2011年07月03日
カテゴリ： ちょっと工夫でこの美味さ
含め煮というよそ行きの言葉よりも、「たいたん」のほうがしっくり来る感じ
です。元々は「油で揚げたもの」という意味のフィリョス（ポルトガル語）に
飛竜頭（ひりょうず）という字が当てられたもので、ヒローズとかヒロ・ウス
とか、各地でいろいろ呼ばれています。大阪では普通「ヒロ・ウス」と発音し
ています。崩した豆腐に刻んだ野菜やぎんなん、枝豆、ひじきなどを混ぜ、丸
くまとめて揚げたものが一般的で、関東などではがんもどきと呼んでいます。
夏場、「たいたん」をよく冷やして一品にすると、食も進むでしょう。適当な
鍋にひろうす数個を入れ、かぶる程度にだしを注いで、酒、しょうゆで薄めに
味付けしてから煮ます。みりんや砂糖を入れてもいいですが、控えめに。しば
らく煮えたら火を切って、そのまま冷ませばできあがり、という、いとも簡単
な煮物です。温かいままでも美味しいし、 関東煮き よろしく、竹輪やこんにゃ
くと煮き合わせてもＯＫですが、夏はぜひ、冷やして召し上がってください。
よく味のしみたひろうすは、噛むとジュワッとうま味が口に広がります。別に
冷やしなす を作っておいて、一緒に盛り合わせると、ボリューム感も出て豪華
です。なお、ひろうすを自作することもできますが、その場合は揚げたてを塩
を振るぐらいで食べたほうが絶対に美味しいでしょう。今回の「たいたん」に
は市販品をお使いください。わたしはよく、賞味期限が近づいて安くなったも
のを買いますが、こういう品物を上手に使うのも、料理のコツだと思います。
です。元々は「油で揚げたもの」という意味のフィリョス（ポルトガル語）に
飛竜頭（ひりょうず）という字が当てられたもので、ヒローズとかヒロ・ウス
とか、各地でいろいろ呼ばれています。大阪では普通「ヒロ・ウス」と発音し
ています。崩した豆腐に刻んだ野菜やぎんなん、枝豆、ひじきなどを混ぜ、丸
くまとめて揚げたものが一般的で、関東などではがんもどきと呼んでいます。
夏場、「たいたん」をよく冷やして一品にすると、食も進むでしょう。適当な
鍋にひろうす数個を入れ、かぶる程度にだしを注いで、酒、しょうゆで薄めに
味付けしてから煮ます。みりんや砂糖を入れてもいいですが、控えめに。しば
らく煮えたら火を切って、そのまま冷ませばできあがり、という、いとも簡単
な煮物です。温かいままでも美味しいし、 関東煮き よろしく、竹輪やこんにゃ
くと煮き合わせてもＯＫですが、夏はぜひ、冷やして召し上がってください。
よく味のしみたひろうすは、噛むとジュワッとうま味が口に広がります。別に
冷やしなす を作っておいて、一緒に盛り合わせると、ボリューム感も出て豪華
です。なお、ひろうすを自作することもできますが、その場合は揚げたてを塩
を振るぐらいで食べたほうが絶対に美味しいでしょう。今回の「たいたん」に
は市販品をお使いください。わたしはよく、賞味期限が近づいて安くなったも
のを買いますが、こういう品物を上手に使うのも、料理のコツだと思います。
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