先日、大好きだったワンコが亡くなりました。
私が小学生くらいから
一緒に生きてきた大事な子でした。
もう、老衰だったようです。
そして、重い病気も抱えていました。
「いつ、何があってもおかしくないよ」
そう、先生には言われていました。
それでも、毎日帰れば まぁるい目をキラキラさせて
しっぽもフリフリフリフリ。
そんな顔を見るだけで、しあわせでした。
その子には、お母さんがいました。
子ワンコ(といっても、老犬ですが)の母ワンコ(もっと老犬)は
異変に気づいていたのか、周りをグルグルと回りました。
子ワンコが、突然血を吐いて
バタンと倒れました。
あまりにも急の出来事で
私たちは抱きかかえることしかできませんでした。
名前を呼んでも、もう、すでにぐったりしていました。
母ワンコは、その周りをしばらくグルグルとし、
ぐったりとした子ワンコの匂いを嗅いで・・・
子ワンコの傍で、泣きました。
泣いて、泣いて、泣いて、
そして、そのまま倒れました。
もうすでに、息はしていませんでした。
あまりの出来事に、どうしたらよいのか分からず
何が起こったのかも。分かりませんでした。
母ワンコは、子ワンコが大好きでした。
子ワンコがひとりで先立つのがかわいそうだと思ったのかもしれません。
母ワンコは、すぐに後を追って行ったのかもしれません。
私は、一日中、泣きました。
抱きしめて、泣きました。
大好きだった、私の大事な子。
私の母が、「ずっとそのままでは可哀想だから」と
籐の籠を準備してくれました。
中には真っ白のバスタオルが敷かれていました。
中に子ワンコと母ワンコの2匹をそっと入れると
(私の家にはネコが2匹居るのですが)
そのネコたちは、まったく傍を離れようとしませんでした。
その姿を見て、どうしようもなくて悲しくて
ニャーニャーと泣く姿が、どうしても悲しくてなりませんでした。
子ワンコも、母ワンコも
一緒に居てくれて、私をいつも慰めてくれて
ありがとう。ありがとう。
大好きだったよ。
本当にありがとう。
天国でも、ふたり仲良く生きて行ってね。
いつか、また必ず会おうね。
ありがとう。ありがとう。