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2006.01.05

ちゃんと見てるぞ！

テーマ：今日の一言(1635)

カテゴリ：日常

後味の悪い光景を目撃しました。

そのとき、私はとあるお店の奥にいました。
奥といっても、お店には大きなショーウィンドウがあったので、
外の様子はよく見えました。

お店の前は、横断歩道があり、数人が信号待ちをしていました。
そのとき、初老の男性のジャンバーのポケットから財布が落ちました。
財布は５，６秒ほどは、道の上に落ちていましたが、
財布の持ち主の後ろで信号待ちをしていた、多分３０代の男が、
何食わぬ顔で財布を拾い、
ちょうどそのとき、歩行者信号が青になってみなが横断歩道を渡り始めたので、
その男は、歩きながら財布を自分のズボンのポケットにしまいました。

この間、２０秒ほどだったかもしれません。

私が駆けつけて、財布を落とした初老の方に「落ちましたよ」と
行ってあげたかったのですが、
そのときちょうど、店員が私の質問に答えてくれていたこと、
そして、最初に話したように、私のいた位地がお店の一番奥で、
お店から出て行くのに数秒を要するような状況だったので、
助けに行きそびれました。

このことは、今でも悔やんでいます。
要するに、私にも勇気が足りなかったのかもしれません。

せめて、落ちた財布を拾得した男が、
財布の中の現金だけ着服して、カードや身分証明書を
悪用しないことを祈ります。

それにしても、この財布を拾得した男、
本人が私のブログを読むという可能性はほとんどないと思いますが、
敢えてここで言わせてもらいます。

あなたは、良心が痛みませんか？

痛まないにしても、「誰も見てないだろう」と思っていても、
こうやって目撃者はいますし、
悪いことは、誰にも気づかれずにはやってのけることができないのだから、
「うまくやった」と、得意にならないでくださいね。