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カラーヒヨコ


私は 動物が好きです
いえ、すっご~く動物が好きです
苦手なのは 足のいっぱいある昆虫のみ・・・
だと思います
ヘビだって、持てるし!
カマキリだって 大丈夫!!!

で、私の通っていた小学校の校門の前には
様々な人たちが「待ち伏せ」していました
ヒヨコ売りのおじさんも その一人です

彼ら・・・ 見たこともない色とりどりのヒヨコ
→( そう、後になってヒヨコは全てオスだという事に気付く子供たち)
色別の箱に入れられたヒヨコ
ピンク、グリーン、ブルー
今まで 見たこともない カラフルな色付のヒヨコ

スプレーで色づけされた黄色いヒヨコ達
しかし!
これを初めて見たとき 私は
すっご~い 青いヒヨコだぁ~
ピンクのヒヨコっているんだぁ・・・
グリーンのヒヨコって 見たことなぁ~い!
って、それは 小さな子供には新鮮な驚きでした
な~んて 可愛いんでしょう!!!って
私は、じ~~~っと見入っていました
友達と一緒に・・・ 
きっと 長い長い時間 見入っていたんじゃないかと思います

本当に 私は 動物が好きだったんです
とっても とっても 欲しかったんだけど
社宅に住んでいたし
いつもは 学校にお金を持って行っていなかったので
買うことは、できなかったんです

そのうち 友達が買うわって言うのを
とても 羨ましく思って・・・
だって
その友人だって 借家に住んでいて
え~ヒヨコ飼えるのかな?って思ってたんだけど
彼女は、結局ヒヨコを 買って帰りました

彼女はヒヨコを段ボール箱の中に入れて飼いはじめました
借家住まいだったので 段ボール箱を家の外に置いて・・・
ピンク色をしていた彼女のヒヨコは
いつのまにか 白くなっていって
どんどんニワトリに変わっていきます 
えっ!
白い普通のニワトリ???

子供は この時点でやっと 気付くんですね
ピンクのニワトリになるんじゃないんだ!
チェッ!!!
(ってなにが チェッ!なんだか わかんないけど・・・)

彼女の場合 外で野放し状態で飼っていたわけで
今、思うとよく 野犬とか野良猫に食べられなかったな、と思うけど
とにかく、ヒヨコは普通のニワトリになり、
朝早くから うるさく鳴くようになりました

小学校に ニワトリ小屋がありましたが 
この時期貰って欲しいという人が大勢いて 学校は断っていました
ヒヨコ売りの おじさんから ヒヨコを買った子は
いっぱいいましたが 
大きくなったニワトリをもてあましていました
私の友達は、というと
あのヒヨコを 繋いで飼っていましたが
ある台風の日に 離れて 何処かに行ってしまったと
言っていました

それ以来近所で ニワトリに遭遇していません
私も、少し賢くなり 二度目に見た時は もう、冷めていて
しかし、動物好きゆえ 悲しい目で カラーヒヨコの行く末を
案じておりました

あれ以来 近所で、色つきのヒヨコを飼う人もなく
現在に至っていますが 
「カラーヒヨコ」
動物保護団体の目を盗んで どこかで 商売しているのかしら?
いやいや、あれは 一昔前の 子供騙しだったんだろうなぁ・・・と 思う
今日この頃なのです



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