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2010.03.10
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   月形町へは、2007年の5月、あれは確かゴールデンウイー
  ク明けに妻とドライブで出かけた場所でした。石狩へ海沿いを通って
  出かけました。増毛町までは海岸線を経て車を走らせ途中から旭川
  方面に進路を変えて進みました。

   峠越えに月形へ向かったのですが途中で道に迷ったりもして
  結局現地に着いたのは夕方を少し過ぎた4時半ごろだったですかね。

   月形には、開拓時代の足跡を色濃く残す歴史的に言って貴重な建造物
  などが多く残されているおり、その多くが政治犯としてまた、殺人犯
  として収容された囚人によってその労力によって造られたものである
  事は歴史の書籍などで知ってはいたものの見ることは初めてで、特に
  月形の樺戸監獄などは現在は歴史資料館になってはいるものの、ほぼ
  当時の状態のままに残されており、柱の臭い一つ、獄吏が使っていたと
  いわれる机の傷一つにしろ歴史の息吹が感じられて、北海道の開拓は
  想像を絶する程の苦労があったのだろうという思いに暫くとらわれており
  閉館時間も忘れる程でした。

   展示物の中で特に目を引いたものは、獄吏の使用していたサーベル、
  囚人たちの着ていた囚人服、手錠、お茶碗。見ていて今のものより
  丈夫には出来ていないのだという印象を受けました。
  囚人服も思った以上に暖かい物とは思えなかった。

  同時に当時の弱者に対する政府の役人の扱い方が杜撰ではなかった
  かと帰り際に強く感じた旅でした。事実、多くの囚人が過酷な労働
  の中で飢えと苦しみのために亡くなり、無縁仏として葬られたこと
  を思えば、理由はどうあれ正しい扱いであったかどうか、
  疑問が残ります。気のせいか白樺の木が囚人たちの骸の様に見えるの
  は私だけでしようか。

   主な見所、 北ざん寺
         囚人らの造った用水路
         囚人たちが葬られている千人分の墓地
         月形へ抜ける主要道路(囚人らの労力にて
         完成したものである。)

         町営のキャンプ場

   現地までのアクセス、札幌駅から石狩当別方面行きの列車にて
             月形駅下車、徒歩数分


   開拓の歴史漂う穏やかな町です。 





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最終更新日  2010.03.10 14:43:44
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