GOlaW(裏口)

2006/01/11
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カテゴリ: 西遊記
 遥かなる世界で。
 人のみならず器物も鳥獣も、妖怪となり、仙人となり、神となり、仏となった。


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 今回は雑魚敵について感じた事を述べます。


 もちろん話の筋に関わってくるわけでもないんですが、雑魚との戦闘を見せ場にしている以上、気を使って欲しいんです。
 牛魔王配下の部下と三回、冒頭を合わせれば四回の雑魚との戦闘をしている以上、イヤでも意識に残るんですから。

 二つ、気になった点があります。

 まず気になったのは、“同じ組織にいるのでもない妖怪が、何故同じ格好の雑魚を使っているか”です。
 これはまさに『特捜戦隊デカレンジャー』という特撮戦隊物が直面した状況です。
 この番組では、“個々の犯罪者に傭兵ロボットを売りさばく武器商人を登場させる”事で、“雑魚の容姿が同じである”理由付けをしました。

 また『暴れん坊将軍』などの時代劇でも、ちゃんとやられ役の背景に合わせて数種類の衣装を用意してあります。

 このように雑魚だけでも、どの番組でも気を使っているんです。

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 気になったもう一点は、“もう少し雑魚を物語を盛り上げるフレーバーとして活用して欲しい”ということです。


 “悟空が己の毛を抜いて分身を作り上げる”仙術は、結構有名ですよね。
 この『西遊記』では分身の術が、仙術として体系化しています。
 ならば強力な妖怪がその仙術、もしくは左道(正式ではない術のこと)を心得ていても不思議ではありません。
 …といいますか、それくらい使える敵でなければ役者不足です(きっぱり)。
 他にも、鳥や虫、獣の群れを呼んで使役する仙術も、中華ファンタジーRPGで多用されます。


 第一回は二体のボスが鳥獣の妖(あやかし)だったんですよね。
 セオリーとしては“己の姿に近い獣や、妖怪未満の存在の召喚”もありじゃないでしょうか。
 あるいは“己の羽から、分身や使い魔を作成”するのも定石パターンかと。


 またボスの能力にちなんだ雑魚もありますよね。
 いや、私は幻翼大王の雑魚敵について、どうしても言いたいことがあります。

「なんで傀儡系の能力を持つボスキャラ出しときながら、“肉の壁”を使わないっ!」

(『肉の壁』………妖術などで操った人間の群れを差し向けて盾とする、ボスの腐れ外道っぷりを強調する戦術)
 …幻惑系で最強の妖怪という設定なら、せめてそれくらいの外道で苦しめて欲しかったです…(涙)。


 牛魔王は五遁火行の妖術使いなのですから、火にまつわる妖怪が良かったんじゃないでしょうか。
『央華封神』 という作品の中では、日照神という雑魚妖怪が出てきましたね。


 それぞれの妖怪にあわせて、雑魚敵の衣装を用意したり、CGを作成するのはすごく大きな負担だと思います。
 しかしそれこそ、オーストラリアや中国のロケを蹴ってでも金と時間をまわすべき要因だったのでは、と私は思うのです。 

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 物語はまだまだこれから。
 スタッフもこれから成長してくれるはず。戦闘シーン、もっと頑張ってください。





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Last updated  2006/01/13 08:25:02 PM


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