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2023/04/13
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カテゴリ: 日記
2023/03/13その2
引き続き相生座ロキシー

ヴィム・ヴェンダース監督「 まわり道 」(1975)観る


【中古】 まわり道/ヴィム・ヴェンダース,ペーター・ハントケ,ゲーテ,ユルゲン・クニーバー,リュディガー・フォーグラー,ハンナ・シグラ,ナスターシャ・キンスキー 【中古】afb
これはほんとに超久しぶりの再会。
名古屋で、留学前にスクリーンで観て以来。
都会のアリスもこれも、前よりも何倍もおもしろかった。
ペーター・ハントケ版「ウィルヘルムマイスターの修行時代」
昔はゲーテの原作も読んでなかったしドイツ語も知らなかったし…
そりゃ今の方がおもしろいに決まってる
スランプの青年小説家が旅に出て道中いろんな人物と出会い道連れになって…、とゆーロードムービー。

ナスターシャ・キンスキーのミニヨンはかなりゲーテの原作に忠実だ。喋らないし、大道芸人だし…ナスターシャはこのとき13歳だから年齢的にもゲーテに忠実。おれはナスターシャのミニヨンを知って以来、ミニヨンのイメージはナスターシャになってしまっている。ナスターシャを見出してミニヨンに抜擢したヴェンダース凄すぎ。この作品のナスターシャはやばいくらい魅力的。



テレーゼ(この作品ではテレサ)がハンナ・シグラってのはまあ順当な感じか…。
ラエルテスを元ナチスの将校って設定にしてるのがすごいなー。
ハンス・クリスティアン・ブレッヒ最高。
リューディガー・フォーグラーがけっこうちゃんとウィルヘルム感があってすばらし。

ハンナシグラとペーター・カーンが出てると、なんとなくファスビンダーやダニエル・シュミットの感じが作品内に流れ込んでいるみたいだ。この作品のペーター・カーンはホントに出色だと思う。彼にはどこか19世紀的な風情があるんだよな。これこそまさに詩人!
原作は教養小説・ビルドゥングスロマンの古典なわけだが、
この作品のヴィルヘルムは際立った成長を見せるわけではない。それなりに内的成長はあるだろうけれど、結局のところモラトリアム。まあ仕方ないから、やっていきましょうかとゆー感じかな…現代を舞台にするとどうしたってそうなっちゃうだろう。
でもゲーテの原作だって、
実はそれほど劇的な成長をとげるわけでもない。
青年ってのはいつの時代でもそんなものかもしれない。
ただ、現代はより複雑で病的でモラトリアムだとゆーこと。
冷戦期で東西分裂で、ナチスの時代からそれほど時間が経過していなかった1970.年代後の西ドイツは尚更だっただろう。

これを観ると「​ ゴールキーパーの不安 ​」もう一度観たくなる。
ハントケ節。

昼メシ野菜パスタ。麺70g




夕メシ、普通のおうちカレー


コラールに没頭。偶然そうなってる現状。


「必殺仕掛人」#24「士農工商大仕掛け」録画で観る。
深作欣二監督回。軽快で楽しい回。野川由美子さん中心。
野川さん超最高。








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Last updated  2023/04/21 05:54:33 AM


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