97年7月



スッチーことYちゃん。ガイジン大好きで某エアラインのスッチーに難なくなり、香港ベースで国際結婚に向けて日々奮闘中(その当時)。私たちの挨拶は「その後どうよ?」で通じるのだ!イギリス人の彼のことであーでもないこーでもない、って言ってた。彼女の小さな部屋に2泊させてもらい、その後4泊はチャイナガールSの待つシンセンを訪れた。(中国に書きます)

飲茶してショッピングしてワタシの勤めてた証券会社にニホンジンの友達がいるから、ってそこにも連れてってくれた。あんなごちゃごちゃした香港でYちゃんはとってもマイペースだった。スッチーの同僚(いろんなアジア系の人々)がリッチなハズバンドをゲットするまで「ネバラギブラップ(=Never give up)」を合い言葉にがんばってる、という話には妙に鬼気迫るものを感じた。彼女たちの肩にずっしりとのしかかる故郷の家族たち。一攫千金、玉の輿、表現はどうあれ、お金持ちと結婚してこの生活からはいあがってやるんだ、という小説やドラマの中のような人々が現実にいるんだ・・・。よ~し、ワタシだってネバラギブラップ!と意気込んだのはいいが・・・

そんなショートステイでも「何か出会いがあるはず!」と鼻息の荒かったワタシ。しかしながら何もあるはずがなく、証券会社で働いてるEちゃんという日本女子と意気投合したのが唯一の収穫???

帰国日前日、ぱ~っといこうぜぃと、Yちゃん、Eちゃん、ワタシで夜の街に繰り出した。イケてるバーを次から次へはしご。お気に入りだったロングアイランドアイスティーをはじめから終わりまで飲み通した。Yちゃんは前述のとおりマイペースなゆえに、もりあがってきたところで「ワタシ帰る」といってさっさと帰ってしまった。Eちゃんは「ああいうところがさ~!」とYちゃんへの愚痴をとうとうとワタシに語り始めた!恐るべし女子体質!!ワタシは聞き上手なので「そうなの~」「え~信じられな~い」というような相づちを適当にうちながら飲みまくっていた。と、突然訪れた胃からわき上がってくる恐ろしい不快感。バスルームでvomitしまくり。ふと横を見ると同じことしてるEちゃん。飲んで吐いて一気に2人の距離が縮まった。(って恋人じゃないんだけどね・・・)ワタシはタクシーでどうにかホテルに着いた。でもどうにも我慢できなくってエレベーターの中、部屋までの通路でvomitしちゃったんだ。ゴメンナサイ、ホテルの人たち。

翌朝。ふと目を覚ますと9:35am。
「ん?!」
ちょっと待ってよ、ワタシのフライトって9:20amじゃ~なかったっけ?!頭ガンガン胸ムカムカ心臓ドキドキ・・・やっぱり~ぃぃぃぃぃぃ!
ワタシったらモーニングコールにも気づかないでフライトに乗り遅れたんだ!!!!!
どうにかエアラインに明日のチケットに振り替えてもらい、ホテルも一泊延泊し、あとはせっかくの香港を寝たきりOLしてしまった。

二ヶ月後またワタシは香港にいくのである。




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