お花と戯れる日々～LOVE FLOWER～

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シンノスケ

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Nov 29, 2012

本当にご無沙汰しておりました。

早、一ヶ月以上も更新していませんでした^^;

実は、いま日本に帰ってきております。

明日が、父の一周忌なのですが、昨日、親戚や家族で、

一周忌の法要をすませました。

実は、今回の日本帰国の前、大変な事が起こっていました^^;

今回は、11月20日に帰国をする予定だったのですが、

その一週間前の12日の夜、姪とスカイプをしている最中、私は急なめまいに

襲われました(>_<)

その後、熱を測ってみたところ37度少し。

私が熱を出すなんて珍しいと思ったら、あれよあれよという間に熱があがり、

38.8度・・・・・・・。

実は熱が出る前、頭が痛かったので、解熱効果のある痛み止めを飲んでいました。

それを飲んですらの38.8度・・・・・飲まなかったら何度になっていたか・・・・。

その挙げ句、立ち上がる事すら出来なくなってしまいました。

これはもしや・・・・ウワサのテング熱（dengue fever)なのではないかと思い・・・・

シンノスケに、

「かなこさん呼んできて・・・・・」

その後、かなこさんが、かなこさんの住んでいるコンドミニアムの大家さんで、

お医者さんでもある、大家さんを呼んできてくれて診察などもしてもらいましたが、

血液検査をしないと、テング熱かどうかわからないということで、

その日はそのまま寝ましたが、頭が痛くて寝付けませんでした。

で、次の日、ようやく昼頃眠っていたら、ミクミクの私を呼ぶ声に起こされ、

食欲もないのにミクミクにムリにご飯を食べさせられ、水を飲まされ(^^;)

その後、ミクミクが近所の病院へ連れて行って来れました。

まあ、その後がフィリピンらしいというか・・・・

診察もナシで、血液検査。

しかも、先払いじゃないと検査もしてもらえませんでした^^;

さすがフィリピン・・・・・・。

その後、結果が出ましたが、看護婦だけど医者ではないミクミクには、

多分きちんと結果を読み解けず・・・・・

その日の夜、かなこさん宅の大家さんに結果を見てもらったところ・・・・

テング熱決定・・・・・。

テング熱って、多分、日本人にはあまりなじみがない病気なんですが、

フィリピンでは、日本のインフルエンザ並に流行る熱性疾患です。

テングウィルスを持つ蚊によって媒介されます。

ただ、インフルエンザには予防接種も、タミフルという特効薬もありますが、

テング熱には、予防接種も特効薬もなく、ただ対処療法あるのみです。

私の日本人の友人も、テング熱にかかった人がいて、そのひどさを聞いていたので、

もっとも恐れていたのですが、とうとうかかってしまいました・・・・(T_T)

まあ、テング熱は自分は辛いけど、子供にはうつらないからいいや・・・

と、その時は思いましたが・・・・・。

次の日の木曜日、まあ、入院するほどひどくはなかったのですが、

海外で、初の病気にかかったということで、かなこさんや、ミクミク兄のキムの勧めもあり、

セブの中では一位二位を争う、大病院、チョンワに入院することにしました。

その時は、熱もあまり高くなく、食欲がないだけだったのですが、

ただやたらと寒気がし、点滴をされながらひたすら寝ていました。

ありがたいことに、ミクミクがずっと付き添ってくれていました。

で、次の日の金曜日・・・・・・

ついに恐れてた連絡がかなこさんから・・・・・

かなこさんのお宅で預かってもらっていた娘のくぅが、学校で発熱したとのこと。

しかも、熱がかなり高いようで・・・・・。

私と子供達は、一緒に行動することが多いので、

同じ蚊に刺されている可能性は十分あり、

自分が発病したとき、もっとも恐れていたことでした。

とくに、なぜか娘のくぅと私の体調は、連動していることが多く、

私が体調を崩すと、娘のくぅも体調を崩したりします。

ちなみに、息子のシンノスケは、夫と連動しています^^;

娘もの体調も心配で、もしかすると同じテング熱かもしれないと思い、

次の土曜日、ミクミクに病院へ連れてきてもらいました。

検査をしてもらったところ、娘もテング熱の検査に引っかかってしまい・・・・。

広い部屋に移動して、二人で入院ということになりました・・・・・・(￣◇￣;)

ちなみに私は、前日の金曜日まで、とても調子がよく、担当医にも、

もし、明日の検査で結果がよかったら、退院OKとの許可をもらっていたのですが・・・・。

土曜日、急に私の体調は落ちました・・・・・。

事前にテング熱について調べていたところ、やはり、数日高熱が続いた後、

熱が下がるのですが、その後、血液中の血小板が激減し、体調が悪くなる、

というのが、一般的なテング熱のようです。

まあ、私もその一般的なテング熱のマニュアル通りに体調が変化しました。

その次の日曜日は、私も体調がよくなり、くぅの熱もだいぶ下がったのですが、

退院の許可は下りず、そのまま入院・・・・・。

20日の火曜日には、飛行機のチケットもとってあり、

日本に一時帰国の予定でしたが、それはちょっとムリということで、

かなこさん経由で、夫に連絡をとってもらい、

夫から、またお友達に連絡をとってもらい、20日のチケットを一旦キャンセルしてもらいました。

その後は、体調に変化はあまりありませんでしたが、

血液検査の結果が良くないため、退院はさせてもらえず・・・・

ただ、日曜の夜あたりから、手足が妙にかゆくなってきて眠れませんでした。

月曜日、体をみると、赤い湿疹が体中に出来ていました。

これもまた、テング熱のマニュアル通りで・・・・

治りかけに体に出てくる湿疹でした。

かゆくて、これが一番辛かったです。

娘のくぅの方は、熱も下がり、元気なのですが、点滴が嫌でたまらなかったらしく、

かなりぐずって、困りました。

ちなみに、部屋や病院食はこんな感じでした。

部屋は、途中お金がかかりますが、かなりいい部屋に移動したので、

さすがによかったのですが、食事は聞いていたとおりひどかったです^^;

これが食べれるなら、もはや病人じゃない・・・・みたいな^^;

その後、もう「早く退院したい」を大騒ぎし、血液検査の結果はよくなかったのですが、

ようやく、日本に帰る予定だった火曜日（20日）に、くぅと二人で退院しました。

くぅの方は、そんなに体調が落ちず、退院となりました。

で、結構、移住を考えている皆さんが気になっているフィリピンの医療水準について・・・・・

ま、身をもって体験したわけですが・・・・・・

今回は、テング熱ということで、フィリピンの病院にとっては一般的な病気だったわけで、

もちろん日本の病院に比べると症例も格段に多く、得意分野だったこともあると思いますが、

医療水準は多分低くはないと思いますが、日本の医者ではあり得ないことを言ったりします。

あと、看護婦、看護士。

点滴をするのも、採血をするのも、私の細い血管から一発で決めてくれるあたり、

かなり腕はいいのですが・・・・・・

まず、性格の問題というのでしょうか・・・・・

とにかく、ルーズです。

「I'll be back」（すぐにもどるよ）

と、言って戻ってきません。

私の退院が決まってからも、何度言っても、「I'll be back」で、

私の手には、点滴の針が刺さったままでした(>_<)

医療費。これはいろいろウワサ（外国人は高くとられるとか・・・・）がありましたが、

そんなことはなく、かなりクリアな会計で、医者の報酬も決して高くありませんでした。

これは結構驚きました。

全額支払って、日本の3割負担と同じくらいの金額だと思います。

とはいえ、私は今回クレジットカードの海外保険が使えそうなので、

少し心に余裕がありましたが、使えなかったら、相当イタイ出費でした(>_<)

しかし、ほんと今回は精神的にもキツかったです。

最近、セブへの放射能避難の相談をたまに受けるのですが・・・・・

こういう事があると、オススメしていいものかどうか悩みます。

私は、ミクミクが付き添って手伝ってくれ、かなこさんが、子供達を預かってくれ、

いろいろ手配をしてくれ、飛行機のチケットを変更してくれるお友達がいて、

本当に、周りの人に支えてもらって

ようやく乗り切りましたが・・・・・・。

もしこれが、本当に母一人と子供達だけだったら・・・・と思うと、

本当にゾッとします。

海外で暮らすということは、本当にこういうことなんだな・・・・っと身をもって

体感しました。

まあ、いい経験でもありましたが・・・・・・・(/_;)

テング熱、ほんと怖いです。

ただ、私の症状はかなり軽い方みたいなのですが・・・・・。

これで重かったらキツイですね・・・・。

ちなみにくぅは、湿疹も出ず、かなり軽くすみました。

本当にくぅがテング熱だったのか、ミクミクは疑っていましたが・・・・・。

私とくぅが入院中は、シンノスケはかなこさんのお宅で預かってもらっていたのですが、

10月に、私が日本に一時帰国している間は、いい子でいたシンノスケ、

今回は、かなり聞き分けが悪く、かなこさんを困らせていたようで・・・・m(_ _)m

「ママとくぅはいつ帰って来るんですか？」を何回も繰り返していたようです。

まあ、母と妹がいきなり入院してしまい、精神的にも不安だったんでしょうね・・・・。

なんせ、いつ退院できるのか、日本に本当に戻れるのかもわからない状態だったので・・・

かなこさんには、ほんといろいろお世話になりました<(_ _)>

その後、飛行機のチケットを23日に変更してもらい、無事日本に帰ってきました。

ただ、入院中から胃の調子がものすごく悪く、

フィリピン人には、「胃の調子が悪い」というニュアンスが通じず、

（どうも、あまり胃を壊さないらしいんですよね・・・・・）

日本で、行きつけのお医者さんで、急性胃腸炎用の薬をもらい、

一気によくなりました。さすが日本ですね～(>_<)

日本に帰ってくると、本当にホッとします。

寒いのが大嫌いなのですが、今回ばかりは、この寒さのお陰で、

蚊も死滅し、テング熱も流行らないと思うと、寒さすらも愛おしく感じる

今日この頃です^^;

では、また(^_^)/~

しばらく日本を楽しみます♪

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