CUANTAS VECES TU NOMBRE ESCRIBI・・

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2023.07.24
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カテゴリ: 野球


トレバー・バウアーの拙いリアクション問題 (beisboljapones.com 7.3)

今週末、横浜スタジアムのDeNAベイスターズvs中日ドラゴンズの試合中、アメリカ人投手・トレバー・バウアーがグラウンド上で節度を失ったことがニュースになった。
 32歳の右腕は、チームメイトがランダウンプレーで酷く拙い守備をしてしまった後激怒して絶叫し、その後も癇癪を起こし続けた投手は嫌々ボールをスタンドに投げ、この回が終了すると不機嫌にベンチに戻った。
 多くのファンがSNSでそれを全面的に肯定するコメントをすぐに行い、彼の反応に問題があるということは理解できないとした。それはこのロサンゼルス・ドジャースの元投手は以前に他に行った行為が特に問題にならなかったからである。
 問題はとても単純だ。この種のリアクションはメジャーリーグや中南米の球界では当たり前とされるが、しかし野球選手は子供の頃から自分の感情をコントロールしグラウンド上では節度を失わないように教わる日本ではそうではない。
 例えば、NPBの日本人選手は誰も決してアンパイアの判定に不平を言わない。もし、審判がある投球をストライクと告げたのがダメだと思っても、打者は振り返ってそれを見ることすらせず「どうすればそれがストライクになり得るんだ?」と尋ねるかのようにただ単に皮肉をこめた笑みを浮かべるのみ。そしてその後静かにダグアウトに帰って行く。
 同じことが、打者が死球を受けたときにも起こる。外国人選手は個人的にそれを理解し、投手を襲うためにマウンドに走って行くが、しかし日本人選手は悪意でぶつけたのではないことを理解し、黙って一塁に歩いて行く。
 もちろん、日本人は感情のないロボットなわけではなく、稀に節度を失うこともある人間である。しかし、今週末バウアーが見せたレベルのことは決してなく、最大限やるのは、近づくことも脅すこともない何らかの方法で、投手がしたことへの怒りの抗議をすることである。
 その賞賛に値する規律のレベルは、子供の頃から日本人が受けている教育から生まれるものだ。それは集産主義と呼ばれ、また普段西洋で行われているような各個人の欲求を追及するのではなく、いつも集団の利益のために行動するのである。
 声を限りに叫び、スタンドに良くない方法でボールを投げ入れ、叫びながらダグアウトに入っていったバウアーは、その身体の欲求不満の全てを吐き出して気分は良くなっただろうが、しかし間違いなくその過程で誰も味方になることはなかっただろう。反対に、その問題を見せたことで不快感さえ与え、何も得ることはなかったのではないか。
 考えても見てごらんなさい。例えば、あなたが自分の住んでいる建物に着いて、あなたの個人の駐車スペースに他の車があるのを見つけたとする。多くの人は、あなたの場所を占拠している車の持ち主に、こんなことが起きているから降りてくるように知らせることができるまで感情的になってクラクションを鳴らし始め、急いで彼の車を移動させあなたの車を駐車できるようにしようとするだろう。
 理論上は、その攻撃的な行為は問題をうまく解決する。あなたの出した騒音は、あなたのスペースからそれを移動させるために他の車の持ち主の気をひきつけられないだけでなく、さらにあなたは自分のしたことで何らかの罰が与えられるかもしれない。
 その行動の問題は、あなたが騒いで叫べば叫んだだけ、その建物の他の住人に迷惑をかけ、この問題を扱うことで何も得るものはなく、彼らに補償を提供しようとすることも非常に難しい。
 西洋人にとっては、個人の目的を達成しようというとき、他人の感情を無視することは普通にあり容認されることですらあるが、しかし東洋とはこういうケースでは、全ての行動はそれを実行する前に集団の中での印象を最初に考慮すべきと考えるところなのである。
 もしある人が、自分の家族や所属する社会的な集団にネガティブな影響があること(例えば結婚して他国に引っ越すなど)を計画したとすると、その時はこの種の要因がもたらされないようにする代わりの方法を見つけなければならない。
 野球に当てはめて言及すると、日本人選手は一般的に、自分の行動(プレー)が、自分のチームの同僚や、親会社にまで悪影響を及ぼさないかを意識して自制心を保つ。
 だから、ひとつひとつの行動や動作を実行し示すときは、誰をも攻撃していないか注意深く計算し、それを失敗すると即座に、そして心からの謝罪をし続けなければならない。
 悲しむべきことに、それは、自分の行動の結果を考えることなく思いのままに自分のフラストレーションを発散したバウアーが起こしたことにはなく、最終的にその行動についての謝罪すらない。ただ一つ、試合終了後のインタビューの時に、エラーを犯した誰か個人に特に腹を立てたのではないと釈明しただけだった。
 日本のプロ野球で成功を収めるためには、選手はその競技の才能を持っているだけではなく、その新しい環境を受け入れるだけの大きな能力をも持っていなければならない。なぜならば、それがないと、NPBに長く居続けることは不可能だからだ。
 実際、毎年NPBでプレーするために来日した外国人選手の大半は、2年めのシーズンのために戻ってくることがない。まさに、日本の試合のスタイルと哲学を受け入れる方法が見つけられないためだ。
 メジャーリーグで成功を収めた日本人は、その才能があっただけでなく、特にメジャーではそのケースですべきことを理解し受け入れることができたからである。それに納得できない時でさえも、である。
 例えば、大谷翔平は、日本でプレーしていた時にはやっていなかった、イベントではより感情豊かになることを学習した。他の例を引用すると、ダルビッシュ有は、批判的な人間やファンの攻撃から身を守ることを学び、また有名な鈴木一朗は、英語やスペイン語で下品な言葉を話すことを学んだ。
 したがって、バウアーについていうと、もし自分のキャリアを存続しようとするならば、日本の野球を受け入れることを学習するときが来ている。彼はその態度の悪さでもし日本球界を追い出されたとしたら、世界中のプロ野球界のどこでも仕事を獲得することは難しいだろう。
 彼自身が、これが最後のチャンスであることを意識していると公に言明している。であれば、彼は一生懸命働き、成功を収めるために受け入れることを学ばなければならない。なぜならばもしそれができなければ、おそらく彼に他の選択肢はなく引退することになるだろう。
 だから、今彼に必要なのは、客商売の主人がする様に、衝動をコントロールすることを学習して、グラウンド上では紳士的に振る舞うことと、さらにもっと大切なのは、間違いを犯すたびに誠実に謝ることである。
 ある人は有名人であるため、主役としての責務を果たすということは、その人を受け入れなければならないその他の人について考えることであり、もしその人がとても才能があり期待される結果を生み出すことができる人であっても、その人が他の人に対してすぐに役目を果たせるものではない。
 しかしながら、その結果が今までその他の人がしょっちゅう我慢することによりその人とともに得られるものであったなら、それは消えてなくなり、既にもう一度チャンスを与えることについて納得させられるものではない。
 バウアーが登板した試合について、一部の日本の解説者がちょうどこの問題を取り上げていた。「多くの外国人選手は感情を保つことを忘れてしまう。今彼は気持ちを入れ替える能力があるなら仕事に集中しなければならない。なぜならば、今まで好投していたのだから」と言った。
 バウアーに気持ちを入れ替える能力があるか?すでに我々が説明したように、日本で成功し彼のキャリアを存続させる唯一の希望は、自分の感情をコントロールする学習をし、主催者をリスペクトしなければ決して可能にならないだろう。
 日本の球団の最も価値を置く面は、内部の協調であり、それに反するどんな要素も常に排除される。日本の格言にあるように、「出る杭は打たれる」。今のバウアーのミッションは、その杭になることを避けることである。
(翻訳終わり)

これは7月3日の記事。書いた人も、この後バウアーが圧倒的な支持を得てオールスターの「プラスワン」で選出され、大人気でプレーするとは思わなかったかもしれないし、中4~5日で馬車馬のように先発して働き続けてかなりの結果を出していることもそこまで想定していなかったかも。

しかし、日本の野球ファンがバウアーのやったこと(やってること)をほぼ全面的に肯定しているのが私にはちょっと考えられないし、この記者氏はある意味日本人より日本的な考え方をしてくれているのでは、と思う。

以前に、大谷翔平が日ハムで二刀流をやってまだ年数が浅い頃、投手として先発するための調整のために、中軸打者でありながら登板前2日(だったか)試合に出ない。当然、打線は弱くなり相手は助かる。こうやって、大谷に二刀流をやらせるために、チームのことより大谷の事情が優先するようになると、チームメイトは面白くない。優勝目指して進む時に一枚岩になれない。大谷のような野球一筋の聖人君子でさえもそう思われるように見えることを書いた。ちなみに、今のような毎日投手かDHでフル出場の「リアル二刀流」で群を抜いた成績を残しているのであれば、誰にも文句のつけようがないので、二刀流をやるのであれば身体はキツいが今のようにやらなければチームとしてもチームのファンとしても本当にプラスにはならない、とも思った。

大谷のような聖人君子でもチームの不協和音を産んでしまうかもしれない。ましてや、バウアーは●女女女○で訴えられてメジャーにいられなくなった人である。人として比べようもない。振る舞いを見ても「見りゃわかる」。

そのバウアーが、味方の拙い守備に対して腹を立てあの有様。やった人が「自分の責任」と思ったとしても、あの態度を取られ、そして世論はみんなバウアーの味方。「バウアーが投げる時バックが萎縮して守っている」説も出たが、まるで「下手な方が悪い」扱いの世論。それでも長年プロでプレーしてきた選手が多く関わっている。下手なりに(← )、面白いわけがない。あれから約1ヶ月、交流戦を制し、直後の首位攻防戦で連勝して一気に首位に立ったDeNAだったが、件の試合の近辺を境に失速、特に売り物の強力打線が影を潜め、この件に関係があるかどうかはわからないがリリーフ陣の調子もイマイチ。おっさんから再び離され、カープにサクッと抜かれ、同じく坂本ちゃんが離脱してから死んでいた巨人にも迫られている。

チームを鼓舞?全くしていないだろう。主力打者たちがあれ以来すっかり白けて機能していない。そして、ネットを見ると自軍のファンが完全にバウアーを支持して自分達の味方にはなってくれない。だから奮起しろ?何でそこで奮起?何に奮起?どうせこの自称ファンたちは応援なんかしてくれないわけだから、我々は淡々と野球させてもらうから。・・・・って感じかな?本当にこうだとして、だとするとものすごく気持ちはわかる。そして、チームの外人勢はどう思ってるんだろう?サイ・ヤング賞ってそんなに偉いの?サイ・ヤング賞投手ならどんな振る舞いしてもいいの?最初に同意があれば首絞めて失神させてから何や 以下自粛

これは、首脳陣がきちんと自分のやるべきことをやるようになるか(現状野放しと見る)、何かの都合で本人がチームを離れることになるか、そうなると元に戻る可能性もあるかと思うが・・・どうだろう?

しかし、ベネズエラ人から見た日本人選手、めちゃくちゃ立派!これこそSamurai!!

まあ、こういう日本人、減ってるんだと思うけどね(^^:)。

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Last updated  2023.07.25 17:52:23
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バーニングハンマー9126 @ Re[1]:Oro caradura(11/28) かつどンさんへ ね、いくらかかったんだ…

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