その「七色の歌声」は、 後半、「コーラス・グループ・メドレー」で遺憾なく発揮される。 1970年代の和洋ヒット曲を中心に、なんと13曲! 女性二人によるザ・ピーナッツの「恋のバカンス」は、 ぜひ「だんだん」に出ていたマナ・カナに聞かせたい。 圧巻は、 女性三人(?)のシュープリームス「Stop in the Name of Love」から、 女装三人(?)の矢島美容室「ニホンノミカタ」そして 男性三人(?)の羞恥心「泣かないで」へとたたみかけるところ。 誰がアフロヘアで登場するかは、見てのお楽しみだ。 この部分に限らず、 早変わりの衣装(十川ヒロコ)のセンスのよさは抜群。 そして最高の音楽性で、 ただの「ものまね」では終わらせず、 曲のもつ力に気付かせてくれる。