2021年01月05日
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わたしが子供の頃のお正月は、玄関と2階の床の間に飾る3升の 鏡餅 、そのほ
かに神棚の4柱分と三宝さん用の3つ重ねの餅、さらに餅箱いっぱいの丸い小
餅を、それぞれ近所の餅屋(和菓子屋)に注文していました。合計1斗ほども
あったかと思います。これを多いときで7人の家族が食べ、2月中旬ごろによ
うやくなくなる、というのが通例でした。今のように冷凍して保存することの
なかった当時は、1月下旬ごろからは青かびとの戦いでもありました(^_^;)。

今のわが家は4人家族ですが、300gのパックの鏡餅と小餅が1kgあれば、お
正月の行事はまかなえます。小餅も個包装になっていて、かびが来ません。鏡
餅はかなりダウンサイズしましたが、基本は変えていません。三方の上に裏白
を敷き、その上に餅を重ねます。餅の上には白昆布を左右に垂らし、串柿と葉
付きみかんを飾ります。串柿は、本来は干し柿を10個連ねたものですが、鏡餅
が小さいので2個にしています。葉付きみかんは、本来飾る橙の代わりです。

鏡餅は11日に鏡開きをする所が多いでしょうが、わが家では4日の朝に下ろし
て切り分けてしまいます。飾っているのが3が日だけとはいえ、昔の3升の鏡
餅は相当硬くなっており、餅箱のふたを台にして両方に柄のある包丁で大人が
体重をかけて切らないと、歯が立たない代物でした。祖父と父がシャツ1枚で
汗まみれになって、家じゅうの餅を切り分けていたのを覚えています。小さな
鏡餅に飾った葉付きみかんと硬くなった串柿は、子供のおやつになりました。
(*11年と18年のブログで「1升の鏡餅」と書きましたが、いずれも「3升の鏡餅」に訂正します)






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最終更新日  2021年01月05日 10時09分06秒
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