暇な人、よっトイレ~♪

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乃木希典


この人物こそ、軍人としてふさわしくない人間は居ない
本来であれば、文官としてコツコツと積み上げる人間だろう
とにかく軍人としては失敗続き・・・連敗の人
でも、何故か将軍まで上り詰めてしまった
彼が軍人として光を放つのは、最後の最後だけ

軍人となって最初の戦争は、薩摩:明治政府
当初、政府軍は劣勢であった
薩摩隼人の武士の気迫に押された平民達の軍では仕方ない
でも、圧倒的な軍事力を背景に劣勢を跳ね返してゆく
そこに若き乃木希典も入っていた
当時彼は将校として配属され戦闘をし・・・そこで軍旗を消失した!
軍隊の象徴である軍旗を無くすのは、軍人として失格
これが、最初の戦い
それでも、彼は左遷はされなかった
余程、後ろ盾が大きかったのだろう・・大久保の後ろ盾??

彼を有名にさせたのは日ロ戦争の203高地の攻略
旅順攻撃の為には、203高地を攻略しなくてはならない
しかし落とすことが出来ず、膠着状態になる
この戦闘で日露戦争の7割の人間が死んでいる
そこで、児玉源太郎参謀長が自ら出かける事になった

人間として穏和な乃木は、死んだ人間のお墓を綺麗に建てていた
しかし、その場所は進軍方向
児玉は激怒し、場所を変え戦略も一変した
当時は移動不可能だった長距離砲も設置し一気に攻略
その手柄を乃木に譲って去っていく

日露戦争後、かれは学習院の校長になる
そこで、宮様の指導に当たることになった
それが一番似合っていたのだろう
そして、明治天皇の崩御
ここで彼は殉死する事にした
明治天皇の崩御巡列の時刻に、妻と殉死する

これが彼の名声を高めることになる
およそ殉死と言う言葉を知らなかった大衆には
彼が真の武士・軍人の鏡となったのである

愚直・凡人
その人間が一番光り輝いたのは、死ぬ時だけ
でも、その死は永遠の輝きを持った



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