なにも興味をしめさない
寝返りを打つのはとても早かったげん。首がすわるか?すわらないか?のうちに、どんどん寝返りをした。
しかし・・・
寝返りしても、特になにか興味があるわけでもなく、目の前のリモコンにも音の出る絵本にもなんの興味もないのだ。その時は、なんて「この子はおとなしいんだろう!おとなしい男の子もいるもんなんだ。」と思いました。でも、それは違った。たぶん、ぜんぜん見えていなかったんでしょね。その時は
他人に言われた一言
げんが0歳児のとき、げんが目の前でミシンをかけても、なんの反応も示さない事をいいことに、私は、コスプレを縫う内職をし始めた。
打ち合わせで、げんをおんぶして30分くらい・・・
打ち合わせの相手が、「ねえ、後ろにだれかおんぶしているの?」
「はい、赤ちゃんを」
「寝ていないのに、おとなしいね。いるんだか?いないんだか?わからないね。」
確かに。確かにそうだと思った。しかし、他人に言われるまでそんなこと気づきもしなかった。それが、のちのちこだわりとなっていくのである。
ひとみしり
長男の赤ちゃんの時のひとみしりときたら、それは大変なものだった。私以外の人間は決してだっこできなかったものだ。しかし、げんはちっともひとみしりをしなかった。だっこしてくれる相手をじっとみても、ちっとも泣きはしなかった。
「やっぱり2番目はちがうね。堂々としている。」
なんて、他人に言われて、「そうだ、そうだ。」と思っていた。しかし、私の母、つまり、げんの祖母は「なにかが違う?」と思っていたのもこの頃からだったらしい。