■フタバの歴史・第2話



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 『会って話をしましょう。』と言われて僕は恐る恐る面接に出かけた。昭和56年3月の最初だった。僕は5月生まれだからまだ23歳だった。

 驚いたのは『本部は富士宮で、沼津ではこれから塾を始める。』という点。
さらに『いい塾を作りたい。若い力を貸して欲しい。』と言われた。

 てっきり生徒は沢山いて、僕は新米塾先生になるんだろうなぁ…と思っていたが、生徒募集からやるのかぁぁぁ??と考え込んでしまった。


 『どうしようかな?他の塾に聞いてみようかな?』と思ったがいい塾を作りたいという言葉に引かれて、生徒のいない塾にお世話になる事にした。

 生徒募集は僕が今、【絶対にやるな。】と言ってる電話営業。

 電話1本。朝から夜中まで電話しまくって100人を超す生徒を一ヶ月でかき集めた。良くやったと今でも時々思い出す。

 でも4月には生徒数だけはきっちり揃った。
7月にこの塾を飛び出してフタバを作る事になるとは、この4月の時点では想像もしていなかったのだ。急速に生徒は集まり開塾2ヶ月で200名ほどになった。



 破竹の勢いだった。しかし…  (続く…) 2004.07.24


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