GOlaW(裏口)

2008/04/15
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カテゴリ: アニメ
 少女は償いのために――罪を犯す。

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 ラスト三回の原作は、長編『レンタルマギカ 竜と魔法使い』ですね。

 このうち、第21話は原作そのままだったので、特に書くことすらなかったのですが。

 少し時間を多めにとったのに、そのほとんどが『回想シーン』の繰り返しというのはどーゆーことなんだろう(汗)。
 確かに話の大筋はちゃんと拾えていたのは良かったのだけれど、他の美味しいシーンがぽろぽろと取りこぼされてるような気もします。
(アディと猫屋敷がいつきの前に向かうときの会話とか、隻蓮の新人指導とか…)

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 原作とアニメでは時系列が違います。
 穂波の『生ける杖』もアディの『アスモダイ』も、原作では『フィンとの敗北』をきっかけに習得する魔術だったりします。
 そして猫屋敷の使い魔の分裂も、本来は『星祭り』で使われた魔術だったりします。

 そのあたりの違いを探すのも、原作との読み比べでの楽しみでしょうか。

 戦闘の派手さなどは、クライマックスとして頑張ったなぁと思います。
 原作どおりの造形だった竜や、フィンの逃走手口などは、映像として見ることができて非常に満足です。

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 でも、原作よりもアニメの方がいい、と言えるのはやはり穂波の描き方でしょうね。
 原作における、“いつきに対する穂波の言動”は、酷いですから…(遠い目)。
 原作を読むたび、『勝手に巻き込んでおいて、あの扱いかいっ!』と思うときがあります。

 でもアニメでは、穂波の毒が完全に抜けているんですよね。
 だから最終回でも、穂波に感情移入しやすく、それがとてもよかったです。

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 とうとう、終わっちゃいましたね。

 ……いろいろな思いはありましたが、原作と読み合わせることで、お互いにいい補完作用を生んだ気がします。
 特にアニメでの穂波の可愛らしさは、原作も見習うべきところがあるかもしれませんしね(苦笑)。

 結末を見る限り、スタッフも第二クールをやる気満々のようですね。
 『蛇(オピオン)』の謎なども残っていますし。

 できれば次のクールには、もう少し魔術の持つ歴史的・文化的な部分を色濃く押し出してくださいね、スタッフ様。

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 少女と少年は、互いの傷に向かい合う。





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Last updated  2008/04/17 08:39:01 AM


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