜(やぎ)先生からはパソドブレについてのご指摘をいただきました。リーダーの踊りがときどき素に戻っているとのこと。いいシェープしてるのに、素に戻っている所をたまたま審判に見られると、残念な結果になる可能性があるので、常に空間の意識とテンションを切らないように。それから視線が下になりすぎなので鎖骨のあたりに目があると思って、そこで相手を見なさいと言われました。スタンダードの時もそうでしたが、本当に的を得たご指摘だなあと感心しましたよ。堀内由紀先生からは、女性が回転して男性の腕にスポッと収まるテクニックを懇切丁寧に分解してご指導いただきました。今までテキトーにグルグル回転して収りどころが悪かったので、ラテンのテクニックの真髄を見た気がしましたね。JBDFの現役A級選手だったころから由紀先生の踊りは知っていて、足元の美しさやボディの使い方などなんとか真似できないものかと思っていたんです。女性の回転は自分の腕に巻き付いた後継続して足を出していくと男性がリードしてくれるから、もっと男性にリードさせなさいと言われました。全くおっしゃる通りです。ラテンの踊り込みの後、練習会が終わってからも質問のある人はどうぞと言っていただいたので、私たちは最後まで居座って上村宏之&堀内由紀先生たちから上半身の使い方についてご教示いただきました。上半身をクロスに使うイメージ、両手両足頭の位置を決めて、均等なテンションで立ち、その中でボディをクロスに伸ばしていくんです。上村先生は昔から声が大きくて、いつもポジティブな言葉を投げかけてくださるんですよ。先生たちが主催された練習会に10年以上前、何度か参加させていただいたんですが、その時もすごくメンタル的に救われたんです。出来ないことをいくつも考えてはいけない、できることをもっと伸ばしていくと全ての欠点は影をひそめるからと今回もエールを送っていただきました。大丈夫、まだまだもっと上手くなるよなんて、なかなか言ってもらえないですから嬉しかったですね。こんなに内容の濃いフリーレッスンをいくつも受けられて、本当にラッキーだったと思いました。 競技会の準備はOK?
2023/07/10
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来月開催されるJBDF関東甲信越の県別対抗戦に向けた練習会に参加してきました。第47回東日本県別対抗アマチュア競技ダンス千葉県大会です。参加したのは茨城県代表選手と茨城県登録選手の有志数組。場所はヒロウエムラダンススタジオの守谷教室でした。茨城県ボールルームダンス連盟の新会長に就任された宮崎真人先生、屋宜正直先生、横尾篤嗣&美由紀先生、そして会場となった教室のオーナー上村宏之&堀内由紀先生が指導と踊り込みに参加してくださいます。ウォーミングアップで軽くスタンダード4種目(ヴェニーズ以外)を踊りましょうと言って始まった練習会。1曲1分40秒とちょっと長めで連続4曲だったんです。私たちは前期スタンダードの試合に全く出ていなかったので、連続4曲踊るのは久しぶり。練習不足もあり酷い出来で、こんなので代表でいいんですかみたいな状況でした。続けてラテンは少し音楽短めで4曲連続で踊り、体も温まったというより、ウォーミングアップの域をこえて既に汗だくです。この後、スタンダードの曲を3曲ずつ流して自由練習になり、先生方が回ってきてアドバイスをくださるというなんとも贅沢な時間になりました。質問してもいいし、踊りを見て気になった点を言っていただいてもいいという、ワンポイントアドバイスというよりワンレッスンずつみたいな感じです。横尾先生たちに質問したのは、会場によってサイズの違うフロアにどう対応されているかということでした。フィガーを追加したり減らしたりというよりは、リーダーが少しずつ大きさや向きを調整して行ってフロアサイズに合わせていくとおっしゃってましたね。女性は空間を絶対座標で認識しないで、死守するのはリーダーとの相対関係のみ、つまりリーダを信じてフォローに徹するということだそうです。先生たちに組んでいただいて、私のポジションをもっと左にと言われました。絶対男性にくっついていようと思うと踊りが硬くなるので、それより男性の右に大きく空間を保ってポジションをキープすることが重要とのこと。石原先生にはコネクションを1ミリもずらすなと言われましたけれども、それよりも二人のトップの開きを意識した方が、側からみて確かに綺麗でしょうね。屋宜(やぎ)先生からもポジションについてのご指摘をいただきました。身長差のある私たちのようなカップルは、上への広がりよりも横への広がりを見せた方が女性が隠れなくて済むとのこと。リーダーは右手は動かさない、左手を動かせば女性は反応してシェープを作ってくれると言われました。これ、すごい目から鱗だったので、大将はこの後ずっと右手固定、左手可動の練習をしてましたね。右手も一緒に動かすと、女性を巻き込んでしまうんですね。これらのポイントを胸に、4種目を2ヒートに分かれて踊り込みしました。ウォームアップの時と比べると、ずいぶん良くなった気がします。宮崎会長からは、審判の視点というお話を頂きました。選手のいい点で目に付く箇所は各審判それぞれによって違うけれども、悪いところはどの審判も共通して目につくものだそうです。ベーシックルーチンの前進後退が正しく出来ていないとか、そう言った基本的なところでポイントを落とさないようにとのご指摘、大変ありがたいと思いました。長くなりそうですので、ラテンに関してはまた明日。どうぞお楽しみに。競技会情報はこちらから
2023/07/09
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怪我をするとしばらく踊れなくなるし、下手をすると選手生命が終わる可能性もあります。年を重ねてくると、だんだん臆病になってくるんですね。たまにダンス始めた頃のビデオを目にしたりすると、下手だけど思いっきりのいい踊りをしていたことに気付かされます。今日ルンバのレッスンで先生にご指摘いただいたのは、自分の身体能力をもっと信じて、相手のことをもっと信じて可動域ギリギリまで身体を使えと言うことでした。私たちはシャドー練習することが多いので、二人で作るギリギリのバランスを磨いてきていないんです。いつも一人でも踊れる踊りしかしていないんですね。常に自分のバランスで立っているので、突然手を離されても倒れることはありません。ただ自分が観客だとすると、確かに物足りない感はあるかもしれないと思っていました。そこらへんがパーティダンスと競技ダンスの違いかもしれないですね。気持ちよくもうひと伸びして欲しいところが寸止めになっていると、無難で悪くないけど面白さに欠ける、みたいな。ダンスというより体操みたいになってしまうんです。フロアサイドから見ていて目がいく選手は、動きの幅が大きかったり、スピードの変化が大きかったり、リズムを小気味よく刻んでいたりするものです。動きの幅は二人で作る方が、伸縮幅も形の変化量もいろんなバリエーションが考えられます。音に合ってないと何やっても意味がないんですが、音の中でどれだけ変化が見せられるかっていうのも、自分で勝手に限界を決めないでギリギリ狙ってチャレンジしていくのも面白いなと思いました。
2023/07/08
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