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かとう あきら

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2023/04/22
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カテゴリ: 日記
2023/03/23その1
今日は映画3本ハシゴ敢行。
ひょえ~。
本当はこーゆーことやりたくないけど、上映期間のことがあったりしてやむを得ず^^;
1本目
相生座ロキシー
マッティ・ゲショネック監督
ヒトラーのための虐殺会議 」(2022)
観る。観てよかった。刺激的。


原題は「ヴァンゼー会議(Die Wannseekonferenz)」例によって邦題のセンスのないこと…(-_-;)
おれはシンプルに「ヴァンゼー会議」で十分とおれは思う。

極めてお役所的な会議で、とんでも極悪非道なことがごくふつーに話し合われていることが怖い。このギャップがすごい。もちろん平時の会議とは全然違うだろうが、これにはさすがに唖然とさせられる。
ドイツ的合理性で徹底的に話し合われる「最終解決」
圧巻の会議映画。
恐ろしい作品だ

ドイツで使われる in ordnung
とゆー言葉を思ったりさせられた…おれだってよく使ってたくらいごくふつーの日常語。
考えさせられる…

こーゆー会議の中でも省庁などの縄張り争いを忘れないのがめっちゃお役所的だ。軍人と役人との対立も。
この会議にはヒトラーは出席していない。不在のヒトラーの圧倒的存在感。まさにこれがドイツを中心にヨーロッパ全体を覆っていた時代。ヨーロッパ中が命がけでヒトラーに忖度していた…

当時は収容所がどこも満杯で「うちはもう限界。受け入れられない」みたいに収容所同士で収容者の押し付けあいみたいになっていた。それがアウシュヴィッツやテレジエンシュタットにつながり、銃殺はきりがないので毒殺に切り替え、それならガス室。とゆー流れがこれを観ると寒気がするほどすごくよくわかる。
鉄道からガス室・焼却炉まで行程は恐ろしいほど合理的なシステムだ。
銃殺したり死体の処理をするドイツ兵たちの精神的負担について細かく話し合われるのに、ユダヤ人生命についてはもちろん全く考慮されない。むー。
ユダヤ人の熟練工は残して欲しいみたいな提案も出たりするが、あまり熱は入らず議論は深まらない。

この作品のアイヒマンは超優秀な役人として描かれてる。たぶん間違いなくその通りだったんだろう。ハイドリヒも然り。
それが怖い





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Last updated  2023/04/25 09:09:53 PM


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