履歴と感想 : か

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　読書履歴と読後感想（ ※ 作品の記載順と出版順は必ずしも一致していません）

【か】

垣根涼介

・ヒ-トアイランド・・・・・ ★★★★☆ 渋谷を根城にファイトパーティーを主宰し、トップにのし上がったストリートギャング雅。頭のアキとカオルは、ある日仲間が持ち帰った大金を見て驚愕する。その金は、ヤクザが経営する非合法カジノから、三人組の男たちが強奪したものだった。金の行方を追う強奪犯とヤクザ。絶体絶命の状況を脱するためにアキとカオルが立てた作戦とは･･･。 ─── 出版社の内容紹介等から引用 ─── 雅のリーダ－アキとカオルの巧妙さが印象深い作品です。大筋を簡単に説明すると、ワル対ワルの知恵比べなんで、双方の駆引きが面白く、展開にスピード感があって面白かったです。同じシ－ンを複数の視点からそれぞれ順番に書かれているところ等があるのですが、作者の特徴なのか、リプレイを違うアングルから見るみたいで、面白く思いました。舞台は新宿 … 池袋西口公園ではありませんが、こちらもなかなかオススメです。
・ギャングスター・レッスン・・・・・ ★★★☆☆ 渋谷時代、百人を擁するチームのヘッドだったアキは、チーム解散後、海外放浪を経て帰国。そんな彼が、犯罪プロフェッショナルへの参加を決意し、あらゆるクライム・テクニックを習得するための過酷な試練を描く、長篇痛快ハードピカレスク･･･。『ヒートアイランド』の実質的続編 ─── 出版社の内容紹介等から引用 ─── 犯罪のプロになるべく、主人公アキが知力・体力だけでなく、各種訓練を受け、成長していく物語です。前作の『ヒートアイランド』が面白かった人には面白く読めるかと思います。ただ、前作に登場したキャラクターが少ししか出てこないのが残念でした。とは言うものの、新キャラクターもいいので、今後の展開が楽しみであります。この作者らしく、テンポ良く展開しますので、読み終わるとアクション映画を見終わった様な感じさえします。
・君たちに明日はない

・ヒ-トアイランド・・・・・ ★★★★☆

渋谷を根城にファイトパーティーを主宰し、トップにのし上がったストリートギャング雅。
頭のアキとカオルは、ある日仲間が持ち帰った大金を見て驚愕する。
その金は、ヤクザが経営する非合法カジノから、三人組の男たちが強奪したものだった。
金の行方を追う強奪犯とヤクザ。
絶体絶命の状況を脱するためにアキとカオルが立てた作戦とは･･･。
─── 出版社の内容紹介等から引用 ───

雅のリーダ－アキとカオルの巧妙さが印象深い作品です。
大筋を簡単に説明すると、ワル対ワルの知恵比べなんで、双方の駆引きが面白く、展開にスピード感があって面白かったです。
同じシ－ンを複数の視点からそれぞれ順番に書かれているところ等があるのですが、作者の特徴なのか、リプレイを違うアングルから見るみたいで、面白く思いました。
舞台は新宿 … 池袋西口公園ではありませんが、こちらもなかなかオススメです。

・ギャングスター・レッスン・・・・・ ★★★☆☆

渋谷時代、百人を擁するチームのヘッドだったアキは、チーム解散後、海外放浪を経て帰国。
そんな彼が、犯罪プロフェッショナルへの参加を決意し、あらゆるクライム・テクニックを習得するための過酷な試練を描く、長篇痛快ハードピカレスク･･･。
『ヒートアイランド』の実質的続編
─── 出版社の内容紹介等から引用 ───

犯罪のプロになるべく、主人公アキが知力・体力だけでなく、各種訓練を受け、成長していく物語です。
前作の『ヒートアイランド』が面白かった人には面白く読めるかと思います。
ただ、前作に登場したキャラクターが少ししか出てこないのが残念でした。
とは言うものの、新キャラクターもいいので、今後の展開が楽しみであります。
この作者らしく、テンポ良く展開しますので、読み終わるとアクション映画を見終わった様な感じさえします。

・君たちに明日はない

霞流一

・ステｨ-ムタイガ-の死走

角田光代

・対岸の彼女・・・・・ ★★★★☆ 30代、既婚、子持ちの『勝ち犬』小夜子と、独身、子なしの『負け犬』葵。立場が違うということは、時に女同士を決裂させる。女の人を区別するのは、女の人だ。性格も生活環境も全く違う2人の女性の友情は成立するのか・・・？ ─── 出版社の内容紹介等から引用 ─── 大人になったら、友達をつくるのはとたんにむずかしくなる。働いている女が、子供を育てている女となかよくなったり、家事に追われている女が、いまだ恋愛をしている女の悩みを聞いたりするのはむずかしい。高校生の頃は簡単だった。一緒に学校を出て、甘いものを食べて、いつかわからない将来の話をしているだけで満たされた。けれど私は思うのだ。あの頃のような、全身で信じられる女友達を必要なのは、大人になった今なのに、と。 ─── 著者からのコメント ─── 女性視点で書かれた作品ですが、読みやすい文体のおかげで、上滑りすることなく読み終わる事ができました。既婚・未婚、子持ち・子無しで、『負け犬』だとか『勝ち犬』だとかというのは、自虐的に冗談めかして言うにならまだしも、そういった分け方というのは、私はあまり好きな表現ではありませんし、男の私からすると、さほど気にもならないだけに、女性らしい感覚の様な気がします。その『負け犬』『勝ち犬』が物語の本筋に置かれている本書ですが、いざ読んでみると “ 負けも勝ちも無い ” そんな感想をもちました。みんなそれぞれ、その人なりの事情があって、その人なりの状況があって、今がある。女同士の対立といった感じで内容紹介されているわりには、全体を通してなんだか優しい雰囲気を感じました。女性視点で書かれた作品ですので、実感できない部分もありましたが、読みやすい文体のおかげで、上滑りすることなく読めました。
・人生ベストテン

・対岸の彼女・・・・・ ★★★★☆

30代、既婚、子持ちの『勝ち犬』小夜子と、独身、子なしの『負け犬』葵。
立場が違うということは、時に女同士を決裂させる。
女の人を区別するのは、女の人だ。性格も生活環境も全く違う2人の女性の友情は成立するのか・・・？
─── 出版社の内容紹介等から引用 ───

大人になったら、友達をつくるのはとたんにむずかしくなる。
働いている女が、子供を育てている女となかよくなったり、家事に追われている女が、いまだ恋愛をしている女の悩みを聞いたりするのはむずかしい。
高校生の頃は簡単だった。
一緒に学校を出て、甘いものを食べて、いつかわからない将来の話をしているだけで満たされた。
けれど私は思うのだ。
あの頃のような、全身で信じられる女友達を必要なのは、大人になった今なのに、と。
─── 著者からのコメント ───

女性視点で書かれた作品ですが、読みやすい文体のおかげで、上滑りすることなく読み終わる事ができました。
既婚・未婚、子持ち・子無しで、『負け犬』だとか『勝ち犬』だとかというのは、自虐的に冗談めかして言うにならまだしも、そういった分け方というのは、私はあまり好きな表現ではありませんし、男の私からすると、さほど気にもならないだけに、女性らしい感覚の様な気がします。
その『負け犬』『勝ち犬』が物語の本筋に置かれている本書ですが、いざ読んでみると “ 負けも勝ちも無い ” そんな感想をもちました。
みんなそれぞれ、その人なりの事情があって、その人なりの状況があって、今がある。
女同士の対立といった感じで内容紹介されているわりには、全体を通してなんだか優しい雰囲気を感じました。
女性視点で書かれた作品ですので、実感できない部分もありましたが、読みやすい文体のおかげで、上滑りすることなく読めました。

・人生ベストテン

加納朋子