2006年05月08日
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小さい頃、おひたしというと、大きなすり鉢でごまをいっぱい擂るのを手伝う
ことから始まりました。すりこぎで擂るうちにごまが周囲に行ってしまうので、
中心に寄せ、また擂って……。パサパサのすりごまができたら、砂糖と醤油を
入れてよくごまと混ぜ合わせ、そこへ湯がいて刻んだほうれんそうを入れる。
「もう擂ったらあかんで」とよく言われました。すりこぎに付いたすりごまを
ほうれんそうでぬすくって、あとは菜箸であえてできあがり。盛り分けたあと
のすり鉢には、ごはん少しを入れて混ぜれば、ごまあえごはんのできあがり!

ほうれんそうは株の根元を落とし、1本1本をばらばらにしたあと、大きく葉
と軸に分け、多めのお湯でまず葉を茹でます。しんなりするぐらいで水に取り、
ざるに揚げます。続いて軸を茹で、水に取ってざるに揚げて、いずれも水気を
絞ります。鍋とボウルには土がたくさん落ちていて、ほうれんそうには残って
いないはずです。これらを刻んで、濃いめの味付けのすりごまであえます。水
くささを取るために醤油を少量たらして絞る「醤油洗い」は、必要ありません。

もう一つ。「浸せば『お浸し』」という考えで、茹がいたほうれんそうを食べ
やすい長さに切り、だしのよく利いたそうめんつゆに浸して、1時間ほど冷蔵
庫でなじませましょう。食べるときにめいめいの鉢に盛り、つゆを適量かけて
出します。ごまを1つまみ、指でひねりつぶしながら上からかけると、さらに
風味が引き立ちます。こちらのあっさりした「お浸し」も、最近よく作ります。





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最終更新日  2006年05月08日 09時42分01秒
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