free way

free way

55/オタップラー・楊


煽り:巨凶立つッッ

巨凶「~~~~~~~~~~~~ッッ!!?」
いきなり滝汗で立ち尽くす巨凶。周りはオタの群れと物凄い湿気。
オタA「なんだよこのオッサン!」
オタB「関係ねーよ!」「列なんてよォ!」
オタC「もう同人ってレベルじゃねェぞ!」
会場が混乱してる。
しかし、特に理由もなく立ち入ったために目的もなく会場内を彷徨う巨凶。
と、視界にガン黒で三つ編の男の背中が目に入る。
巨凶「烈ッッ」
呼ぶが、烈は気づかない。
仕方なく近づいて肩に手をやると、烈が汗ダクで振り返る。耳にはウォークマン。
巨凶「よォ烈」「何聴いてやがる」
ニタニタしながら烈のヘッドフォンを取り上げる巨凶。しかし聞こえてきたのはプリキュアのテーマ!
巨凶「貴様ッッ」「女児向けアニメのテーマ曲をウォークマンで聴くとは…」「なんというオタップラーぶり!!」
烈がフンハ顔で猛る。
烈「否」「断じて否!」「プリキュアは女児向けアニメなどではないッッ」
烈が腰を低く落とし、迎撃の構えを取る。
巨凶と烈の周りの空間が歪む。

騒ぎを聞きつけた運営の係員が駆けつける。なんと係員は楊海王と加藤!
楊「!」「範馬勇次郎…ッッ」
加藤「どうなってるんだよォ!」「どうしてオーガがオタの聖地にいやがる…!」
楊「加藤よ」「範馬勇次郎は我が中国拳法にとっても宿敵」「ここは私に任せていただきたい」
加藤「オ…オウ」
楊、ドアップで少し男前の表情。
楊「範馬勇次郎ッッ」「早急に立ち去れィ!!」
巨凶「ほう…」「アンチェインに潰された海王風情が」「この俺に指図するとは…」
楊「フン…!」「私にとって海王とは仮の姿!」「イベント会場で私はオタップラー・楊となるッッ」
物凄い楊の気迫に加藤はもちろん、烈も滝汗。
巨凶「そうかい」
ギワッッと笑う巨凶。
凄んでみせる楊。
巨凶「!」
楊「!」
突然の殺気に振り返る巨凶と楊。
いつの間にか、背後に本部が立っている。
加藤「アンタは…」
烈「伝説のカリスマ同人作家…」
本部「オウよ」「いかにも本部以蔵だ」(ニタァ…
楊「馬鹿な…」「生ける伝説が」「未だ現役だったとはッッ」
巨凶「……!」
本部「勇次郎」「この本部に免じて退いてはもらえんか」「なァ…」
オタップラー達とオタの群集に囲まれて動揺する巨凶。
名も無きオタの仏頂面で引き。

煽り:これが…オタク!
コメント:>>798のレスを見て書いた。もちろんコミケに行ったことはない!


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: