GOlaW(裏口)

2006/12/12
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 出逢うこと。
 それは二つの時間が重なること。

 今、二組の時間が再び重なり始める。


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 ということで、これを書いているのは12/12(十話放送日)です。
 またお待たせして申し訳ありません(平謝り)。
 今日の放送分もできる限り早めにUPいたします。

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 ということで、今回の話は『二組の再会』。
 それは、止まっていた時間が動き出すことです。

 古賀と宮古の止まっていた時間が、動き出した話でした。

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 古賀と久保。

 二人の関係性は、理想の人間関係ですよね。

 久保は『体裁だけの上司』から『心から部下を思える上司』へと変われていました。前回から一年、彼は本当の上司になれたんですね。
 …ひょっとして、古賀の為に『一日体験』を思いついたのかもしれませんね。

 来園者の受け答えの違いに反応する姿も、『テル』や『古賀』のことをちゃんと見ているからこそのものだと思います。


 古賀も久保には本当の気持ちを言えるようですし。
 互いに互いの良き理解者のようです。

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 古賀と息子の再会。

 古賀の一年間の変化や思いも、『再会』という一つの形を結んだようですね。
 テルに教えた一つ一つのことも、教わったことも、全て息子に受け渡せたでしょうか?

 最初は贖罪であろうと、自己満足であろうと。
 それが積み重なることで、ようやくこの『再会』を迎えることができました。
 彼の罪悪感も自己欺瞞も、『息子との交わり』で昇華されたのだと、信じたいです。

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「一緒」

 テルが古賀と息子の間に見た、一つの絆。
 たとえ古賀が息子を捨てたのだとしても、それでもちゃんと繋がっていたのですね。

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 古賀の妻。

 よく、『息子に逢う』ことを許しましたよね。
 あれだけ酷い夫だったんです。彼女には『逢わせない』という選択肢もあったはず。

 でも、ひょっとしたら。
 彼女はこう思ったのでしょうか?
 『息子という存在を、無理解のまま忘れ去られる』ことよりも、『時間が掛かっても息子を理解し、受け止める』ことの方が、良いと。
 『否定』よりも、『忘却』の方がずっとずっと残酷だから。
 だから、逢わせようと。

 これは私の勝手な推量ですけどね。

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 河原。

 ビデオを観終わって一発目の感想は、
「河原、ぶん殴りに行ってもいいですか?」
でした(←待て)。

 今も私の頭の片隅には<YAH YAH YAH>(by CHAGE&ASKA)が流れています(おひっ)。
 千晶、宮古が河原をぶん殴ることになりましたら立会いをよろしくお願いします(←勝手に展開を決めるなっ!)。

 …いや、やっぱり許せないのは。
 『宮古の為に別れた』と、嘘で相手の気持ちを踏みにじることです。

 おそらく河原の中では半分ぐらい真実なんでしょうね。
「自分は確かに前妻から別れを切り出された。だが、それを認めたのは、宮古(次の女)とくっ付くためだ」
 彼の中では、自分の行動をそう美化していそうです。
 だから無神経に『君の為に別れた』と言えるんでしょう。

 結婚前の優しさや強引さも、『次の再婚相手を逃がさないための苦労』と思えば、辻褄が合うかもしれません。
 もしそうなら、結婚後もちゃんと貫き通して欲しいところです。
 中途半端が一番残酷なんです。

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 宮古の本音。

 宮古が現状を維持する理由は唯一つ。
『一人になるのが怖い』
からです。

 ですから、『いつだって一人じゃなかった』という事実を突きつけてあげれば、いつでも動き出せるはずです。
 ──河原と本気でぶつかって新しい結婚生活を模索することも。
 ──河原と分かれて、まったく別人の男性と恋愛をするのも。
 どちらだって、できるはずです。

 ただ、テルと宮古がいつも一緒にいる必要は無いと思います。
 離れていても、二人がちゃんと絆を感じあえれば、それだけで互いに救いになるのでは。
 私はそう思います。

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 『ベルが無い』

 テルがロードバイクを見たときに言った一言です。
 一瞬はっとしました。

 テルと宮古の間での暗黙の了解が、『ベルの音』。
 もしもテルがロードバイクに乗り続けることを望むなら、その『ベルの音』は無くなるのですね。

 宮古も、待ち続けた『ベルの音』が無くなったときに、何かが変わるのでしょうか。
 それに変わる絆の形も、生まれるのかな。

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 りなが動物園まで自転車を運んできてくれた時。
 そのシーンに『お兄ちゃん』への愛情が伝わってきました。
 いい妹ですよね。

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 ロードバイクの乗り方。

 …すっごく懐かしくなっちゃいましたよ。
 映画『メッセンジャー』でも、“ペダルに靴を引っ掛ける”事を説明するシーンがある(草なぎ君は説明する側)んですよね。
 あの時、草なぎ君は自転車の達人の役。さり気なくウィリーなどをするシーンもありました。

 …映画撮影当時、できる限りはスタントを断っていたはずです。
 TV雑誌の裏話などを読む限り、その時の努力、体がちゃんと覚えているようです。

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 時に人は、言葉を求める。
 形は違えど、本心を他人に分かる形で表せないから。

 二人は自分の心を分かる人間を求める。





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Last updated  2006/12/12 06:20:36 PM
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