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アラブとパンは切っても切れない関係。食卓に上らない日はありません。例えライスを使った料理であってもパンは食卓に出てきます。
今日はヨルダンのパン屋さんのご紹介。アンマンでは24時間営業のベーカリーも多いです。パンの種類もさまざま。一般的に食べられているのは、下の写真の手前にたくさん並べてあるような、いわゆる”ピタパン”。オールマイティのパンで、何にでも合います。中東で一般的なホンムス(ゆでたひよこ豆に、にんにくやオリーブオイル、レモンなどをたっぷり加えてペースト状にしたもの)などをべったり付けて食べるのが最高!!
友達によるとパンの味見をしてもいいんだとか。確かに1個1個袋詰めにされてないわけですから、簡単に味見できますよね。先っぽがちぎれたパンや半分になったパンが入っていますが、もしかして誰かが味見したあとなんですかね? と言いつつ、私も1個こっそりと味見(何故か悪いことをしている気分になり、こっそりと。。。)。
ところでヨルダンには、柔らかいパンは少ない気がします。上の写真にあるカゴに入ったパンはすべてビスケットのような感触のパン。特に私のお気に入りは右の写真にあるカリカリのパン。とにかく固い!! 初めて食べた時は前歯が折れるのではないかと思いました。これをガリガリっとかじるわけです。ほのかな甘みが美味しいですよ。
さて、こうしたビスケット感覚のパンは紅茶と共に頂きます。アラブもそうですが、ヨーロッパ圏の友達もこうしたパンを紅茶にドボンと浸して食べています。小さい頃にこうやって食べたような記憶がある・・・。でも日本では、大(だい)の大人がパンを紅茶に浸して食べるなんてしませんよね。そんなことをした日には「そんな食べ方は恥ずかしい」「大人がそんな風に食べるもんじゃありません」な~んて教育を疑われそう。
ずいぶん前にどこかで読んだことがあります。ある男性とつき合っていた女性の投稿。別れの決定的な要素となったのは、デート中のある出来事。コーヒーを頼んだこの男性が、ミルクと砂糖を入れてかき混ぜた後のスプーンをパクッと口に入れて舐めたそう。この女性はその姿を見てその子供っぽい所作に幻滅。別れを決めたそう。パンを紅茶に浸して食べるというのも、日本では”子供っぽい所作”のカテゴリに入れられるのでは…?
実は私も、大の大人が紅茶にパンやビスケットを浸している姿に初めはギョッとしました。とはいえすぐに慣れるもの。今では私も紅茶やココアにパンをドボンと浸して、散らかしまくって食べていますよ。でも日本では気をつけなきゃ!! 「アンタ、一体どうなってしまったの?」と嘆かれそうですから。
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