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まんが パレスチナ問題 (講談社現代新書) [ 山井 教雄 ]
どういうことだと思い、三省堂国語辞典で「漫画」を引いたら「②批評をふくむ、おもしろい絵。カリカチュア。」とありこれのことのようだ。
期待していた漫画ではなかったが、イラストがあるので文は少なめで語り口も口語調なので(世界史初心者にとっては比較的)読みやすかった。
この前参考書を読んでなんとなく世界史の流れを掴んだような気でいたが、知らなかった動きがわんさか出てきて面白い。
人類の起源から近現代まで書かれている世界史の参考書を読むよりも、各国史など焦点を絞ったものを読んだ方が詳しい流れがわかって面白いのかもしれない。
近代になって「国際世論」という記述が多く見られるようになった。
意外にも国際世論の影響力は強いようで、大国も無視できないほどの力があるらしい。
われわれのような一市民でも、各々が状況を理解して声を上げれば解決できることがあるかもしれない。
選挙に行って政治に参加しよう、というのもたぶんそういうことなのだろう。
恥ずかしながらどうせ自分一人が行かなくても結果は変わらないと思って行っていなかった。
たかが1票。
だが僕のような気持ちで参加していなかった人たちが1票ずつ投じれば結果は変わるかもしれない。
今度からは選挙に行こうと思った。
(面倒臭いのでネット投票可にしてほしい。マイナンバーでなんとかならんのか)
ユダヤ人の少年とパレスチナ人の少年とエルサレムの猫が語るように教えてくれる形なのだが、それぞれの視点での意見があってよい。それだけでなく、エピローグで急に に物語性が出てきてこれがなかなかグッときた。
続編もあるようなので近々読む。
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