AIMS?

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2009/02/23

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カテゴリ：カラシニコフ

以前からVFCのAIMSについて、「こんな銃あったっけ？」と、疑問に思ってたので
色々と自分なりに調べてみました。

確かAIMSはAKMSと同じアンダーフォールディングストックと、それを折り畳むために後方へ
傾斜した専用のフォアグリップを備えたハンドガードを装着したモデルだと思うのですが、
VFCのは5.45mm弾に移行してから採用されたはずの東独ストックが装着されています。

一応このストックを備えた7.62mm弾使用のモデルはルーマニア製でも存在するようなのです
が、ルーマニア正規軍が使用している画像を探して色々調べてみたものの、ルーマニア軍が
使用しているAIMSはやはりアンダーフォールディングのモデルばかりでした。

訓練でも･･･。

衛兵も･･･。

おなじみスタイルのAIMSです。

どこかにVCF版(仮称)を持ったルーマニア兵の写真は無いか！！と、探し回ってみたものの、
ルーマニア軍は想像以上に5.45mmモデルが普及しているらしく、東独ストック付きの7.62mm
モデルを持ってる兵士の画像には終ぞ出会えませんでした。

AI74とかAIM74とか言われてるルーマニア製AK74ですが、実際には正式な名前が無く、単に
「5.45mmアサルトライフル」という呼び名しかないそうです
(※１)(床井雅美著:現代軍用ライフル図鑑参照)

英軍と一緒にパトロールを行うルーマニア兵、フォアグリップの星マークが気になる･･･。

AIMSか！？と思いきやAI74、マガジンが相変わらずプレスなので見間違え易いのもAIM系の
特徴です。

イラクでしょうか？アフガンでしょうか？とにかくクソ暑そうです。

AI74のアップ、VFC製AIMSのフロントサイトを代えれば簡単に作れそうです、ルーマニア軍は
英軍とそっくりな裁断のDPM迷彩の戦闘服を採用したので敷居は意外と低いかもしれません。

こちらも「お！？」っと思ったらまたもやAI74だった工兵隊の写真、マグポをハンドガードに
装着すると言う珍しい使い方をしています。

AI74の分解を教わるボーイスカウトの少年、これも「お！？」っとなった写真。

上と同じく撃ち方を習う少女、残念ながらこのモデルは木製の固定ストックが付いたAIM。

こちらもAIM、歯食いしばって物凄い真剣な表情である。

全然関係ないけどFPK、巷に溢れるニセドラはどちらかといえばこいつに近いんじゃないか
と思う。(FPKにも全然似てないけど)

ルーマニアのボーイ(ガール？)スカウト、日教組の職員が見たら泡吹きそうな写真である(笑)

床井氏いわく「ロムテクニカ社は発注もとのオーダーメイドにも応じている」(※1参照)
との事、思うにもしかするとVFCが製品化したものはルーマニア軍の正規品ではなく、中東
やアフリカなどの第３国から発注された非正規バリエーションだったか、はたまた冷戦後に
アメリカ市場向けにやっつけ仕事で組んだAKをそのまま軍用輸出モデルとして転用した可能性
も捨てきれない、何せ冷戦後の旧共産圏各国は外貨獲得のため既存のAKをベースに適当に
色々作りまくったので、何が何やらサッパリなのである。

ルーマニア製モデルの中には軍用の正規バリエーションには存在しない固定ストックのAK74
まで存在するくらいだから、VFCのAIMSが非正規バリエーションであっても不思議ではない、
この事についてはまだ調べる余地もあるし、できればまたイベントで床井さんに会えれば
直接このAIMSについてご教授願いたいところ。

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