カツラの葉っぱ 大好き!

カツラの葉っぱ 大好き!

村上春樹アンソロジーR14


2021年のノーベル文学賞は、またも村上春樹を外しましたね。
2018年のノーベル文学賞は、またも村上春樹を外しましたね。(2018年はノーベル賞側の不祥事があり文学賞そのものを取止め)
2017年のノーベル文学賞はボブ・デュランが受賞し、びっくりポンでおます。
でも、なかなかいい選定ではないか♪

でも、まあ、毎年この時期に、当落に心躍らせるのもなかなかいい風物詩ではないかと思ったりする♪
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村上

<村上春樹関連の蔵書>
・『村上春樹(BRUTUS 21年1015号)』(2021年)
・色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年(2013年)
・村上春樹ロングインタビュー(2010年)
・夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです(2010年)
・1Q84 BOOK1(2009年)
・「1Q84」をどう読むか(2009年)
・村上春樹にご用心(2007年)
・走ることについて語るときに僕の語ること(2007年)

<図書館で借りた本>
・風の歌を聴け(1982年)
・螢・納屋を焼く・その他の短編(1987年)
・スメルジャコフ対織田信長家臣団(2001年)
・海辺のカフカ(2002年)
・文壇アイドル論(2002年)
・東京奇譚集(2005年)
・村上春樹のなかの中国(2007年)
・私たちの隣人、レイモンド・カーヴァー(2009年)
・空想読解なるほど、村上春樹(2012年)
・サラダ好きのライオン(2012年)
・女のいない男たち(2014年)
・職業としての小説家(2015年)
・村上春樹と私(2016年)
・騎士団長殺し第一部・第二部(2017年)
・村上春樹翻訳ほとんど全仕事(2017年)
・村上春樹の短編を英語で読む1979~2011下(2019年)
・村上春樹、方法としての小説(2019年)
・芸術新潮(2021年9月号):濱口竜介監督『ドライブ・マイ・カー』論

<その他>
・『中国行きのスロウ・ボート』がつなぐ輪

R14:『ドライブ・マイ・カー論』を追記



【村上春樹(BRUTUS 21年10/15号)】


雑誌、マガジンハウス、2021年刊

<商品説明>より
1979年に『風の歌を聴け』でデビュー後、文芸の本流を担ってきた村上春樹。
同時代を生きるブルータスが、ついにこの稀代の作家に向き合います。
村上春樹と読み、村上春樹を読む。
村上さんが手放せない51冊の本について28ページにわたって書き下ろし。
著作から時代を読み解く年表や、早稲田大学<村上春樹ライブラリー>案内も。
【目次】より
・村上春樹の私的読書案内。51 BOOK GUIDE
・特集「ドイツの『いま』を誰も知らない!」
・年表で探る。文芸・社会学・カルチャーで振り返る、村上春樹の時代。
・翻訳家として何がすごいのか?

<読む前の大使寸評>
買った後で中を見たのだが「翻訳家として何がすごいのか?」とか「51 BOOK GUIDE」とか色んな切り口があって・・・楽しめそうでおます。

rakuten 村上春樹(BRUTUS 21年10/15号)


『村上春樹(BRUTUS 21年10/15号)』5
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【色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年】
村上

村上春樹著、文藝春秋、2013年刊

<内容紹介>より
三年ぶりの書き下ろし長篇小説。
(発刊直後は「BOOK」データなし)

<読む前の大使寸評>
発売初日に内容も確かめずに単行本の小説を買ったことは、我が読書生活では初めてのことであるが・・・・
ミーハーだったかなとの自覚はあるわけです(汗)

Amazon 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年


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【村上春樹ロングインタビュー】
村上
考える人 2010年 08月号 、新潮社、2010年刊

<内容紹介より>
特集 村上春樹ロングインタビュー 日常から離れた新緑の山にこもって、たっぷりとお話をうかがった3日間。
【1日目】 一人称から三人称へ 『ノルウェイの森』のこと 僕と鼠の物語の終わり 歴史少年だったころ 物語の間口と奥行き プリンストンへ 「第三の新人」講義 『アンダーグラウンド』と『サハリン島』 『アフターダーク』と『1Q84』 『1Q84』はいかに生まれたか クローズド・サーキット 手を握りあう 物語を掘りだす 文体が支える BOOK3 女性たちとセックス  「1Q84」という世界 パラフレーズすること
【2日目】 プリミティブな愛の力 『静かなドン』から始まった 話し言葉と語りの力 メタファーの活用と描写 BOOK4の可能性 近過去の物語 十歳という年齢と偶然を待つこと 父的なものとの闘い 漱石のおもしろさ 芦屋から東京へ 心理描写なしの小説 自由であること、個であること 時間が検証する 十歳で読書少年に 芦屋のころ 19世紀的な小説像 自我をすっぽかす小説 長距離ランナー 
【3日目】 リスペクトの感情 古典の訳し直し サリンジャー、カポーティをめぐって カーヴァーの新しい境地 20世紀の小説家の落とし穴 アメリカの出版界 オーサー・ツアー 全米ベストセラーリスト エルサレム賞のこと 短篇小説と雑誌の関係 今後のこと。

<大使寸評>
村上さんがインタビューで、小説を書く舞台裏とかノウハウを惜しげもなく語っています。
小説を書きたいと思う大使にとって、たいへん参考になります♪

Amazon 村上春樹ロングインタビュー
村上春樹ロングインタビュー byドングリ


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【夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです】
春樹
村上春樹、文藝春秋、2010年刊

<内容紹介より>
13年間の内外のインタビュー18本を収録。なぜ書くのか、創作の秘密、日本社会への視線、走ることについてなどを語りつくす。

<大使寸評>
ちょっとかったるい本なので、いまは積読状態になっているけど・・・そのうち読もう。
Amazon 夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです


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【1Q84 BOOK1】
1984
村上春樹著、新潮社、2009年刊

<内容紹介>より
1949年にジョージ・オーウェルは、近未来小説としての『1984』を刊行した。
そして2009年、『1Q84』は逆の方向から1984年を描いた近過去小説である。
そこに描かれているのは「こうであったかもしれない」世界なのだ。
私たちが生きている現在が、「そうではなかったかもしれない」世界であるのと、ちょうど同じように。

<大使寸評>
1Q84のシリーズ3冊を購入したが、ハードカバーのシリーズ3冊とはしぶちんの大使としては画期的なことである。このシリーズはもう打ち止めにしてほしいものだ。

Amazon 1Q84 BOOK1


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【「1Q84」をどう読むか】
村上

河出書房新社編、河出書房新社、2009年刊

<商品説明>より
今を代表する30人の論客が、様々な角度から村上春樹の「1Q84」を照射し作品の謎を紐解く。「1Q84」に向けられた評論からの問い。加藤典洋/川村湊/沼野充義/森達也/島田裕巳/斎藤環他。

<大使寸評>
この3冊シリーズの小説がなぜこれだけ売れたのか気になるし、他の人がどう読むかも興味深いのです。

rakuten 「1Q84」をどう読むか


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【村上春樹にご用心】
村上
内田樹著、アルテスパブリッシング、2007年刊

<内容紹介>より
ベストセラー『下流志向』のウチダ教授が村上文学の秘密をついに解きあかす!
本文より 「私たちの平凡な日常そのものが宇宙論的なドラマの「現場」なのだということを実感させてくれるからこそ、
人々は村上春樹を読むと、少し元気になって、お掃除をしたりアイロンかけをしたり、
友だちに電話をしたりするのである。それはとってもとってもとっても、たいせつなことだと私は思う。」

<大使寸評>
追って記入

Amazon 村上春樹にご用心


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【走ることについて語るときに僕の語ること】
村上
村上 春樹著、文藝春秋、2007年刊

<「BOOK」データベースより>
1982年秋、専業作家としての生活を開始したとき、彼は心を決めて路上を走り始めた。それ以来25年にわたって世界各地で、フル・マラソンや、100キロ・マラソンや、トライアスロン・レースを休むことなく走り続けてきた。旅行バッグの中にはいつもランニング・シューズがあった。走ることは彼自身の生き方をどのように変え、彼の書く小説をどのように変えてきたのだろう?日々路上に流された汗は、何をもたらしてくれたのか?村上春樹が書き下ろす、走る小説家としての、そして小説を書くランナーとしての、必読のメモワール。

<大使寸評>
「継続は力なり」を地で行くような村上春樹のメモワールであり、市民ランナーとして思い当たるふしの多い本である。
読破するのが惜しいので、少しづつ読んでいるが・・・これもある意味、積読になります。

Amazon 走ることについて語るときに僕の語ること




<図書館で借りた本>

【風の歌を聴け】
風
村上春樹著、講談社、1982年刊

<出版社からの内容紹介より>
1970年の夏、海辺の街に帰省した〈僕〉は、友人の〈鼠〉とビールを飲み、介抱した女の子と親しくなって、退屈な時を送る。2人それぞれの愛の屈託をさりげなく受けとめてやるうちに、〈僕〉の夏はものうく、ほろ苦く過ぎさっていく。青春の一片を乾いた軽快なタッチで捉えた出色のデビュー作。群像新人賞受賞。

<大使寸評>
神戸、芦屋あたりが舞台だから土地勘もはたらくし、ものうく軽い、この都会的センスがいいね♪

Amazon 風の歌を聴け

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【螢・納屋を焼く・その他の短編 】


村上春樹著、新潮社、1987年刊

<「BOOK」データベース>より
秋が終り冷たい風が吹くようになると、彼女は時々僕の腕に体を寄せた。ダッフル・コートの厚い布地をとおして、僕は彼女の息づかいを感じとることができた。でも、それだけだった。彼女の求めているのは僕の腕ではなく、誰かの腕だった。僕の温もりではなく、誰かの温もりだった…。もう戻っては来ないあの時の、まなざし、語らい、想い、そして痛み。リリックな七つの短編。

<読む前の大使寸評>
先日、NHKで『納屋を焼く』という韓国版映画を観たのだが・・・
その勢いでこの本を予約していたわけです。

rakuten 螢・納屋を焼く・その他の短編

『螢・納屋を焼く・その他の短編』1

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【スメルジャコフ対織田信長家臣団】


村上春樹著、朝日新聞出版、2001年刊

<「BOOK」データベース>より
不倫相談・ドーナツ情報・村上作品・音楽・映画の話から、なぜか『カラマーゾフの兄弟』まで、「何でも相談室」の村上さんがお答えします。CD-ROMに約4千通のメールを収録!3年半にわたる作家と読者のメール交換の総決算。

<読む前の大使寸評>
ぱらぱらとめくると「村上ラジオ」に連載された記事を集めて編集されているが・・・
村上さんの翻訳家時代の活発な姿が見られます。

<図書館予約:(2/12予約、2/19受取)>

rakuten スメルジャコフ対織田信長家臣団

『スメルジャコフ対織田信長家臣団』1
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【海辺のカフカ】
カフカ
村上春樹著、新潮社、2002年刊

<出版社からの内容紹介より>
15歳の誕生日、少年は夜行バスに乗り、家を出た。一方、猫探しの老人・ナカタさんも、なにかに引き寄せられるように西へと向かう。暴力と喪失の影の谷を抜け、世界と世界が結びあわされるはずの場所を求めて。

<大使寸評>
どうでもいいことかもしれないけど、この小説の全編にわたって土地勘があるのです。
ただ、大使の場合、四国の田舎から神戸、東京に向かうところが逆コースなんだけど(笑)

Amazon 海辺のカフカ


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【文壇アイドル論】


斎藤美奈子著、岩波書店、2002年刊

<「BOOK」データベース>より
村上春樹に村上龍、吉本ばななに俵万智、みんな「文壇村」のアイドルだったー書評・作家論からゴシップ記事に至るまで周辺の膨大な資料を渉猟し、「一人の物書き」をアイドルにつくりかえる時代の背景に果敢に切り込む。林真理子、上野千鶴子、田中康夫ら、総勢八名の豪華キャスト。渾身の同時代論。

<読む前の大使寸評>
中を覗くと、アイドルとして村上春樹に村上龍、俵万智、立花隆、田中康夫らが取り上げられていて・・・ええでぇ♪

rakuten 文壇アイドル論


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【東京奇譚集】
東京

村上春樹著、新潮社、2005年刊

<「BOOK」データベース>より
五つの最新小説。不思議な、あやしい、ありそうにない話。しかしどこか、あなたの近くで起こっているかもしれない物語。
【目次】
偶然の旅人/ハナレイ・ベイ/どこであれそれが見つかりそうな場所で/日々移動する腎臓のかたちをした石/品川猿

<読む前の大使寸評>
村上春樹の小説を昔にさかのぼって読みたくなるわけです。・・・はまってしまったんでしょうね。

rakuten 東京奇譚集
東京奇譚集 byドングリ

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【村上春樹のなかの中国】


藤井省三著、朝日新聞出版、2007年刊

<「BOOK」データベース>より
村上春樹は中国から深い影響を受けている。「中国行きのスロウ・ボート」『ねじまき鳥クロニクル』『アフターダーク』など作品中で中国を「記号」として登場させている。一方、中国語圏では台湾、香港、上海、北京と、時計回りに村上春樹現象が出現した。「すっごくムラカミ(非常村上)」という流行語が生まれ、村上作品から影響を受けた「村上チルドレン」が多く輩出され、東アジアに与えた文化的な影響は大きい。近代文学において大きなテーマであった「中国」を村上春樹はどのように描いているのだろうか。また村上受容から見えてくる東アジアの姿とはいかなるものだろうか。魯迅からウォン・カーウァイまで「村上春樹」を軸に中国文学研究者が、東アジアの文化と社会を探る。

<読む前の大使寸評>
帰って読み始めると、著者が中国文学研究者であり、中国文学への深い知識に圧倒されるわけで、ちょっと当てがはずれたわけですが・・・
ま、いいかと読み進めます。

rakuten 村上春樹のなかの中国


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<『私たちの隣人、レイモンド・カーヴァー』2>
図書館で『私たちの隣人、レイモンド・カーヴァー』という本を、手にしたのです。
レイモンド・カーヴァーという作家は知らないのだが、村上春樹が精力的に翻訳した作家となれば気になるのである。

それから、本の表紙に「村上春樹翻訳ライブラリー」とあるのだが、村上さんの翻訳者としての実力がしのばれるのである。


【私たちの隣人、レイモンド・カーヴァー】


村上春樹編訳、中央公論新社、2009年刊

<「BOOK」データベース>より
密なる才能、器量の大きさ、繊細な心…カーヴァーは、彼について語るべき何かをあとに残していくことのできる人だったーJ・マキナニー、T・ウルフ、G・フィスケットジョンほか、早すぎる死を心から悼む九人が慈しむように綴ったメモワール。

<読む前の大使寸評>
レイモンド・カーヴァーという作家は知らないのだが、村上春樹が精力的に翻訳した作家となれば気になるのである。

rakuten 私たちの隣人、レイモンド・カーヴァー
『私たちの隣人、レイモンド・カーヴァー』1


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【空想読解なるほど、村上春樹】


小山鉄郎著、共同通信社、2012年刊

<「BOOK」データベース>より
青いティッシュペーパーはなぜ嫌いか?青豆はなぜ生き延びたのか?あの青いあざとは何か?『ノルウェイの森』刊行時唯一のインタビュアーであり、『アンダーグラウンド』刊行を特報した著者が、ハルキの謎にせまる、愛に満ちたブックガイド。

<読む前の大使寸評>
このところ村上春樹関連の本を集中的に読んでいるいるのだが・・・
ツボが疼くとでもいいましょうか♪

rakuten 空想読解なるほど、村上春樹


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【サラダ好きのライオン】


村上春樹, 大橋歩著、マガジンハウス、2012年刊

<「BOOK」データベース>より
男がオムレツを作るとき、どんな風景がいちばんふさわしいでしょう?おたくの猫には、音楽の好き嫌いがあると思いますか?村上春樹さんは占い師として、はたして大成したでしょうか?最新のムラカミ情報満載の「村上ラヂオ」第三作。

<読む前の大使寸評>
この本は雑誌「アンアン」の連載エッセイ「村上ラヂオ」の記事を集めて作っている旨が「まえがき」に述べられています。・・・これでぐっと気楽に読めるのではないかと思うのでおます♪

rakuten サラダ好きのライオン

『サラダ好きのライオン』1
『サラダ好きのライオン』2
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【女のいない男たち】
春樹

村上春樹著、文藝春秋、2014年刊

<「BOOK」データベース>より
絡み合い、響き合う6編の物語。村上春樹、9年ぶりの短編小説世界。
【目次】
ドライブ・マイ・カー/イエスタデイ/独立器官/シェエラザード/木野/女のいない男たち

<読む前の大使寸評>
村上春樹の短編小説集ってか・・・
『1Q84』ブームの後に、こんな本が出ていたとは、春樹ファンを自認している大使としては不覚であった。

rakuten 女のいない男たち


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【職業としての小説家】
村上

村上春樹著、スイッチ・パブリッシング 、2015年刊

<「BOOK」データベース>より
「MONKEY」大好評連載の“村上春樹私的講演録”に、大幅な書き下ろし150枚を加え、読書界待望の渾身の一冊、ついに発刊!
【目次】
第一回 小説家は寛容な人種なのか/第二回 小説家になった頃/第三回 文学賞について/第四回 オリジナリティーについて/第五回 さて、何を書けばいいのか?/第六回 時間を味方につけるー長編小説を書くこと/第七回 どこまでも個人的でフィジカルな営み/第八回 学校について/第九回 どんな人物を登場させようか?/第十回 誰のために書くのか?/第十一回 海外へ出て行く。新しいフロンティア/第十二回 物語があるところ・河合隼雄先生の思い出

<読む前の大使寸評>
大学図書館でみっけ、市図書館の予約を解消し、借出したのであるが・・・
大学図書館は穴場やで♪

<図書館予約:(10/27予約、11/27大学図書館でミッケ、借出し)>

rakuten 職業としての小説家

『職業としての小説家』1
『職業としての小説家』2
『職業としての小説家』3
『職業としての小説家』4
『職業としての小説家』5
『職業としての小説家』6
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【村上春樹と私】


ジェイ・ルービン著、東洋経済新報社、2016年刊

<商品の説明>より
『1Q84』『ノルウェイの森』をはじめ、夏目漱石『三四郎』や芥川龍之介『羅生門』など数多くの日本文学を翻訳し、その魅力を紹介した世界的翻訳家が綴る、春樹さんのこと、愛する日本のこと。

<読む前の大使寸評>
著者のジェイ・ルービンは『1Q84』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』などを翻訳していて、世界的に知られているそうです。

rakuten 村上春樹と私

『村上春樹と私』6 :文学鑑賞と年齢の関係
『村上春樹と私』5 :世界中の翻訳仲間
『村上春樹と私』4 :アメリカでの村上講演会
『村上春樹と私』3 :村上作品の英訳
『村上春樹と私』2 :翻訳者の仕事
『村上春樹と私』1 :翻訳の苦労
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【騎士団長殺し第一部・第二部】
騎士団

村上春樹著、新潮社、2017年刊

<「BOOK」データベース>より
その年の五月から翌年の初めにかけて、私は狭い谷間の入り口近くの、山の上に住んでいた。夏には谷の奥の方でひっきりなしに雨が降っていたが、谷の外側はだいたい晴れていた…。それは孤独で静謐な日々であるはずだった。騎士団長が顕れるまでは。

<読む前の大使寸評>
16ヵ月も待ったのか…
個人的には最長待機の予約本ということになるのです。もう本屋の店頭では見かけないもんね。

主人公は職業的な絵描き(肖像画家)であるが、妻から要求されて離婚に応じたのです。その後、自分が描きたいものを探すかのように、エージェントをたたんで彷徨するわけです。・・・と直球勝負のような、サマセット・モーム『月と6ペンス』を髣髴とするかのような純文学と言いましょうか。

<図書館予約:(4/12予約済み、8/30受取)>

rakuten 騎士団長殺し第一部・第二部
『騎士団長殺し第一部・第二部』1 :騎士団長の登場


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【村上春樹翻訳ほとんど全仕事】


村上春樹著、中央公論新社、2017年刊

<「BOOK」データベース>より
同時代作家を日本に紹介し、古典を訳し直す。音楽にまつわる文章を翻訳し、アンソロジーを編む。フィッツジェラルド、カーヴァー、カポーティ、サリンジャー、チャンドラー。小説、詩、ノンフィクション、絵本、訳詞集…。1981年刊行の『マイ・ロスト・シティー』を皮切りに、訳書の総数七十余点。小説執筆のかたわら、多大な時間を割いてきた訳業の全貌を明らかにする。

<大使寸評>
めくってみると、村上さんが訳した本が、それぞれの表紙の画像と寸評が並んでいて・・・見るだけで楽しくなるビジュアル本でおます。
個人的にはレイモンド・チャンドラーの『ロング・グッドバイ』、『さようなら、愛しい人』やスコット・フィッツジェラルドの『マイ・ロスト・シティー』がお気に入りです。
rakuten 村上春樹翻訳ほとんど全仕事


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【村上春樹の短編を英語で読む1979~2011下】


加藤典洋著、筑摩書房、2019年刊

<「BOOK」データベース>より
「デタッチメント」から「コミットメント」へー村上春樹の創作姿勢の移行は、はたして何を意味するのだろうか。その物語世界はどのように深化を遂げたのか。デビュー以来の80編におよぶ短編を丹念にたどりながら、長編とのつながりをも探り出すことで、新たな像が浮かび上がる。下巻では、『ノルウェイの森』の大ベストセラー化を契機にもたらされた深刻な孤立と危機にはじまる「中期」の作品群を読み解き、そして、日本の戦後にとって節目となった1995年の二つの出来事を誰よりもしっかり受け止めた小説家の「後期」の転回を掘り下げる。

<読む前の大使寸評>
追って記入

rakuten 村上春樹の短編を英語で読む1979~2011下

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【村上春樹、方法としての小説】


山愛美著、新曜社、2019年刊

<「BOOK」データベース>より
洞窟の中のストーリーテラー、村上春樹。その創作の原点はどこにあるのか?幼少期のエピソード、作品・インタビュー中の言葉に着目し、独自の方法で紡ぎつづける物語の秘密に迫る!
【目次】
序章 自発的に語り始める「物語」/第1章 方法としての小説、そしてはじまりの時/第2章 初めての物語としての『風の歌を聴け』/第3章 デレク・ハートフィールドの世界/第4章 言葉・身体/第5章 記憶・イメージ/第6章 創作過程を探る/終章 想像力と効率

<読む前の大使寸評>
村上さんの物語の秘密が載っているとのことで・・・借りる決め手になりました。

rakuten 村上春樹、方法としての小説

『村上春樹、方法としての小説』2 :「騎士団長殺し」あたり
『村上春樹、方法としての小説』1 :初期の三部作
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【芸術新潮(2021年9月号)】


雑誌、新潮社、2021年刊

<出版社>より
【追悼特集】はじめてであう安野光雅
・作品篇 :ふしぎな絵本の王国で遊ぶ、見つける、考える
・人生篇 :空想と独学に生きる
・安野さんとわたし
【art news movie】濱口竜介監督『ドライブ・マイ・カー』論

<読む前の大使寸評>
表紙のコピーに見られるように、安野光雅さんの追悼特集とのことであり、興味深いのです。

shinchosha 芸術新潮(2021年2月号)

濱口竜介監督『ドライブ・マイ・カー』論




<その他>
『中国行きのスロウ・ボート』がつなぐ輪


このところ、エキゾティックな満州、上海など気になるのだが・・・
この本に<スロウ・ボート・トゥ・チャイナ>という歌が出ているので、見てみましょう。
なるほど、<スロウ・ボート・トゥ・チャイナ>という歌の<チャイナ>とは天国のことだったのか♪
この歌のメロディーは知らないが、暇な大使は“『中国行きのスロウ・ボート』がつなぐ輪”としてフォローしていたのです。
ちなみに、村上春樹はこの曲に、死の気配を感じたそうだが・・・この辺りが作家的感性なのか?(大使、深入りし過ぎでは?)

<以降省略、全文は 村上春樹アンソロジーR9 による>


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