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みなさん、あのように人の主張の訴える場所に来て、演説をじゃまするような行為を、私たち自民党は絶対にしません。私たちはしっかりと政策を真面目に訴えていきたいんです。 憎悪 相手を誹謗中傷したって、みなさん、何も生まれないんです。こんな人たちに、みなさん、私たちは負けるわけにはいかない。
補注)この「憎悪」という表現が興味深い。本当のところでいえば「安倍晋三の立場・思想からにおいてこそ,この憎悪を向けてきた「ある対象」が観念的にあった。例の「戦後レジーム」(敗戦後体制観=東京裁判史観)の否定論がそれを端的に表現している。安倍は,この敗戦に原因する「戦後日本の国家体制」そのものを全面的に否定し,完全に脱却するのだと主張していた。
そうした安倍晋三なりの〈保守・極右〉的な政治イデオロギーは,敗戦前までとはまったく異なっている日本国内の軍事的状況,すなわち在日米軍基地に囲繞された「日本国内の国際政治」のなかで主張されている。だが,「安倍第2次内閣」が4年半が経過した現在においてもなお,その実際的な結果はなにも出せておらず,「対米従属国家体制としての日本」はそのまま継続・維持されている。
たとえば「キャンプ座間」には現在,米軍の第1師団司令部が置かれており,ここには陸上自衛隊中央即応集団司令部も間借りするかのように同居している。これが「敗戦後に固定されてきた日本の国家体制(戦後レジーム)」を,より具体的に説明する一例である。米日間の上下従属的な軍事同盟関係は,いっそう堅固なものにしあげられている。この事実は説明するまでもない日本国内の軍事事情である。安倍のとなえる「戦後レジームからの脱却」は,最初から完璧に絵空事であった。
実は、安倍首相の中には「良いアメリカ」と「悪いアメリカ」という2つのアメリカがあり、それは安倍首相の政治行動の原点となっている祖父・岸信介のアメリカとの関係性が大きく影響している。
…大量に中略…
それが何かを語る前に、戦後アメリカの対日政策には2つの流れがあったことを指摘しておく必要がある。ひとつは民政局(GS)に代表されるニューディーラーを中心としたリベラル勢力で、日本国憲法の素案づくりにも携わった。民主化を徹底する立場から旧指導者への処分も容赦がなかった。もうひとつは治安を担当する参謀本部第2部(G2)を中心とした勢力で、対ソ連、対中国戦略を第一に考える立場から、日本を再び武装化して“反共の砦”に育て上げようと考えていた。GHQ内部ではこのふたつの勢力が対立していた。
岸は、日本におけるアメリカの国益を実現するため、アメリカによって選ばれ、アメリカの資金でつくられた首相だったということだ。A級戦犯容疑者の身からわずか9年、公職追放解除からたった5年足らずで政界トップに上り詰めた秘密がここにある。
こうした歴史を振り返ると、いま現在の安倍政権がやろうとしていることの謎が解けてくる。
Q:安倍首相はなぜ、集団的自衛権行使にあそこまでこだわるのか?
A:おじいちゃんが不起訴の見返りにアメリカと約束したことだから。
Q:安倍首相はなぜ、日本国憲法を「みっともない」と毛嫌いするのか?
A:おじいちゃんを助けてくれたG2と敵対する人たちがつくった憲法だから。
Q:安倍首相はなぜ、改憲しようとしているのか?
A:それも、おじいちゃんが不起訴の見返りにアメリカと約束したことだから。
Q:安倍首相はなぜ、沖縄の「屈辱の日」をお祝いしようとするのか?
A:おじいちゃんの公職追放がやっと解除された記念の日だから。
Q:安倍首相はなぜ、「侵略」や「おわび」や「反省」をためらうのか?
A:あの戦争はおじいちゃんも深く関わった自存自衛の聖戦だから。
そう。新安保法制も改憲も、すべては、おじいちゃん、岸信介とつながっているのだ。
そういえば、安倍首相はそのアメリカ観も、岸信介に強い影響を受けている。安倍首相の中には「良いアメリカ」と「悪いアメリカ」、2つのアメリカがある。「良いアメリカ」は、おじいちゃんを救ってくれた。戦前の日本の旧指導者にも寛容だったアメリカ。一方、「悪いアメリカ」は日本に憲法9条や主権在民、人権尊重などを押し付け、戦前の日本の旧指導者を“悪”と決めつけたアメリカ。
「日米安保を堅持しようとする保守の自民党が悪玉で、安保破棄を主張する革新勢力が善玉という図式だ。マスコミも意図的に、そう演出していた。打倒する相手は、自民党の政治家だったわたしの父や祖父である。とりわけ祖父は、国論を二分した一九六〇年の安保騒動のときの首相であり、安保を改定した張本人だったから、かれらにとっては、悪玉どころか極悪人である」
「祖父は、幼いころからわたしの目には、国の将来をどうすべきか、そればかり考えていた真摯な政治家としか映っていない。それどころか、世間のごうごうたる非難を向こうに回して、その泰然とした態度には、身内ながら誇らしく思うようになっていった。
間違っているのは、安保反対を叫ぶかれらのほうではないか。長じるにしたがって、わたしは、そう思うようになった」
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