履歴と感想 : わ

 読書履歴 と 読後感想 ( ※ 作品の記載順と出版順は必ずしも一致していません )

【 わ 】

若竹七海
・ ぼくのミステリな日常 ・・・・・ ★★☆☆☆
ぼくのミステリな日常
社内報の編集長に抜擢され、若竹七海の不完全燃焼ぎみなOL生活はどこへやら。
慣れぬカメラ片手に月刊『ルネッサンス』創刊に向け、準備おさおさ怠りなく。
そこへ「小説を載せろ」のお達し。
プロを頼む予算とてなく社内万歳ともいかず、すまじきものは宮仕えと嘆く間もあらばこそ、大学時代の先輩に泣きついてみれば匿名作家仲介と相成る。
かくして月々の物語が誌上を彩り…
─── 出版社の内容紹介等から引用 ───

本書は、社内報という形をとりながら12本の短編と、あとがき等からなる連作短編となっています。
各短編には伏線が張られており、12編全て読み終え、最後になって全てが関連した物語であった事がわかります。
各短編の謎は、題名通り、日常の中の謎であったり、そうでなかったりと色々です。
こういった作品というのは、北村薫さんや、加納朋子さん等も得意とするのですが、雰囲気はかなり違います。
北村薫さんや、加納朋子さんの作品は 『 あたたかさ 』や『 やさしさ 』 を感じるのですが、そういった部分が少ないです。
作品としての完成度は高いと思います。
ですが、完成度が高ければ面白いとは限らず、また、デビュー作の為、やや、読みにくい部分もあります。
正直言って、『 悪くはないのですが 』 という感じでしょうか・・・
・ 遺品
・ 依頼人は死んだ




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