2011年01月09日
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おおぶく茶というのは、「おおぶくの梅」を入れたお茶のことで、正月の3が
日に飲みます。小梅と白昆布を湯飲みに入れて煎茶を注げばできあがり。作る
のはとても簡単です。わが家では、小梅の梅干しのなかでもカリカリのものを
よく使いますが、無いときは軟らかい小梅にしたりもします。白昆布は1人前
で1cm×5cmぐらいのものがあればいいので、お飾り(鏡餅)用の昆布の
端をはさみで切って、おおぶく茶用にしておきます。下の「 鏡餅 」の写真で、
餅の上の昆布の長さがやけに短いのは、そういう理由によるものです(^o^;)。

煎茶は、熱いのを注ぎます。上等な煎茶ほど、ぬるい温度で抽出するのが良い
とされますが、昆布や梅の風味を引き出すために、この場合は熱くしたものを
使います。ただし、湯の温度が熱いと、お茶が苦くなりすぎたり、また焦って
注いだりすると、今度は薄すぎたりしますが、適度な濃さのお茶でないと、な
かなか良い頃合いに仕上がりません。気をつけるべき点はこれぐらいでしょう。

おおぶくは本来は皇服と書いたそうですが、皇の字を使うのはおそれ多いとの
ことから、現在では大福(大福茶)の字を当てることが多いようです。3が日
はいずれも、食卓に煮〆と雑煮とともに、このおおぶく茶を用意して、みなが
着席し、「お祝い!」と言ってこのお茶を飲むことから食事を始めます。ハレ
の日の食事の始まりです。祝い箸も揃っています。このお茶は梅昆布茶風味の
煎茶といった感じで、味もまずまず。梅干しと昆布は適宜いただきましょう。





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最終更新日  2011年01月09日 16時17分54秒
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