GOlaW(裏口)

2006/10/09
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 変わりながら、変わらずにいられる。
 それがSMAP(彼ら)のスタイル。


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「筋肉が切れたんじゃないのか?」

“筋が切れたのは己だろうがっ!”

 さて、何人のファンが中居君に叫んだでしょうか(おひっ)。

『負傷したメンバーを庇うため、振りを変えたりしてフォローする4人』
 それは、まさに『ついこの間、見た風景』でもありました。

 …微妙にタイムリーな『古畑任三郎VS.SMAP』、再編集版の放送。
 いや、「タイムリー」になんてするんじゃない、中居君(心からの叫び)!

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 とりあえず、昔の本放送を見ていない方は是非、そちらをDVDかビデオでチェックしてください。

 今回は『渋い決め台詞を言いながら、机に指紋を付けてしまった』という曰くつきのシーンを含め、かなり細かくカットされていました。

 “どちらの編集がいいいのか”、私には分かりません。
 展開が早くなっている分、今回の方がテンポ良く見れますし、昨今の時流にも合ってるとは思います。
 しかし、8年近い前の放送には『ドキュメンタリーを見ているかのような質感』がありました。特に前半はコンサート会場でのSMAPを覗き見ているような、そんな錯覚さえ生まれます。古畑任三郎特有の『切れ目の無い長いシーン』が、不思議な感覚を生むんですよね。
 好き嫌いが分かれるかもしれませんが、私は昔の編集の方が好きですね。

 ちなみに、三谷幸喜さんの脚本と現実の違いを確認するのも楽しいかもしれませんね。
『ダンスの振りを覚えるのが、実はSMAP一早い稲垣君(単に覚えても体が動かないだけ)』とか。
『タップダンス、実は草なぎ君が数年後やることになった』とか。
『直情タイプの木村君が、墓穴掘るほどのややこしい作戦を立てるはずが無い』とか。

 …やっぱり微妙に違うよね…(笑)。

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 改めて、『5人ともいい年の取り方をした』と思います。
 昔のSMAPもやはり大好きです。
 でも、それから『この8年で積み重ねてきた経験と変化』によって、今の彼らは更に『魅力という厚み』を増したのではないでしょうか。

 当時は予測もできなかった出来事が起こったり、想像もしない行動を起こしたり…。
 あまりに濃密で、実りのある8年間でした。

 そう思うと、『ある日突然、TVからSMAPが消えた』ドラマ世界のファンがかわいそうになります。この8年間を知ることができないのは、大きすぎる喪失では無いでしょうか。

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 中居君も他のメンバー同様にすごく若い。
「実在の中居君だったら『独りで罪を被る』などという偽善ではなく、『全員で、誰一人に危害が及ばない形で逃げ切る』ことを考えるのかなぁ」
 そんな風に感じます。むしろ、中居君の方が『あらゆる不確定要素にも柔軟に対応できる』確実な作戦を立てそう(おひっ)。

 確かに昔の方が少年のような感じの風貌です。 
 でも、今の彼からは年齢相応の責任感と威厳、それらに伴う迫力を感じます。
 自分の立場と影響力を受け止め、それに伴う責務と矜持を体現している、そんな大人の男性の魅力を感じるのです。

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 木村君、昔は物凄く尖ったオーラ出していたんですよね(苦笑)。
 あまりの懐かしさに、思わず顔が綻んでしまいました。
 当時の手帳には『無ければ無理矢理に見出してでも、自分の内外の壁を等しくぶち壊す、熱い人』と、思わず書いちゃいましたっけ。

 今は、あの当時のような、『危ういほどの攻撃性』は全く無くなりました。もちろん、『負けず嫌い』などのいい部分は残ってるんですけどね。
 人間性も、男性としても、大きくなりましたよね。
 それは『成熟した』『成長した』という言葉では言い表しきれないほどの変化です。
 外見以上に、内面がかっこいい人間になりましたよね。

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 雰囲気が変わった、と言ったら稲垣君もそうですよね。
 当時は表向きだけ、相当に気障にスカしていたんですよ(笑)。『マダム・キラー』を自認し、周りもそれを弄っていましたっけ。
 それが変わったのは、『ヨイショの男』(TBS系)からかな。

 今は、柔らかで温かい、子供っぽくもあり、大人の趣味も分かる、そんな稲垣君に癒されています。
 SMAPでの本当の『いいひと』は稲垣君だと、私は思ってます。

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 8年前の香取君はすごく華奢で驚きました(苦笑)。 
 『無邪気であることと、背伸びすることの両方を強要された青年』というギャップはドラマからもすごく感じられます。

 でもこの8年間で、その矛盾は昇華されたように感じます。
 無理に大人になるのではなく、子供の心も、大人の心も、きちんと受け止める。そうした段階を経たことで、人間の大きな器を手に入れた気がするんです。
 その途中で『慎吾ママ』を経験することで、母性までその心に統合しちゃいましたけど。

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 そして、草なぎ君。
 『古畑』は“草なぎ君がお芝居が好き”になる直前のドラマでもあるんですよね。
 だからでしょうか、当時は“手の平に嫌な汗を掻きながら”見ていましたっけ(←おひっ)。
 今見返しても、
「冒頭から、切れた演技が『優作先生(TBSでの主演ドラマの役)』の動きや表情そのままだよ…(汗)」
と思ったり。
『古畑と二人きりになるシーン』では、
「もうちょっと声に感情を付けてくれっ!」
と思わず心の中で叱咤激励しちゃったり。

 他のメンバーが『パブリック・イメージを誇張したキャラクター』を演じているのに対し、草なぎ君だけが素に近いのも、違和感がありました。
 …でも今見返すと、『今の草なぎ君のイメージ』にはしっくりきました。
 当時は『草なぎ君の演技はヤバイ』と思い込んでいましたけれど。私がそう思い込むほど、不自然な演技では無かったのかな。


 当時はまだ草なぎ君、メンバーの後ろに隠れている引っ込み事案だったんですよね。メンバーが彼を前に引っ張り出そうとする場面が何回もありました。 
 この後、『蒲田行進曲』を経験。お芝居を心から好きになると同時に、自分に自信を付けて前に出るようになりました。
 『ぷっすま』で“小ずるくて、意味の無い嘘を吐く部分”もしっかり開花させ(笑)。
 そして『チョナンカン』で、言うべきことをしっかり主張できるようになって。

 今の草なぎ君は“当時から隠れていた素質を成長させた”だけであり。その点においては他のメンバーと同様です。
 でも、表に見える部分では大分変わったと思います。

 『古畑』や『僕が僕であるために』が放送された当時のような、『皆に守られる秘蔵っ子』では無くなりましたよね。
 当時、私が彼に惹かれる理由でもあった、“前に出てこないじれったさ、見ていなきゃと感じる存在感の薄さ、守りたくなるような危うげな様子”も無くなったけれど。
 今は『無邪気で、子供で、いたずらっ子で、ストイック』という素晴らしい魅力を感じます。

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 年月は、彼らに大きな変化と試練を与え続けてきました。
 8年間を彼らと一緒に歩いた結果、素晴らしい魅力と変化を目の辺りにすることができました。
 何より『いい意味で変わり続けるからこそ、決して飽きることの無い』というのが、彼らの最高の魅力なのかもしれません。

 それらの事実を改めて噛み締めることができました。

 SMAPのファンで、本当に良かった。 
 今、最高に幸せです。





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Last updated  2006/10/11 08:34:50 PM
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