Rは気ままに生きていく

川本真琴

川本真琴(かわもとまこと)

川本真琴は、高校生のとき、好きだなぁ、って思ってた。
中3の冬に 「1/2」 (「にぶんのいち」と読みます。「いちがつふつか」じゃないよ、念のため)が流行ってた。
高校生になってから、アルバムを買った。
すっげぇ名曲がいっぱいあった。
この人はすごいんだと思った。
この人の歌詞の世界は、どこかはかなく、どこか哀しい。
十代の半ばから終わりにかけての煌きみたいのが散りばめられている・・・。

高校時代は一時期、ヘビーローテーション。
今は亡きウォークマン用にカセットを編集して
爆音で聴いていた。

それだけでテンションは高く、高校時代は、ちょっぴり楽しくなった。

今はメジャーから退き、個人的にライブ(っていうかリサイタル?)をしてるらしい。


「十代のすみっこ君と一緒に、ずっと引っかかってたいと思ってた
 あの時、あの曲がり角 二人戻れたならいいね
 だから、タイムマシーンがいつかできたら、もう1ッコのふたりに会いたい
 あなたとあたしはいったい 何処に向かう途中だったんだろう」
(「タイムマシーン」より)


好きな曲BEST10♪
順位 タイトル コメント
1位 タイムマシーン はじめて聴いたときは鳥肌が立った。この歌詞スゴイです。これを歌いこなすのもスゴイです。カラオケで歌うとみんな冷めちゃうので、歌わないけど・・・。 高校時代は、帰り道、歌いながら帰ってたなぁ・・・。
2位 やきそばパン 「ひとりぼっちで屋上~、やぁきそばパンを食べたぁい♪」 って熱唱してました。
このシチュエーションって、ありそうで、無くて、でも憧れちゃうシチュエーションです。
私の憧れた高校生活の縮小版みたいのが、この歌にはあって、こんな世界がどこかに待ってると思ってました。 でも現実にあったのは 「だけど窓際特別なの チョークがキラキラ舞って」 っていうシチュエーションぐらい・・。
3位 高校2年の春にスマッシュヒット。憧れてた先輩が卒業しちゃって物悲しい春に聴きました。やっぱ憧れたシチュエーションがここにある・・・。
「桜になりたい」 って意味不明な言葉が川本真琴らしい(笑)。時間系列とかメチャクチャな彼女の描く世界 (この歌に限れば、卒業式なんだか、授業抜け出すんだか、実は回想なのかわからない) に私は虜なのでありました。
4位 愛の才能 売れてしばらくしてから知った彼女のデビュー曲。奇才・岡村靖幸プロデュース。その世界は私の憧れる「ちょっと大人な世界」。 『イケナイことでも 経験したいの 体で悟りたい 窒息しそうな スリルな瞬間 感じたいの もっと そっと 誰よりそばにいて このままちょっとだけ Kiss!』 まさに私の経験したかった世界・・・・。
5位 1/2 これが一番、一般的に知られてる?赤と白のボーダーで何故だか屋根の上で歌ってるPV。 「ノストラダムスが予言した通り この星が爆発する日は」 来なかったけれど、私の中では消えない曲。サビよりAメロBメロの歌詞のほうがいい。
6位 ドーナッツリング 「桜」のカップリングなので知名度はイマイチかも。でも名曲なのだ。すべてはつながっているんだという川本真琴の主観の詩なんだけど、どこかメッセージ性もある。高校生に聴かせてはいけない(笑) 『初めて他人の腕に 抱きしめられて泣いた そっかこんなふうに 泣けばよかったんだ』 このフレーズで私が泣いてしまった。(/_;)
7位 ピカピカ 私的に川本真琴の最後に聴いたシングル。これ以降は聴いていない。私が大学生になったからなんだろうか?だんだん擦れていく私には 彼女の魔法 が効かなくなったのかも。 「ピカピカ」 って唱えても強い体は手に入らないのかなぁ・・・。
8位 ひまわり 数少ない女の子っぽい歌詞。情景はやっぱり十代っぽさを感じさせてくれる。歌詞にもある 「くすぐったさ」 はひまわりだけでなく、あの頃のすべてがくすぐったいんだと思う。
9位 DNA 2ndシングル。初々しい楽しい十代って感じがする。 『だってなんか愛してる だんだんなんだか愛してるだから何でも愛してるだいっキライなのに愛してる・・・』 これはわかるけど、十代の私は 『愛』 なんてなかった。 「幻想」じみた「恋」 だった。
10位 LOVE&LUNA 「DNA」のカップリング。実はDNAと世界は同じで主人公が違う設定。 『どこにも行けずにボンネットの上 タバコをふかして初めてキスした 世界が ふっと 止まった…』 (DNAより)と 『ボンネットで キスなんかしてるカップル すれちがって 昼間の 明かり抜け出したら ケッコンしよう』 って歌詞がそれを表してるんですけど・・・、これに気づいたときは私は感動してしまいました。彼女の世界はスゴイ、それしか言えない。


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