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2022.05.14
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カテゴリ: 名護市

(ウイグシクのシーサー)

沖縄本島北部にある名護市の東海岸に「嘉陽(かよう)集落」があり「ハヨウ」とも呼ばれています。NHK連続ドラマ小説「ちむどんどん」で「山原高校」としてロケ地となった「美ら島自然学校/旧嘉陽小学校」の北側に「ウイグシク/上城」と呼ばれるグスクがあり「嘉陽集落」では、神が訪れる神聖な御嶽のグスクとして崇められています。「琉球国由来記(1713年)」には「嘉陽城嶽(神名:アカウズカサノ御イベ)」と記されており「嘉陽巫(ノロ)」が祭祀を司るグスクヤマとなっています。「ウイグシク/上城」の山麓にあるグスク入り口には石造りのシーサーが設けられ、神聖な御嶽の守り神として鎮座しています。


(ウイグシクを登る階段)

(キョウの岩礁)

(ウイグシク頂上に向かう山道)

「嘉陽集落」の北東部にある「ウイグシク/上城」にはニライカナイから神が訪れるとされ「嘉陽ノロ」をはじめとするカミンチュ(神人)や集落の住民の祈りの聖域として崇められています。「ウイグシク/上城」の南側に広がる「嘉陽海岸」の海中に突き出た「キョウ」と呼ばれる岩礁は「ウイグシク/上城」に神が訪う際に一休みする聖なる岩であると伝わります。「キョウ」の岩礁にはかつて「龍宮神」が祀られ「嘉陽ノロ」により海の航海安全や豊漁が祈願され、さらに「アブシバレー」と呼ばれる害虫駆除の儀式の際にノロが舟で渡り祭祀を行う聖地となっています。「ウイグシク/上城」の階段と山道はカミミチ(神道)として標高約60mの頂上に繋がっています。


(ウイグシク頂上の鳥居)

(ウイグシクのトゥン/殿)

「ウイグシク/上城」の頂上にある鳥居をくぐり抜けると「トゥン/殿」と呼ばれる広場があります。かつてこの場には「嘉陽ノロ」が祭祀を司る「神アサギ」がありましたが、台風により赤瓦屋根の「神アサギ」は倒壊してしまい、残念ながら現在は跡形も残されていません。その昔「嘉陽集落」は「ウイグシク/上城」の丘陵中腹から移動した伝承があり、このグスクは特に神聖な場所として木の伐採が禁じられるなど集落の住民に大切に崇められています。旧暦9月20日に行われる「ハツカミンナディ/二十日水撫でぃ」にはグスク頂上の「トゥン/殿」に住民が集まりウガン(御願)をして拝されています。


(嘉陽城嶽の社)

(御嶽の社内部)

(社内部の手水鉢)

「ウイグシク/上城」の頂上には「琉球国由来記(1713年)」に「 嘉陽城嶽(神名:アカウズカサノ御イベ)」と記された御嶽があり「沖縄島諸祭神祝女類別表(明治15年頃)」には「城御嶽」と表記されています。この御嶽には「嘉陽城火神」と「嘉陽巫火神」が祀られていると伝わります。御嶽のイビである社の内部には3体のビジュル(霊石)と1基のウコール(香炉)が3組づつ祀られており、さらに前方に2基のウコール(香炉)も設置されています。そして社内部に向かって左端には「嘉陽ノロ」が祭祀を行う際に使用したと思われる石造りの手水鉢が現在も置かれています。旧暦9月20日に行われる「ハツカミンナディ/二十日水撫でぃ」の祭祀には、集落の「ヤマダガー」と呼ばれる川から水を汲んで御嶽に運んだと伝わっています。


(ミジガミ/水神の祠)

(ミジガミ/水神の祠内部)

(ニライカナイの神が髪を洗った池)

「嘉陽城嶽」がある「トゥン/殿」には、かつて広場周辺を左縄で張った「ピサインナー」という魔除けの儀式があったと伝わっています。現在「トゥン/殿」には「ミジガミ/水神」の祠が「ヤマダガー」の方角に向けて鎮座しており、祠内部には数体のビジュル(霊石)と、1基の石造りウコール(香炉)が祀られています。この「ミジガミ/水神」の祠の前方には、かつてニライカナイの神が御嶽に訪れた際に髪を洗ったと伝わる池があります。現在も芝生の中に存在する池には水が溜まっており「神の聖域」として集落の住民に崇められています。「嘉陽ノロ」が「嘉陽城嶽」の御嶽で祭祀を司る際に、この池に自分の姿を映して身を引き締めたとされています。


(紀元二千六百年祭記念碑)

(紀元二千六百年祭/寄付者芳名の碑)

(ウイグシク/上城中腹からの景色)

1940年(昭和15年)に「紀元二千六百年祭」を記念して「嘉陽城嶽」の本殿と鳥居が建立され、グスク頂上には「紀元二千六百年祭記念碑」と「寄付者芳名の碑」が設置されました。伝承によると「ウイグシク/上城」は「嘉陽大主(かよううふしゅ)」が現うるま市の「勝連」から移住して築き居住したグスクであると伝わります。名護市教育委員会によって「ウイグシク/上城」の発掘調査が行われ、11世紀後半から16世紀前半に掘られたとされる約500本分の柱などが見つかりました。さらに









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最終更新日  2022.11.12 21:16:56
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