刹那と永遠 - Moment and eternity -

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・2005北京(2)



<食う観る遊ぶ・北京(BEIJING)の旅(2日目)>


天安門(赤い旗)

☆天安門広場・革命記念オベリスクの前。赤は社会主義の象徴。


という訳で北京2日目。

天気は晴れ。
晴れているのに空が青くなくて煙っているように見えるのが北京の天気。

あたりまえですが・・・寒い。
乾燥した空気が冷たく差し込むよう。

まず訪れたのは天安門広場。

ひ、広い!!!!
そして人が多い!!

この時期、中国は「旧正月」で長期休暇中。
hakapyonたちのような外国人ばかりでなく、中国の各地方からの観光客で広場は大賑わいさ!!

深緑の制服がカッコいい「軍装警察」の皆様が警備にあたっていました。
彼らはみなカンフーの達人なんだとか。
背が高くて顔が小さくて・・・ううっ、カッコいい。
一緒に写真も撮らせていただきました。

天安門(軍装警察)
☆広場を警備する「軍装警察」の方。みな背が高く、カンフーの達人。超エリートです!



天安門(毛沢東)
☆ニュース映像などでよく見る、毛沢東の肖像画(写真?)が見えます。うおおおお。



天安門(霊廟)
☆ちなみにコレは毛沢東さんのお墓(霊廟)。
こんな広い建物に眠るのが毛沢東さんお一人とは。土地の使い方が贅沢。



地下通路を渡って、故宮博物館へ行きました。
ここで昨晩も一緒だったWちゃんと合流。

風水の式を張り巡らせた、シンメトリックな建造物の数々。
どれもスケールが大きい。
「うおおおおお・・・・・」と圧倒されっぱなしのhakapyon夫妻。

映画やニュースで見覚えのある風景が広がります。

故宮(1)
☆「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」でジェット・リーが駆け抜けていた場所!?


故宮(2)
☆紫禁城の中枢。デカイ!


故宮(3)
☆九龍壁。龍にはそれぞれ着色されていて、ラピスラズリがたくさんはめ込まれています。この壁、換算すると幾らなんだろう\


故宮(4)
☆赤壁。迫力満点!


しかし、何度もいうけれど、広い!
ざっと見て廻っただけで半日かかってしまいました。

昼食はCさんオススメの美味しい料理店へ。
タクシーに乗って移動です。

こちらのタクシーには犯罪防止のため、運転手さんの席がついたてで仕切られています。
まず賃料を交渉し、商談成立!でメータースタート。
地元民のCさんがいたから安く済むものの・・・日本人がやったらたちまち「日本人価格」10倍です^^;

料理店は満杯!
例のレンゲや箸が器にあたるカチャカチャ音が響き渡っています。
そして人々の笑い声や語らいの声。
旧正月ということで、大家族が揃って食事をしている風景も見られます。

北京ビール、あたたかい杏仁ジュースを飲み、水餃子、青菜の炒め物、レンコンのおこわ蒸し、スペアリブ炒め、饅頭(←肉まんアンマンの皮のみに少し甘味をつけたもの、と考えてください。これがとても美味しいのです)などなどを4人で食べました。
もちろんどれもこれも美味しい^^味にはうるさいCさんの選んだ店、さすがです!!

若干、hakapyonには塩気が強いかな?こってり気味かな?という気もするのですが・・・
もともと北京料理は塩分が多く、こってりしたものが多いのです。(北京ダッグとか)
郷に入れば郷に従え。北京の寒い冬を越すには、塩分とカロリーをたっぷり獲って栄養を蓄えるのが古来からの知恵なのでしょう。

豪華な昼食を終え、腹ごなしの運動。
故宮博物館の真北(真裏)にある、「景山公園」の山に登りました。
北山からの気を宮中に降ろす・・・風水の観点から作られたこの人口山は、博物館のちょうど北側に位置しています。
山の頂きからは広大な故宮が一望できます。


景山公園
☆絶景かな~^0^

日曜の昼下がりの広場は、麻雀やトランプで遊ぶ人で賑わっています。

ニ胡に似た楽器を演奏しているおじさんがいました。
ニ胡よりひとまわり小さいこの楽器はなんとおじさんの手作り!(趣味なのだそうです)ニ胡より若干高めの哀しげな音色を披露してくれました。


景山公園(2)
☆第七官界を彷徨しそうな音色。


輪になって「羽根つき」のはねにようなものを蹴って遊んでいるグループが何人かいました。この遊びは中国ではかなりポピュラーなようです。日本でいう「蹴鞠」みたいなものでしょうか。年配のおばちゃんも脚を巧みに使って見事なリフティングをかましております!

羽根を借りて、hakapyonたちもちょっとやってみました。

地元民のCさんとWちゃんは慣れた足つき?でなかなか上手。
でもhakapyonには難しかったです~^^;

その後、「北海公園」に移動しました。
この移動の間、物売りのお兄ちゃんがしつこく付いてきたのです。
いくらCさんが北京語で「高いよダメだよ」といってもくらいついてきます。たくましい!
先ほどのタクシーの中でも感じましたが、Cさん、22歳にして大人と対等に交渉しているんですよね。
それもまるでケンカしているかのような激しいやりとり。(もちろん愛想笑いなんてまったく出てこない)

中国人は愛想笑いをしない、という印象があります。
通行人でも、お店の店員でも、はなしかけてもぶすっとしているんですよね。だから最初は「うわ、コワ」って思うんですけど、
実は彼らはとても親切で、親身になっていろいろ教えてくれるのです。

北海公園は湖を中心とした市民の憩いの場です。
公園の大半を締める湖は、見事なまでに凍結しておりました。


北海公園(1)
☆池の表面はすべて凍っております!


北海公園(2)
☆「天から福が降ってくるように・・・」とのゲンかつぎ。


北海公園(3)
☆華流・獅子舞たちの舞台裏。


北海公園(4)
☆赤が鮮やか。


湖のほとりを歩きながら、CさんやWちゃんと世間話をしました。

hakapyonたちが日本で見た映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」の話をしたら、CさんもWちゃんも「面白いよね」と乗ってきてくれました。その後は4人でこの映画のテーマソングを大合唱です(笑)!映画は世界の共通語。ありがとう、ジェット・リー!

ちなみにWちゃんの好きなタレントさんは「タッキー」(滝沢君)でした。定期入れにタッキーの写真を忍ばせちゃって・・・カウィイ^^



日が暮れてきました。
ふたたび天安門。
ライトアップされた門とイルミネーションが綺麗。(冒頭の写真です)

夜の北京は幻想的です。
ビル郡のライトアップ、弧を描いた高速道路の照明、イルミネーション。
まるで近未来都市。光の洪水です。

どこかで爆竹のなる音がします。(北京市内は禁止のはずなんですけど^^;)
花火も上がっています。

夕食はこれまたCさんいきつけの「北京風しゃぶしゃぶ」屋さん。
入店するとなんと一番奥の個室に通され、支配人がご挨拶に来ました。
Cさん曰く「このお店ではボクはいつもこの席だよ」

このVIP待遇・・・Cさん貴方一体何物????

生姜やクコの実、こんぶが入ったお鍋がひとりひとつ配置され、
牛肉や羊のお肉がどどどーーーーんと運ばれてきました。
牛肉を平らげると・・・その後に野菜やらきのこやら白滝(のようなもの)やラーメンやら・・・
そしてまたさらに肉です!こんなに食べられないよー!?

中華風の長い箸をかちゃかちゃいわせて青菜をしゃぶしゃsぶするhakapyon。
おお、これそ「インファナル・アフェア」で見て憧れた、ギャング会合シーンの再現じゃないの。まさか自分がコレをやることになるとは。人生ってわからないものだ。

最後には支配人のご挨拶と特別デザート・フルーツの盛り合わせ!!
いたれりつくせりのディナーでした・・・ありがとう、Cさん^^


あっという間にまた一日が過ぎてしまいました。
明日はついに「万里の長城」登城です。

主人は脚ツボマッサージをやりに北京の町に繰り出して行きました(元気だな~)
hakapyonはCさんからいただいた、北京のお薬を飲んではやめに就寝して明日にそなえます。

おやすみなさい。

3へ続く




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