あひるとひよこたちの部屋

ことば育て

ことば育て

 このHPを始めてからというもの,いろんな方面から「ひよこちゃんは言葉が早い!」と
言われつづけております・・。
私が住んでいるのは静岡県西部のど田舎で,周囲は大家族同居が当たり前。
その上みんなものすごくよくしゃべる土地柄(?)のせいか,数少ない近所の赤ちゃん達も
一様に言葉が早く,お誕生日前に二語文を話してた子もいたため,
私はひよこは「ゆっくりちゃん」なのだと思いこんでいました。
だって,ひよこったら5ヶ月すぎるまで,声を出して笑うってことがなかったんです。
あの頃は心配のしどおしだったなあ・・。

さて,それがこうなってみると,「なにか特別なことでもしていたの?」と聞かれることが
あるのですが,そのたび「うーん,別になんにもしてないんだけど,本人がしゃべるのが
好きなのと,あと環境かしらねー」なんて答えていました。

が,すいません。 ウソついてました~~ (^^;
実は「良い」と聞いたことは全部実行してました。だって,心配だったんだもーん。

もちろん,赤ちゃんにはそれぞれ得意分野があり,私がいくらマニュアルにのっとって
ひよこに運動をさせようとしてもちっとも進歩がないのと同様,無口でハードボイルドな
赤ちゃんもいると思います。なので,こういう努力も本当はあまり関係ないのかなあとも
思うんですが,一応私が実行したことをご紹介してみます。参考になれば嬉しいです(^^)



1. 話しかけるときは,高めの声でゆーっくり,はーっきり。
   (0歳児ちゃん限定)

   早口だと上手に聞き取れないみたいです。特に小さい赤ちゃん。
   1歳すぎたら普通に話して大丈夫みたい。

2. テレビ,ラジオ,ビデオはできるだけ禁止。
   番組内容の良し悪しに関わらず,見せすぎると言葉が遅れがちに
   なるんだそうです。
   1歳10ヶ月現在,つい流されて(^^; NHK朝教は見てますが,
   お誕生日前は全面禁止していました。

3. いっぱいあやしてゲラゲラ笑わせる。くすぐり攻撃も可。
   とにかく声を出させる,という強行作戦(笑) 赤ちゃんには好評。

4. できるだけ,毎日のスケジュールに沿って規則正しくくらす。早寝早起き
   これをやったら次は何,というのを口に出すようにしてました。

5. できれば母乳がいいみたい
   顎が発達する→脳にいいらしい→口と脳が育てばしゃべる,と
   いうことか。

6. 童謡をたくさん歌う(これは絶対オススメ!)
   ついつい大人口調で早口になっちゃうママにはすんごくオススメ。
   語彙も,単なる話しかけより豊富だし,歌詞が美しい!
   CDよりママの肉声がいいです。

7. 絵本をよむ
   「何を話しかけていいのかわかんない」というママにおすすめ。
   語彙は確実に増えるし,何より,楽しいですよね。

8. おもちゃのラッパや笛も有効
   息の使い方がうまくなる,らしいです。うまく吹ける子は
   おはなしも上手。

9. いっぱいハイハイをさせる
   本当に相関関係があるかどうか分からないんですが,やたら
   ハイハイした子はハキハキとしゃべる気が。
   言葉を話すにも筋力がいるってことなのかしらん。

10. 手を使った遊びをする
   特に指先をつかったあそび。うちはクーゲルバーンをやりました。
   小さい玉を拾って穴にぽとんと落とします。手指の器用さと
   口のまわり方って関係してるみたい。

11. いわゆる「赤ちゃん言葉」「幼児語」を多用する
   やっぱり,「わんわん」とか,「ぶんぶ」(風呂),
   「めーめ」(虫)なんていうのは言いやすいみたい。
   簡単に発語できて,それが一度周囲に通じると,「よーしもっと
   しゃべってやる!」とやる気に火がつくようです。
   (ひよこはそうだった・・)

12. 盲点ですが: あまり話しかけすぎない
   早く話してほしいあまりに,ひっきりなしに話しかけるのは
   逆効果なんだそうです。確実に「親の言うことを聞き流す」子に
   なるんだとか(怖)。言葉はあくまでコミュニケーションツール
   ですから,目があってから,そのとき話す必要のあることを
   話すのが大事みたい。(「わあ,桜きれいね」,でも,ママが
   本当にそう思って言うってことが大事なんでしょうか。)

13. お手伝いをたくさんたのむ
   「ガーゼもってきて」「じいちゃんに新聞あげて」「ドアしめて」。
   できたら誉めます。
   そのうち,親に命令しだします。「かーか,あれとって。」

14. 我慢と推理の人になる
   赤ちゃんが,何か伝えようとし始めたら,できるだけそれが
   何なのか推理してみる。ひよこは当初,バスもバイオリンも
   バナナもバケツも「ば」でしたが,そのたび「ああ,バナナね」と
   当てっこしてやりました。

15. 時には容赦なく会話する
   こっちの言ってること大分分かってきたなあと思ったら,
   赤ん坊だと思って手加減せずにしゃべるのもいいみたいです。
   何か分からないことゴニョゴニョ言ったら,「は?何それ?
   分かるように言って!」。鬼母。

16. 一番大切なのは,「この人とお話できると面白いなあ」という
   人間関係をつくること

   って,これが一番難しいですね・・。現在も試行錯誤の最中です。



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