魔の冷蔵庫。


夏になると思い出す。
あの夏。


私は実習のため、2ヶ月間アパートを空けることになった。
そのため、家中のコンセントを抜くことに。

何を思ったか、冷蔵庫のコンセントまで抜いた。

2ヵ月後、何気なく部屋に戻り
「やっぱり家はいいやぁ~」なんて思って冷蔵庫を開けた。


もうお気づきだろうが、
中にあったもの。


それは・・・

・・・カビ。
そりゃ2ヶ月間も放っておかれりゃ、カビも生える。
臭いし。


それから、あまりの恐ろしさに、
1週間くらい一度も開けることなく
毎日を過ごしたが、真夏の暑さ。
氷が欲しい。
冷蔵庫が欲しい。


後輩にじゃんじゃか電話し、5人くらいかき集め
「さ、開いてくれ」


冷蔵庫を見た後輩たちは固まっていた。

そして、冷蔵庫を掃除してもらった。
なんてかわいそうな後輩。

その冷蔵庫は、なんともまぁ綺麗になり
現在でも私の部屋にある。


冷蔵庫は、初め灰色だった。
灰色じゃつまらないと思い、次に白に塗り替えた。
そしたら普通の冷蔵庫になった。
あーんつまらんと思い、うえからオレンジで線をつけてみた。
・・・変になった。

これじゃあかんわと思い、真っ赤に塗った。
夜見たら真っ赤すぎてこわかったため、また白に塗りなおした。

そして水色に塗りなおした。
結構気に入って、そのまま使ってる。
そんなかわゆい冷蔵庫なのでした。




© Rakuten Group, Inc.

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: